JOY耐暑さ対策2013年版 [2013年JOY耐7h]
「一ヶ月で47都道府県完全制圧」作戦進行中。
お盆直前に「日本で一番大きな企業がある街」に到着。
「みんな、ものの見事に白人達に騙されてきちゃったんだよ。長年。こんなものに大事なお金を使っちゃうの?」
トーク&実験・動画提供のワンマンショーを展開。
バンバン行くぜ。少なくとも一日で県内5カ所訪問だ。
マークXの後席でふんぞり返って、次の行き先を告げる。
運転手役は私より歳上の方なのに・・・偉そうだ。
渋滞の中、ボケッとトヨタの販売店に視線を向けると・・・・ピンクのクラウン。
「実車、初めて観ちゃったよ。でも・・・なんでだろう?どこかで見たことがある。ずっと前に・・・・」
デジャヴュ?
「あんな感じの4ドアセダン、昔、ヤンキーの兄ちゃんが良く乗ってたじゃないですかあ〜」
あ!それだ!そうだよ!あったあった!「昭和の時代」に。
「竹槍。」
「出っ歯!」
うおおおお〜!あったよおおお〜!しかもプラモデルまで出てたよ!
「たぶん〜。あの時代、悪さをしていた連中が、意外に商才があって、今では500万のクラウンをポンって即金で買えるようになってるんですよ。そういう人たちのためのピンク。」
「そうかあ〜。しかも、納車の時には、”あ、そこに置いてって。どうせすぐに改造しちゃうから。”って?」
「そうそう!で、”シャコタン”とかっていうんですよ。ローダウンって言わずに。」
「"ハの字”でたばこの箱が入らないぐらい、車高落としたぜ〜。とかって言っちゃうんだ。」
やるなあ・・・9月から受注開始か。
で、痛車に乗っている若者達に「今どきの中高年は・・・俺達から搾取しまくって。」とかって、眉をひそめられるわけだ。
昔は・・・「今どきの若いモンは。」なんて単語があったと思うけど、今や逆ですからね。
就職に苦労している彼らの方が、壮年の皆さんよりもよっぽどしっかりしている。
ほどほどにしてね。ほんとに。基本、アレ、Vitzとほぼ同じカラーリングだから。
「Vitz用ピンクの塗料が余ったので、ちょいと塗っちゃいました。ク・ラ・ウ・ンに。」うわあ。
さて、暑さで変なことを考えている頭を切り換えますよ。ピンクのクラウンのお話は終わりね。
2013年JOY耐のお話は、今回が最後です。
お題は・・・そう。JOY耐での一大テーマ。
「7時間、車内の暑さ対策どうしてる?」
(今年の8月みたいな暑さがJOY耐決勝で襲ってきたらアウトだったと思う。)
シーズンオフの間、みんなに宣言したんですよね。
「クールスーツ(クールシャツ)システムを導入しよう。1人一枚チューブ付シャツを購入だ。」
クールスーツ SPDデュアルポンプシステム 22L SPD-24
- 出版社/メーカー: クールスーツ
- メディア: Automotive
全員「・・・・・・」
今までで唯一と言っていいぐらい、反応が悪かった。
「え、いいよお〜。飲み物さえちゃんと飲めれば大丈夫だって。」
「水のシステムなんて入れちゃったら、車体が重くなるよ。ただでさえ、まじめに30kgバラストを積んでるのに」
「あの電動ブロアー、すごく効いてるよ。水が飲めるようになれば十分だって。逆におトイレに困るんじゃない?」
全滅!
わかったわかったわかった。ハイハイハイ。
んじゃ、ちゃんと飲めるようにするよ。ボトルの中身。って、また写真を撮ってないよ。
しかも2つも。
去年は、「なんか・・・この純正のホース、アメリカ人サイズで固くて飲みにくい。」と言って、決勝前にホームセンターで買ってきた柔らかい素材のモノに交換したんだった。
まさか、あんなに大変な思いをして、チェッカーフラッグを受けることになるとも知らずに。
今年は、「純正のままのホース。」
ただし・・・「なんか、とにかく水を吸い込むのに大変なんだよ。ドライブ中。」とみんなが口々に言うので、対策を考えないと。
予測したのは、「付属してきた”バイトチューブ”という、水がダラダラ流れないようにする”栓”が、日本人にとっては、大きくて頑丈すぎるのでは?」
さっさと外す。バイトチューブ部だけ。
ま、ホースを下にしてしまうと、ダラダラ水が流れちゃうけど、どうせ決勝走行が始まったら、車内に液体が漏れるのを気にしてなんていられないからね。
ドリンクボトルの中に入れる飲料は・・・実父と義兄に事情聴取。
2011年に実父は、屋外作業中に熱中症で倒れて、状況を察して探し回っていた義兄に助けられた経験があるのだ。
もう、倒れちゃった後は、声が全く出せなくなっていて、たぐり寄せた携帯電話でかけた後、無言の電話の向こうを建築業の義兄が想像してくれていなかったら、完全にアウトだったらしい。
2人が言うには・・・「痙攣が起きないのは、ポカリスエットだけだ。他のスポーツドリンクはダメだ。」
そうなの?
