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バッテリーだと思っていたら、クランクプーリーを間違ってた。 [EP82日常整備]

クラブワールドカップ2016観ました?
頑張ったよねえ。鹿島アントラーズ。
負けちゃったけど、「世界で2番目のフットボールクラブ」ですよ。見事。

過去、このクラブワールドカップは、「元トヨタカップ」という性格から、日本チームは散々甘やかされてきたんです。
確か、なんだかんだ理由をつけて、4チームが出場していた年が・・・あったと思う。
開催国持ち回り制となって、やっと正常化ですからね。今年は「アジアチャンピオンでもない極東の島国のチームが、”開催国”枠で出てきやがった。」というスタート。
まさかの決勝ですよ。まさかの”あの”レアル・マドリード相手に先行ですよ。
延長戦前に仕留めきれなかったせいで、みんなの”糸”が切れちゃった感じになったけど、それでもすごくいい試合でした。

「本来、我が浦和レッドダイヤモンズがあの場所にいたはず」なのですが、おかしなJ1リーグ年間優勝レギュレーションのおかげで、鹿島アントラーズが送り込まれることになった。
案の定、総スカンのおかしなシステムは、今年いっぱいで廃棄されるのですが、それでも最後の最後で、いい結果(いいチーム)を送り出す結末を迎えることができました。
多分レッズだったら・・・いつも通り、あんな大舞台に届く前に敗退していただろうからね。
鹿島アントラーズと、今日、寒い中横浜国際競技場に集まってくれた6万8000人オーバーのサポーターの皆さんに感謝。
”ホームゲーム(日本)だったからこそ”の世界2位です。
TVを通してだったけど、すごくいい試合を見ることができてよかった。
ちょびっと夢を見ちゃったよ。
「Jリーグのチームが、世界の頂点に立つかもしれない!」って。

今夜の試合のおかげで、ヨーロッパは、日本のJリーグに興味を持つかもしれないねえ・・・

さて、本題。
夏からず〜とやってるテーマ。
「EP82の電気系がおかしい。バッテリー交換してもすぐに上がっちゃう。」問題解決編(多分)
電装系全部の配線・・・まあ、確かにガレージをゴソゴソやると一式全部出てくるんだけどね。予備。
でも・・・できればやりたくない作業。ものすごく大変だよ。きっと。

なので、まず、2つの作業をしてみることにしました。
2)ファンベルトを新品に交換してみる

バッテリーは・・・オーナーが買ってきてくれた。
IMG_1374.jpg

「もう、チャレンジャーなことはしないでね。普通に”スターレット用”って書いてあったやつを買ってきたから。」
はいはい。1セル分大きいみたいね。
IMG_1375.jpg
今度のバッテリーは、古河電池の40B19Rというサイズ。

それとファンベルトの件は・・・フォークリフト修理係からも外車整備係からも指摘を受けていた。
「何かこの車・・・ファンベルトを目一杯張っても緩くないですか?」

ファンベルト・・・別にひび割れとかもしてないんだけどねえ・・・
IMG_1380.jpg

ファンベルトもオーナー夫妻が買ってきてくれた。
「なんかさあ・・・トヨタ部品共販に”スターレットのファンベルトください。”って買いに行ったら、動揺されちゃってさあ・・・」
「ふ〜ん。まあ、部品共販にファンベルトを買いに来る一般のお客さんなんて珍しいんじゃないの?普通は、カー用品店に行くでしょ?」
「そうなのかなあ・・・なんか、お店の中がザワザワってしてさ・・・え?EP82?とかって・・・」
「????」

奥様が話を引き継ぐ。
「2本くださいって言っちゃったのがダメだったんですかねえ?」
あ、う〜ん・・・確かにフォークリフト修理係が「競技車両なんだから、予備のファンベルト持っておいたほうがいいですよ。」って言ってたね。
2本も・・・いったい何年乗るつもりですか?って言われながら渡されたよ。在庫品だった。」
そ、そう・・・一般整備の皆さんには、刺激が強いネタだったかな。
25年物の車両でさらにファンベルト2本・・・ないな。普通。

