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Joy耐はタイヤ無交換で走りきることができるのか? [2015年JOY耐7H]

10月に入ってですね。やっとこさ「2015年Joy耐反省会」を開催することができたんですよ。
ちなみに昨年は、「Joy耐出場できなかったけど反省会」を開催していました。居酒屋で。真昼間から。
なんていうか・・・昨年は、「ダメな大人達がターミナル駅を酔ってウロウロ」という子供達に決して見せられない構図になったしまったので、今回は公園に集合。

これだったら、飲み放題タイムが終わった後、「よしっ!じゃ、酔いを醒ますために全員これから、公園内ロードコースを20周だ。キロ4分ペースで入って、ビルドアップ。最後は3分10秒で上がるぞ。」って、トレーリングもできてバッチリ。(よい子のみなさんは、絶対に真似しないように。飲酒後のトレーニングは、ダメ。絶対。)

「ほら、あ〜んたあ!しっかりお肉食べて!普段食べられないんだから!食べ放題なんだから、もったいないよ!あ、おに〜さ〜ん!あとふた皿追加!」
とかって我が妻が奮闘している脇で、外車整備係がおずおずと何かを・・・何?
「あ、あのう・・・本当に今年の大会、すごく楽しかったんで。大変お世話になりました。」
差し出されたのし袋をビリビリ。
「フオオオオ〜!飛騨牛引換券じゃないかああああ〜!どうしたんだい!一体?もらっちゃっていいの?」
「ええ、うちの奥様が絶対に渡せって。」
「ありがとおおお〜!たらふく食うよおおお〜!でも、そんなに気を使うなよ。こっちこそ、スターターの件とかで、だいぶ助けてもらっちゃたんだからさあ。」
「あ、いや・・・なんか、うちの奥様が、大会期間中に色々とピットで聞かされたって・・・」
「・・・・何?」
「もう、この半年ぐらい、”おかずはキャベツ山盛り&それに納豆ご飯”で、晩御飯だって。なんか・・・サインボードエリアで、タイムを計測しながら、遠くの方を見て”はあ・・・お肉、腹一杯食べたい。”って、言ってたって。」
全員「・・・・・」
「なんか・・・本当に家に貼ってあるんですね。”欲しがりません。勝つまでは”って、標語。申し訳ないなあ。って思っちゃって。この券で、肉、たらふく食って下さい。」
ええ〜!!!!

話を変えよう。
「ねえ、11月の筑波の大会、出ようよ。2時間を3人で。」
「やだ。」(複数)
「え?な、なんで?この大会、最初は20Litterしか給油しちゃいけないんだってさ。うちらの車両ならいけるよ。無給油2時間作戦。ほら、なんか優勝出来そうでしょ?」
「やめて。本当にそういう作戦。あの車両で、筑波を走っていると全部の車両にズバッと抜かれていくんだよ。いたたまれないだろ?同じ型式の車両に周回遅れにされるなんて。」

う〜んう〜ん。飲み放題タイム中にずっと踏ん張ったんだけど、説得工作失敗。
耐久レースは、一人じゃ走れないからね。今回は無しかあ・・・まあ、大会当日は、状況を確認しに行こうかなあ・・・って、思っていたら・・・
SCCNのホームページを見ていたら、驚いたぞ。
今年の大会、去年よりも競技時間が延びて、150分耐久になっている。
う〜ん・・・なんとか出走できないかねえ・・・・

さて本題。2015年JOY耐決勝日のお話だよ。

今回のお題は、「真夏の7時間耐久をタイヤ無交換作戦で走りきることができるのか?」というお話。
2012年大会を完走することができたのですが、その時は、「みんなで持ち寄った使い古しのA050を4輪に取り付けて、フロント側だけ一回タイヤ交換を行った。」という作戦でした。
2012年大会は、「エアガンが1個しかない。」という状況で、フロント側2本を交換する作業を行いました。
で、2015年大会は・・・・
さすがにエアガンも2個準備できましたよ。これでタイヤ交換作業もより短縮・・・やめました。交換作業そのものを。

タイヤ交換作業って、やっぱりリスクになるかな。と。
慌てて作業を行って、ナットを噛み込ませたりしたらアウトだよな。

ということで、今年の大会は「ハードタイヤでタイヤ無交換作戦。7時間走りきれるはずだ。」という入り方をしました。

選んだタイヤは、RE-11SのRH
なんでRE-11Sかというと・・・185/55R14サイズだと、RE-11S(RH)か、03G(H1)のどちらかしかハードコンパウンドが選べない。
03G(H1)は・・・初出場の大会の時に使っていたので(しかも全損の曰く付き)、自動的にこちらになりました。
7時間走りきった結果は、どんな感じかというと・・・
こんな感じ。(フロント側)
IMG_9952.jpg
全くのドライ路面を7時間走りきって、フロント側でこれだけ溝が残っています。
なんていうか・・・あと1本(7時間)走り切れちゃいそうな感じ。
と、いうことは、リヤはもっと溝が残っていて・・・
IMG_9955.jpg
まあ、こんな感じでした。

