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復活の日 [N1仕様エンジンの製作]

いやね。なんか変だな〜とは思っていたんですよ。オーバーホールしたエンジンを搭載した後。
ドライブシャフトを付けて、水回りの配管をやって、配線も全部繋がなきゃいけないんですけどね。
実は私が手伝えなかったんです。それらの作業。
どうにも土日に出勤が続いてしまって。

なのにオーナーから連絡。
「エンジンかかったよ。でも、オイルパンからボタボタオイルが漏れてきて、すぐにエンジン止めた。」

????
そんなに早く作業が進むかなあ。奇妙に速いぞ。

って思いながら、保管ガレージに到着したら・・・・なんか・・・その・・・
「よ〜う!」って言いながら、こちらに向かってきたのは・・・
あ、いや、昨年オーナーが「誕生日プレゼント買ってもらったんだ〜。ツナギ。」って見せびらかしていたあたりから、いつかこの日が来るんじゃないかなって予想はしていたんだけど・・・ええ。

目をパチパチ・・・っていうか、え〜・・・ゴシゴシ。
・・・・オーナーが二人いる。
じゃなくって、来たよ。「ペアルック」だよ。
よりによって、「ツナギがペアルック」だよ。このおばか夫婦は。
と、そこにTTC1400の彼も到着。
「あ〜・・・う〜ん・・・ペアルックねえ・・・あはは、普・・・・・・・・・・」
「なぜそこで詰まるんだ?」
「え、いや・・・やっぱりツナギがペアルックの夫婦ってあんまりいないかなって・・・・」

なんかね。その・・・ここのところ暑いでしょう。
余計なんか・・・・暑苦しい。なに、これ?見せびらかし?

私が手伝えなかった間、夫婦二人で一通りの準備を進めていたんだそうです。
ペアルックで。まあすごい。
なんだか速かったねえ。私と組むより嫁さんと、くんずほづれずしながらの方が、作業がはかどるのかあああああ〜!あ〜ん?

家に帰った後、我が妻にその話をすると、食いつく食いつく。夫婦の会話のネタですよ。
「ええ〜!いいなあ〜!見たかったなあ。写真撮ってきてよ。」
「え・・・いや・・・正面切って頼めない。盗撮しないと。」(なぜ?)

それじゃあ。公開しますよ。こんな感じだあああ〜!

pink.gif

って、すいません・・・ピンク色で。
あ、いや、ちゃんと「夫婦でフロントスタビライザーと格闘する図」の写真もあるんですけどね。
なんか・・・もっとピンクなんですよ。赤とかじゃなくて、まっピンク
どういうこと?
二人にレンズを向けた後の写真が、こんな感じでピンク色でした。一日。(その後正常化)

ふう。ま、スタビは二人に任せておこう。ネッチョリって感じで。だいたいまずいよ。どうする?
「今年の夏は、ペアルックでサーキット!」なんてことが流行っちゃったら。

ラジエターキャップとサーモスタットって、社外品で盛り上がっている品物なんですよね。
このEP82にも当然、社外品に交換されていたんだけど・・・
今回、「ノーマルに戻す」ことにしました。

sarmostat.gif

というのも、2010年にせっかくエンジンをオーバーホールしてもらいながら、あっという間に壊してしまった原因は・・・
自分達のオイルと水の管理にあったのかなあ。って思っているんです。
昨年4月の日光は、当日朝に雪が降っていた状況だったんですよね。
それなのにローテンプサーモ&高加圧ラジエターキャップのままで、実戦走行させたのがまずかったかなあ。と。

この写真、ウオーターポンプを交換した時のものなんですけどね。

waterponp.gif

左が壊れたエンジン。右がオーバーホールをしていたエンジンについていたものなんです。
左側にあるビスが「先端の方まで、白く錆びている。」のがわかりますか?
はめ込んでみると、「ビスの先端まで冷却水がしみ出しちゃっていた」状況なんですよね。
これ、明らかに高加圧ラジエターキャップのせいかなあ。と。
このEP82は、「耐久レース用セッティング」なので、ひたすら「壊れないで最後まで走り抜くこと」を目指すべきだと思いました。自分たちでオーバーホールしてみて。

結局、「量産設計時に想定していない領域を回し続けるエンジン。命を削って、より速く走らせている」のが、N1車両なんだと思います。
できるだけ、ノーマルに戻してあげることが、「最後まで壊れない。」コツなんじゃないかな。一回オーバーホールをやったぐらいで、生意気かもしれないけど。

そういえば、このウオーターポンプ2台共並べた結果、悩んでしまうところがあって・・・
「ウオーターポンプパッキン」が違うものが付いていたんです。それぞれ。
しかも、両方とも今でも購入できてしまう。
ウオーターポンプの外観からは、その差を判別することができなくて、だいぶ悩みました。
結局・・・柔らかい品番と、堅い品番があって、堅い方を付けていたであろうオーバーホール対象品の方が、
バリッとパッキンが破けてしまったので・・・品番16124-10012の方を選択・・・したんだっけな?(もう一つの品番は、16124-10013)

サーモスタットも純正品(品番90916-03046)に戻した。

sarmoshin.gif

てっきり、サーモスタットは2008年の整備の時に取り外したまま走行していたんだと思っていたんだけど、「パッキン」が”サーモスタットを取り付けていないと”保持できない形状だったので、その当時に既に取り付けられていたローテンプサーモをそのまま使ってしまっていたらしい。
今回は、そのパッキン(品番 16325-630119)も交換。

オイルパンのシールパッキン塗り直し完了した?
では、まずはエンジンを始動してみようか。


あっけなくエンジン始動。

1年以上の間、作業を続けている時に「このバラバラのエンジンが、見事始動できたら、すごくうれしいんだろうなあ。」って想像し続けていた。

実際には・・・エンジンがかかったことを確認できた瞬間・・・ただ、ひたすら「ほっと」した。
「うれしい」のではなくて、もう、本当に「よかった。無事にエンジンがかかったよ。一発で。」ってだけ思った。

でも・・・まだちょっと問題ありか。計器類がタコメータ以外全滅してる。まあ、一つづつ治していこう。
Sタイヤを装着して、ぐるっと保管ガレージを走らせてみようよ。


大丈夫だ。ちゃんと走ることができる。一発でうまくいった。正直驚いてる。
間に合ったぞ。7月10日に。これでまた、みんなで走ることができる。
Reboot!Team Rendezvous!
いくぜ!今度の舞台は、マイナーリーグの最高峰。Joy耐だ!

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