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JAFとボルボってすごかった [雑談]

 

夏休み最後の日ですよ。(地域によっては、もう学校が始まっていますね。)
宿題やりましたか?みなさん?
はい。
この「少々お馬鹿度が過ぎるせいか、最近so-netBlog全体でもトップ300を目指すようになっている」このおっさんBlogを読んでいる学生の皆さん!胸に手を当てて、よ〜く考えるように。
「このおバカBlogを読むべきか。夏休みの宿題を追い込むべきか・・・」

は〜い、さっさとディスプレイから目を離しますよ。よい子の皆さんは、机の上のノートに向かいます。
月に一回ぐらいしか更新しないBlogですからね。今日読まなくても大丈夫。明日も読まなくても大丈夫。
思い出したときにちょろっと読むぐらいで大丈夫。
月に一回の更新だから。(ひつこい)

今回のお題は、競技のお話でもないし、車の整備のお話でもないです。
久々の「雑談」。
はい。じゃ、よい子の皆さんは、さっさとここから先は読まずに夏休みの宿題を片付けますよ。

んじゃ、夏休みの宿題は無い、お・と・なの皆さん向けに「アダルトな登場人物ばっかり」の雑談を始めましょう。

時間軸は、今年のJOY耐前のお話。
本番前にEP82の整備がほぼ終わって、珍しくのんびり過ごしていた日曜日の夜・・・
夫婦二人で「仲良く」お出かけですよ。ええ。「買い物に行くために車を運転させられてる」とかそういうことを言っちゃいけないんですよ。ええ。

「一つ先の信号を右折したら我が家だ・・・」と思いながら、手前の赤信号で停止。
先頭は古いボルボワゴン・・・かなり古いけど、まあ、EP82と同じぐらいの世代かね。その後ろについて、信号が変わるのを待つ。

信号は青へ。
ボルボが加・・・あれ?カクッて止まった。なんだ?エンスト?

も〜って思いながら、片側二車線を左に避けて走り出す。
次の信号で右折すれば我が家だ。さっさと帰ろう・・・・・・・・・って、大きくUターン。
少々急いでさっきの交差点に戻る。

「あのボルボ、いくら古いっていってもAT車だろ?AT車がエンストするなんて重傷だぞ。この立派な直線路の右側車線で止まっているのは、かなりまずいんじゃないか?」

交差点脇のミニストップに最新鋭カローラを止めてダッシュ!
案の定、あのまま立ち往生していた。若いお父さんがボルボの後ろで必死に手を振ってる。道路の向こうには、家族みんな・・なのか?若いお母さんと男の子二人が立ってる。
「早いな。すぐに脱出したのか?」って、あれ?

なんか、車内に複数の人影が。

「いや、私、そこに止まってる軽のドライバーです。エンストしているみたいだったんで、後ろの人たちに知らせなきゃって思って・・・」
ああ、すごいなあ。左側に寄せた軽自動車の中に家族を乗せておかないで、待避させたんだ。
で、この主役のボルボの人たちは?いったいなにやってるの?

運転席のドアを開けてチェック。
エンジンはかかってる。ラジオもランプ類も全部機能している。
・・・・駆動系か?

ブレーキペダルを踏んだまま、ATセレクターを動かしてみる。
まったく反応無し。ガチャガチャセレクターレバーを動かしてみても、動力がつながらない。

セレクタースイッチトラブル?これはすぐには治らないぞ。って、あの、おじさん、どこに電話かけてるの?
「あ、いつものセールスマンさんに電話してます。」

いや、それ、無理だから。っていうか、今、電話出てるの?ボルボのセールスマン。日曜日の夜遅くだよ?すげえなあ。昭和の歌を思い出しちゃったよ。この瞬間。

「24時間戦えますか?」

リゲインだな。リゲイン飲みながら、猛烈サラリーマンしてるんだよ。滅私奉公しているんだよ。企業戦士なんだよ。死語のオンパレードだ。昭和感満載だ!車も古いし。

おじさんをほっといて、直ちにJAFに連絡。
ここの道路って、まだできあがってから1年も経ってない。たぶん、見つけてもらうのに時間がかかる。
自分の家の住所を告げて、車両の状況を説明する。

