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Covid-19下でのJoy耐(金曜日) [Joy耐2021]



前回記事で少し修正しないといけないことがあります。

Joy耐2021制式結果ですが、私は前回「完走63台中の62位」と記載しました。

これ、正確には、「チェッカーフラッグを受けた台数が63台」という意味です。


今年のJoy耐は、73台が出走しました。

正直、よく集まったなあ・・・と思います。エントリー受付期間を延長したことによる事務方のご苦労は大変だっただろうな・・・と。


何しろ我々が初出場した(あの)2011年よりも、とにかく台数は集まったわけですから。


完走扱いは、67台でした。(完走率91.8%)

この完走扱いとチェッカーフラッグを受けた台数の差について説明をしておいた方がいいですね。せっかくですから。


Joy耐の特別規則書には、「順位の認定」が定義されています。(今年の場合、第57条)

残酷なことが書いてあります。

「走行周回数が、優勝車両の走行周回数の70%未満(端数切捨て)の車両は、”順位の認定を”受けられない。」

今年の最多周回数は、154周でした。

トップクラスは、近年稀に見る接戦だったようで・・・154周の車両が5台も。


154周の70%は、107.8周(端数切捨て規定により、107周が有効)

実際、63位の車両は、107周カウントでした。


では、「チェッカーフラッグを受けなかったけど、完走扱いとなった車両は、どれぐらいの周回数だったのか?」というと・・・


64位の扱いとなった車両は、148周です。(しかもクラス2のEP82)

148周・・・相当上位のはず。

もし、チェッカーフラッグを受けていたとすると、総合23位から28位。クラス2では、5位ぐらいだったということになります。


Joy耐の残り30分は、コース脇に止まってしまったり、あるいはスピンする車両が続発する時間帯なのですが、恐らくこれらの「走行周回数が多かったのにも関わらず、チェッカーフラッグを受けられなかった車両」は、「ガス欠」だったのだろうと思います。


「耐久レースはチェッカーフラッグを受けないと何も残らない。」


参考までに「全出走台数のうち、チェッカーフラッグを受けた率」は、86.3%になります。

勢力分布は、私達が参加したクラス2は、12台でした。これは、FIT1.5ccクラスの15台に次いで、2番手となります。

形式別では・・・EP82はやはり2番手(13台)です。トップは、先代のFit(GK5)が、16台集まっています。

この10年で大きく変わったのは・・・・VTECエンジン勢が本当に少なくなりました。

代わりに台頭してきたのが、Fitと後輪駆動車両群。


あの時は、「1500cc以下の車両がトップ10に食い込むなんて無理だ。VTECエンジン勢のための大会だ。」と思っていましたから。


きっと「大会における車両1台あたりの燃料消費量」は、10年前に比べると格段に減っていると思うんですよね。その視点で、大会主催者がガソリンスタンドの集計を取っているかわかりませんが。


さて、2021年大会結果の解説で、ここまでだいぶ文字数が増えてしまいましたが・・・このあまりいい成績とならなかった2021年大会を自分たちがどう過ごしたか?

をこれから何回かに分けて記事にしましょう。


まずは、大会初日(金曜日)の話です。

休止前(2019年)と色々なことが大きく変わりました。Covid-19の影響下では。

何しろスケジュールが大きく変わった・・・とうとう土曜日朝の練習走行が無くなりました。

金曜日は、例年通り「練習走行の日」となっているのですが・・・

私達は、いつも通りメンバーが集まれない。

今年は金曜日走行が「大会出走費用にそのまま組み込まれている。」ので、ある種お得だったのですが・・・

(2019年までは、練習走行に出走する前に必ず走行券を購入していた。)


我々にとっては、金曜日は「車両をピットに置くだけの日」です。

午後にのんびりやってきて、まあ、試しにコントロールタワー1Fの受付所に行ってみましたよ。

ひょっとしたら、今までと違って、「メンバー全員揃ってなくても受付可能」になっているかと思って。


結果は・・・即座に却下ですよ。ええ。

綺麗なお姉さん二人が、ものすごく困ってる。何?


