SSブログ

ECUを設置する場所はものすごく重要だった(トラブルに遭ってわかったんだけどね) [スターレットをN1車両化]


は〜い!いつもこのBlogを読んでくれるよい子の皆さんは、ちょっとJoy耐にエントリーしてくれたかな!?
1月末に今年のちょっとJoy耐が公示されると同時に私達も集合ですよ。(参加申込書は自筆のサインが必要だからね。)
集まった目的は・・・当然申込書の作成なんだけど、それ以上に重要なテーマが。
「誰が参加申込日初日に会社を休んで、もてぎに書類を届けに行くか」

「今年はさあ・・・先着60台限定だって。開催初年度に36台もエントリーを集めちゃったんだよ。2年目の今年は、ものすっごくたくさんあつまっちゃうかも。200台とか。」
「いや、別に普通に郵便で送ればいいんじゃない。いくら台数が増えるって言っても。」
「う〜ん・・・でもなあ・・・うちからもてぎまでって郵送で2週間かかるし。」
アフリカからの手紙かよ!D●Lで送れ!D●Lで。早いぞ!」
「D●Lってさあ・・・書留送れたっけ?」
「あ、うん。実在する社名を語るのはやめようね。本気にしちゃう人がいるかもしれないから。頼むから、日本郵便で送ろう。ねっ?普通に。ほんとにお願い。」

よくよくレギュレーションを読むと、昨年といろいろ変わってるんですよね。ちょっとJoy耐2013。
私達的には、「2時間の耐久って・・・一人でドライブしていい?無給油でいけちゃうよね。」って感じ。
2008年からの活動で、最も短時間のイベントになります。ちょっとねえ・・・二人ドライブってあんまり・・・

「スプリント用の車両を持っている皆さ〜ん!ドライバーあと1人追加と監督役1名で国際規格サーキットをいっぱい走ることができますよ〜!走ってみよう。ツインリンクもてぎ」
っていうキャンペーン企画なんだな。これ。
かかる費用を考えると、実のところスプリント3戦分どころじゃないローコストで、数倍も長い時間走ることができるんですよね。ちょっとJoy耐。やっぱりお得だよ。

さて、本題に入りますよ。
このBlog読者の皆さんは、はい。目をつぶってよ〜く思い出してください。2011年夏の頃のお話。初めてJoy耐に参加する直前の頃のお話。

原因がよくわからなくて、そのままJoy耐に向かってしまって初日もやっぱり30分ほどで止まってしまったお話。

2011年の大会の後、実は後日談があるんです。あの「エンジンがストップしてしまって、全く再始動しないお話。」

あの2011年の「エンジンが突然止まってしまう」原因は・・・「どうも、新品に交換したシフトケーブルがその下にあるECUユニットを圧していることが原因みたいだ」という推測を立てて、ECUの取り付け位置を現場あわせで少しずらしたんです。(このあたりの写真を・・・探したんだけどでてこなかった。スマン。)

正解だった・・・みたいです。その後、まったく症状が再発しませんでしたから。
ただ、その原因を探るためにオーナーの通勤スターレットがドナーになっちゃったんですよ。内装剥がされてECU取り出されたり、ディストリビュータを丸ごと外されたり。

で、その「内装を戻すのがめんどくさい」スターレットで、後日「夫婦揃って仲良くお買い物」をしていたところ・・・
オーナーがハアハア言いながら、隣に座る奥様に向かってツンツンとかしようと・・・
奥様をツンツンのかわりに、足下に転がしておいたECUを蹴っ飛ばしてしまったんだそうです。(どれだけ激しいプレイをしていたんだよ。真っ昼間の交差点で。)

で、そのとたん車内が静かに。
「???????」
甘い雰囲気なんて吹っ飛びましたよ。後ろからはクラクションの嵐ですよ!
蹴っ飛ばしたECUは、そのまままったく再起動しなかったそうです。
なんか聞いた話によると、奥様が通勤スターレットを押してなんとか脇によけた後、ECUのコネクターを外したりしてもまったく生き返ってくれなかったとか何とか。

しばらくしたら、何事もなかったように再びエンジンがかかったんだそうです。
「それ・・・Joy耐の時と全く同じ症状。」

確信しましたよ。
それなので、今回の「5万円のスターレットをN1車両化する」時は、「ECUはノーマルの搭載位置のまま、競技車両化しよう」と誓っていました。
さて、いったいノーマルの状態では、ECUはどこに搭載されているんだろう・・・・
このなんだかでかいユニットの下に・・・
danbou.jpg