電話に出てくれたJAFの男性は、ものすごく冷静だった。
「わかりました。では、周りの安全を確認して、車の中の皆さんをガードレールの先に待避させてください。その後、車両の所有者の方に替わっていただけますか?」
車の中にいた奥様と高校生ぐらいのお兄さんを安全な場所に誘導。

その後、ボルボの後ろで一生懸命手を振ってくれていた若いお父さんと交代。
すごいねえ。パッと車を止めて、後続に知らせてくれるなんて。子供達にとって、「格好いいお父さん」を見せつけちゃったねえ。颯爽と家族みんなで帰っていった。

さて、大変だぞ。これは。
日曜日の夜遅く。車の流れがいい、立派な二車線路の長い長い直線上の右側車線にボルボが故障したまま。

我が妻と二人で一生懸命手を振る。
我が妻が冷静に一言。
「ねえ、車のトランクに三角の光るヤツ、載せてあるんじゃない?」

おおっ!そうだったそうだった。あったねえ。三角停止板。とってきてくれ。

一人で手を思いっきり振っている間にドライバーさんが降りてきた。どうやらJAFのレッカー車がここに向かってくれることになったらしい。

三角停止板を設置。ふう、これで一息つける・・・・いや・・・なんか、ものすごくみんな、この停車中のボルボに近づいてくる。すごい勢いで。
やっぱり手を振り続けないとダメだ。と思ったら・・・信号待ちになった車列のおニイチャンが一言。
「それ、もっと手前に置かないとダメだよ。見えないぜ。」

あ、はいはい。んじゃ、ず〜と先の信号に向けて三角停止板の設置場所を移動。
でも、やっぱり手を振り続ける。

またまた信号待ちの車列から、今度はおっさんが一言。
「発煙筒ないの?今の状態じゃ危ないよ。」

発煙筒?どこにあったっけ?・・・って、あ、我が妻が持ってきた。
「はい。助手席の足下にあったの見てた。」

これって、どうやって使うんだろう・・・あ、いやいや。私はこれの使い方をものすごくよく知ってる。子供の時に。

小さな頃、母親が運転するサニーバンで買い物に行ったときに・・・
車の中で待つのが退屈で、弟と二人、助手席の足下にあった赤い筒を取り出して・・・

「そう。確か、あいつがこの蓋のところのザラザラしたところにこの筒をコスコスしてみたんだ・・・そしたら・・・・」
発煙筒が発火。

90年代初頭のスタジアムでよく見ていたあの色。(というか、ごくごく最近もバカなレッズサポータがやったんだけど。

小学生の時、車の中で発火させた発煙筒は・・・・とてもとてもとてもビックリしたのを覚えてる。
弟からその燃える筒をひったくって、車を飛び出して、近くにあった水たまりにその筒を突っ込んだのに・・・
まったく消えてくれなかった。

「水に突っ込んだ火が全く消えてくれない。」ということがものすごく怖くて、泣いていたことを思い出した。
商店街を歩く大人達がジロジロこっちを見ていて・・・結局、その筒が燃え尽きるまで、どうにもならなかったんだよなあ・・・
あの後、そっと筒の蓋をかぶせて・・・
「お父さん、お母さんに見つかりませんように」って、いつもそのサニーバンを乗るたびに祈ってた。

あれから何十年も経ってしまった。あっという間だったなあ。まさか今日、発煙筒を使うことになるとはね。
え〜と、これ、頭の上で振るんだっけ?

