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ドライバーは何人集める? [日光耐久レースのまとめ]

 

今週も再び中国関係でお店に集合。
今度は私より二つ歳上の方が、深圳(中国)の拠点に異動が決定。まあ、親会社の方なんですけどね。
しばらくの間は、ご家族を日本に置いて、単身赴任だって。最近思うんですよ。ガレージーオーナの日本国内での単身赴任は「まだまだそんなに大変じゃないこと。」なのかなって。

昨年ぐらいから、ひしひしと感じるのは・・・「日本でもの作りをしなきゃいけない理由ってなんだ?」

ほんとに・・・怖いぐらい「日本でないと作ることができない。」なんて品物が無くなってきていると感じています。
ひょっとしたら、食品とか農作物以外は全部海外で作られてしまう時代が来てしまうような気がする。
今はまだいいんですよ。「海外拠点で生産するための工作設備を日本から輸出する。」という段階なので。
本当の赤信号は、「生産設備自体が海外で作られるようになってしまって、日本から輸出の必要性が無くなる。」時が来てしまったら・・・

いやいや、そんな暗いことを想像するのはやめよう。さっ。仲間が遠い海外に行くんだから、集合集合。
今生の別れになっちゃうかもしれないからね。
上は50代前半から、下は30代半ばまで総勢7人が集合。
このメンバーは・・・実のところ、会社もバラバラ、かといって仕入れ先でもなく・・・お客様でもなく・・・なんで集まるようになったんだっけ?

まあ・・・仕事が縁で集まるようになったのは確かだ。
私が、先日の中国から来日されたお客様のお話などをして盛り上がって・・・さあ解散しようか。

「しかしさあ・・・まさか君がここまでおやぢ化してしまうとは・・・このメンバーで一番“おっさん”が入ってるぞ。まずいぞ。」
「あ、僕も見てて思いました。歳をとるってやだなあ・・・こんな風になりたくないって・・・」

なんですか君たちは!このメンバーで真ん中の私に向かって!まったくも〜。
はい。じゃ、みんなこれ持って、お店の出口に並んで。

「・・・・なぜ日の丸?しかも手作り感一杯。」
「あ、僕が作りました。はい。じゃ、これを今日の主役に。」
「なに?この額縁。なんか汚い文字でなんか書いてある。」
「失礼な!私の芸術的な手書きで、贈る言葉を書きましたよ。」
「・・・・”欲しがりません。勝つまでは”っていったい・・・」
赤紙(異動辞令)で、世界一の激戦地に向かわれるんですから、”自分のために”がんばってください。さっ!みんなでいっせいに「バンザ〜イ!バンザ〜イ!

「ねえ!やっぱり年ごまかしてるでしょう!思いっきり。ねえっ!なんで今時、海外赴任で万歳三唱?」

さて、今回は、そんな「仲間」のお話。
この、もうすぐ20万PVの脱線気味なBlogを読んで「耐久レース出てみようかなあ・・・」と思っているあなた!
レース戦略や車に手をかける前にまず最初にやることがあります!
「少なくとも自分自身の他に一人、仲間を見つけよう。」

だって、耐久レースは・・・強制的にドライバー交代をしなきゃいけない。ある時間枠で。(日光耐久の場合は、最大連続走行40分)
ドライバーは、自分自身を含めて、最低3人集めた方がいいと思います。
っていうか、ホントに1チーム3人構成だと正直つらいです。当日、すごく忙しくて。
私達も2010年第二戦は、ドライバー3人構成で臨んだのですが・・・
結局、連れてきた嫁さん衆の手を借りるハメになりました。タイム計測やドライバーへの掲示で。
それに加えて、スタート時にはガレージオーナーが駆けつけてくれて総勢6名編成・・・になっちゃった。結局。

それなので・・・できればドライバーとして、5人集めた方がいいと思います。
それと理想を言うと、「ドライブしない作戦担当が1名」いると本当のベスト。
なんで?って?