今年のJOY耐では、ブリーフィングでサーキットドクターが経口飲料水オーエスワンの有用性を強く訴えていました。
ふ〜ん。
ポカリはちょっとベタベタするしなあ。かといって、経口飲料水って・・・結局、「水」だよねえ。
競技車両の車内で暑くなってしまう水っていうのは・・・飲む気が起きるのかなあ。
結局、佐藤琢磨選手のCMを思い出しちゃいましたよ。ツインリンクもてぎの自動販売機には、必ず置いてあるドリンク。
アサヒ飲料「スーパーH2O」をダースで購入!
これをクーラーボックスに大量に入れて、「みんな、とにかく勝手に飲め。意識して飲め。」指令。
土曜日のうちにコンビニエンスストアで、氷を購入。でも、土曜日のうちは、一切袋を破かない。
日曜日の決勝時に、土曜日に買った氷袋を破って、ドリンクボトルに入れるようにしました。
そうしておかないと、日曜日朝に買った氷袋なんて、まだ凍ったままだからね。
水そのものが冷えていた方が、ドライバーも飲みやすいだろう。スーパーH2Oが薄くなっちゃうけど、とにかく冷たいドリンクをドライバーに飲ませてやりたい。
朝の給油作業の後、手押しでグリッドに車両を並べるんだけど・・・
ローリングスタート開始までは、ずっと1stドライバーは、車内で座っていなければならない。
軽自動車の荷物室用のカバーを買ってきて、車体前半部を覆うことにしました。
ゴムバンドが袋の中に入っていて、うまく車体に引っかけられるようになっていたからすごく便利だった。
さて、これらの対策を施した2013年のJOY耐は、どんな感じだったかというと・・・
1回目の燃料補給で、3年目にして初めてJOY耐名物「給油渋滞」にドはまり。
はまりまくりですよ。はめっこですよ。あ〜あ。いきなりやってしまった。
じりじり鈍い列の進みを待ちながら、気を紛らわせようとドライバーと話をする。
「ドリンクは、ちゃんと飲めるようになっていたよ。ただ・・・・」
「なに?」
「途中で、また吸い出せなくなった。」
「えっ!?」
慌ててドリンクボトルを取りはずして点検すると・・・
「ああ、違うんだ。大丈夫だよ。俺達は同じ失敗は繰り返さない。」
「ほんとに吸えなかったんだって。」
「違う違う。ほら。」
全部カラになってた。
ちゃんと「全部飲む」ことができました。今年は。
うまいこと冷えていたせいか、ドライブ中にぜ〜んぶ飲むことができちゃったらしい。
量が足りない。ってことなんだけど・・・さて、どうしたもんかね。来年に向けて、また課題かね。
給油渋滞の長い長い列がやっと終わる。次でやっと自分たちの出番だ。
ドライバーも車内から降りて、車体を押し始める。ヘルメットを取ることは許されていなくて・・・
猛烈な汗だ。失敗したなあ。ヘルメットを装備したままで飲めるようにペットボトルにストローでも入れたモノを持ってくるんだった。ごめん。
ジリジリしながら、EP82をちょっとづつ押す・・・と、「ストップストップ!」
なんか、遠くで声が・・・「ゴスっ」
へ?
前を見ると・・・お兄さんがAE86の後ろに身を挺して立ちふさがっていた。痛そうだ。
んも〜って感じ。
人間、焦っているとロクな事をしないな。って思いました。
先の給油所の方ばっかり見ていて、目の前のAE86がまだ動いていないのに押しちゃったんです。
いやいや、ほんとにごめんなさい。
リタイヤ届けを提出後、片付けをしていると・・・
「給油待ちの時のために」と、わざわざ去年、我が妻が買っておいてくれた装備が出てきた。
ソーラー 充電 充電式 扇風機 LED ライト12灯 XF-004
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- メディア:
それも2個も。すっかり忘れてたよ。も〜。
これで、ほぼ、JOY耐暑さ対策は完了です。
ま、クールスーツシステムは・・・「夢のアイテム」ってことで。
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