ダッシュボード取り外しがものすごく大変 [スターレットをN1車両化]
「寒いよお・・・」
雪ですよ。雪。ついに。
あの真夏のJOY耐から早半年・・・チマチマチマチマEP82のN1化作業を始めてますよ。
保管ガレージ内では作業できないので、毎回毎回、表に車両を運び出してっと・・・雪の上で作業開始。
まあ、なんていうか・・・ラリーサービスみたいな感じですよ。毎回。わかります?ラリー競技のリエゾン区間内で設けられる車両整備場所のことです。
わからない人は・・・今年はWRC開催の年だから、秋に北海道に行きなさい。ってあれええええ〜?
あ〜・・・失敗したなあ。前回開催(2010年)の時に再び行っておくんだった。キミ・ライコネン選手の勇姿が拝めたかもしれないのに・・・今年からF1に復帰しちゃったからなあ・・・あ〜あ、なんだあ。やらないのか。RALLY JAPAN。
雪の上での作業はねえ・・・シンシンと冷え込みます。
秘密兵器を買っちゃったよ。
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はい。我が妻よ。最初の実験台になりなさい。「え・・・こんなのいらない。っていうか、入らない。う〜ん・・・」・・・・頼むぞ。それ、Lサイズだからな。入ってください。ほんとに。ああ、若かりし頃はあんなに小さかったのに・・・(かなり遠い目)どう?入った?「あっ!すごいかも。特に首のやつが、暖かい部分を首の後ろのところに当てると、肩こりがしない感じ。すご〜い!」わかったわかった。ウエスト関係のコメントは無しな。さて、んじゃ、暖かくなったところでいくぞ。今回は、「バンバン写真だけ」です。今やっている作業は、1)競技車両としての不要品をバンバン取り外していく段階。よって、ベース車両のダッシュボードも全部取り外しちゃうのだ。「え?別に・・・取り外さなくても良いんじゃないの?面倒じゃん。」って?
こんな感じ。移植元のロールゲージが、「ダッシュボード貫通タイプ」なのだ。
よって、全部ダッシュボードを取り外さないと、ロールゲージを取り外すこともできないし、取り付けることもできない。
んじゃ、いくぞ。オーナーご夫婦と手分けして、2台分のダッシュボード取り外し作業スタート!
って、どうやって取り外したら????
作業方法の予測は、
1)右側(運転席側)から、取り外し作業開始
2)上から順番に下に外していく
3)センターコンソールを外したあたりで、だいたい全部はずれてしまうのでは?
よし。んじゃ、まずは、「ハンドル外し」から。
って、いきなり挫折。
ハンドルが外れな〜い。センターナットを完全に外したのにまったくハンドルが外れてくれない!
世の中には、「ハンドルを外すための専用工具」っていうのがあるらしいけど・・・
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- そんなもの使わなくても、今まで外れたものなあ・・・なんでまったく動かないんだ?20年近く経過している車両だと、やっぱり固くなっちゃうのか?
フォークリフト修理係の彼に相談。
「おかしいなあ。私、今まで、一回もそんな道具に頼ったことないですよ。ナットは全部外しちゃダメです。ハンドルが本当に外れた時に後ろに倒れて大けがするかもしれないから。ナットをかけた状態で、とにかく思いっきり、ひいてください。それで外れるはずですよ。」
オーナー夫妻が苦闘したあげく・・・おおっ!2台ともハンドル外しに成功!すげえぜ。
んじゃ、ちゃっちゃといくぞ。ちゃっちゃと。とにかく全部外す。
必要なものは、ドライバーと「内装剥がし」各種と・・・
このメーター裏の「速度計ケーブル」が・・・外すのにほんとに難儀した。
だいたいプラスチックカバーが外れてきたら、とにかく全部コネクターを外す。バンバン。
「コネクターってさあ・・・なんか印つけておいた方が良いんじゃない?外す前に。」
あ、そうか。エンジンの時に結構ヤな事になっちゃったね。てっきり、「同じコネクター同士しか復旧できないんだから、構わずバンバン外しちゃっていいよ。」って思っていたら・・・困ったことに「似たようなコネクター」がいろいろと出てきちゃって・・・エンジン載せた後、電気系を復旧させるのに何週間かかかったんだった。
今回は、似たようなコネクターには、マジックで印をつけていこう。
さて、センター部分も全部外せたから・・・大きなダッシュボードの裏側を覗くことができるぞ。
なんか・・・この上の方にあるフックまで外さないとダメなのかなあ・・・
そうだとしたら、かなりやっかいだぞ。手が入らない・・・
そう、この作業で、必要だった工具は、内装剥がしと+ドライバーの他に・・・
ソケットレンチの「ロングジョイント」が必要になります。できるだけ長いのがあった方が作業が楽です。
私達は・・・まあ、二人分の工具を合体させるとなんとかなっちゃったんだけどね。
さて、メーター裏のナット類を全部取り外して、よ〜くさっきの不安事項を観察できるようになったけど・・
どうやら、このピンクのプラスチックは・・・「ただ、プラスチックの部品同士が刺さっている」だけだった。
はめあわせになってなくてラッキー。
んじゃ、ガッと引っ張ってみますか。
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ・・・・
「ニャー!!!!!」
外れない!ハズレナイヨオオオオ〜(突っ伏して号泣)
「ちょっと待った!まだ左側になにかついてるんだよ。グローブボックス周辺を全部外さないとダメだ。」
「あ〜・・・こりゃまいったなあ・・・ロールゲージを外さないと、ダッシュボードそのものを引き抜けない構造になってる。いやあ・・・大変だなあ。これ。」
「これさあ・・・全部外しちゃった後、復旧できるのかねえ・・・バラスだけバラした後、プロに渡して後は、全部やってもらっちゃおうか。お金払って。」
いやいやいやいや。
大丈夫だって。オーナー。
だってさあ、二人で4E-FEエンジン、バラしただけじゃなくて、組み上げちゃったんだよ。しかも、エンジンそのものは、トラブルなくて、一発で動いたじゃん。
それに比べれば、ボディ系は楽だよ。
「エンジンは、全部完璧に組まれていないと始動することもできない。」
けれど、ボディの関係は、基本的には「バラし」作業なんだよ。競技車両は軽量化が命なんだからさ。
だから大丈夫だって。みんなに協力してもらえば、最後までやり抜けるって。自分たちで。
「トラブルなく走れたわけじゃないよ。忘れちゃってるよね。エンジンはかかっても、その後、JOY耐の決勝前まで30分以上連続で走れなかったじゃん。」
あ、そうだったっけ?
いやあ〜、ヤなことはスパッと忘れちゃう方なんだよ。大丈夫大丈夫。なんとかなるって。あはは〜
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