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呪われたオイルクーラー(取付編) [EP82日常整備]

Mac OS X V10.10.3からインストールされるようになった「写真」っていう取り付く島がないネーミングのアプリケーションソフトを使いながら、このBlog記事を書いてみます。

今までは、Apertureを使って、このBlog用の写真を管理していたのですが、確かにこの「写真」っていうニューアプリケーションソフトの方が、取っつきやすいかも。ちょっと触っただけだけど。

さて、「EP82にオイルクーラーを取り付けてみよう」編は、今回が最後です。
色々集めてきた道具を車体に取り付ける回になりました。

今回の作業の難関は、「初めて取り扱う”フィッティング”あるいは、”ホースエンド”という金具をうまくナイロンメッシュホースに取り付けること」です。

作業前にイメージしてみる。
ず〜と前に電気工事士として、「電線用メッシュ管にブッシングを取り付けて、プルボックスを固定する」という作業をやったことがある。
たぶん・・・あの作業の車バージョンなんだろう。
一番大事だったところは、「メッシュ管の切断面を綺麗にすること」だった。
確か、切断対象物にテープを巻いたんだよ。
IMG_0400 (1).jpg
で、切断って、普通はなにかナイロンメッシュ用の専用工具があるんだろうけど・・・
そんなものは無いので、手持ちのサンダーでじゃジャ〜ン!
IMG_0401.jpg
お〜。切れてる切れてる。
切断してみたら・・・グサグサだ。
IMG_0413.jpg
なんか・・・ホースそのものも真円じゃなくなってる。
ま、サンダーでコスコスしてみて・・・
IMG_0403.jpg
うん。たぶんこんな感じ。この手持ちの工具じゃ、ここまでが限界。

さて・・・切断はしてみたけど・・・ここから先・・・どうすればいいんだろう?
フィッティングの内側にシリコンスプレーを塗ってみる。
IMG_0411.jpg
フィッティングをプスッとな。
IMG_0405.jpg
入っちゃうね。
バ〜ンって叩いて、奥までパンパンパンパ〜ンとおおお〜!
IMG_0409.jpg
なんか・・・まあまあ・・・うまく・・・いったのかな?
IMG_0412.jpg
で・・・・たぶん、ホースエンドってやつをこうする。
IMG_0414.jpg
なんか・・・うまくいくんじゃね?ひょっとして。
IMG_0417.jpg
24のレンチとモンキーを使って、グリグリカシメ作業開始。
こりゃあ、簡単さあ・・・って思っていたら、案の条の展開が待ってましたよ。
私達の作業で、トントン拍子に行くほど不吉なことはない。

このカシメ作業をやっていくと、ホースがスポッて抜けてしまうのだ。
何回やってもダメ。なんだよおおお〜わからないよおおお〜!

やっぱりプロの人たちに頼まないといけない作業なんじゃないか?
コース上でオイルホースが抜けたりしたら、エンジンどうこう以前にたくさんの人たちに迷惑を掛ける。
今回ばっかりは無理だ。取付すること自体を諦めようか・・・

ウンウン保管ガレージで作業している脇をいろいろな人が通り過ぎる。
「え?EP82にオイルクーラーなんて取り付けるの?」
「Joy耐にも出場したことあるけどさあ・・・いたかなあ。オイルクーラつけてる車両・・・」
「4E-FEにオイルクーラーなんて必要ないって。ちゃんとしたオイルを使うことの方が大事だよ。」

う〜んう〜ん・・・・ふいっと、一通り買ってきたフィッティングを並べてみると・・・
(サイズが分からなくて、いろいろな寸法のものを買ったのだ。だいぶ使わなくて済んでしまった。)
IMG_0410.jpg
なんだこれ?
左側は、内側がギザギザになっているのに右側は、ツルッとしてる。
今、悩んでいるフィッティングを確認してみると・・・やっぱりツルツル品。

・・・・ギザギザ品は、autobarn88っていう業者さんから購入したんだけど・・・

試しにギザギザ品に交換してみる。
今度は・・・今度はうまくいったぞ!
どうも、フィティングとかホースエンドって呼ばれる商品は、「寸法さえ合えばなんでもいい」ってものじゃないみたいだ。

なんとかエンジンルームへホースを引き回して・・・・
IMG_0418.jpg
オイルクーラーコアが大きすぎて、ストレートのフィッティングだと、ボンネットが閉められない。
流入抵抗が気になるけど、L字形でなんとか取付だ。
いつものロックタイトを使って、ネジ止め作業開始。

ナイロンメッシュホースの引き回しが難しい。
ギリギリの寸法でなんとかエンジンブロック側に持っていきたいんだけど・・・
ブロック側のネジサイズはAN6だった。
AN6オスAN10オス異径変換アダプターを使って、なんとかホースエンドが取り付けられるようになった。

AE86レースの彼がやってきて一言。
「え?なにこのバカでかいオイルクーラー
「たまたまTOYOってメーカー名だけで探し回ったら、これがあったんだ。どうも流通在庫品しか入手できないみたいね。」
「いや・・・この大きさと頑丈な感じは・・・車用じゃなくて、建機向けなんじゃないかなあ・・・こんなバカでかいのホントにつけるの?」
「うん、あとちょっとなんだ。ブロック側のフィッティングを取り付ければ、全部終わる。」
「ふ〜ん。やめておいたほうがいいんじゃないかなあ・・・

なんとか仕上がったぞ。
さっそく走行開始。

あまりエンジンを回さないで、ピットの出入りを繰り返してみる。
ピットに戻るたびに下回りとエンジンルームの状況を確認。

大丈夫。まったくホースが緩む気配はない。油圧がフルにかかっても、抜けそうもない。
走行中に気がついたのは、各コーナーで水温計がよく動くようになったこと。
水温も78℃まで下がった。大成功じゃん。AE86レースの彼が、心配しすぎなんだって。

って思いながら全開走行を開始したら・・・・

バックストレートエンドでジリジリ水温が上がる。
アクセルを戻すと水温計の針も下がるけど。
とうとう最終コーナー入り口で、94℃を示すようになった。う〜ん???

走行後にみんなに状況を説明。
「オイルクーラーを取り付けたらさあ・・・普通は水温が下がるんだよ。」
「オイルクーラーでかすぎ。ラジエターに空気が当たらなくなっちゃってるんだって。外しな。ほんとに。」
う〜ん???やっぱり????
水温側に悪影響を与えるから、みんなオイルクーラーを取り付けてないのかなあ・・・う〜ん・・・

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