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ビッグサイトのモーターショーはものすっごく良かった! [モーターショー]

「君はね。隣にこんなうら若き女性がいるのにランチを誘うとかしないのかね?」
「う〜ん・・・・」
「なんでそんな反応なんだ!まったく。いいか?お嫁さんってのは、歩いてこないんだよ。だから歩いて行くんだよ。」
「どっかの歌みたいな話ですね。」
「ふう・・・しょうがないな。私が声をかけてやろう。」
「僕らとうちの奥様の3人で、”布の面積が少ないお姉さん”を観に行くんだけど、一緒に来ないかい?」
「は?」

・・・・来てくれなかったよ。彼の隣の席の女性。(ちっ)

あれから2年が経過しての東京モーターショーですよ。今度は集合場所が違うんですよ。
「今度はほんとに騙さないでくださいよね。前回は全然関係ない駅を堂々と案内しましたよね。」
大丈夫だ。今度こそ。国際展示場駅集合だよ。

自動改札を出ると・・・あ、いたいた。今回はこっちがちょっと遅れちゃったよ。
3分12秒遅れだ。悪い悪い。
「あ、いや、大丈夫ですよ。ちょいと30分ほど、寒い改札で震えていただけですから。」
おかしいだろ。10時半集合で、10時前に到着しちゃうなんて。っていうか、今・・・なんかとっても懐かしいモノを見たような・・・ちょっと待て!その鞄の中に入れようとしているモノを見せなさい!

MDプレーヤー(SONY製)・・・・・

「なあっ!頼む!頼むから21世紀になってくれ!何で今どきMDプレーヤーなんて持って歩いてるの?中学生は知らないよ。今どき。MDプレーヤーなんて。」

はあ・・・まったく。この2年で、ついに東京モーターショーのチケットだって、ダウンロード販売&携帯電話チケットレスに進化したというのに・・・あ、買ってないの?チケット。
そこの改札のところで買って。チャッチャと。会場入り口で買おうなんてしたら、とんでもなく並ぶハメだよ。もう、国際展示場駅から東京ビッグサイトの入り口まで、長蛇の列なんだから。

って・・・・その後、ほんとに信じたくない光景が・・・・

「土砂降りの雨の中、国際展示場駅から遙か彼方に向かって、長い長い列が・・・・」

あ、あの?
まさかみんな東京ビッグサイト?
え、いや・・・今日、アニメ博だったっけ?何でこんなに・・・・ほんとにモーターショーにいくの?みんな?

冗談で言ったのに「駅から入り口まで長蛇の列」って・・・・
言霊ってほんとにあるんですね。
うっかり変なこといっちゃいけないんですね。(気のせいだと思う。)

10時半から駅前に並び始めて・・・30分以上経過。いやあ・・・よかったなあ。いつも「なんでこんな風に駅まで続く廊下があるんだろう?」って思っていたんだけど・・・ほんとに役に立つ時があるんだね。会場から駅に続く長い長い廊下。
あれ?・・・あの・・・まさかの「屋根のない場所に右ターン」って、ほんとに?

土砂降りの雨の中、傘を差して小さくなる3人。
「あのさ・・・・前回と違って、信じられないぐらいの人出なんだけど・・・
みんな、モーターショーになにを期待しているんだい?」
・・・・・・・・・・・・

周りの人たちの声も止まっちゃって、あ〜・・・なんだか、言っちゃいけないこと言ったんだね。僕。
「しっ!下向いて!顔あげないで!なんてこと言ってんですか、あなたは!
「あ、はい。」

外国人の皆さんもすごく困惑してる。まさかの展開だったでしょう?「日本人は、ものすごく困った状況になっても、整然と並んで順番を待つ」って報道されていた状況に、まさか今日、自分も付き合わされるなんて。

やっと入場。1時間はかからなかった。
チケット受付は・・・次回は、全部の受付に「モバイルチケット受付機器」を設置しようね。せっかく並んだのに左端に再度並び直すハメになったよ。私。紙のチケットの方が速かった。

さあっ!ここからは、「晴海の最後の開催から幕張メッセ全期間を見学した真の東モマスター」が、「東京ビッグサイトに移った東京モーターショーの歩き方」を解説するよ。
みんな、刮目せよっ!

