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簡単ケータイからiPhoneへの切換は、なんだかいろいろ大変だったんだよ。 [iPhoneの話]

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は〜い。
全国のよい子のみなさ〜ん!一ヶ月半ぶりの更新です。お待たせしましたぁ。
で、最初に宣言しておきます。
「今回は、車の話は無し。」

え?
「お前・・・さんざん更新サボっておいて、車が話題のBlogが、車の話をしないって一体・・・」
とかって、満員電車で画面に向かってブツブツ言っている人がいる感じがする。

え〜と、じゃ、車の話をちょびっとだけ。
「2015年Joy耐エントリー受理されました!」
ちゃんと先着順90台の中に収まっています!大丈夫。決勝グリッドには並んでいられます。

今回で4度目のJoy耐になるのですが、これまでになく順調に準備ができています。
なんたって、5月の段階で、メンバー全員が筑波サーキットで練習走行をすることができているなんて、今までなかったことです。
(毎回毎回、7月の決勝直前にやっとエンジンがかかって、ツインリンクもてぎに向かうような感じだった。)
で、メンバー交代があります。
我々の大テーマは、「できるだけお金を掛けずにできうる限り長く活動を続ける。」ことなのですが、もう一つ、「JAFの公認競技に出場したことがない人たちをサーキットに連れて行く。」というテーマも持っています。

今回は、クラシックカー競技への転向を表明したフォークリフト修理係に替わり、外車整備係を大会決勝に連れて行きます。
金曜日に「ツインリンクもてぎを3分以内で周回すること」という出場条件をクリアしなければならないという、ちょいとギリギリ感がある大会になります。

はい。車のお話はここまで。
いつも見に来てくれている皆さんは、ここまでで別のページに移ってください。はい。さっさと。
ここから先は、あんまり楽しくない話だよ。iPhoneの話。(また)

さて、前回の記事で、「母上様用にiPhone6Plusの予約をした」ことを解説しました。
え〜と、そうそう。
先に宣言しておきます。
「auの端末を切り換える時は、auショップに行く前に”auアドレス帳”機能を使って、アドレス帳のバックアップを取っておけ」
もう、大っ前提です。
ここさえやっておけば、今日、これから書く壮大なストーリーの大部分は、「無駄な時間」だったということが、ご理解いただけます。

さて、前回記事から3週間弱・・・やっとauショップから入荷の連絡ですよ。
さっそく母上様を連れて、訪問。
と、待ち時間の間に母上様が一言。
「あのさあ・・・私、イチ・二・サンのやつでいいよ。あっちの方が、画面が大きいんじゃないの?」
????「イチ・ニイ・サン」って何のことだろう?確かに今までの簡単ケータイには、「1」「2」「3」って、大きなボタンが、装備されてた。

今春入社らしい、美人の新入社員さんに案内してもらう。
「ほら。母上様、イチ・ニイ・サンの平べったい端末(京セラ BASIO)より、こっちのiPhone6Plusの方が、画面が大きいでしょう?こっちの方が、絶対使いやすいよ。」
「え?お母様にPLUSですか・・・・すごいですね。」

なおも母上様が心配そうな発言を繰り返すんだけど、更新の席に着席させる。

お兄さんと一通りの端末切り換え作業を進捗。10分もかからずに・・・終了。はい。帰ろう。
と、そこで、母上様が一言。
「ねえ、今までの携帯電話に入っていた電話帳はどうなるんだい?」
「へ?」

絶句してしまった。
というのは、私の中に「旧端末からの情報を引き継ぐ」という習慣が全くないから。
あ、いや、「携帯万能」とかってソフトウエアが跋扈していた時代は、ちゃんと私も一生懸命「通信が確立しない!」とかって言いながら、何とかデータの引き抜きをやっていましたよ。

ただ、ここ数年、「携帯電話あるいはパソコン、USBの紛失=キャリアの危機」(経済産業省への報告)を周りで見ているとねえ・・・

「持ち歩く個人情報は、”今、必要な情報”だけでいい。」って思うようになりました。
個人も会社支給の携帯電話も全く情報が入っていないカラの新端末を持ち歩くようになっています。
用事があれば、相手からかけてくるだろうからね。
どちらの端末も「カメラ無し・メモリーカード使用不可」タイプにしたおかげで、顧客訪問もだいぶ楽になりました。なにしろ有無を言わせずに入り口でカメラ付情報端末を全部差し出すことを要求されるところが多いので。

なんていうか・・・「携帯電話が鳴るヤツは、使われている側の人間だ」って感じ?。

一時、会社支給の携帯電話を返上しようとしたら、激しく怒られちゃったんだけど。

まあ、そんな感じなので、まさか戦前生まれの老人から、「携帯電話登録情報の引き継ぎ」なんて話が出ると思わなかったんですよ。
ま、念のためにお兄さんに確認。
「この古い端末から、iPhoneへのデータ転送は、やってもらえますか?」
はい。大事な場面。
今日の記事で一番大事な場面かも。
ここからが、大変な道のりになりました。なので、記事に残しておきます。