この写真を見て、気がつかれたと思いますが、「抜かれること」にものすごく一生懸命だった7時間だったので、とにかくラインを外して速い車両の邪魔にならないように心がけていました。
で、その結果が、こんな感じでタイヤカスを拾ってしまう。

何が起きるかというと・・・
「ブレーキを踏んでも、なかなか減速してくれない。」
状態になります。

決勝走行を開始して、ものすごくびっくりしました。
「え?なんだ?ブレーキペダルがぐずぐずになっているわけでもないのに、しっかりブレーキを踏んでも、スピードが落ちない。」
「こんなの・・・土砂降りの雨が降っていた金曜日の走行の方が、よっぽど減速感があったよ。どうなっちゃってるんだ?」
しばらく走っているうちにわかってきたのは、「速い車にパスしてもらうためにラインを外した後、本当にブレーキが効きにくくなる。」ということ。

それよりも困ってしまったのは・・・
「ブレーキを踏むと、車両が右に旋回しようとする。4輪アライメントテスターをかけて大会に臨んでいるのになんでこんな症状が出るんだ?周回を重ねて、左右でタイヤの減りが違うからかな?とにかく左にカウンターを当てていないと、減速もちゃんとできない。」

走行後のフロントタイヤをよくよくチェックしたら・・・こんな状況になってた。
IMG_9958.jpg
ホイールの内側にもタイヤカスがびっしり。タイヤバランサーにかけたことなんて、なんの意味もない。
なんていうか・・・2013年大会の予選中にぶつけられたということが、「とにかく速い車両を邪魔しちゃいけない。」ということにつながっていたんだけど・・・
「車が遅いということは、余計な心配事を作る。」と思いました。本当に。

この4本のタイヤ、その後どうなったかというと・・・
TTC1400の彼が、対TTC1400制圧用車両に装着して筑波サーキットを走ってくれました。
その結果は・・・
「こんなタイヤで走っていたの?自分のスティントの時は、こんなにびっくりするぐらい止まらない状況じゃなかったよ。本当に驚いたよ。一生懸命、熱を入れて、余計なゴムをとることに専念したよ。」
きれ〜いなトレッド面を作ってもらった後、アタックラップに入ってもらって・・・
どうも、A050(M)に対して、1.5秒ほど遅くなるみたいです。筑波サーキットの場合。

コンパウンドRSだと、どんなタイムになるんですかねえ。
なんかピットでみんなにジロジロ見られちゃって・・・誰も使ってないもんね。TTC1400だと。
来年もタイヤ無交換作戦でいくのかは、全員でよく考えます。

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セルモータってオーバーホールしないといけないようです。 [2015年JOY耐7H]

 

 う〜ん・・・
イライラしています。

2015年10月1日からダウンロードが可能になったMac OSXの最新版(V10.11)をインストールしたMac mini Serverでこの記事を書き始めているんですけどね。
なんか・・・とにかく一つの作業を行うのに、ものすごく時間がかかっています。いちいち。

メモリを4GBしか積んでいない(出荷時状態のまま)ことが問題なのかなあ・・・とにかくいちいちレインボーカーソルが回りまくりです。
それと、今までは日本語入力ソフトとして、ATOKを使い続けてきたんだけど・・・
今回は、OSX純正の日本語エンジンで、この文章を作ってみようと・・・
(iPad mini4でストップウォッチを起動させてみよう。)

ブランドタッチで、どんどん文字を入力して・・・変換完了まで、どれぐらい時間がかかるのか・・・
入力している途中から、変換をしてくるのはいいんだけど・・・先の一行で、17秒ぐらいかかってるよ。入力開始から、変換終了まで。
使い込んでいくうちに、だんだん速くなるのかねえ・・・確かに変換精度は、ものすごく高いみたいだけど。

さて本題。
筑波サーキットも営業再開なので、こちらも競技の話に戻しますよ。今回は、今年のJoy耐予選日のお話です。
朝7時半に全員集合。
全員で参加受付を済ませた後、封筒の中身を覗くと驚きのものが・・・
「水筒」が参加賞として配られていました。(写真がないぞ〜)

