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新品のフロントハブはたった1年で消失しました [EP82日常整備]

来週は、ちょっとJoy耐ですよ。無事エントリー受理していただきました。
送られてきた2013年ちょっとJoy耐/Joy耐のレギュレーション書が・・・・気合い入りすぎでちょっと怖い。
え〜と、これ、撮影してUpしちゃうといろいろな著作権法に引っかかりそうなので控えさせていただきますけど、ほんとにすごいです。ちゃんと「本」になってる。
A5版中綴じで、単・・・いや2色刷か。
紙が・・すごく凝ってるんです。「カラー印刷をしない」と初めから決めていたんでしょうね。デザイナーさんが紙の色を決めたんだと思うんですけど・・・クリームキンマリ・・・いや、黄色(オレンジ)が濃すぎるし・・・すごく合ってる。たくさんの色彩の中から、よく選んできたなあ・・・

こだわりが見られます。「限られたコストの中で、いかにしてプロの仕事をこなすか。」
厚みはたぶん、90kg品を使っていると思うのですが、なんか・・・一番驚いているのが、これ、「オンデマンドプリントじゃない」ってところです。
印刷所できちんと作っていただいている「本」です。
・・・・・いったい何部刷ったんだ?
大変申し訳ないけど・・・1000箇所も配送しな・・・するのか?15年の歴史があると。
せっかくですから、大会当日に駐車ゲートをくぐる車1台一台にも配布してあげて欲しいです。ほんとに立派な「本」ですよ。すごい仕事。「たかが競技レギュレーション」を示す文書なんだけど。
こんなに立派な「本」をもらったら、コース外の施設に入園した人たちであっても、興味を持って読んでもらえると思います。

で、昨日、大会前の最後の練習走行を筑波サーキットで行っていたんですけどね。
壊れました。EP82。 本番1週間前に。

昨年末ぐらいから、「なんか走行中に フロント側から音がする。最終コーナーの出口に向かって、アクセルをオンにするとぎゅおおおお〜って。左側から。」とは言っていたんです。
「なんか変だ。」って思うようになってからは、実はあんまりドライブに集中できなくなっていました。ここ数ヶ月。
で、昨日。
途中、何度かスピードを落として、ピットに入ったり、最後は「あれ?左のタイヤ、パンク?なにか反応がおかしい。」と思って、タイヤの外装をチェックしたりとかって事をやっていたのが・・・どうも最後の警告だったみたいです。車両側からの。

2走めでとうとう・・・・
habushoshitu.gif

ピットにノロノロ戻ってきた・・・と思ったら、猛烈な勢いで左フロントタイヤ周辺から白煙!消火器???

恐る恐る車体のそこに潜り込んでみると・・・・何かが溶けて、バンバン吹き出している真っ最中。あ〜・・・

見た瞬間に「ハブだ。去年新品に交換したばかりなのに・・・どうしよう。1週間前じゃ、手配しても納品してもらうので精一杯だ。」頭の中をスケジュールがグルグル。

AE86の彼が突っ立ったままになっている我々を見て、TTC1400の大ベテランドライバー様のところに向かった・・・と思ったら、何か大きな部品を二つ持ってきた。
「はい。期間限定で貸してくれるって。ABS付用のハブ。またオーバーホールして戻してだって。」
助かったああああ〜!少なくとも部品は入手できたよ。早速交換してみよう。

で、とっぷり日が暮れて・・・案の定の展開ですよ。オーナーご夫婦とTTC1400の彼も巻き込んで作業をするんだけど・・3時間経過しても作業が終わらない。真っ暗な中、私が照明設備を準備して・・・
わかってきたのは、「キャリパーを止めるボルトが完全に1本脱落して無くなっている。それだけじゃなくて、パッドを止めるためのバネ部品も全部なくなっていて、キャリパー周辺の部品がいろいろなところをこすっていた。」ということ。

・・・・確かに・・・・キャリパーを止めるボルトをチェックしたの・・・いつだっけ?全く触ってなかったね。ここ数ヶ月。
それと、ハブ周辺の「カバー」がいろいろとついてなかった。
元々の全損車両と同じ組み方をしたんだけど・・・あの車両、レギュレーションのギリギリを突き詰めていたみたいで、省けるパーツは全部外してしまっていたみたい。
TTC1400の大ベテランドライバー様は、やはりそのあたりにこだわりがあるみたいで、「必ずそのパーツを付けた状態で返却するように」通達が出てしまった。

なんとか組み上がった・・・と思って、試しに車輪を回してみると・・・全くガッチリ・・・ほんっとに動かないよ????なに?いったい????

とうとうAE86の彼が手を出してくれた。「自分たちの車なんだから、部品だけ渡して全部やらせようと思ったんど・・・この調子じゃ、また壊すぞ。」って感じ。
「ハブをドライブシャフトに組み込むところで作業が間違ってる。全部外して。もう一回組み直し。」
なんとか全部組み直して・・・あ、今度はすんなり車輪が回る。じゃ、タイヤを・・・今度はナットがつけられないよ。も〜・・・・

「ハブナットがダメになっていたのか・・・いや、ちょっと待て。ジュラルミンナットかあ・・・今までこんな高級品使ってなかっただろ。元のド鉄ナット持ってきな。」

貧相な(失礼)純正ナットを持ってくると・・・あれ?ちゃんとタイヤを付けることができた。
「軽量ナットは、ゆがみが出やすいから耐久じゃだめだよ。」
それ、いつもド鉄ナットを使っている私達を不憫に思って、TTC1400の彼が貸してくれたんだよね。新品。
「いや、このナット、カラーが特殊材になっていて、耐久性があるって言われてるんだけど・・・」
「スプリントだったら十分さ。しょっちゅうタイヤも脱着するんだから。耐久は一回締めたら、そのままタイヤの寿命が来るまで走り続けるんだから、ナットのガタは致命傷だぞ。はい。ド鉄ナットに戻して。全部。」

真っ暗な中、なんとかすべての作業が終了。また走れるようになったよ。本番前のトラブルは・・・たぶん結果的によかったんだろう。

自分たちだけじゃまったく無理だった。たぶん、来週の本戦前に欠場決定だったよ。
周りの皆さんのおかげで、なんとかちょっとJoy耐に臨めます。
まずは完走しないとね。耐久レースは、完走しないと順位が付かないんだから。 日本最大級の靴のネット通販 ロコンド.jp

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