Snell SA2005だけのヘルメットだとJOY耐に参加できなかったよ。 [JOY耐2019]
ものの見事に月一更新になって幾千つき・・・・申し訳ない。
今回で、Joy耐2019のお話は、最終回です。
この先は・・・なんで今年は猛烈にBlog更新が遅くなったのかの話を・・・したほうがいいんだか、悪いんだか。
迷ってます。
さて、Joy耐予選日のお話。(土曜日ね。日曜日の決勝の話じゃないんだよ。5ヶ月経過しているのに)
で、車検は通った。なんとか。
毎年恒例の「この車両、下回りバッチいなあ・・・飛び散ってるグリスぐらい拭いてから、持ってきなよ。」というご注意を今年も”ちゃんと”いただきました。
(だって、いつもドライブシャフトグリース入れすぎ&車検終了時刻ギリギリまで整備なんだもん。)
この車検の時に、車検場の脇で、ドライバーは全員、装備品チェックを受ける必要があります。
数年前までは、「全員勢揃いしないと装備品チェックそのものが受けられない。」という規則だったのですが、今年は、バラバラに受けることができました。
ただし、「申し込み時に同封されている装備品チェックシートを事前にドライバー全員分書き込みしておくこと」が必要です。
で、今年はJoy耐規則が変わっていたんです。装備品の関係で。
「靴下。靴下見るからね。FIA8856-2000のソックスが着用義務だからね。今年から。」
今年のJoy耐申し込みが終わった後に、メンバー全員に「ソックス買っておけよ。」と言ったんだけど・・・
最初、信じてもらえなかった。全員。
みんな「真夏の暑い大会だから、アンダーウエアは、あくまでも”推奨”扱い」と思い込んでしまっていたんです。
公認競技に出ているAE86レースの彼以外には、全員買わせましたよ。新品ソックス。
「これさあ・・・穴が空いててもいいのかな。ほら、古い競技用ソックス。」
うん。ダメだからね。外車整備係。親指のあたりをウリウリしない。あ、指飛び出した。
まあ、今年は、書類関係も全部持って、車検場にやってきたし、去年のようにピットに全力ダッシュを繰り返したりしないぜ。
そんなことを思いながら、3人+2人の2回に分けて、車検場脇のテントへ。
順調にオーナーと外車整備係の服装チェックが終わって、私の番。
別に問題無いよ。何も。と・・・・ん?・・・何か・・・関係者全員が私の荷物に集まってきてる。
え〜と・・・何?
カロリーメイト?カロリーメイトを隠し持ってたのがまずかった?1日1800kcalって制限されているんだけど、我慢できなかったんだよおお〜!!!
じゃなくって、え?その手に持ってるのはレッドブル。
え?え?いや、ドーピング・・・いや、ならないって。うん。ならないよ。レッドブルの缶にマムシドリンクとか入れてない。大丈夫。ほんとに。あ、振らない振らない。変な液が出てきちゃうから。(?)
関係者がカロリーメイトとレッドブルの缶を振りながら、かき分けてきたのは・・・ヘルメット。
は?何?
「それ・・・去年もこの大会で使ったヘルメットです。」
「うん。わかってる。去年のシールがそのまま貼られてる。外そうね。なんか全然メンテナンスしていないみたいだからさ。気になって、中を見たんだ。」
オレンジ色に「SA2005」って書いてある。
「製造年は、10年経過していませんよ。ギリギリ。来年は新しいのを買わないとって思ってました。」
「うん。製造年の話じゃ無いんだ。このヘルメット使えない。」
「え〜と????」
「JAFの規則書にも出ていて、何年か前にJAF SPORTSでも警告文が掲載されたんだけど、今年の1月1日から、このSnell SA2005だけが掲載されているヘルメットは、HANSと組み合わせて使うことができないんだ。」
あはは〜・・・まいった。
私としたことが、規則書を見落とした。
これか。
HANSの話をしていたんだと思ったけど、ヘルメット側の問題だったんだ。
私のJOY耐2019は、ここでおしまいです。予選日にツインリンクもてぎにやってきたところで、おしまい。
装備品チェック、不合格だった。
どちらにしても、明日の決勝は、告別式があるので、この場所にいることができない。
予選が終了した後、コントロールタワーに呼び出された。
オーナーと二人、コントロールタワーに向かう。
「なんだろう????呼び出しって。そう言われると、毎年、土曜日に呼び出しされてない?俺たち。」
「そう・・・だねえ・・・アレかな。また、ピットロード速度違反?」
うん。そうだったよ。42km/hだって。今年。
去年は、43km/hで呼び出しだったから、あと2回呼び出されれば、40km/hだ。(ダメです。)
今年は、スピードメータケーブルがエラーになっていたみたいで、速度がわからないまま、Joy耐本番に突入してしまったのだ。
せっかくコントロールタワーに来たので、質問をしてみる。
「5人ドライバー登録で、明日、葬式を出さなきゃいけなくなったので、1名走れなくなりました。どうしたらいいですか?」
「え〜と、何か大変なことを言ってるよ。目の前の人が。ここにいちゃいけない人が、何か言ってる。」
「いや、本当に。何かペナルティを受けないといけないですか?確か、”登録ドライバーは、全員決勝を走行すること”ってなってましたよね?」
「ああ、大丈夫だよ。それは数年前まで。だいぶ苦情が出たんだよ。当日、具合が悪くなったりする人がいるのに、強制するのか?って。トランスポンダーで、全員を監視するようになったから、出走していない人は、記録が残らないだけです。」
ということで、無事にペナルティもなく、私はJoy耐2019から離脱することができました。
まあ、なんていうか・・・今年は、本当に競技に集中していなかったんです。
そういうところが、規則の見落としとか、普段じゃ考えられないような失敗をしていたなあ・・・と。(仕事でも、2回、大失敗しました。このJoy耐のあと)
今、JAFの競技規則を見直すと・・・
確かに出てましたね。
第4編 付則の「3.競技用ヘルメット」に一覧表がしっかり掲載されていました。
国際モータースポーツ競技規則付則H項とJ項は、時々見直ししておかないと、落とし穴があるってわかっていたのに・・・ハマっちゃったよ。まいったね。
数年前にH項の日本語訳をJAFの事務所に買いに行ったら、ものすごく驚かれて、それ以来、ついつい、パラパラ読み飛ばすようになっちゃってたんだよね。
はあ・・・失敗。
新しいヘルメット、年が明けたら買わないと。
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