JOY耐決勝(日曜日)ってどんな進行? [2011JOY耐で大失敗]
なんか・・・テニスの世界が大変なことになってるらしいですね。「とうとう世界の頂点に!」って状況になってるそうです。男子テニス。今日の23時から中継・・・ですか?
日本人なら、今晩はTVの前に正座ですよ!テニスの中継って何時間かかるか知らないけど。
さて、「大失敗しちゃった初出場のJoy耐」
いよいよその問題の日(決勝日)のお話ですよ。予定ではあと2回・・・いや3回かな。Joy耐ネタ。
日の出と共に灼熱の太陽が照りつける中、朝7時にピット集合。
係員さんが、出走前点検に来てくれます。ただ、係員さんが到着する前に「決勝走行車両から、ガソリンを完全に抜き取っておかないと」面倒なことになります。
係員さんの目的は、「これからみんなで給油所で規定量のガソリン補給をするわけだけど、ちゃんとその前にタンクがカラになっているのか?」確認するためです。
係員さんが来てから、ガソリンを抜く作業を始めると・・・とっても遅くなります。走行前点検の終了時間が。
それなので、「係員さんが来るまでに完全に抜いておいて」「その様子をちゃんと確認してもらう」ようにしておかないと、進行に支障が出ます。
出走前点検が終了すると、すぐに「車をみんなで押して」給油所へ。
土曜日のうちにこのピット裏にあるスタンドで給油をやってみました。ここは・・・現金ではなくて、クレジットカードがないとダメなスタンドなんです。(意外な盲点。確かに決勝中に現金を数えていられないだろうからね。)
実は作戦を立てていたことがあって・・・給油量を「規定量よりも少なく」入れてもらおうと思ったんだけど・・・
全然ダメだった。クラス2車両なので、規定量通り(30litter)ガソリンが入れられてしまった。
そのまま車を押して、スターティンググリッドへ。
前方にものすごい台数が・・・・
振り返ってみると・・・・寂し〜!俺達、すっごい後ろだよおおお〜。
9時半より全員コース上に集まって、ブリーフィング開始。
大きな大会だからね。順番に挨拶があるんだけど・・・・釘付けになってしまったのは・・・
あ、いやいや。綺麗なお姉さん達の方じゃない。あの・・・なんていうんですか?あのキャラクターさん?
既に気温30℃をとっくに超えてる状況で着ぐるみ・・・中に入っているのは・・・仕草からして女の子・・・なのか?ひょっとして?
も〜ほんっとにドキドキドキドキ・・・・ぬああああああ〜!
「進行チャッチャとやって、さっさとあの着ぐるみの子を解放してあげよう!さあっみんな静かに話を聞けっ!」
って、まあ、TVでしか見たことがないような有名人様もいらっしゃるイベントなので、粛々と進行ですよ。
「このEnjoy耐久は、”今日、初めてレースを走ります。”という方も参加する大会です。譲り合いの精神で、どうかくれぐれも皆さんマナーを守って楽しく一日を過ごしましょう。」
さあ、スタートだ。
ゆっくり全車がローリングスタートを開始して・・・3周目が終わったところ(だったかな?)で、レース開始!
どうにも小さな筑波サーキットと勝手が違って・・・作業をする場所(ピット)と、タイミングボードを出すレーンとの間がものすごく広くて、いちいち指示を出しに行くのが面倒だ。
係員さんも盛んに怒鳴ってる。
「レーンの開口口のところに向かって走ってください!レーン手前の柵のところにいないで!柵の中に入ってください!」
そんな声を張り上げなくても大丈夫だよ。ピットレーンに速度制限が課せられてるんだから。って思っていたら・・・うおおおおお〜!なんだよ!
ものすっごいんですよ。やっぱりこの大会に慣れている人たちは。30分を過ぎた頃から続々と給油が始まって・・・
「規定の給油(ストップ)時間がある」大会なのですが、私はてっきりそれは、「係員の人たちが停止時間を測定してくれる」んだと思っていました。
どうもそうじゃないんです。(朝のブリーフィングでもそのあたりの解説にすごく時間がとられていた。)
「給油に入ってきた時に超えたライン→自分のピットで規定時間を測定→ピットロード出口に計測終了ライン」があって、"自分たちの責任で停止時間を測定”しないといけないんです。
ピットロード速度規制は・・・正直、「あきらかにオーバーしているよね?」というレベルの「ピット加速競争」に陥ってた。(たぶん、ピットロード速度の測定器がある場所を知っているんだと思う。)
とっても怖い状況になっていました。ピットの一番端だからかもしれないけど。
頼りにしていたのは、ピット内のTVで掲示されるタイミングモニターとホームストレート入り口にある大きな順位表。
どんどんどんどん我々の順位が上がる。
そのうちにセーフティーカー(SC)が出る事態が発生して・・・(タイヤが取れちゃった車両がいたらしい。)給油所は大混雑。
みんなも口々に「給油・・・どうする?ピットインのサインを出そうか?」と言ってくるけど・・・
私が制してしまっていました。「ダメだ。この大会は実際の速さよりも給油所のタイミングで順位が決まる。ギリギリまで入れるな。せめてSCが終わるまで引っ張るんだ。」
後に、追突した側の関係者の皆さんに叱られた通りの判断を私が下していたんです。
大きな順位表は、10位までを固定表示とし、11位以降をスクロールでどんどん切り替える形になってる。
ついに「50」の文字が最初の一列表示に加わるようになって、みんなが喜んでいた頃・・・終わりが突然来ました。
私は、ピット内のTVにかじりついていたのですが、ピットから見ていて・・・ホームストレート上の車両群がすべて停止した。(ストレート上で駐車したような状態)
「あ?なんだ?何でみんな止まるんだ?赤旗なのか?」と思った瞬間!