あったよ。ノーマルECU。この・・・暖房ユニットの下につり下げられてた。
normalecu.jpg

いくらなんでも重すぎるからね。中身をバラして抜いちゃおう。
danboubunkai.jpg

上側のプラスチックケースも外しちゃって・・・インシュロックで吊るそう。
danboturisage.jpg

どう?だいぶ軽量化できたよ。この黒いボックスの下にノーマルの取り付け方そのままでECUを納めてある。

・・・・・この様子を見たオーナーは・・・直ちに却下。
「こんなブラブラしていて、また走行中に変な信号を拾って止まるのはヤだよ。」
結局・・・全損車両に使っていたECU取り付けジグをなんとかセンターコンソールに納めて・・・・
「ほら、こうすればシフトケーブルの上にECUがあることになるから、あんなトラブルには、二度と遭わないで済むよ。」
ecufinal.jpg

お〜!すげえ!お金を掛けないで、確実にECUを固定する方法を見つけちゃったよ。
インシュロックって、偉大だねえ。
実際、この取り付け位置で7時間耐久を走りきることができました。まさかねえ・・・ECUの取り付け位置がこんなに重要になるとは・・・やってみないとわからないもんだね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

テフロンブレーキホースへの交換は、予想外に手間取ったんだよ [スターレットをN1車両化]

先日は神戸地区に出張だったんですけどね。
始発で現地入りして、午前中のうちにいろいろと面倒事を片付けて、直ちに離脱。
え?「一泊すればいいのに?」

しないな。一泊しちゃったら、会社にその分負担がかかるでしょ?しかも、私自身の事務所での仕事は完全に滞っているんだし。「一泊する」っていう前提でスケジュールを組んだ時点で、その仕事はユルユルなんですよ。実は、現地に入らなくても何とかなるような仕事。

北海道から、福岡まで。始発の電車なり、飛行機を使えば、後は終電までに帰ってこられる世の中です。
そのうち・・・チャレンジしてみようと思うんですよね。台湾と韓国についても日帰り出張ができるんじゃないかと・・・
羽田発の中国行きなら、中国のある一部も可能かも。

さて、新神戸から新幹線で・・・ちょっと待ち時間があるのか。何かお昼ご飯でも買うかな。
グルグルお土産屋さん周辺を回っていて・・・・お昼ご飯じゃないものを買ってしまった。
赤い箱のお菓子だぜ・・・・3倍速いのか?
soto.jpg

2つ赤い箱を買ったのだ。まず、小さな方をあけてみよう。
key.jpg

おおおお〜!黒いスポンジ(なんか工業用で使うスポンジのような気がするんだけど・・・いいのかな?)の上に「車のキー」の形をしたチョコレートがっ!
ってことは、こっちの大きな箱は、もっとすごいのか?
ジャーン!(ほんとに新幹線の中で、この台詞を言いながら、箱をあけてました)
set.jpg

ふおおおおおお〜!!!!
このスパナはKTCのS2スパナ14×12のような気がする。持ち帰って、自分の工具と比べてみなければ。
どれぐらいの精度で金型が作られているんだろう?ものすっごく興味がある。ハアハア。

なんか隣から視線を感じ・・・小さな男の子(幼稚園・・・ぐらいか?)がこっちをジ〜とみてる。
若いお父さんが「しっ!見ちゃダメ!」って・・・まだ小さな子を抱いたお母さんも車窓の外に視線を移して・・・なに?それ?そんなにおっさんがチョコレートを見て「工作精度が・・・」とかって言ってちゃダメなのか?あ〜ん????

あ、男の子が騒ぎ始めちゃった。ふう・・・・
「はい。これあげる。お父さん、たぶん食べ物だと思ってないと思うけど、枝の部分はプラスチックだから気をつけてね。」
ひと箱全部あげる。

せっかくだから、京都のお客さんに自慢してやろう。あげないけどね。
京都駅なんて中学校の修学旅行以来だから、30年ぶりぐらいか・・・・
何か日本人は、一生のうちに3回必ず京都に来るらしいけどね。残念ながら、今は単なる通過駅だ。ローカル線に乗り換えて・・・
おっさん達5人の事務所で大きな赤い箱を披露すると・・・
みんな目がキラキラだよ!青春時代思い出しちゃったよ!
結局、見せるだけで自分の家に持ち帰るだけのつもりだったんだけど・・・ひと箱全部あげた。
「味のレポートは・・・まあ、いいや。ノギスとマイクロゲージを置いていくから、工作精度がどれぐらいで作られているのか、レポートにまとめて提出してください。」

お客さんにそれはひどいんじゃ?
いやいやいやいや。私が鋳型の研究をしていた人間ってことは、知ってる人たちですから。私から何かをもらうということは、対価が必要なんですよ。ああ大変。

