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FIAロールバーパッドとウインドウネットを取り付け [スターレットをN1車両化]

小説を読んでいます。ま、年末のお休みに入りましたしね。
「あなたが過去1年間やってきたことを記述しなさい」っていう論文だったんですよ。A4版5ページ。
「・・・・オレ様の1年をA4版たった5枚?」
ああ、ちゃんとルールは守りましたよ。5枚にまとめて締め切り前に提出。
読んだ上役衆全員が、「いや・・・これ・・・目が痛い。行数制限って無かったんだっけ?このままじゃ落ちる。絶対読んでくれないって。試験官が。」
「レギュレーションの網をいかにかいくぐるかでしょう?A4版5枚で、行数制限がないんだから、Wordの13ページを5ページに圧縮することは、こうやってできるんですよ。Windowsの汚いフォントで読もうとするから、目が痛くなるんじゃないですかね?」
「いや、ほんとに直して。このままじゃほんとに落ちるって。よっぽど目が良くないと読まない。」
そのまんま突っ込んでいったところ・・・ほんとに落ちました。2次試験。
・・・なんだあ。試験官みんな、目が悪かったんだ。(問題はそこじゃないと思うぞ。)

2次試験も通過した人たち(昨年も突破したんだけど、その後の3次試験で落ちた人たち)から、
「ま、これで正月はゆっくり休めるだろ?たすきを渡す競技をやってるんだったら、この本でも読んでな。車と陸上じゃ、だいぶ違うかもしれないけど、思うところはあるはずだから。」
って渡された本を読んでいます。
「う〜ん・・・私は、実用的な本しか読まないんだけどな。確率論とか統計学とか・・・」って思いながら引き取ったんですけど・・・
おもしろいです。すごく。この本。
「陸上を全くやったことがない10人を集めて、箱根駅伝を目指す。」という、少しでも陸上競技をやった人なら、「夢だって。そんなことできるわけがない。」っていう、も〜ほんとに「はあ?」っていう出だしからスタートする小説。

まあ、たまにはこんな「夢物語」もいいかもしれないですね。結構気分が良くなる本です。これ。
さて、「2008年の段階では、夢のお話だった。」ことを現実にする作業を行っています。EP82N1化作業。
今回のテーマは、「ロールバーパッドとウインドウネットの固定」のお話。

FIAのGr.N車両とJAF規定はほぼ同じだろうと思って。(その時点で国内競技車両規則の最新版がまだ印刷されていなかった。)

通勤電車の中で、一通り全部読んだんですけど・・・全然違うんですね。FIA Gr.NとJAF N1競技規定って。
「世界中の公道を走るナンバー付き最速マシン」(WRCカー)を定義するFIA規定と「モータースポーツの初めの一歩」を定義するJAF N1規定では違って当然なんだけど、ほぼ参考にならないぐらい全然別物だった。

その中でも少し役に立つ情報を仕入れることができましたよ。
FIA Gr.N車両では、「ロールバーパッドにもFIA規定があるものを使用すること」となっています。
FIA8857-2001規定のロールバーパッドという物が売っているんだそうです。
早速探して取り付けることにしました。

みんなには、「こんな大げさなロールバーパッドなんて・・・つける必要ないよ。」って言われちゃったんだけど・・・
とにかく車両側でできることは全部やっておこうって思いました。
我々は「セーフティーカー出走中に前走車両に追突してしまう」という大事件を起こしてしまったんですけど、その後に確認すると、4点式シートベルトを装着していたのにもかかわらず、ヘルメットシールドが割れていました。

おそらくハンドルに打ち付けていたんだと思うんですけど・・・それを知ってしまうとね。おそらくロールバーにも頭を当てることがあるだろう。と。
買って良かったと思います。ものすごく分厚いロールバーパッドです。

bargaikan.jpg

小さなスターレットでは、長さ900mm1本で十分でした。
標準で取り付けられている両面テープを使ってぺたぺたロールバーに貼っていくだけなんですけど・・・
bargaikan2.jpg

なんかね。
両面テープは、「超強力」ってやつを文房具店で買ってきて、さらに上から貼り付けただけでなく、結局、黒いインシュロックで縛りました。
RALLGAGECABAR.jpg

だって、万が一、走行中に落ちてきちゃったりしたら、目も当てられないでしょ?
900mmの長さで、サイドバーにも貼り付けできます。
RALLGAGECABARSIDE.jpg

で、無事に終了。って思って、練習走行を開始したんだけど・・・
背が高いメンバーから苦情が出ました。
「走行後に頭が痛くなる。これ、ロールバーパッドが分厚いから、当たってるんじゃない?メットに。」
そんなことないだろう?って思いながら、私がドライブ。
なんたって私は座高が高いんですよ。「身長170cmの私は、身長180cmの弟と座高が全く同じ」人ですから。
私が問題なければ、全員問題ないはずだ・・・って思っていたんですけど・・・ほんとに頭が痛い。

仕方が無いので、頭が当たりそうなところだけ、「普通のロールバーパッド」に変更しました。

夏でも窓を開けられるようにウインドウネットを装備。
今までは、どうしても下側がプラプラしてしまったんです。上側はロールバーを利用して固定できていたんですけど。
これ、シュロスのウインドウネットだったら、そのあたりのジグも全部準備されていたんですね。

仕方が無いので、創意工夫。
昨年、ボディを修理した時に板金屋さんが準備してくれました。
fuck.jpg

バネとインシュロックとネジを使って、「ウインドウネット固定ジグ」を作ってくれていました。
hikkake.jpg

使わない時は、こんな感じで引っかけバネ部を収納です。
fuckhikkake.jpg

このサイドロールバーも余ったロールバーパッドに入れ替えておこう。
できた!
KANSEI (1).jpg

あと気になるのは・・・バケットシートだなあ。
シートベルトと消火器、それにヘルメットには、使用年数制限があるけど・・・シートって大丈夫だったっけ?
JAF競技車両規則を読むと・・・
「FIA公認シートの使用期限は製造後5年」って書いてある。
・・・・ほんとに換えないとダメかな。これ。ツインリンクもてぎに問い合わせをしてみよう。
・・・・返事は来なかった。
みんなにその旨を伝えると・・・
「シ〜ッ!なんでそんなこと正面きって聞いちゃうんだよ!大人の事情ってヤツ。答えがこない。ってところを組んでやらないと。だめだろ。担当者を困らせちゃ!」
あ、はいはい。よくよく調べたら、とんでもない金額だった。最新のFIA規格対応のフルバケットシートって。
SPARCO スパルコ 【 S-LIGHT 】カーボン レーシング バケットシート FIA公認8862-2009

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