「アッチッチッチ!」(郷ひろみか?)
ええっ!熱い灰が落ちてくるんじゃん。ものすごく熱いよ。なにこれ?
「俺、無理だわ。低温ろうそく使ってもあのプレイ」

ブツブツ言いながら、フイッと振り向くと・・・ドライバーさんが、フリーズして突っ立っていた。
「あの・・・」
「あ?ああ、旦那さんだって、あんなおっきな男の子がいるんだから、奥さんとあんなことしたりこんなことしたり、一生懸命の結果でしょう?」
「はあ・・・でも、発煙筒は使わないと思います。」
「やらないよ!そんなプレイ!火事だよ。火事。危ないから!」
「いやあ、でも、すごいですね。JAFにすぐに連絡取ってくれて。助かりました。よく使われるんですか?」
「ああ、まあ・・・スキー場で、鍵の閉じ込めとかね。去年は、リーフをバッテリー切れさせて救援してもらったりとか。JAFをよく使うなんて、不吉でしょう?どうしてもJAFの会員でないといけないことがあって、いつも会員証を所持しているだけですよ。」
「でも、すごいですねえ。車にも詳しくて・・・」
「あの、すいません。話を遮って。前をしっかり見て、手を大きく振ってください。脇見をしているのは危ない。すごいスピードで走ってくる連中がいますから。この道路はインテリジェントシステムで、速度超過車両は、次の信号で必ずキャッチされるようになっていますけど、それでも踏むヤツがいますから。」

だいたいの車両が、我々が手を振っているのを怪訝そうに見ながら、減速してくれるんだけど・・・
どういうことなんだろう?大形ワンボックス系は、軒並み直前まで突っ込んでくる。
トラックとかでもそんなことはしていないのに。

どうも、困っている我々を驚かせて喜んでいるつもりらしい。
「オマエらのギリギリは、我々競技者にとっては、どうでもいい距離だ。」
ドライバーさんは、時々ビクッてなって、逃げようとするけど、私が全く動かないので仕方なく減速。
で、左側車線を無理矢理開けさせて、割り込ませてから結局信号待ち。っと。

「困ったぞ。この新しい道路は、できたばかりから、NAVIにも載ってない。さっき、私の住所を告げたから、そっちに迎えに行ってみようか。でも、1BOX系が突っ込んでくる状況で、私が離れるわけにいかない。どうしよう・・・」

JAFが来てくれるまでに30分か、40分か・・・ひょっとしたら、もっとかかってしまうかもしれない。
と思ったら・・・さっそうとJAFのレッカー車が登場!
ええっ?速い!まだ20分ぐらいしか経ってないはずだ。一体この場所をどうやって知ったんだ?
「電話いただいたとき、新しい道路でミニストップの交差点で止まっているといったでしょう?あとは住所情報だけでだいたいアタリを付けてきました。」
運転席には、「紙の地図」それもだいぶ使い込んだヤツ。
ひょっとしたら、普段から担当エリアの地形を習得しているのかもなあ・・・すげえや。

でも、このボルボ、FR車両だよ。FF車だったら、レッカーする様子を何度か見たけど・・・動力が全くつながらない後輪駆動車をどうやってレッカーするんだ?
って、手は振り続けていなきゃいけないから、作業を見ることができない。

あっという間に作業が終わってたよ。ほんの数分。マジックか?
Wizardと呼んであげよう。JAFの人よ。

だいぶホッとした。これで道路の上から離れることができる。でも、また問題が一つ。

レッカー車には、大人3人まで。
今回のボルボには、3名乗車+レッカーのドライバーさん1名。

はいはい。わかりましたよ。どこまで引っ張っていくの?奥様とお兄さんはカローラに乗って。

隣町までのレッカーの間、話を聞いてみると・・・
もう20年以上乗って、23万kmを突破しているんだって。

「外車って、そんなに長持ちするんですねえ。私は良く壊れるモノって思っていたんだけど。」
「いえ、ほんとにトラブルはなかったですよ。でも、最近、さすがに危ないかな〜って思って・・・引っ越ししたんですけど、ディーラはそのままにして、いつも半年ごとにそこに点検に出していたんですよね。」
ははあ。どおりで、ものすごく遠い地域のナンバーなんだ。
それにしても、こんな時間に電話に出るボルボのセールスマンっていったい・・・電話されちゃっても、どうにもできなかっただろう?セーフティーローダが空いていれば、回収に来られたかもしれないけど。