なんたって、ここのビッグサイトは私のお庭ですよ。コスプレイベント・・・あ、いやいや、よ〜く、説明員として通っている場所ですからね。どこに何があるのか、裏方も含めて全部わかっちゃうよ。

はい。チケットチェックを受けた後・・・右ターンしてください。「西」に向かいます。
途中で必ず、「松本零士さんイラスト」のNEWSを必ず手に取るように。東京モーターショーを25年ほど見てきていて、初めてですよ。こんなに立派な「公式”無料”パンフレット」が配布されるなんて。

トコトコ歩いて行って・・・はい。左に「登る」エスカレータが見えます。
さあっ!何の迷いもなく、登りなさい。
今回のイベントのメインステージだ。
「西展示棟4F」
もう、正直、この4F&屋外展示場を見たら帰ってもいいぐらいです。

4Fついた?よしっ!そしたら、すぐに一番隅っこにある「パーソナルビークル試乗会」に並びなさい。
係員さんが、「え?ほんとに?こんなにみんな乗りたいの?」ってだいぶ動揺していたけど・・・
構わず並んでしまえ!こんな車に同乗走行できるぞ。




あ、ちなみに、この日産車の時間(他の会社の時間もあります。)は・・・・スカートの女性は控えてもらった方が良いです。
みんな「別に・・・他の人が運転する車に乗っても・・・」って思うかもしれないけど、すごいことなんだよ。
なんたって、「室内を人を乗せた4輪車がグルグル動いている」んだから。
わかるかい?「空気を汚す車だったら、こんな事は実現不可能」なんだよ。

さて、試乗車から降りてきた?
んじゃ、次は、近くにあるMAZDAのブースに行きなさい。
ブースの前に発売前の「CX-5カットモデル」が置いてあるんだけど・・・その意味を知ることになります。脇に設置されている3Dシアターで。

私は、これほどに「3Dの効果」を生かした企業広告を見たことがないです。非常に良い!絶対に見ておくべきです。並ぶんだけどね。

で、その映像を見た後、周辺のITS関連展示をくまなくチェックするように。5.8GHZ帯や、アナログTVの電波領域が今後どのように使われていくのか?という具体例を見ることができます。
このITSシステムやDSSSという仕組みは、日本が一番進んでいる・・・とは絶対思えないんだけど、とにかく「これからの産業」の一端を垣間見ることができます。
「日本がこれから先頭に立って、世界に広めていかないといけない技術」と言った方が良いかな。

で、ここでいったん、建て屋の表に出ましょう。(出られるようになっています。)
表をグルグル歩いていると「自動運転デモンストレーション」や「次世代自動車同乗試乗会」が開催されています。
残念ながら、私が行った時は、雨だったせいで中止だったんだけどね。
「大学で研究されていること」の成果発表の場なんですよ。ここは。体験することができなくて残念。

さて、もう一度建物の中に入って・・・LPガス車のコーナーを見ましょう。
2年前に「夢のマシン」だった、「ホンダのガスボンベで発電する発電機」が普通に手に取れる位置に展示されています。すごいねえ。未来がやってきたんだね。
あるいは、旭硝子のコーナー
すごいよ。「ガラスすげえ!」って思わされる展示がいっぱいです。絶対にここは見ておかないといけないブースです。

2年前って・・・たしか「電気自動車」ってまったく・・・展示されていなかったと思う。
ハイブリッドカーとか、燃料電池車は盛況だったけどね。
あのとき、「2年後には、普通に街の中をハイブリッドカーや、100%電気自動車が走っている」状況を予測できた人なんて、ほとんどいなかったんじゃないかな。