「iPhoneへのデータ引き継ぎ作業は、行いません。」
「iPhoneへの修理サービス、お取扱説明等もこちらでは提供しておりません。」
「・・・・・え〜と????」
「どうしても引き継ぎをしたい場合、どうすればいいんだろう?」
Appleの正規サービスプロパイダーさんであれば、作業をしてくれるそうです。ただ、この周辺にはないので、隣町になります。」
「あ、そうなの。じゃ、そこにこれから行ってみるよ。ありがとう。」
ここからが・・・ここからが、壮大な旅になります。

最初は、「iPhoneにデータが引き継げないなんて、新規のお客さんは、みんな敬遠しちゃうじゃないか」と思いながら、隣町に向かい始めたのですが、道中で予測できたのは、
1)外国企業(特に今回はアメリカ企業)なので、責任分界点をきっちり契約書で定めてある。
2)想定される責任分界点は、「生産者」と「販売者」「使用者」の切り分け
3)紛争の元になりそうなこと(個人情報の取り扱い)は、「販売者」には絶対に認めない。
となっているんじゃないのかな?と思いました。auとAppleの間の契約が。

まあ、私も外資と普段行動を共にしているので、彼らがよく口にすることを3つ列記しただけなんですけど。
で、だいたい・・・想像ができちゃったことがあって。
auのお店で教えてもらった、Apple正規サービスプロパイダーに到着する前に。
「”個人情報”なのだから、その取り扱いは、あくまでも”使用者”の責任において限定されるのではないか?第三者が触ることをAppleは許さないのでは?」

隣町のサービスプロバイダ店舗に到着。
・・・予想通りだったよ。
「いえ・・・こちらでは、端末間の情報移管サービスは提供しておりません。」
ああ・・・・やっぱり。auのお兄ちゃん。ガセネタだったよ。それ。

母上様に状況を解説。
「まあ、いいんじゃないの。電話帳がまったく0件でも。用があれば、相手が連絡してくるって。電話番号は変えていないんだから。」

全く納得しない。
「このリンゴのマークの高そうな携帯電話にしたら、もう、あのauのお店じゃ、操作の仕方を教えてくれないのかい。今までずっとあのお店で聞いてたのに。残念だねえ。」
「あ、いや、母上様。その点は大丈夫なんだ。お店に行く必要がない端末なんだよ。なんたって、姉ちゃんち一家は、姉ちゃんを除いて、全員iPhoneだからね。孫達が丁寧に教えてくれるよ。」
「お前じゃないのかい?(キッ)」

仕方なく・・・家電量販店に向かう。
ひょっとしたら、ソフトウエアの棚に「電話帳引き継ぎソフトウエアiPhone用」ってやつが並んでいるかもしれない。

4カ所ぐるぐる回って・・・全くなかった。そんなソフトウエア。絶滅しちゃったんだね。知らなかったけど。
しかも、4カ所回っている間に最新鋭電子レンジがトランクに鎮座。
母上様・・・なぜ、この期に及んでこんな重いものを買うんだ。運ぶのは私なのね。

まあ、このドライブもそう無駄じゃなかったです。
ドライブ中に母上様が話をしてくれたのは、「自分が痴呆症になってしまったのではないか?」と、ものすごく恐れているという話でした。
何かこの3週間の間に「メールって、どうやるんだっけ?」という事態になっていたそうです。
最初のうち、その言葉の意味するところが分からなくて、適当に相づちを打っていたのですが・・・
「簡単ケータイを開いて・・・その後、どうしたらいいか分からない。」という状態になっていたらしいです。
(それなので、端末を切り換えるにしても、従来通りの簡単ケータイ機能を踏襲しているモデルにしたかったらしい。)

ちょっと・・・まずいか?
この調子だと、「かかってきた電話番号をiPhoneに登録する。」という作業もできない感じがする。
まあ、どうせそんなに件数も多くないんだろう。手作業で打ち込みしてあげよう。Mac上の「連絡先」で登録作業を進めれば、iCloudで同期できるんだから。

と、簡単ケータイの電話帳を開いてみると・・・・信じられない数字が。
登録件数・・・・・・・
200件Over・・・・・・・・・・・
戦前生まれの老人が、なぜ200カ所も連絡先があるんだ?っていうか、今まで、ポチポチこの件数を携帯端末上で打ってきたのか?

「え〜と・・・母上様。やっぱり登録件数0件でいいんじゃないかなあ。ほら、この古い端末に登録されている人たち、順番にくたばっていくでしょ?連絡取り合うことも、そうそうなくなるんじゃないかなあ。

この簡単ケータイは、京セラのK008というモデルで、microSDカードが装備されている。
ということは、このmicroSDカードにデータのバックアップが取れるのではないか?
端末を色々いじってみるんだけど・・・そんな「バックアップ」なんて項目が存在しないぞ。この端末。

諦めて、auショップから渡された立派なフルカラーの冊子(初めてのiPhone)を端から順番に読んでいくと・・・

根本的なところで間違っていたよ。
「旧端末の契約を停止してしまう前に」「auアドレス帳サービス」を使って、電話帳のバックアップを取っておけば、「Friends Noteアプリケーション」をインストールすることで、古い端末から、iPhoneにデータの移行ができるはずだった。

え〜と、今書いた言葉、みんな理解できる?

