久しぶりのJOY耐は、車検を受けるまでが大変だった。(前編) [JOY耐2018]
「JOY耐と共に夏がやってくる。」
私はそう思っているのですが、史上最速の梅雨明け宣言となった2018年JOY耐開催日から、1週間後が「猛暑の始まり」でした。2018年夏。
脚本家のたまちい様も降りて来ませんでしたよ。夏休みの宿題が忙しくて。
さて、またBlog更新が一ヶ月空いてしまいました。いきますよ。今回は、2018年Joy耐予選日のお話。
多分・・・多分、2回に分ける事になりそうな予感がしています。それぐらい、今回は、「予選日がピーク」な状況でした。本当に忙しかった。
Joy耐予選日は、朝7時にツインリンクもてぎに集合です。
7時半から参加受付開始。
で、この参加受付の時点で、その日1日、色々なトラブルを発生させる処置をしてしまったんです。後で振り返ると・・・の話なんだけど。
まず、受付にあたっての持ち物検査ね。
1)各自の運転免許証
2)各自のJAFライセンス
3)メンバー全員の参加申込書
4)ここがすごく大事。「その参加申込書に”全員分の”ハンコが押されているか?」
5)給油支払い用のクレジットカード申込書(代表者1名の情報のみでOK)
6)保険&ピットクルー要員用パスの費用
ここまでが、「基本の書類」です。この他の書類がトラブルを巻き起こすのですが、一旦書類系はここまで。
で、これらの書類を持って、「ドライバー全員集合」で、参加受付の部屋に入る必要があります。
2015年の大会の時はねえ・・・各自の免許証を提出する段階で、「一人だけ免許証の色が違う。」事が発覚!
みんな・・・みんな免許証がキラキラ輝いているんです。金色に。
「え?え?なんでみんなゴールド?」
「なんではこっちが言いたいよ。モータースポーツやってるのにゴールド免許じゃないってなんだよ。下手くそかよ。」
「え・・・いや・・・これは休日出勤で、会社の脇に車を止めてたら、コインパーキングの料金切れで・・・」
「あ〜・・・ゴールドじゃないんですかあ・・・残念ですね。走行担当時は、2秒/周加算になります。」
「えええ!!!」(冗談でした。)
そんなやりとりがあったよ。2015年。
あれから3年が経って・・・オレは進化したぜ。免許証の色が脱皮したのさ。
「ほら!みんな見てええ〜!オレ、金色の免許証さっ!」
「はい。恥ずかしいから手を下ろして。大きな声出さない。さっさと係員さんに渡して。」
あ、はい。
まあ、案の定だけど、5人全員が印鑑を持ってきているということはなくて・・・ちょっと大変。
で、この時に手元の書類を全部係員さんに渡してしまったんです。
多分、それは「そうする必要がなかった?」のかも。
渡した書類は、2つ。
7)車両申請書
8)装備チェックシート(5人分のヘルメット等の”持ち物検査票”)
この2つは・・・恐らく、係員さんに渡さないで、車検場まで自分達で持っていなければいけなかったのかと。
この3時時間後ぐらいに発覚するんですけどね。
無事に参加申込書受理されると、トランスポンダーが渡されます。それも5個。
写真撮影ができなかったのですが、トランスポンダー一つ一つにドライバーのフルネームが振られているんです。
正直、めまいがしそう。
だって、ただでさえ参加台数78台ですよ。少なくなったとは言っても。
それの「ドライバー分」って一体・・・ものすごい作業量です。
で、このトランスポンダーも・・・後々、少々トラブル。ま、予想していたんですけどね。
受付終業後、すぐに特別スポーツ走行を開始。(8時半から)
なので、7時集合、8時半走行開始はすごく忙しいです。特にドライバーが。
この1時間半の間に荷物を一通り下ろして、走行準備を開始しないといけない。
車両そのものは、1週間前に全員集合で整備できていたから、特に手をかける必要なし。
図らずも・・・なんですけどね。数カ月にわたって準備をしてきたスプリント用車両は使わないという決断をする羽目に陥ったんですから。
荷物も今回は、すごく少なくしたんです。
予備パーツとして持ち込んだのは、
1)ジェネレーター(ダイナモ)
2)スターター
3)左右ドライブシャフト
4)予備のフロントブレーキパッド(使い古し品)
だけ。
それに新品タイヤ6本。
ドライブシャフトなんて、バラバラの状態のままだったんだけど。
(土日になんとか完成させようとしたんだけど、結局、それどころじゃなかった。)
この特別スポーツ走行は、「金曜日に練習走行をしていないメンバーは必ず」出走しておいたほうがいいです。
なぜかと言うと・・・「トランスポンダー作動チェック」が行われます。で、まず間違いなくなんらかのトラブルに見舞われます。
今回も、うちのピットには係員さんが公式予選前にやって来て・・・・
「この車両、うまく信号が拾えていません。どこにトランスポンダーを付けていますか?」
左ドアのポケット部にガムテープで固定していたのですが、どうもこれでもダメだったらしい。
(確か2015年は、車体の真ん中(ガソリンタンク前)に固定していて、やっぱり指導)
「右ドアのできる限り地面に近いところで固定してください。」とのこと。
特別スポーツ走行を走っていなかったら、せっかく予選を走ってもタイムが記録されないところだった。危ない危ない。
で、トランスポンダーの話は、「走行後の話」
この特別スポーツ走行の枠は、60分間だったですが、結局、半分ほどしか走行することができなかったんです。
車両にトラブル発生。
外車整備係にドライバー交換したところ、まもなくピットに戻ってきた。
「この車両、変。途中で急にステアリング角が左右で変わるようになった。」
「????」
急遽、AE86レースの彼がコースインするんだけど・・・1周しないで戻ってきた。・・・ってことは、重症だね。
みんなでEP82を取り囲んでウンウン。
「LSDトラブル?でも、ミッションはオーバーホールしてもらったものを組んだし・・・オーバーホール直前だって、TTC1400のベテランドライバー様が普通にこのミッションを使ってくれていたんだぜ。」
「フロントのアーム類を全部増し締め。確か、全然仮止めのまま走って、キャンバー角が変わっちゃったことがあっただろう?この車両」
「いやいやいや。木曜日に4輪アライメントテスターにかけてもらったんだよ。そんなわけないって。」
「んじゃ、ドライブシャフトか?このバラバラになっているドライブシャフトをまず組まないと・・・」
なんて大騒ぎになっているところにKMSのドライバーさんがやって来て一言。
「どう?そっち。調子は?」
今、発生していることを一通り全部話す。予選に出走できなかったら、どうしよう・・・
「ああ、そんなことか。」
「????」
「このコース、縁石が立派すぎて、変な踏み方をするとあっという間に狂っちゃうんだよ。アライメント。うちも走行中になったことがある。すごく悩んだけどね。」
すぐにオーナーにフロントのトーインを調べてもらう。って言っても、我々の場合、「空き缶とホワイトペンとメジャー」の原始的な方法なんだけど。
その結果は・・・トーアウトで15mm程になっているらしい。
GLAND SLAMエスプリの皆さんに持たされた4輪アライメントテスターの測定結果と・・・一桁ほども違う。なんだこれ?原始的な測定方法だから、正確じゃない・・・・????
とにかくトーインを直そう・・・って無理。もう、車検の時間だ。
ということで、やっぱり次回に続きます。
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