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バックスキンタイプのハンドルに交換 [スターレットをN1車両化]

明けましておめでとうございます。
このもうすぐ70万PVのBlogを書き始めて4年以上になりますが・・・初めてですね。お正月に記事が更新できるの。
今年もよろしくお願いします。

今年のお正月は・・・結局、自分の家の大掃除をしないまま突入。
「車両作り」から数年ぶりに解放されたせいか、ものすごくのんびり過ごしています。まあ、普段は読まない「小説」ってやつを読み始めちゃったからなんだけど。

既にこれの続編の「ヒート」っていう本まで渡されちゃってるんだよね。
今日から始まった箱根駅伝で、前々から不思議に思っていたことがあるんですよ。
学連選抜って、予選落ちした学校から、特に速いメンバーを集めたチームだろう?なんで、毎年毎年、こんな後ろの方を走ってるんだ?」

その謎が解ける小説です。「チーム」
まあ・・・「なんか、レースの記述が粗いよな。これ、ひょっとして駅伝を知らない人が書いてるんじゃないか?」って思って、「解説」を先に読んじゃったら・・・・正直に書かれてました。「取材はほとんどしていない。」って。わあ、やっぱり。
でも、すごく引き込まれます。プロの作家の方って、やっぱりすごいんですねえ。
しかも、「それは夢のまた夢」って内容なんですけど、さらに飛躍した内容の「ヒート」まで作ることができちゃうんだから、ほんとに作家さんの頭の中って・・・・「すげえ」って思わされます。

さて、 箱根駅伝の中継を耳で聞きながら、2013年最初の記事を書きましょう。
今回のお題は、「ハンドルの交換」のお話。
そんなに難しいお話じゃないです。既にとっても難しい状況(ハンドルの取り外し)は乗り越えてきたので。

耐久レース用EP82スターレットを新造するにあたり、当初はこの「ハンドル」も従来の物をそのまま移植するつもりだったんです。
お金がかかってる車両だったんですよね。オーナーが2007年末に18万円で引っ張ってきたあの車両。
ハンドルは、よくよく確認したら本革のNARDI製だった。
すごくがっちりして、作りがいいんです。古くなっちゃってるのに。
ただねえ・・・思うところがあって、全員に「バックスキンタイプの小径ハンドルに交換したい。」って提案したんだけど・・・
みんな反対。
「ノンパワステで強力なLSDが組まれてるFF車だよ?ハンドルの径を小さくしちゃったら、疲れちゃうじゃないか。」

う〜ん・・・・結局、こればっかりは強行しちゃいました。
あの日光耐久で、新品のADVAN A050を持たせることができなかった。ということが、ず〜と頭に引っかかっていて・・・
「ハンドルの径が大きいってことは、フロントタイヤをこじることが簡単にできてしまうのではないか?」って。

80年代って、「日本車のFF化」が始まった時代なんですけど、その当時の自動車雑誌(免許を持っていなかったら、ひたすら雑誌を買うだけだった。)には、「FFは、FRに比べたら全然簡単」って言葉が踊ってたんですよね。

実際に自分が、スカイラインから登場したばかりのVTECインテグラに乗り換えたら・・・
「FF車の方がずっと難しいよ。速く走らせようとしたら、いろいろと気を使わないといけない。いったいどこが簡単なんだ?」って思いました。
それ以来、「自動車雑誌」なるものは買うのをやめちゃったんですよね。ある日突然、「雑誌には、ほんとの事なんてなにも書いてない。」って気がついちゃったというか。

結局、いまだに悩んでる。FF車のドライブ。私は全メンバーの中で、いつまでたっても一番遅い。
今回の車両では、「フロントのインフォメーションを感じ取ることができるように、できることは全部やっておこう。」と思いました。
うまくいかなかったら、戻せばいいんだしね。

選んだのは、320mm径のバックスキンステアリング

簡単に交換できると思ってました。ハンドルの取り外し方はマスターしてたしね。
と・こ・ろ・が。
bosstuki.jpg

この円筒形の黒い物体が取り外せない。どうやっても。どうも、「ステアリングボス」っていう部品らしくて、これ無しで取付をチャレンジしてみたんだけど・・・とってもハンドルが遠くなる。全然無理!
六角レンチを使ってコノッくのっ!あっ!六角レンチが壊れちゃった。

・・・・こういう場合は・・・ステアリングボスそのものを新規で購入・・・・無理無理無理。
調べてみたら、「ボス」って本当に重要な部品みたいで、ものすごく高いし、なんだか安全に直結するんですね。ヘタなアフターパーツメーカ品を取り付けることの方がリスクだと知りました。

う〜ん・・・・
PBのヘキサゴンソケットだ。こういう場合は。
うらうら〜!!1
一体成形品だから、ビット部が壊れることはないのさ。
bosshazushi.jpg

ふっ。とれたぜ。やっぱり道具は選ぶべきよ。
hazushitaato.jpg

交換完了。(写真撮るの忘れた。)
取り付け作業の時に迷ったのは・・・「ステアリングホーンを取り付けるかどうか」
ホーンを鳴らす機能自体は、全部生きていたんです。(なんたって、いかにノーマルに近づけるかがテーマの競技車両ですから。)
付属してきた「ハンドルの真ん中の蓋」を配線して、かぶせてしまえば「警笛」を鳴らすことができる。
う〜ん・・・・・・・・・・取り付けるのやめとこ。

サーキットしか走らない競技車両で「ホーンが鳴る」ってロクな事が無いです。って・・・
2012年のちょっとJOY耐で見たくない物を見ちゃったんですよ。
「ピット出発時にホーンを鳴らしまくりながら、ピットロードを走る」というお馬鹿車両を。しかも複数!
その様子を見て、「え?俺達、こんな連中と走らなきゃいけないの?これ、競技ライセンス所有者限定の大会だよね?」
?????
どうも、ピットロード速度計測設備の設置場所を知っている人たち(要はベテラン。信じられない。)は、それをやって、周辺の人たちを蹴散らして走るのが、国際規格サーキットでのルールだったみたいです。
21世紀に入ったら、マナーが変わったって事ですかね?私もプロチームの運営をちょっとかじったことがありますけど。

さて、さっそく車両を走らせてみると・・・ハンドルを回す力は必要になっちゃったけど、想像していたよりは全然楽。
なにより、バックスキンのおかげで、指が滑らなくなったのがいい。
でも、なんかやっぱり・・・さすがNARDIだったんだろうなあ。あっちの方が、全然剛性感があったなあ。
って一人悦に入っていたら、みんなからクレーム。
「このVITZみたいにハンドルにこぶが出てるのやだ。普通のデザインの方が回しやすい。」
あ、はいはい。
直ちに廃棄。そんなもんですよ。みんなのフィーリングに合わないことを強要はしない。

え〜と、じゃ、次は、「ディープコーン70mm仕様でこれまでのステアリングボスも装着」ね。
なんかガレージオーナーのEK4は、すごくハンドルが手前になるようにしてあって、楽だったんだよね。

おおっ!これなら、ハンドルもグッと手前になって、そんなに力を入れなくても回せるようになったよ!
う〜ん・・・ただ、いつまでたっても、「”車体のまっすぐ”と”ハンドルのまっすぐ”」が一致しない。
これ、ハンドル交換の前にタイヤを新品にして、アライメントを取り直しておかないとダメなんだね。
なんかも〜・・・何回もハンドルを取り外して、調整しないとダメじゃん。
チーム

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  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2008/10/17
  • メディア: Kindle版
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    • 作者: 堂場 瞬一
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