いよいよエンジンを搭載 [N1仕様エンジンの製作]
なんとかだいぶ「エンジン」の外観になってきた4E-FEエンジン。
もう、「大きな峠は、ミッション合体と車体への組み込み」だけだと思っていたんです。
変な遠回りをやっちゃんたんですよ。ここで。
”プラグチューブガスケット”なるものを交換し始めちゃったんです。私。
だって、バイブルを見ると「再利用不可部品」に指定されてる。
たいしたことないと思ったんです。
マイナスドライバーを使って、今、装着されているプラグチューブガスケットを外し・・・あれ?外れない。
ぬおおおお〜苦悩!
なんだよ!これっ!
猛烈に難しい。マイナスドライバーの頭を金槌で叩くんだけど、プラグチューブガスケットに使われているゴムが破けていくばかりで、”バネ構造”になってる金属部そのものは、ぴくりとも動かない。
ウンウンうなっている私をAE86レースの彼が視察しに来て一言。
「なんでそんなの交換してるの?普通、そんなところいじらないよ。」
・・・・・ひょっとして?
試しに今回の分解整備のベースになった、おばちゃんスターレットの方のプラグチューブガスケットを叩くと・・
ああ、まあまあ簡単に外れた。古い方が、ゴムが堅くなっていて、簡単に外せるんだ。
こっちのおばちゃんスターレットのヘッドカバーを・・・・いやいや・・・あまりに汚すぎる。やだよ。こんな変なサビが出てるパーツ使うの。
壊れたレースエンジンの方って、ホントに手がかかっていたんだなあ・・・
ちゃんとこんな細かい部品まで交換してくれていて、まだ交換時期じゃないのに私が手を出してしまったから、「周辺ゴム製品がまだ全然柔らかくて」取り外すのに難儀してるんだ。
余計な事に手を出しちゃった。やっと1つ外し・・・あ〜・・・ヘッドカバーそのものに傷が付きまくりだ。
とにかく4つ全部取り外す。ものすごく大変。
で、なんとか新品のプラグチューブガスケットを入れ始めるんだけど・・・今度はもっと大変!
一番大きなソケットレンチのコマを使って、上から叩いたんだけど・・・
ゴムのところが破けちゃうよ〜うわ〜ん!
何のために交換したのか全然わからない。
も〜疲れた。1個交換したところで挫折。
気を取り直して、プレソルベントを使って、ヘッドカバーを脱脂。
既にエンジンブロックに耐熱スプレーをかけた時に気になっていたんだけど、「パーツクリーナー」の類では、”塗装前の脱脂”というのは、できないみたいだ。
今度はどうだ?ちゃんと塗装が定着してくれるかな?
耐熱スプレーをヘッドカバーに塗布して・・・ふい〜・・・
だいぶ・・・うまくいかない状況をリセットできたよ。
「まいったなあ。なにかうまくハンマーの衝撃がフラットにプラグチューブガスケットに伝わる工具を捜さないと・・・大きなワッシャーとかでも代用できるかなあ・・・何かうまく滑らせるグリースみたいなモノがあれば、簡単に入るのかな?」
そんな事を考えながら、フォークリフト修理係の彼に相談すると・・・
「ミッション完成しましたから、エンジン搭載する前にやってみますよ。そんなに特殊な工具は必要ないハズなんだけどなあ・・・」
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いよいよ全員集合。すごく大がかりな作業。最後の山場だよ。
AE86レースの彼から、「いよいよエンジン搭載だね。それじゃ、このエンジンクレーンが必要だよ。」
なんだか大きな道具を提供された。
TTC1400の彼もいよいよ「ミッション合体&エンジン搭載」の山場だということで駆けつけてくれたけど・・・
みんなちょっと待って。
まだ、このエンジン、ウオーターポンプとか、ディストリビュータとかを付けなきゃいけないんだよ。え〜と・・・まず、「ネジを捜す旅」からね。
オーナーと二人で、周辺パーツの取り付けをやっている間に課題のプラグチューブガスケット取付をやってもらって・・・って、え?もう終わったの?
「はい。別に難しくなかったですよ。」
・・・・1個入れただけでしょ?残りの2つ入れるの大変なの!
「いえ、もう、残ってた3個全部入れ終わりました。」
・・・・このBlogを読んでいる皆さんはねえ・・きっと、「エンジンの分解整備って大変なんだなあ。」って思っちゃっているんですよ。
いやいや・・・実は、プロの皆さんから観ると「変なところで戸惑ってる話題が満載のBlog。なぜ、そこで悩む」って思われてるんです。きっと。
結局、「ネジを捜す旅」をやっていると日が暮れてしまうという事で見切り発車。
クラッチを「ソケットのコマ&長いボルト」を使って、回転しないように止めて・・・
持ってきてくれた「クラッチのセンターを出す工具」を差し込む。
TRD製メタルクラッチの中古品を捜しまくって持ってきたんだけど・・・
「・・・あ、だめですね。これ。元々、TRD製のクラッチって、センターにがたつきがあるんだけど・・・
まだ今付いてるヤツの方がいいです。去年吹っ飛んだクラッチもTRD製だし、ここは少しでも状態がいいやつにしておきましょう。」
あ、そうなの?探し回った私の苦労はいったい・・・次回はさすがに「現在生産されているクラッチ」を使うようにするよ。
さて、いよいよミッションとエンジンを合体!
合体シーンですよ!激しいんですよ!
「へっへっへ。俺様のシャフトをここにめがけて・・・よ〜し!みんなそのまま押さえてろ!ボルト全部掛けて!」
エンジンクレーンって、重量物(エンジン本体)を宙づりにしてる状態だから、どうしてもミッションを近づけると・・・左右にブラブラしちゃって、このっくのっ!大人4人掛かりで何とか装着完了。
そのまま一気に車体に搭載。
エンジンマウントにまたボルトを通すのが・・・なんだか大変みたい。
え?いや、私、さすがに手を出せなかったです。写真撮影もできなかった。
行為の真っ最中ですからねえ。そんな余裕無いですよ。
お〜・・・うまく搭載完了。
って・・・これからが長そうな気がするよ。ドライブシャフトやラジエター周りの配管をつけたり・・・それよりもヤな予感がするのが、配線。
どうしよう。接続した瞬間にシュオオオオオオ〜!なんてなっちゃったらああああ〜!
(うなされそう。)
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