その影響か、今回のモーターショーでは、「ハウスメーカーの展示」がいくつか出ていました。
「新しい波」なんだと思います。「住宅と車の連携」って。
そのようなハウスメーカーの展示の先に・・・「ファッション店」が展開されてます。

UNITED.gif

800円のチョコレートを買いました。ここで。あ、おいしかったです。高かっただけあって。

このお店の周辺は・・・トミカのコーナーが・・・・絶対、2年前より広くなったよね。っていうか、お客さんが・・・きゃ〜多すぎ多すぎ!お子様達があああああ〜

いやあ・・・とにかくすごい人出なんだけど、我が妻が気がついたことがあるんですよ。
一日を通してなんだけど・・・「こんなに子供が一杯いるのに泣いてる子がいない。会場中どこを探しても。」

確かに・・・そう言われればそうだね。なんだろう・・・さすがにハブベアリングとかを見て、ハアハア言ってる子供はいないみたいだけどね。

さて、じゃ。帰ろうか。任務終了。
え?「格好いい車が見たい。」
はあ・・・そんなもの見てどうするの?どうせ、そのうち街中に出てくる車だよ。あ、はいはい。行くのね。グチャグチャに混んでる完成車メーカーブースに。

んじゃ、下に降りて、「西展示場1F」
ここでは、トヨタのブースね。

toyota.gif

数年前までは、各ブースの「カタログ」コーナーに長蛇の列だったけど・・・
時代は変わったんだねえ。どこのコーナーも「紙」媒体なんてほとんど置いていないし、お客さん自体も寄っていってない。って思ったら・・・なんか、このトヨタのコーナーだけは・・・なんだ?みんなが・・・

あ〜・・・確かに「良くデザイン」された袋を配ってくれている。すごいなあ。フォントだけでこんなにカチッと決めてくるなんて。
みんな気がつくんだね。「きちんとしたデザイン」が優れているって。
残念ながら・・・著作権が絡みそうだから、ここで紹介するのはやめておこう。

「ビッグサイトになって、規模が縮小」された東京モーターショーを見るのが怖かったんだけど・・・
この大きさがいいのかもね。なにしろ、完成車メーカーと部品メーカーが同じフロアに展示できるようになったんだもん。
知ってる?曙ブレーキ工業なんて、F1のマクラーレンに部品供給してるんだよ。もっと言ったら、F1のアルミホイールなんて、全量日本メーカー製なんだぜ。

レクサスの脇の通路を抜けると・・・なんだか、「世界のご飯」大会がやってる。
なんだかも〜人がたくさん並んで・・・はい。構わず前進。どいて。車乗りたいの。



「珍しい車に乗ることができる、同乗試乗会」が開催されています。
並んだんだけど・・・「抽選に35分待ち」って聞いて、列を離脱しました。3人とも。
まあ、もう一つ理由があって・・・
表から、走行状況を見ていたんだけど・・・なんだか車が可哀想な使われ方をしていたんだよね。まあ、一般の人向けのデモンストレーションだから、しょうがないんだと思うけどさ。
明らかにアンダーステア出しっ放しの旋回をさせるドライバーとかがいて・・・
もし、同乗していたら、パンチしそう。(問題発言です。)

あれ、どういう選抜基準で選ばれたんですかね?
ジムカーナやダートラメンバーが見てたら指さして笑われるぞ。

んじゃ、気を取り直して、会場に戻る途中のTAKATAのデモを見学しようか。


クックック。「吊られるプレイ」をやってみたい人必見です。この動画の先は・・・・きゃ〜!!!!(はあ?)

さて、帰るか。
え?「東には何があるのよ。」
ふう・・・いいか?日本のテクノロジーの最先端は、西の4Fに展示されていたの。それを見て終わり。あ、痛い痛い。わかりました。連れて行きます。

東展示棟に行く途中のPRONTOでご飯を食べましょう。他の場所ではなくて、ここだ。一番速くて、外しがない。OK?