「よかったですねえ。無事にレッカーできて。きっと、あの車の寿命が尽きる瞬間をみんなが体験できたんですよ。すごい長い時間、ほんとに良く走ってくれましたねえ。」
「あの車・・・また修理できないですかねえ・・・」
へ?

「あの・・・ほんっとにやめましょう。もう、十分走ったと思いますよ。またボルボにしましょう。きっとまた20年走ってくれますよ。このお兄さんが僕ぐらいの歳になるまで。」
「いやあ・・・あのカクカクした形がすごく良いって言って、ず〜と買い換えなかったんですよね。ダメかなあ。修理。」
「いやいやいやいや、あの当時も”安全のボルボ”でしたけど、21世紀のボルボは、もっとすごいですから。中国資本になっちゃいましたけど、ものすっごく格好いいデザインになりましたし、各種レーダ類がてんこ盛り。ホーミングミサイル付ですから。事故に遭いそうになったら、前方の車両を撃破するんです。
「は?」

あ、あんまり真に受けないでね。ミサイルなんて装備してないから。
いやあ・・・思わぬ「長い日曜日の夜」になっちゃったけど、色々と驚かされたよ。ボルボやJAFに。それに「日本のカーセールスマン」にも。
フルパワーで仕事をやっていたからこそ、この家族もついていったんだねえ。
どうなったかねえ。さすがに伝家の宝刀を引き抜いて、VOLVO V40あたりに押印させたかねえ・・・すごい格好いいボルボを隣町で見かけたら、きっとあの家族かもね。


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JOY耐暑さ対策2013年版 [2013年JOY耐7h]


「一ヶ月で47都道府県完全制圧」作戦進行中。
お盆直前に「日本で一番大きな企業がある街」に到着。
「みんな、ものの見事に白人達に騙されてきちゃったんだよ。長年。こんなものに大事なお金を使っちゃうの?」
トーク&実験・動画提供のワンマンショーを展開。
バンバン行くぜ。少なくとも一日で県内5カ所訪問だ。
マークXの後席でふんぞり返って、次の行き先を告げる。
運転手役は私より歳上の方なのに・・・偉そうだ。

渋滞の中、ボケッとトヨタの販売店に視線を向けると・・・・ピンクのクラウン。
「実車、初めて観ちゃったよ。でも・・・なんでだろう?どこかで見たことがある。ずっと前に・・・・」
デジャヴュ?

「あんな感じの4ドアセダン、昔、ヤンキーの兄ちゃんが良く乗ってたじゃないですかあ〜」
あ!それだ!そうだよ!あったあった!「昭和の時代」に。
「竹槍。」
「出っ歯!」
うおおおお〜!あったよおおお〜!しかもプラモデルまで出てたよ!

「たぶん〜。あの時代、悪さをしていた連中が、意外に商才があって、今では500万のクラウンをポンって即金で買えるようになってるんですよ。そういう人たちのためのピンク。」
「そうかあ〜。しかも、納車の時には、”あ、そこに置いてって。どうせすぐに改造しちゃうから。”って?」

「そうそう!で、”シャコタン”とかっていうんですよ。ローダウンって言わずに。」
「"ハの字”でたばこの箱が入らないぐらい、車高落としたぜ〜。とかって言っちゃうんだ。」

やるなあ・・・9月から受注開始か。

年末には、「竹槍」「出っ歯」の最新鋭ピンククラウンが街に溢れていそうだ。しかも千葉のネズミの国と学園都市のあたりに。そういえば、チバラギって言葉があったねえ・・・・(遠い目)

