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エンジンの分解は、「廻り止め」がキモだったよ。 [ノーマルエンジンへの換装]

4月1日の話。

会社の女性陣に呼ばれて、ある机にテクテク。
「この派遣さん、あなたのファンなんだって。今月末で退職するから挨拶しておきたいんだって。」
「ああ・・・そう。うちの会社に来てくれて・・・半年でしたか?どんどん綺麗になっていくな。って思って見ていましたよ。残念ですね。契約更新してくれないんですか。」
「・・・・・きゃああああ〜!私、うちの旦那にもそんなこと言われたことないっ!」
「うわあ・・・たくさんの人の前で、そんな台詞を吐く男、初めて見たよ。」
「ああ、今日はエイプリルフールだからね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

え?あれ?
このフロア100人ぐらいいる・・・あれ?なに?なんでシ〜ンって静寂が・・・なんか久々の感覚。
あれは・・・2011年の暮れだったか?あの熊本空港での夜以来の冷え冷えした感覚が・・・

熊本に出張した際に、その日の最後のフライトで帰社することになって、地元拠点の方がわざわざ送ってくれたんです。熊本空港まで。
で、せっかくだから夕食を一緒にしようとレストランに入ったところ・・・なんかキャラクターが至るところに。

熊の画に赤いほっぺ。

「なに?これ?」
「くまモンですよ。地元のヒーローです。熊本限定のキャラクターなんですよ。よくTVに映ってるでしょう?」
「ふ〜ん。熊本TV?知らない。」って言った瞬間!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「え?え?」
廻りをキョロキョロ。

なんか、そのレストラン内の時間が止まったような・・・・
目の前の地元の担当者が、何だかおどおどして下を見てる。

ウエイトレスさんの方に視線を向けたら・・・あ、なんで走って奥に行っちゃうの?なんで廻りのお客さん、こっちを見ながらヒソヒソ話をし始めるの!?

不思議な体験をしたその晩から・・・・だ〜いぶ経ってから知りました。「くまモン」
「しつけがなってないゆるキャラ」として、何だか偉い人に怒られたって報道を見たときに。

なんですかねえ・・・正直、「魂が揺さぶられない」んですよね。くまモン。
だってさあ、「あまりに完璧に計算されたキャラクター。あの綾波レイ並みに。」って思わない?
全く隙がない。コンピュータで描かれた線で構成された感じで。

海外から来られるお客様に「多摩の白い猫」って、ものすごく愛されているんだけど、あんな感じの線・・・
千葉のネズミの国の王子様とかさ。
なんていうか、「手書き感」があるキャラクターの方が、「時代を超えて、普遍的に愛されるアイコン」のように思うのは、私だけかねえ。

え?最近は、「千葉の梨」なの?
いや、あれは・・・手書き感を通り越して、「雑」だろう。
熊本の赤いほっぺの熊といい、千葉の梨といい、キャラクターデザインそのものより「中の人」がおもしろいから、あんなに人気だと思うんだよね。
22世紀になっても、有名だと思う?千葉のネズミの国の王子様は生き残っても(化け物?)梨は、忘れられてると思うね。たぶん。

じゃあ、お前が認めてる「完璧に計算されていないキャラクターデザインってなんだ?」って言われると・・・
佐野サービスエリアで見かけた「どんぶりを被った犬」たまらあああああ〜ん!
ハアハア。

って、出だしに考えていたストーリーと全然違う展開になってるね。今日のBlog。どこで止めればいい?
あ、「さっさと本題に入れ。いつも通りどうでもいい前書きだ。」
はいはい。ごもっともです。本題入ります。

あの、繰り返すけど、みんな。
「このBlogは、”自分が必要だと思う情報だけをスクロールして読む”」ようにしてね。
最所のひと文字目から、ここまで全部読んじゃう人は、ビギナーだからね。まだまだだ。もうすぐ110万PVのこのBlog読者として。

さて、「ラインオフ状態そのままのエンジンを競技車両に載せて、耐久レースに出場するぞ」の巻は・・・いきなり「峠」を迎えましたよ。

余計なパーツを外すことができて、喜んでいたのもつかの間・・・「薄いギザギザのプレート」をはずそうと作業を開始したんだけど・・・
引っかけて外す.jpg
無理だったんだよ。この白い6本のボルトを外すの。(写真は解決策を見いだした後、撮影)

ボックスレンチでボルトを廻そうとするんだけど・・・この外したいプレートそのものが一緒に廻っちゃう。
どうすればいいんだ?いったい?

「確かさあ・・・フォークリフト修理係がよく・・・ソケットレンチのコマを挟んでたよ。」
「引っかけるっていっても・・・どうやればいいんだ?」
ウンウン3人で悩んでいると、再びAE86レースの彼がやってきた。
「そう。ソケットレンチのコマを使うんだよ。よく見てな。」

コマを引っかける2.jpg

コマを引っかける.jpg

「ボルトを追加で取り付けて、それとこの円盤の歯をうまく利用してソケットのコマを引っかけるんだ。」

じゃ、もう一度、6本のボルトを・・・・
コマを引っかける3.jpg

うおおおお〜!簡単かんたん!全部外れたよ!
んじゃ、いよいよタイミングベルト交換にとりかかろう。
タイミングベルトカバーを全部外して・・・
タイミングベルトカバー外し後.jpg

以前にフォークリフト修理係に言われていたとおり、タイミングベルトだけじゃなく、タイミングベルトアイドラーも2個とも新品交換だ。
タイミングベルトアイドラー.jpg

なんかほんとに・・・ばっちい。古いタイミングベルトアイドラーって。
んじゃ、全部交換して、タイミングベルトを掛ける位置を慎重に・・・・
前回の失敗は、上のプーリ−ばっかりを見ていて、
タイミングベルト位置上.jpg
(これは、4Eの下の穴に目印の○が入っていないズレた状態)
この下のギザギザのヤツが「印」の位置にないまま、ベルトを固定してしまったことだった。
タイミングベルト位置下.jpg
んじゃ、位置が合うようにクランクを廻そう。
クランク回し.jpg

・・・・確か、このクランクプーリーって、パワステ用ベルトとか、余計な物がついてるヤツだよね?
今まで積んでたエンジンって、確かもっと薄型のプーリーじゃなかった?
まず、この分厚いのを外さないと・・・って、ダメじゃああああ〜ん!
また廻っちゃうよ。プーリーも一緒にぐるぐる。

これって順番間違えたんだよ。あのお尻の薄いプレートを全部外しちゃダメなんだ。ソケットレンチのコマを引っかけるところが無くなっちゃう。
なんだよおおお〜。結局、あの薄いプレートを復活させないと、作業が進まないんじゃん。も〜。

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