いろいろなサービス名と単語が入り交じって、既に頭の中がごちゃ混ぜでしょ?
まあ、しょうがないんだけどね。auにとっては、「iPhoneも単なる一端末」だから。
Appleの製品群だったら、用語が一貫しているんだけど、それだけを売ってるわけじゃないし。au。

簡単に言ってしまうと、「auショップで旧端末の契約を切ってしまう前に、auアドレス帳サービスへのアップロード作業を行ってくれていたら、こんなに情報の引き継ぎで悩むことはなかった。」ということです。

母上様に「え〜とね。ほら、ここの”連絡先”ってアイコンをボチッてすると”よく使う項目”ってあるからね。それは、あのイチ・ニイ・サンのボタンと同じことだよ。」と解説を始めたところ、驚きの事態が。
老人って・・・「画面のアイコンをポンって押す」ことができないんですね。
思いっきり、ギュウって押すんですよ。液晶画面を。ストップストップ。
試しに画面転移のために指をさっと横に動かすように言ってみると・・・思いっきりギュウ〜って液晶画面をこすっていく。やっぱり。

あれ?
根本的なところで、液晶端末を老人に渡したところが間違っていたか?

父親が「こんな最新鋭のものをお母さんに渡して!操作の仕方が分からなくて、血圧が上がっちゃったらどうするんだ!だいたい今日は、父の日だぞ!」なんて怒り出したので、旧端末を握りしめて、さっさと逃げ出した。

こりゃあ・・・かなりまずいぞ。少なくとも電話帳には、簡単にアクセスできるようにしないと。

自宅に戻って、冷静に手順を考える。
1)なにがなんでも、このK008からmicroSDカードを使って、端末のデータを保存する。
2)Macに母親名の新規ユーザーを創設
3)その母上名新規ユーザー上で、microSDカードを読み出して、「連絡先」に情報を転送する。
4)ここまでできればあとは、iCloudが遠く離れたiPhone6Plus上の電話帳データを自動で更新してくれる。

auのホームページから、K008の詳しい取扱説明書をダウンロード
分厚い取扱説明書(iPhoneには、取扱説明書なんてなかったよ。)を端からよ〜く読んでみると・・・
あった。
大丈夫だ。この端末は、「簡単モード」というのがあって、これを使ってしまうと「SDカードへのバックアップ」項目が隠されてしまうんだった。

通常モードに復帰。
よし。ちゃんと画像データと電話帳データをmicroSDカードにバックアップできたぞ。
Mac上の母親名ユーザーでmicroSDカードを読み出してみる。
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よし。.VCF拡張子ファイルが、住所録データの筈だ。

Mac上で、「連絡先」ソフトウエアを起動。
「読み込む」をクリックして、.VCF拡張子ファイル読み込み作業開始。
大丈夫。すべての住所録データがMac上に保存された。
ついでに画像データも全部「写真」ソフトウエアに読み込み完了。

実家に電話連絡。
ほら、住所録が、これまでの端末(K008)よりも格段に大きな画面に表示されたでしょ?

「すごいねえ。遠くに離れているのにちゃんとこの画面に出てきたねえ。」
うん。不安にさせて申し訳なかったね。これでもう、心配事はないよ。
「それがねえ・・・」
なに?
「変なメールが送られてきた。今までそんなことなかったのに。」
「?????」
近くにいた姉に変わってもらう。
「子供達が、ばあちゃんのiPhone6Plusにアプリケーションをインストールしたよ。」
「どんなソフト?」
「2つだけ。」
「いや、数じゃなくて、ソフト名言って。」
「LINEとYouTubeだけだよ。」
iPhone6Plusの画面を撮影して、送ってもらった。
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ふう・・・
まだ購入しただけで、全く使っていないiPhone6Plus。
2つのソフトウエアをインストールしただけで、なんでこんな詐欺メールが到着するんだ?

姉には、青くなっているhttp://の項目は絶対にクリックしないように伝えて、直ちに削除作業に入ってもらう。
「でも・・・これ・・・本当に無視しちゃって大丈夫?」
「あのね。あなたの弟は、特許訴訟でしょっちゅう弁護士とやりとりしている人間。過去には労災がらみで地裁にも何度も足を運んでいるし。こんなの素人が書いた文章だよ。弁護士資格を持っている人間なら、絶対使わない用語と言い回しをしている。直ちに削除して。」

インストールしたソフトウエア(2つだけ)からの情報漏れ・・・

というよりは、SNSソフトウエアでのメールのようだから、古い端末時代からの単なる機械的な迷惑メール発信なのか、あるいは連絡先でのAndroid所有者からのメールアドレス漏洩か?

auの迷惑メールフィルターで、HTMLメールとWWW列記の文章はフィルタリングしようとしたんだけど・・・
アクセスできないぞ。迷惑メールフィルターに。
購入した直後に一度だけ設定ができたけど。
店頭での住所録移行ミスリードといい、どうなってるんだauよ。


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