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N1レース用エンジンは、いろいろと配管に手を加えないといけなかった。 [ノーマルエンジンへの換装]

 

2014年のJOY耐は、見事「90台先着」でエントリーが集まったようです。
残念ながら、私達は・・・エントリーそのものをしませんでした。
いろいろ思うところがあって・・・残念。ホントに残念。
ここ数年、「Joy耐中心に一年が回ってる。」って感じだったので、なんていうんですか?
今の気分は・・・・既に年末?

ま、時間に区切られることはなくなったので、「スターレットの整備」を詳細全部おっぴろげで説明をしていきますよ。これから。ええ。月に1/2回ぐらいの更新頻度で。(?)

さて、「工場ラインオフ状態の4E-FEエンジンを載せる」巻は、終盤に入っています。
「バルブクリアランスの調整はしない」ことを決めて、エンジンヘッドカバーのフタは閉めてしまったので、(ヘッドカバーは、競技用に使っていたものと交換しました。なんたって、苦労してプラグガスケットを交換した品物なので。)いよいよエンジン搭載。

と思ったけど、その前にいろいろ「今まで競技に使っていたエンジン」と「これから載せようとしている工場ラインオフそのままのエンジン」を点検していて・・・気がついてしまいましたよ。「配管」

なんか・・・いろいろと「いらない配管」がついているみたいです。ノーマルエンジン。
とにかく両方を比較して・・・「メクラ」をどんどんつけていくことにしました。

ウオーターポンプ周辺
ノーマル
NORMALWATOR.jpg

N1仕様
RACEWATER.jpg

インテーク周辺
ノーマル
NORMAL.jpg

N1仕様
KYOGIYO.jpg

N1仕様
KYOGIYOKOHO.jpg

インテークマニホールド上面
ノーマル
NORMALINTEC.jpg

N1仕様
RACEINTEC.jpg

N1仕様
RACESEN.jpg

なんか・・・他にも「いらない配管」があるみたいなんだけど・・・とりあえずは、ここまでで作業完了。
なにしろ今回のエンジンは、「工場ラインオフのエンジンにノーマルECUの組み合わせ」なので、「配管やセンサー類からの入力がないことが異常」って認識することもあり得るのかな?って思いました。
エンジンかけてから変なエラーが、これまたフルノーマルであるメータ部に表示されるのもちょっとね。

ということで、純正の油圧センサーだけを取りはずして、その後、機械式油圧計を突っ込む。
JYUNSEIYUATUKEI.jpg

さっさとエンジンを載せよう。
何度かエンジンの載せ替え作業をやってきて、わかってきたのは、
1)フロントスタビライザーを外してしまった方が、エンジンマウントを取り付けやすい。
2)エンジンは、左右のエンジンマウントをきちんと取り付けた後、真ん中のエンジンマウント(一番下の部分にある。)を取り付けるべき。この順番を守らないと、特にミッション側のエンジンマウントは、アルミに取り付け穴が開いているため、取り付けネジが噛み込んでしまって、タップを切り直さなければいけなくなることがある。
3)真ん中のエンジンマウントは、エアツール等で、無理にねじ込まない。3つのボルトを少しずつ増し締めして、取り付けていかないと、これもまたタップ切り直し作業が必要になる場合がある。
4)真ん中のエンジンマウント取り付け時には、ジャッキでミッション部を持ち上げてあげないと、どれだけ長時間作業をしても全く取り付けられない。

さて、じゃ、エンジン始動だ。
一発でかかった〜!
って喜びたかったんだけど・・・(なんたって、フルノーマルのエンジンだから、普通にエンジンがかかるはずだった。)

なんか・・・不吉な音がしてるよ。シュ〜シュ〜・・・・

載せた後に非常に不機嫌になっちゃったんですよ。今回は。
1)なんだかジャバジャバ水漏れ
2)インジェクター部からガソリン漏れ
3)ファンベルト鳴き
4)シュ〜シュ〜なにかエアが漏れる音がする。

で、とどめを刺されたのが・・・
5)アクセルを踏んでも、3000rpm以上に吹けない。
6)クラッチを踏んでも、各速に入らない。一瞬1速とバックに入ったみたいだけど・・・全く入らないぞ。ギア。

ここから先が・・・ものすごく苦闘のお話になります。ええ。ほんとに。結局、再びバラすことになるんです。はあ・・・

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