さて、早速交換。
外したファンベルトは・・・・
IMG_1377.jpg
ま、確かに・・・ピカピカしてるかな。裏側。すべっちゃってる感じ?
この車両、気になることが起きてて・・・

いつの頃からか、「シュルシュルしゅる」って常に音が鳴ってるようになった。
なんか・・・エンジンの裏側(インテーク側)から聞こえてきている感じ。
このツルツルのファンベルトのせいかねえ・・・

ちなみに新品はこんな感じ。
IMG_1381 (1).jpg

毛羽立ってるね。
新旧で、長さが違うとか?
IMG_1379.jpg

う〜ん・・・確かに古いほうが、「まっすぐ」な感じだけど・・・そんなに寸法に差もないよ。
これが原因かねえ・・・バッテリー上がり。
ま、交換してみよう。

交換して、エンジンをかけて見るんだけど・・・やっぱり「シュルシュルしゅる」って音が出る。
何も変わってない感じ。

「ねえ・・・やっぱりこの車両、おかしいよ。新品のファンベルトなのにオルタネータの調整シロを目一杯使っちゃってる。」

ほんとだ。
「もう、これ以上、張ることができない。」ってところまでオルタネータを奥に倒し込んでいるのにファンベルトがなんだかプニプニしてる。

ひょっとして・・・アレか?

「今回のエンジンを搭載するときにさ、誤って、外車修理係がファンベルトプーリーを落として壊しちゃったんだよ。」
「ふ〜ん。でも、今、ついてるよね。」
「うん。でも、4E-FEエンジンのファンベルトプーリーって二重になってるんだよね。で、ネジを外して、壊れてない方の小さいやつをつけたんだ。このエンジン。」
「・・・・・」
「なんか・・・外車修理係が”え?その小さい方で本当にいいんですかね?”とかって言ってたような・・・」
”大丈夫大丈夫。丸いんだから。”って言って、これをつけたんだ。」

3人とも、黙って反転。

オーナー夫妻と二手に分かれて、プーリー探し。

「まずいぞ。ファンベルトプーリーなんて・・・予備品持ってたっけ?なんか毎回・・・落として壊していたような気がする。」
ものすごく焦ってた。今回ばかりは、部品が全くないかもしれない。と、思ったら・・・・

「あったよ。一番最初に壊れたエンジンのバラしたパーツ。全部取っておいたでしょ?あの中に入ってた。」
よかったあああ〜!よしっ!早速、今、エンジンについているのを外してみよう。


よっしゃ。
新旧重ねて測ってみよう。
IMG_1386.jpg
う〜ん。犯人確定!
何ヶ月も悩んでいた理由はこれだった。
ファンベルトプーリーを小さな径の物を使っちゃって、ファンベルトそのものがたるんじゃってたんだ。
で、ある回転数(5500rpmぐらい)を超えると、ファンベルトが滑り始めて、全く発電ができなかったと。

試しにプーリーを交換してエンジンをかけてみると・・・
見事!あの「シュルシュルしゅる」」っていう謎の音も消えてたよ。

いやあ・・・やっちまった。
っていうか、「物事には理由がある。」って本当に思わされた。
今年、Joy耐の申し込みに弾かれて正解だった。
ドライブシャフトの件といい、発電できないことといい、決勝中に発生していたら、目も当てられなことばっかりだったよ。

出場していなくてよかった。さ、来年に向けて、タイヤを取り付けて、練習走行をしよう。
って、あり?
なんか、リヤのタイヤがちょっとガタつくよ。ちょっと外してチェックしようか。
そういえば、ブレーキシューをず〜と交換してなかったね。やれやれ・・・・

Oisix(おいしっくす)
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