冷却水漏れの原因は、ウオーターポンプだった。 [EP82日常整備]
今月から、筑波サーキットは営業再開です。すごくうれしい。
早速、練習走行。
受付に向かうと・・・なんか・・・大分様相が違う。
あ、まず、敷地に入る時点でマスク必着です。
入口に入る時点で、警備員さんに「あ、は〜い、そこのマスクしていない人が助手席にいるZN6・・・こっち来て〜」ってやられます。
「マスク持ってない?んじゃ、この”筑波1分切ります。”って書いてあるスペシャルアイテム。筑波サーキットオリジナルマスクを売りましょう。一枚1,000円で。」(嘘です。信じないでください。)
で、いつもだとコントロールタワー脇の受付に向かうんですけどね。
受付・・・一方通行になってた。
しかも、その階段手前にテント。
このテントの中で、必要事項を書いてから階段を上らないといけないんだって。
受け付け手前は、それぞれソーシャルですこ?なんか距離をとるようにテープが貼ってあって・・・簡易的に日よけもつけられていたりとか、これ・・・係員さん達、相当準備が大変だっただろうと・・・
受付のお姉さん達とも完全にカバーで仕切られていて、マイクとスピーカーでやりとり。
なんだかみんな、えらく受付に手間取っているんですよ。なんだ?一体。
今までと違います。時間がかかることを前提に受付に集合した方がいいです。
やっと私の順番。
テントの中で書き込んだ書類を提出。完璧さ。って思っていたら・・・
「あ〜すいませ〜ん。裏・・・白紙です。」
「え?」
「裏が問診票になっているんです。今月から。」
しまったあああ〜!これか、みんながやたら時間がかかっている理由は。俺様としたことがああああ〜!裏を読まなかったとは。
「じゃあ、一通り読み上げていきますね〜・・・同行者の方の体温はいくつでしたか?」
「え?????」(フリーズ。想定外の質問だった。)
「あ、あのあのあの・・・」(いや、だって・・・オーナーの体温なんて・・・)
「そんな、下向いてモジモジしなくていいですよ。た・い・お・ん。教えてください。」
「今日はお医者さんごっこしてないので、分かりません。」
「は?」
みんなねえ・・・今月から、筑波サーキットの敷地に入ったら、まず、Aパドックでお医者さんごっこ。必須だよ。同行者の体温測定。
さて、昨年のJOY耐で完走はできたけど、実はいろいろなことが起きていたEP82。
再び走ることができています。まあ、本来なら、今月はJoy耐ウイーク2020だったはずだからね。例年通り、大会そのものには合わせこむことができたぞ。
走ることはできるようになったけど・・・冷却水がポタポタ漏れてることを発見。
いや・・・大丈夫。予備のウオーターポンプを買ってある。大分前に。品番16100-19226。
確か・・・2018年のJoy耐土曜日朝練習走行の時に発見されていたんです。「なにか垂れてるぞ。この車両。」ってみんなに言われて。
で、その時は・・・どうしたんだっけな?
とにかく完走できてしまって・・・その後は、ウオーターポンプそのものを交換用に買っておいたんだけど、スプリント用車両とのエンジン交換に取りかかってしまって・・・
2019年大会の1週間前にそのエンジンをブローさせてしまって、下ろしてあった2018年大会まで使っていたノーマルエンジンをそのまま搭載して完走したんだった。
もう、練習走行の段階でポタポタ漏れてる状態だから、対策をしよう。いくらなんでも。簡単だよ。ウオーターポンプの交換なんて。って、オーナー・・・なぜ、タイミングベルトカバーを外し始めてる?
「あれ?これ外さないと作業できないんじゃなかった?」
違うって。
ファンベルトを外した後、ウオーターポンプをエンジンブロックに取り付けているネジを外すだけで、交換ができるんだよ。後ろの配管はパカッて抜けるはずだよ。抜けるはず・・・・あれ????
ここからが長かった。
どうやっても金属製の配管を・・・抜くことができない。う〜ん????
二人で整備仕様書を読み直す。
「ウオーターポンプ取付ネジを外した後、配管を後ろにずらすことによって、ポンプを取り外す。」
その通りに作業してるんだけどな。なん・・だ・・・どうやっても配管が抜けない。
下に潜ってウンウン言っているうちに思い出してきたんだけど・・・確か、このウオーターポンプって・・・2016年に搭載した時は、「まだ交換したばかりだから。」って、それ以前のエンジンのやつを流用して・・・何しろ2年に一度ブローしていたからね。エンジン。
で、確か・・・そう、エンジンが降りている状態で、自分でウオーターポンプを交換しようとしたら、この配管を外すことができなくて・・・フロント側からネジを全部外して、プーリー側だけを新品に交換したような・・・
だから、ボディの接合部から漏れ出したってことか?高加圧ラジエターキャップを使ってしまっているから、その影響を受けた形か?
「もう、配管全部外そうよ。」
「う〜ん・・・このエンジン、車載の状態で裏の配管を外しちゃうと、大変なんだよな〜。手が入らなくて。」
諦めた。全部外す。ウオーターポンプからサーモスタットのところまで。
二人がかりで、古いウオーターポンプから金属配管を引き抜くと・・・接合部を見たオーナーが一言。
「これ、新品のウオーターポンプに入っていたゴムパッキンだけじゃなくて、その周りにシールパッキンブラックが塗ってある。だから、外すことができなかったんだ。」
まあ、今回は・・・整備仕様書通りに作業しようよ。この配管を新品のウオーターポンプにスポッと。
これで様子見。高加圧ラジエターキャップを使っている車両だけど。
うまく取り付けられたぞ。まいった。ウオーターポンプ交換で、半日がかかりになってしまうとは・・・でもねえ・・・なんか・・・気がついちゃったよ。
このボタボタ漏れていたウオーターポンプの下って、ジェネレーター(ダイナモ)。
バッテリーに充電できなかった問題って、これかねえ・・・根本原因。
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