我々のピット前で盛大な白煙が上がりました。オーナーがピットサインを出している目の前で・・・
ダダダッと周りの人たちがホームストレートに群がるけど・・・私は全くそこに向かわなかったです。競技車両は車高が低く、ピットウオールから先の状況は見えなかったけど・・・
「たぶん、自分たちの車両だ。今回の大会はこれで終わった。車もダメだろう。」
怒り狂って、そのままグランドスタンドに向かっていました。
途中、黄色いシビックの彼女に会ったけど・・・なにを話したのか、全く覚えていない。
グランドスタンドで撮影をしていた人たち、一人一人に話を聞いて・・・
「なにが起きたのか見ていましたか?その時の状況を撮影していましたか?」
私は、「なぜホームストレート上で全車両が止まるような運営の仕方をしたんだ?」ってそればっかり考えていた。
「さっきまで、ゆっくり全車両が周回できていただろう?なぜ止める必要があったんだ?赤旗でもないのに」
誰も撮影している人がいなかった。いや、私が先に名乗ってしまったから、見せてくれなかったのかもしれない。確かに「他の誰も追突していないんだぞ。運営の仕方じゃないだろ?」
さて、レースにおいて、クラッシュしてしまうと、その後、どうしなければいけないか?
通常語られることはない(みっともないことだから)ことをここに記しておきます。まず、はっきりしているのは、「コース外に出されてしまった競技車両のところに行っても、なんの役にも立たない」ことです。
1)相手先(今回の場合、”SC車両中の追突事故”という重大事象)の関係者にお詫び。この時、きちんと「チーム代表者の方いらっしゃいますか?」と声がけしてお詫びをしないと、後々禍根を残すことになる。
2)メディカルセンターでドライバー確認(&引き取り)
チーム関係者は、メディカルセンターに来るように呼び出されるのですが・・・今回の場合、事前に「メディカルセンター」の場所を把握していなくて、見つけ出すのにウロウロしていました。
3)タワー呼び出し
「その顔だと・・・なにを引き起こしたのか、わかってますね?」という言葉と共に「もし、修理して走行できるのならば、競技を続行してもらって構わない。」「ただし、再スタートを切ると同時にペナルティを課す。」ことを説明されました。
4)ピットにて「リタイヤ届け」記入後、タワーに自分たちで届ける。
通常は、「ピットの近くにいる係員さん」に手渡しする書類ですが、JOY耐の場合、タワーに直接持ってきてもらった方が運営側は状況が把握しやすくなるんだそうです。別に提出期限は設けられていない書類なので、競技車両をよく確認してから提出でも構わないそうですが・・・
5)車検場脇で破損車両引き取り
JOY耐は、「走行が困難な状況」に陥った車両でも、なんとかして係員の皆さんが車検場脇まで車両を持ってきてくれます。その後、「自分のピットで修理」して再出走しても構わないんだそうです。しかし、今回の我々のような破損状況の場合・・・「車検場から車両を引き出す」ことに難儀。
しかも、よりによって”あの”セーフティーローダーの牽引ロープが再び絡まって・・・・余計、事態を面倒なことに・・・暑い中、路面を這いつくばって、なんとかしようとたくさんの係員さんが・・・本当に面倒をかけました。
6)ピット撤収 全面退却
バカみたいに日が高いうちにツインリンクもてぎを後にして・・・途中、猛烈な勢いの雨の中に突っ込んでいった。
「こんな雨雲が、大会会場にやってきたら、大変なことになるな。」
結局・・・私が参加する競技に”雨”は、つきものだったんです。今回の場合、私達がいなくなっちゃった後に大変なことが起きたみたいですけど。
次回は、今回の事故の根本原因「暑さ」の対策をどうしていたのか?を記事にしましょう。
2011-11-06 19:03
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