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筑波TC-2走行ってどんな感じだった? [筑波TC-2]


2018年冬季オリンピック終わりましたねえ・・・

オリンピックって、これまであまり見たことがなかったんですよね。TV中継。

でも、なぜか今回は、結構毎日競技のLIVE中継を一生懸命見てしまって・・・なんだろ?

時差・・・があまりなかったから・・・かな?

そう思うことにします。おかげでこのBlogの更新が丸々一ヶ月開いてしまいましたよ。

日本人選手がたくさん活躍した冬季オリンピックになったわけですが、一番印象に残っているシーンはどこかというと・・・


男子フィギュアスケート決勝が終わった瞬間にボタボタ黄色いものがスケートリンクに落ちてきたことかな。

我が妻に確認。

「ねえ・・・なんで・・・なんで千葉のネズミの国の住人が投げ込まれてるんだ?あんなにたくさん。」

「あ〜あれねえ・・・羽生くんがクマのピ〜さんが、好きなんだって。」

「はあ・・・それでなぜにぬいぐるみ?ネズミの国が儲かっちゃってしょうがないだろう。何か違うアイテムでもいいんじゃないの?要はクマであればいいんだろ。クマなら。例えば北海道の熊の木彫り人形とか。」

「可愛くないでしょ。それ。だいたい、投げ込んだら流血になっちゃうかもしれないじゃない。ピュ〜って。」

「あ〜そうか。いや、待てよ。人形・・・?」

「話さなくていいから。どうせロクなこと言わないんでしょ?」

「あのクマのピ〜さんはさあ・・・みんな全く同じぬいぐるみに見えるけど、実はそれぞれ違うんだよ。」

「喋るのね。バカな話を。」

「夫婦の会話は、一日16分以上必要らしいからな。でな。あのクマのピ〜さんは、家に持ち帰るといろいろなことが起きるんだよ。」

「うん。大丈夫。全部持ち帰れないから、寄付するんだって。」

「チッ。でな。持ち帰った先では、”髪が伸びるピ〜さん。””涙を流すピ〜さん”とかがいるんだよ。」

「ふ〜ん。」

「聞け。話を。でな。極め付けは、”夜、歩き出すピ〜さん”だと思うだろう?実はもっとすごい隠れアイテムが、あのボタボタ落ちた黄色いやつには含まれているんだ・・・」

「何?」

「頭の毛をホジホジするとある数字が浮かび上がるんだ。"666"って・・・呪いのピ〜さんなんだよ・・・」


え?止めろ?この話?


はいはい。みんないかんな。何事もイントロダクションが必要だろう?

んじゃ、本題。筑波TC-2の話、最終回。


朝の車検が終わったところで、参加車両を一通り偵察。

AE86レースの彼とぐるっと回ったんだけど・・・正直、少々不安になった。どの車もEP82より速い。

ポルシェやロータスがやってくるのは当たり前の風景。

そうではなくて、最新鋭のプラグインハイブリッドプリウスとか、トヨタ86とか・・・とにかく「今、生産されている車両」がいっぱいパドックに並べられている。

「これ、マズイよ。うちの車両、ペケの方になるよ。確実に勝てそうなのは、祖先のこのパブリカ様ぐらいだよ。」

「いや、まだ軽自動車もいるじゃん。大丈夫だよ。」

「いやマズイって。このアルトワークス、多分GT66レースに出てる車両だよ。絶対、経験値高いって。あんまり予選順が後ろだと、スタート時に色々気をつけなきゃいけない・・・やだなあ・・・」


ものすごく不安だった走行1回目。

最初は、予選中にドライバー交代作業をやるか?とも思ったんだけど、外車整備係に通しでドライブしてもらうことにした。

各車がそれぞれのタイミングでコースイン。

すごくいろいろな形式の車両がコースを走っている。普段の筑波サーキット練習走行でも見られない風景。

と、思ったら驚きの車両がコースに入ってる!

パッソだよ!パッソが筑波サーキットを走ってる!」

「街を走ってる普通のパッソだよ!お姉さんのパッソ!パッソプチプチプチトヨタ〜のあのパッソがあああああ〜!!!