いやあ、自分がドライブしちゃうと、「作戦を組み立てるところじゃない」状況になってしまうんです。ただルーティーンの中に組み込まれて、「とにかく走らなきゃいけない」って状態になってしまって。
ものすごく頭の中がグルグル回るハメになります。ドライブしながら全体作戦も考えなきゃいけない状況だと。
だもんで、「お金がないからコースは走れないけど、ついていってもいいよ。」っていう人を見つけられたらラッキーです。
その人に一緒に朝のドライバーズブリーフィングに出席してもらって、全体の流れと注意事項を覚えてもらえば、だ〜いぶ楽になります。だ〜いぶ。いや、ほんとに。

で、なんとかまず、「ドライバーとしての5人」を集められたとします。
だいぶ前にも記事にしましたが、ここで課題になるのは、「ドライバー順・・・どうしよう・・・」

私達の経験を申し上げましょう。
2つ法則があります。

1)1stドライバーは、できる限り「スプリントレース出走経験者」にすること。もし、そのような経験の持ち主がいない場合は、「その車両のオーナー」にすること。
2)1stドライバー以外は、「体が大きい人から、小さい人順に」なるように組み立てた方がいいです。

なんでかって?
それは、「ドライバー交代時のシートベルト調整代を最小化するため」です。
まあ・・・私達は、他の上位チームほど、ドライバー交代が手慣れていなくて・・・そんなに突き詰めていなかったんですけどね。
さすがにちょっとは工夫した方がいいと思って・・・2010年第二戦の時は、「シート位置調整を全くしないで3人が交代できないか?」チャレンジしてみました。

他の二人に比べると、私の体が大きかったので、まあ自分が我慢すれば何とかなるんじゃないかと・・・
やってみた結果はどうだったかというと・・・

おかげさまで、ドライバー交代作業後、決勝三位走行中のEP82の背後につけることができました。
この車両は・・・毎回「我々の1stドライバーがドライブ中に1ラップされてしまう。」表彰台常連チーム。
1月の第1戦の時もその光景が繰り返されて・・・正直、「この人達に追いつける時が来るのかな?俺たち。」って思っていました。
今日は違う。どんどん近づく。抜いちゃう?いやいや待て待て。
「ガソリンとタイヤが大事だ。今日はまだその準備ができていない。」

って思っていたんだけど・・・どんどん近づく。行っちゃう?あ、イっちゃうイっちゃう!じゃなくって、つっちゃうつっちゃう!ほんとに!

なにが起きたかというと・・・
足がつりそうになっちゃった。そんなにがんばってたつもり無いんだけど・・・
ちょうど、周回遅れを一台挟んでいた状況で、少しスペースが空いた・・・と思ったら、あっという間に逃げられた。あのEP82。あ〜あ。

マイリマシタ。少々ポジションがきついと、どうも体にすごく負担がかかるみたいです。
その後は、「ホントにつっちゃったら、ピットに入らなきゃいけない。それはものすごいタイムロスだ。」って思いながら、「つりそうになったら足を伸ばしてペースダウン」走法。
みんなには、ラップタイムをしっかりチェックされてしまって、「なんか急に遅くなったのはどうして?」って・・・ごめんなさい。

その後、もう一度走行しなければいけなくなるのですが、(3人編成だから当然だ。)その頃にはも〜・・・
「疲れた。これまでの大会も2回走った人達は、こんな思いをしていたのか・・・」って思いながら、乗り込んでいました。
この時、我々は3位を走行中だったのですが、私の背後につけてきたのが、さっきのEP82。ありゃあ・・・
ホームストレートでさっさと抜かれました。
ピットレーンのみんなのガッカリ感と、抜いた側のメンバーがガッツポーズしているコントラストがもう・・・いやあ、ほんとスマンです。

そんな状況なので、やっぱりドライバーはできるだけたくさん集めておいた方がいいです。特に第3戦は、真夏ですしね。

あ、今日の冒頭の動画が、なんでこれなんだ?って?
「他の人達から見ればどうでも良いことでも、仲間を集めて一生懸命やれば、強烈な思い出と印象を与えられる。」って事ですよ。んじゃ!

え〜・・・「日光耐久まとめ」は、当初3回の予定でしたが、もう一回やります。最後は恒例の「お金」のお話です。
デジカメオンライン
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