で、痛車に乗っている若者達に「今どきの中高年は・・・俺達から搾取しまくって。」とかって、眉をひそめられるわけだ。
昔は・・・「今どきの若いモンは。」なんて単語があったと思うけど、今や逆ですからね。
就職に苦労している彼らの方が、壮年の皆さんよりもよっぽどしっかりしている。
ほどほどにしてね。ほんとに。基本、アレ、Vitzとほぼ同じカラーリングだから。

Vitz用ピンクの塗料が余ったので、ちょいと塗っちゃいました。ク・ラ・ウ・ンに。」うわあ。

まあ、今年のクリスマスのあたりに「ミニスカートのサンタクロース」さんに変身してくれる人が乗っていたりしたら、格好いいけどねえ。

さて、暑さで変なことを考えている頭を切り換えますよ。ピンクのクラウンのお話は終わりね。

2013年JOY耐のお話は、今回が最後です。
お題は・・・そう。JOY耐での一大テーマ。
「7時間、車内の暑さ対策どうしてる?」
(今年の8月みたいな暑さがJOY耐決勝で襲ってきたらアウトだったと思う。)


シーズンオフの間、みんなに宣言したんですよね。
「クールスーツ(クールシャツ)システムを導入しよう。1人一枚チューブ付シャツを購入だ。」
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  • 出版社/メーカー: クールスーツ
  • メディア: Automotive
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全員「・・・・・・」
今までで唯一と言っていいぐらい、反応が悪かった。
「え、いいよお〜。飲み物さえちゃんと飲めれば大丈夫だって。」
「水のシステムなんて入れちゃったら、車体が重くなるよ。ただでさえ、まじめに30kgバラストを積んでるのに」
「あの電動ブロアー、すごく効いてるよ。水が飲めるようになれば十分だって。逆におトイレに困るんじゃない?」
全滅!

わかったわかったわかった。ハイハイハイ。
んじゃ、ちゃんと飲めるようにするよ。ボトルの中身。って、また写真を撮ってないよ。

オーナー夫妻が2012年に買ってくれたのは、Longacre Racing Productsという会社のボトルとドリンクホルダーシステムだった。
しかも2つも。

去年は、「なんか・・・この純正のホース、アメリカ人サイズで固くて飲みにくい。」と言って、決勝前にホームセンターで買ってきた柔らかい素材のモノに交換したんだった。
まさか、あんなに大変な思いをして、チェッカーフラッグを受けることになるとも知らずに。

今年は、「純正のままのホース。」
ただし・・・「なんか、とにかく水を吸い込むのに大変なんだよ。ドライブ中。」とみんなが口々に言うので、対策を考えないと。

予測したのは、「付属してきた”バイトチューブ”という、水がダラダラ流れないようにする”栓”が、日本人にとっては、大きくて頑丈すぎるのでは?」
さっさと外す。バイトチューブ部だけ。

ま、ホースを下にしてしまうと、ダラダラ水が流れちゃうけど、どうせ決勝走行が始まったら、車内に液体が漏れるのを気にしてなんていられないからね。
念のため、床にIRSの「ノンスリップシート」を貼っておこう。

ドリンクボトルの中に入れる飲料は・・・実父と義兄に事情聴取。
2011年に実父は、屋外作業中に熱中症で倒れて、状況を察して探し回っていた義兄に助けられた経験があるのだ。
もう、倒れちゃった後は、声が全く出せなくなっていて、たぐり寄せた携帯電話でかけた後、無言の電話の向こうを建築業の義兄が想像してくれていなかったら、完全にアウトだったらしい。

2人が言うには・・・「痙攣が起きないのは、ポカリスエットだけだ。他のスポーツドリンクはダメだ。」
そうなの?
今年のJOY耐では、ブリーフィングでサーキットドクターが経口飲料水オーエスワンの有用性を強く訴えていました。
ふ〜ん。