「うるさい!」


すごいなあ。本当に「今日、初めてサーキットってところを走る。」って人たちがたくさん来てくれた大会なんだなあ。

不安だった走行1回目が、無事終了。

嬉しいことがあった。ジャン。

IMG_2178.jpg
筑波サーキットの電光掲示板に自分たちのゼッケンが掲示されてた。
Ⅶのところに「57」と表示されてる。
初めて自分たちの車両が、予選上位につけたことを体験しました。TTC1400だったら絶対有りえない話。
14時35分から走行2回目(決勝)開始。
2時間の耐久レースなので、3人で担当時間を当分割り。
一番心配だったのは、「給油をどうやるか?」
決勝走行開始時間まで、全員で何度もルール書片手に現地確認。
全員が「本当なのか?」となっていたのが、「普段の練習走行なら、”コースイン”の場所(コントロールタワー脇)が、このルール書では、"コースからピットに入ってくる”場所に指定」されていたこと。
逆走・・・なんて事態は絶対に避けたい。
「1回だけ給油をする。いつも通り40km/hでのピットロード制限速度だけど、パドックに入る時は、慎重に確認をしよう。多分、係員さんが誘導してくれるだろうけどね。」
ガソリンスタンドで、給油缶に補給しておいてもらう。
「車体アースをどう取るか?」をみんなで考えたんだけど、諦めた。
ピットロード側なら、ピット上部にあるパイプとボディをブースターケーブルで接続できるんだけど、今回は、「自分たちのピットの裏側で」給油作業を行うことを求められてる。
ドライバー1名
6点シートベルト交換補助員1名
給油作業者1名
消化器要員1名を割り振ったけど、結局、本番では、シートベルト調整時間を短縮したくて、2名がかりで補助。
急遽、TTC1400大ベテランドライバー様に消化器を構えてもらうようにお願いしました。現場で。
これら給油方法確認や、ドライバー交代作業確認は順調に行えたんだけど・・・
「自分たちの当たり前」が、実は、「今日、初めてサーキットに来ました。」人たちにとっては、当たり前じゃなかったことを体験。
「失敗したなあ・・・朝のミーティングで、まず、この話をしないといけなかったんだよ。」ということが・・・
それは、「決勝走行前のグリッド位置までの車両の進め方。」
”いつも通り”に全車両が、ピットロードからコースに入ったところで、7番グリッドに向かおうとしたところ・・
AE86レースの彼が動かない。
「???どうしたの?もう、全車両が入ったんだから、停止位置に立ってないと・・・」
「まずいよ。轢かれるかもしれない。」
「は?」
「今日のメンバー、サーキットを走るのが初めって人たちがいるんだぜ。コントロールタワーのところで、無茶な運転をするかもしれない。」
あ、そうか。
AE86レースの彼を見習って、先頭車両がグリッド位置に入ってくるまで、ピットロードで控える。
大丈夫だ。最新鋭のポルシェ911GT3の2台が、みんなをゆっくり先導して来てくれた。では、コースに入ろう。
7番グリッドに立って、EP82を誘導する・・と・・・ん???
なんだか脇にノートNISMOが・・・なに?
あ〜・・・って思いました。そうなんですよ。
"モータースポーツは一人ではできない。"って久しぶりに思い知らされた瞬間。
そう。
サーキットにコースインしても、スタートグリッド停止位置は、運転席からは見えないんです。
誰かがそのグリッド位置に立って、誘導してくれないと、停止位置が全くわからない。
で、このノートNISMOのドライバーさんもフリーズしている状態。
そりゃそうだよなあ・・・仲間と来ていても、まず、「コースって、入っちゃっていいの?」状態のはずだ。
これ、ブリーフィングの時に必ず伝えないといけないことなんだけど、みんな”当たり前”になってしまっていて、すっかり抜け落ちてしまっていた。
ノートNISMOのドライバーさんに話しかけて、予選順位を確認。え〜っとね。だいぶ後ろだ。
全車両が停止するのを見届けてから、バックギアを使ってもらう。(フルフェイスヘルメットだから、後退操作が難しいのだ。)
サーキットでは、バックギア厳禁だからね。今日だけ特別だよ。」
まいったねえ・・・落とし穴だよ。これは。接触事故なく、グリッドにつけられてよかった。
その後、「通常のスタート手順」で、ローリングスタートを開始する車両群を見送りながら思ったことは・・・
今日は、接触したやつが”一番下手くそ大賞”だな。速さが問われる大会じゃない。」ということ。
自分の走行順になってコースインしたんだけど・・・実は、あまりドライブに集中できなかった。
というのも、トラブルが色々と起きたんです。
「たった2時間の大会なのになんでこんなにドタバタしてるんだ?」
結局、余計なピットインを3回も実行することになって・・・まあ、何が起きていたかは、後々記事にします。
この大会、経験者ほど「慎重に」ドライブすることが求められます。
自分のペースでは、全然走れなかった。
普段の耐久レースや、筑波サーキットの練習走行では、「このEP82は、みんなに走行ラインを譲る係」に徹する必要があるんです。何しろ全くのノーマルエンジンですから。
ところが、この大会では、「速い車両をバックミラーでチェックしながら、前方の車両抜いていかないといけない。」という忙しさ。
出走前にAE86レースの彼には、「2ヘアピン出口で後ろに車両がいなくても気を抜くな。最終コーナー入り口までに飛んでくるような車両がたくさん混ざってるぞ。」とは、助言されていたんだけど、その通りだった。
ストレートで、どの車両もこのEP82よりも速いんです。あっという間に並びかけてくる。
でも、コーナーに差し掛かると・・・
「追いついちゃったけど、この人、こっちに気がついてくれているかな?」とコーナー1個様子を見てから、仕留めにかかる必要があります。
ただ、一度だけ、「1つのコーナーで2台まとめて抜く」作業をしてしまって・・・
1コーナー手前で(あの)ノートNISMOを交わした後、前方のパブリカのインを差したところ・・・
ものすごくびっくりされてしまって、ういいい〜んって、コーナリング中に左によけてくれた。
「そんなに左にいかなく大丈夫だよ。やるんじゃなかった。」
と思いながら、先に進みました。ゴメンなさい。
車両そのものにトラブルを抱えていたけど、無事、2時間の走行を終了。
予選7位。決勝12位(クラス1位)
まあ、この車両のロバスト性を確認できました。
感心したのは、これだけタイム差がある車両が2時間走行して、クラッシュした車両が1台もなかったこと。
「コースの外で土煙を上げてしまった。」車両はいても、スピンをした車両は1台も無かったんです。
逆にコース脇に止まってしまっていた車両は、軒並み競技車両。
改造が施されている・・・ことだけではなく、やはりみんな車両そのものが古いので、耐久レース形式で連続走行させるのは、なかなか難しかったようです。
という感じで、「ぶつからない。ぶつけない。でも、できるだけ速く走る。」初開催の筑波2時間「耐久レース風走行会」は、無事終了。
2018年は、3回開催です。
当然、4月1日の開幕戦は、出場するんだろ?って?
え〜っとですね。
また走れなくなってるのよ。EP82。
この筑波TC-2の最中に「明らかに車両がおかしい。」って状況に陥ったんだけど、ちょっと4月1日は・・・
間に合わない感じかなあ・・・どうなる?俺たち?(当日か?当日手を挙げて乱入か?)

Oisix(おいしっくす)

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