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練習走行の時間帯にやっておくべき事 [2009年夏耐久]

昨日、たまたま会社の帰り道に家電量販店の前を通りかかったんですけどね。
なんだか人だかりがしているので、何かな〜って思って吸い寄せられちゃったんですよ。ふらふら〜と。
そしたらですねえ・・・何にでも工夫の余地があるもんだ。って思い知らされました。

何をやっていたと思います?

デジタル一眼レフカメラがズラッと並んでいたんです。
「はあ?だからなに?」

いやいや、そのデジイチがですねえ・・・真っ赤とか、どピンクとか真っ青とか・・・・90年代のベネトンカラー?
って感じのボディがズラッと・・・

話を聞いてみたらですね。
「ボディとグリップの色が選べて、100種類の組み合わせ」
なんだそうです。

私も電気屋ですからね。話を聞いて・・・
「うわあ・・・生産部門の材料手配が大変だ。」って思いました。瞬時に。

ただねえ・・・この考え方は有りだと思いましたよ。デジタル一眼レフカメラ。
このBlogでも写真を使っていますけど、今年のダートトライアルの撮影は・・・・
シーズンの始まりの頃の写真を見ると笑っちゃうの。ぜ〜んぶピンぼけ。
全く目が追いつかなかったんですよ。山の中を落ちてくる鉄の固まりに。
夏ぐらいから、やっと少しまともな写真が撮影できるようになってきたんですけどね。
それまでは、「う〜ん・・・ちゃんとしたカメラが欲しいなあ。買っちゃおうか?イヤイヤその前にヘルメットを買い直さないと。なんてったって20年ものだ。公式競技に参加できないよ。」
ってグルグル迷っていたんです。

ちょっとねえ・・・踏ん切りがつかなかったのは・・・なんか高性能一眼レフの真っ黒いボディって・・・
人を遠ざけますよね。ダートトライアルの現場でも、立派なカメラを持っている人がいらっしゃいましたけど。
ちょっとなあ・・・あれは・・・少なくとも、女の人が持つデザインじゃないですよ。でかいし。

そんな風に迷っていたので、この展示には「おおっ!」って思わされました。
赤いボディの一眼レフカメラとかね。これなら今まで「一眼レフ持ってみたいけど、ちょっと・・・」って思っていた女性も引き寄せるかも。

よくまあこんな「今まで、みんなの頭の隅にはあったんだけど、前例がない」ことにチャレンジしてくれたなあ。
って思いました。この展示スペースを見て。
みんな、手に取ってみていましたもんね。特に女性の方が。
あ、「それじゃ買ったのか?」って?
う〜ん・・・・もうちょっと考えます。たぶん一眼レフカメラより4輪用ヘルメットの方が大事。

さて、寄り道はこれぐらいにして、本題に入りましょう。
久々の「日光サーキット250circultE☆1 2009」のお話です。
今日は、「練習走行時間帯にやっておくべき事」のお話。

耐久レース当日の朝は、7時にゲート前集合です。
で、「スケジュール」の記事にも流れを一通り書きましたけど、この耐久イベントのいいところは、
「当日、練習走行ができる。40分だけど。」というところです。

これはものすごく良いことだと思うんです。
だって、場合によっては「今日、初めてサーキットを走る。」っていう人がいるかもしれない。
そういう緩い競技会ですしね。事実、「たぶん・・・今日、初めて走るのかな?サーキット。」って感じの
女性ドライバーさん♥がチラチラ見受けられました。
いくら耐久レースとはいえ、本番中にいきなりドライバーチェンジでサーキットに放り込まれるよりはね。
当日の路面状況の感触を掴むことも含めて、練習走行をさせてもらえるのは、大変ありがたいです。

で、うちのチームはなにをしたかというと・・・
5人集まったドライバーのうち、このコースを走ったことがあるのは二人。
まあ、みんなモータースポーツの経験値は高いですからね。
「無理に練習させることもないか。30分も走ってれば、感触も掴むだろう。いくら初コースと言っても。」