ポカリはちょっとベタベタするしなあ。かといって、経口飲料水って・・・結局、「水」だよねえ。
競技車両の車内で暑くなってしまう水っていうのは・・・飲む気が起きるのかなあ。
結局、佐藤琢磨選手のCMを思い出しちゃいましたよ。ツインリンクもてぎの自動販売機には、必ず置いてあるドリンク。
アサヒ飲料「スーパーH2O」をダースで購入!
これをクーラーボックスに大量に入れて、「みんな、とにかく勝手に飲め。意識して飲め。」指令。
土曜日のうちにコンビニエンスストアで、氷を購入。でも、土曜日のうちは、一切袋を破かない。
日曜日の決勝時に、土曜日に買った氷袋を破って、ドリンクボトルに入れるようにしました。
そうしておかないと、日曜日朝に買った氷袋なんて、まだ凍ったままだからね。
水そのものが冷えていた方が、ドライバーも飲みやすいだろう。スーパーH2Oが薄くなっちゃうけど、とにかく冷たいドリンクをドライバーに飲ませてやりたい。

朝の給油作業の後、手押しでグリッドに車両を並べるんだけど・・・
ローリングスタート開始までは、ずっと1stドライバーは、車内で座っていなければならない。
軽自動車の荷物室用のカバーを買ってきて、車体前半部を覆うことにしました。
ゴムバンドが袋の中に入っていて、うまく車体に引っかけられるようになっていたからすごく便利だった。

さて、これらの対策を施した2013年のJOY耐は、どんな感じだったかというと・・・
1回目の燃料補給で、3年目にして初めてJOY耐名物「給油渋滞」にドはまり。
はまりまくりですよ。はめっこですよ。あ〜あ。いきなりやってしまった。

じりじり鈍い列の進みを待ちながら、気を紛らわせようとドライバーと話をする。
「ドリンクは、ちゃんと飲めるようになっていたよ。ただ・・・・」
「なに?」
「途中で、また吸い出せなくなった。」
「えっ!?」

慌ててドリンクボトルを取りはずして点検すると・・・
「ああ、違うんだ。大丈夫だよ。俺達は同じ失敗は繰り返さない。」
「ほんとに吸えなかったんだって。」
「違う違う。ほら。」

全部カラになってた。
ちゃんと「全部飲む」ことができました。今年は。
うまいこと冷えていたせいか、ドライブ中にぜ〜んぶ飲むことができちゃったらしい。
量が足りない。ってことなんだけど・・・さて、どうしたもんかね。来年に向けて、また課題かね。

給油渋滞の長い長い列がやっと終わる。次でやっと自分たちの出番だ。
ドライバーも車内から降りて、車体を押し始める。ヘルメットを取ることは許されていなくて・・・
猛烈な汗だ。失敗したなあ。ヘルメットを装備したままで飲めるようにペットボトルにストローでも入れたモノを持ってくるんだった。ごめん。

ジリジリしながら、EP82をちょっとづつ押す・・・と、「ストップストップ!」
なんか、遠くで声が・・・「ゴスっ」

へ?

前を見ると・・・お兄さんがAE86の後ろに身を挺して立ちふさがっていた。痛そうだ。
んも〜って感じ。

人間、焦っているとロクな事をしないな。って思いました。
先の給油所の方ばっかり見ていて、目の前のAE86がまだ動いていないのに押しちゃったんです。
いやいや、ほんとにごめんなさい。

リタイヤ届けを提出後、片付けをしていると・・・
「給油待ちの時のために」と、わざわざ去年、我が妻が買っておいてくれた装備が出てきた。
それも2個も。すっかり忘れてたよ。も〜。

これで、ほぼ、JOY耐暑さ対策は完了です。
ま、クールスーツシステムは・・・「夢のアイテム」ってことで。

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