二人は場所取りしてて。私が並ぶから。
で、コーヒーとケーキを頼んで、いったん場所取りが完了した席に戻る。
あとはパスタを待つだけ。調理が完了したら、呼び出しブザーが鳴るからね。
「自動車産業って、すごいんですねえ。」
「ああ、ほんとだね。オレ、普段、よくここで説明員をやってるからさ。正直、来たくなかったんだよ。今回のモータショー。あまりにも普段、“仕事として”来ている場所だからさ。」
「あ〜・・・わかります。自分たちの業界との差をまざまざと見せつけられちゃったというか・・・ウチの展示会で、表にまで人が溢れるなんてこと、無かったですもんね。」
「それを言うなよ。思っていても言うな。今、すっごくズ〜ンってきてるから。」

東の展示館はですね・・・すっごく珍しい車を見ることができました。(展示されてると思わなかった。)
raducal.gif

KTMのX-BOWとか。

X-BOW.gif

みんな「ナンバーをとって、公道を走ることができる」車両です。
すごいなあ。日本。「10mmでも車高をいじったら不良整備」って言って、モータースポーツ用車両が検挙されていた時代が、夢みたいだ。

あとは、大型トラックだよね。珍しい車ってなると。
一時、「東京モーターショーから商用車部門を切り離し」た時代があったでしょう?
あれは大失敗だったよ。発表された時から、「そんなのイベントとして成立しない。」って思ったけど。
(ほんとにあれ、なに考えていたんでしょうね。関係者。”展示会の時代”なんてとっくに終わっていたのに)

大型トラック周辺には、お子様がたくさん寄ってくるんですよ。
しかも、みんな運転席に座りたがるし。
あんなに子供たちの目がキラキラしている乗り物って、ほかにないでしょう?
ヘタすると、メインの扱いでいいぐらいですよ。「夢を与える乗り物」「みんなの生活を支える仕事の車」として。
2年後には、トミカブースの脇が大型トラックコーナーになって欲しいですね。

あとは、やっぱり部品ブースですよ。いやあ・・・繰り返しになっちゃうけどね、「自動車産業を支えているのは、部品メーカー」なんですよ。
海外の車が壊れなくなったって言われて久しいんだけど・・・
たとえば、2輪のハーレーとか、4輪のドイツメーカー各社とか・・・部品構成率どこまで上がっていると思います?日本メーカーの。
まあ、大問題なのは、「日本メーカーだからといって、日本で物作りをしているわけではない。」ってところなんだけど。

ま、私が関わっているこのあたりはね・・・まだ、日本で量産先行試作はしなきゃいけない世界。

kiban.gif

まさしく自分が関わっていることが、展示されていて、にやってしちゃった。(フエッヘッヘ。)

さて、帰るぞ。今度こそほんとに。
「あ、あのう・・・」
「なに?」
「当初の目的の布の面積が少ないお姉さんが・・・」
あ、そういえばそうだね。
なんだか今年は・・・見当たらないなあ。
逆にハウスメーカーのブースの方が、面積少なかったね。
「快適空間だから、その布の面積で一年中過ごせる」って事か?とかって思っちゃったもん。

あ〜・・・あれだ。二輪のコーナーだ。確かに行ってなかった。

「はあ・・・・」

まあ・・・期待していたより、面積が大きいか?でもな。大丈夫だぞ。お待ちかねの時間があるから。
こうやって待っていると、「布の面積が少ないお姉さんが、バイクにまたがってくれる。」時間帯があるんだ。
よしっ!じゃ、場所取りをして、待っていよう。ほらっ!バイクの前にしゃがんで。斜め上にレンズを向けられるように。ピントは、タンクのあたりに合わせるんだ。

え?ほんとにそんな時間があるのかって?
あるわけないでしょ。お子様がこんなにやってくるショーで。
ちゃんとしゃがんで場所取りをしているヤツを、そのままそ〜と置いて、会場を出てきましたよ。んじゃ。
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