「一人で来られても全然構わないのですが、ドライバー全員分の運転免許証とライセンスは、お持ちいただかないと・・・」


やっぱりね。薔薇の花束が必要だったか。二人分。(ダメです。)


もう一つ指摘を受けたのが、「印鑑」

今年は、TTC1400大ベテランドライバー様が手伝いにやってきてくれることになったんだけど、手続き書類が到着した後、(大会1週間前に到着。エントリー受付延長の影響が出ました。)全メンバーが揃うことができなかったのだ。

我々は、今年、土曜日の段階でも全メンバーが揃うことはなくて・・・(何しろオーナーも土曜日が仕事で、今回はドライバーを辞退。)

日曜日にコントロールタワー3階に印鑑を持って上がってもらいました。


去年、このなんとかウイルス(Covid-19って言って)騒ぎの時に「印鑑廃止」って遠くで言っていたような・・・

多分あれは大手町周辺の心の叫びだったんだな。きっと。


綺麗なお姉さん二人に問う。

「今日、受付関係で、私ができそうなことは何かありますか?」

「車検はできます。全員が揃っていなくても可能です。」


早速、EP82に大量に積み込まれた荷物をピットに下ろして・・・


我が妻を歩いて車検場に向かわせた後、私がEP82を走らせていくと・・・・

なんか・・・車検場から係員さんが・・・ゾロゾロ・・・全員?多分全員出てきて、私の方を見てる。

入り口前に立っている我が妻が、仁王立ち。

「ダメだよ。この看板に”ガソリンを抜いて、押してくること”って書いてある。」

あ〜ん・・・でも、燃料切れ表示が点灯するぐらい減らしてきたんだよなあ・・・筑波サーキットで。


係員さんの一人がやってきた。

「遠くから自走してきちゃってさあ・・・フォローのしようがないだろ?燃料抜いてからもう一度来なさい。」

「え〜と・・・押してこられないので、事前車検を受けさせてもらうとか?」

「ダメ。事前車検なし。Uターンしなさい。」

「何か他にできることないですか?」

「装備品受付はできるよ。車は関係ない。書類全部揃っているかい?」


書類がね。

Covid-19下のJoy耐は、書類書きに追われたのだ。

大部分は、オーナーが書いてくれたんだけど、それでもその内容チェックと自分の追記で3時間以上かかった。

大会前に仕上げておいてよかった。ピットじゃ書ききれなかったよ。

今までは、全員が揃って装備品チェックの机の上に店を広げて係員さんにみてもらっていたんだけど・・・

その作業の代わりが「書類」

ものすごい項目数を埋めなければいけなくて、さすがにこれはドライバー全員が、大会1週間前に集まって確認しあったのだ。


装備品チェックのテントで無事に審査終了。

「ドライバー各員に必ずこのシールをヘルメットに貼ってから、明日の予選に出走させてください。」

重要な小さなシールを渡される。


私達は、ちゃんとシールを貼って出走したけど・・・翌日、なんだか放送で繰り返しこのシールの注意がされることになります。

「別に見てないからいいだろう。トランスポンダーで、どうせデータを見てるんだろ?」と思ったかね。

厳しいよ。Joy耐係員の皆さんは。しっかりヘルメットシールとドライバーの顔を覚えられています。


ガソリンを抜いてもう一度車検場に・・・諦めた。

Joy耐決勝中のガソリン補給は、軽いクラス2車両は、ドライバーと補助員1名でなんとか処置できます。

でも、ピットから車検場までは・・・上り坂なのだ。決勝時補給ルートと逆に。

我が妻にEP82を押させてあの上り坂を・・・・無理。

後でお仕置きされちゃう。

あんなこととかこんなこととか。いやん。(?)




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