・・・・やっぱり練習させました。全員。
40分を5人で割ると・・・たったの8分/一人。
「そんな時間でなにができるの?」って言われちゃうかもしれないけど・・・・
目的は三つありました。
まず大事なのが、1)とりあえずは、コースがどんな感じか全員に走ってもらう。
一周50秒もかからないですからね。8分あれば、そこそこ廻れるでしょ?いくら練習とはいえ、真剣にやれば。

2)ドライバーチェンジの練習
これが一番の目的です。昨年のエビススーパー耐久でだいたいはわかっているつもりだったけど・・・
時間がどれぐらいかかるのか、知っておきたかった。
みんなには知らせていなかったけど、EP82がピットに停止後、再スタートを開始するまでの時間をストップウオッチで計測していました。

3)ローリングスタートの練習
これは公式にアナウンスがあった練習です。
40分の練習走行中に「ランダムにペースカーが入って」ローリングラップと再スタートの練習を行うことが告げられました。

結果的には、全員を走らせておいて正解でした。
この「ローリングスタート」が、実際の競技では二回行われることになったんです。
一回目は、当然のことながら、「通常の競技スタート」
二回目は、「クラッシュ(スピンアウト)車両によるペースカーラン」が発生したためです。
「やり方を知っている」ということと「実際に体験している」ことは、実際にその局面に立たされたときにすごく差が出ると思いますからね。

で、これら3つの目的をこなしながら、もう一つ重要なことをこの時間帯に決定→実行しなければいけないんです。
ほんとに大事ですよ。日光サーキットの耐久レースにおいて、この練習走行の時間帯は。
というのも、「給油について重大な意志決定」が求められるんです。この時間帯に。

「練習走行終了前までにガソリン携帯缶を指定場所に持ってくること。その後、動かすことは許されない」
という話が、朝のドライバーズブリーフィングで確認されていたためです。

このドライバーズブリーフィングでは、複数のドライバーから「何度も同じ内容の確認」がされていまいました。
この日光サーキットの耐久レースにおいて一番重要なのは、「燃料戦略」なんです。
(戦術ではなく戦略)

一回の給油時に
・10Litterまでの給油なら3分間の停車
・20Litterまでの給油なら5分間の停車
を義務づけられます。

「別にいつ補給に入ってきても良いけど、ジャブジャブ好きな量を入れることは許さない」
というルール。

しかも、事前の競技規則では「20Litterまでは6分間の停車」と書かれていたので、複数のドライバーが何度も
確認を求めました。
「本当に停車時間は、5分間なのか?」

この確認を求めるドライバーたちの様子を見ていた私は・・・
「ちょっとまずいことになったなあ・・・これであのEG6を止めることはできないだろう」って思っていました。
隣の1番ピットの彼らがね・・・・もう、朝の集合の段階からえらく手慣れているんですよ。競技進行に。
このドライバーズブリーフィングの時点で、少々諦めは入ってしまいました。
たぶん僕らのEP82では彼らを止めることができない。

それでも頭に描いていた戦略は実行するんですけどね。「万が一って事があるかもしれない」って思いながら。

私が練習走行中に指定場所に持ち込んだガソリンは・・・10Litter。
「どうやって10Litterってわかったんだ?」って?
まあ、それはこのBlogでおいおい伝えていきましょう。
ドライバーとして走らない私は、忙しかったんですよ。この日。

ただ、この時点で反省点が発生。
みんなは練習走行の方に気をとられていましたからね。
大きな声でなんリッターのガソリンを持っていくのか、みんなに知らせなかった私の行動が・・・
(というより、周りのチームに知られたくなかった。)
本番前にトラブルを引き起こすんです。

このあたりのことは、「日光サーキット250circultE☆1 2009」編の最終回の記事にでも書きましょう。

んじゃ、ダートトライアルの手伝いの準備を始めないと。
明日は、丸和オートランド那須なんですよ。ガレージオーナーには、踏み切ってもらわないとね。
シーズンは終了してるんだから。

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