さて、おもしろいチョコレートの話はおしまい。本題に入りますよ。
今回のお題は・・・「車両のブレーキホースをテフロン製に交換」のお話です。
たいしたことじゃないです。最初はそう思っていました。「EP82N1化作業において、最も簡単な作業」だろうと。
なんたって、「全損ボディについているテフロンブレーキホースを、新しいボディに付け替える。」だけの話ですから。

手順としては、1)全損ボディの既設テフロンブレーキホースを全部取り外す。
kyubodybrake.jpg

2)新ボディについているノーマルブレーキホースを全部外す。
fronthose.jpg

ただそれだけです。全然簡単。まあ、作業に取りかかる前に「クローフットレンチ」を準備しておかないといけないけどね。


「普通のレンチで外せるんじゃ・・・」
強く言っておく。やめておけ。やってみて、危うくナットを壊すところだった本人が強く警告するんだから。
一個400円ぐらいで、クローフットレンチは買えるので、各寸法を取りそろえてから作業に取りかかるべきです。

で、全部取り外し完了。両車両とも。
riabrakebrank.jpg

あとは、ここに取り外したテフロンブレーキホースをねじ込んで・・・・ねじ込み・・・・ねじ・・・?????
「ねえっ!どうやってもねじ込めない!俺のやり方がおかしいのかなあ?」
オーナーと交代。

オーナーも・・・ものすごく長い時間、4輪すべてで悩み果てて・・・
「なにかおかしい。ネジが全くかからない。」
?????

「両方とも、同じEP82だよ?年式でホースのネジの形状が違うなんて事、あるのか?」
試しにオーナーの通勤スターレットにテフロンブレーキホースを取り付けようと・・・やっぱり取り付かない。
なんだ?いったい???

結局この日は、オーナーが通勤できるように復旧させるので手一杯。
それぞれが家に帰った後、調べてみた結果、導き出した結論は・・・
「この全損車両、ボディが違ったんじゃ?TURBO用ボディにNAのエンジンを載せていたみたいだ。」

もう一度確認。
通勤スターレットを使って調べてみると、サスペンション部品側のネジには、テフロンブレーキホースがかかる。
でも、ボディ側のネジには全くかからない。

結局、ここまでの確認でまた一日つぶした。
なんかなあ・・・・ガレージオーナーが繰り返し「中古の競技車両ってのは、自分の手でいったん全部バラしてみないと、全くわからないんだぞ。前の車両製作者が、意外にいろいろと手を入れているものだから。」って言っていたけど・・・これのことかあ。変な落とし穴にはまっちゃったなあ。

ノーマルのブレーキホースのまま走っちゃおうか・・・・
いやいやいやいや。二十歳を迎える車両のブレーキホースで競技をやるっていうのは・・・自殺行為だ。
しょうがない。新品のテフロンブレーキホースを探してこよう。高いけど。

いろいろなメーカーが、まだEP82用のテフロンブレーキホースを出してくれていて・・・
選択したのは、「キノクニのランマックス・ブレーキライン」ってやつにしました。

これまでもキノクニ製品にはだいぶ助けられてきたもんで。
筑波サーキット近くのホームセンターにないものは、さっさとキノクニ製品で埋め合わせをするようにしていました。どちらも「そんなもん、他のお店で売ってない。」って品揃えなんですよ。だいぶ助かってます。
このブレーキラインは、「ステンレス製の外装」でくるまれているってところもポイントでした。
まあ、競技車両なので、そんなに長生きはできないと思いますけど、それでも走れる限りは、信頼性の高い部品を使いたいので。なにしろ耐久競技用の車両ですから。

さて、到着した部品をドキドキしながら取り付けてみる。
rearbrake.jpg

rearbody.jpg

fukku.jpg

フロント側のブレーキホースについては、これまではキノクニ製の金属ブラケットで留めていたのですが、今回は、トヨタ純正の柔らかいゴム製のブレーキホースクリップでそのまま取り付けられてしまいました。奥に見えるボディ側のブラケットところは・・・どうやっても、うまくはめることができなかったので、インシュロックで固定することにしちゃったんですけどね。
まあ、ナンバー付きで車検を取ろうとすると、「インシュロックでブレーキホースを留めている」のはNGなんだそうです。
この競技車両に関しては、JOY耐の予選2回とも、普通に通過することができました。
ちょっとねえ・・・思ったよりも手間取りましたよ。まさかの「ボディが違う」という落とし穴があるとはね。
後で、よくよく両方のボディを比べてみたんだけど・・・別に補強とかが入っているようにも見えなかったんだよなあ。TURBO用ボディ。
なんだったんだろう?


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車