4回参加にして、初めての体験です。「Joy耐で参加賞」もらえたの。
「暑い日の大会」らしくていいですね。水筒。ま、2014年大会の時に配られていたウチワみたいにロゴ入りだったら、もっと良かったんだけど。

8時半からの有料スポーツ走行の前に前日の走行中にヒビが入ってしまった、フロントガラスを応急修理。
カーメイトのプロ・ウインドウリペアシステムキットってやつを買ってはきていたんだけど・・・
使い方がわからん!
AE86レースの彼にいちいち指導を受けながら・・・途中で選手交代。(ダメダメ感が全員に伝染したらしい。)
外車整備係が処置してくれた。
IMG_9963.jpg
本来は、この薄いフィルムを剥がして、最終処置を施して完成なんだけど・・・
それどころじゃない事態が発生!

「そろそろ8時半だから、暖気を開始しよう。セルを回して。」
「おう。」
カチッ
全員「・・・・・」
「やだな〜。ちゃんとキルスイッチを戻しな。電源が入ってないんだって。」
「いや、戻してあるって。全部。」
「何言ってるんだよ。昨日まで、全然問題なく動いていたんだぜ。動かないわけないって。」
・・・・本当にエンジンがかからない。何回キーを回しても。ただ、「カチッ」って音がするだけ。
AE86の彼が一言。

「セルモータだ。予備を持って来いって言ってあっただろ。出して。」
「え〜と・・・遠くの方で、そんなことを言われていたような気がする。持ってきてないよ。トラブらないと思ってたもん。」
「ふう・・・面倒くさがっちゃダメだよ。大会なんだから。待っててみな。テスター持ってくる。」

これは・・・これは、ものすごくマズイぞ。なんでよりによって今日なんだ?どうしよう・・・
頭の中に金曜日車検で並んでいる時に声をかけてくれた、あのメンバーの話がよぎる・・・
ミニJoy耐の時に声をかけた者です。あの後、みんなで車両を作って、こうやってJoy耐に出られるようになりました。今回もいっぱいパーツを持ってきているので、何かあったら、言ってくださいね。」
あの人たちのところに借りに行こうか・・・セルモーターなんて、持ってきているかなあ・・・
と思ったら、オーナーが一言。
「そんなに慌てなくて大丈夫だよ。そんなこともあろうかと・・・通勤スターレットでここに来ているからね。大変だったよ〜ファンカーゴに比べると荷物が乗らないからさ。さ、みんなでスターターを移植しよう。」

AE86の彼が、車両に潜り込んでテスターを・・・「確定。スターター交換だけで大丈夫。」
みんなに任せて、私は保管ガレージに向かう。
EP82は長く売られた車だったんだけど、同じ型式でありながら、結構部品が変わっていた。
自分たちで車両を作って・・・確か、何か理由があって、このスタータを使っていた。通勤スターレットのスタータがそのまま使えるのか?もし、予選を出走できなかったらどうしよう・・・・

保管ガレージに到着したところで、外車整備係から入電。
「練習走行を走ることができています。ただ、コネクター形状が違っていて、かろうじてスタートできるだけです。品番28100-11010のスタータを持ってきてください。」
いや、何でそんなピンポイント指定?このガレージには、確かにスターターが何個も転がっているけど・・・(なぜそんなにある?)

そんな品番のスタータは残念ながら無かった。とにかく手持ちの2つを持って、ツインリンクもてぎに戻る。多分・・・このコネクター問題で、今回のスタータを使い続けてきたんだ。

予選が開始されていて・・・ちゃんと走ってる。
よかった。計時もできている。ものすごくホッとした。
ただ・・・あれ?
ピットに戻ってきてしまうと、再スタートできない。なんで?
「ジャッキアップして!スタータの配線を触る。」
「いいぞ!キーを回して!」
なんとか再始動して、再びコースに戻っていった。

Joy耐のいいところは、予選が終わった後、整備する時間がたっぷりあることです。(16時すぎには、Class2の予選は終了。)
話を聞いてみると、通勤スターレットから取り外したスターターは、残念ながら、車両側の配線とコネクター形状が合っていなかったとのこと。
無理やりガムテープ巻で、通電できるようにして予選を乗り切ったらしい。

私が持ってきた予備のスタータ2個も車両側のコネクターと合わないよ。どうする?
AE86の彼と会社整備係が全てのスタータを比べて・・・なんとかうまくコネクターがかみ合うようにしてくれた。
「もう大丈夫だよ。明日もこれでちゃんと走ることができる。でも、オリジナルはオーバーホールで済むのか、チェックしてもらってね。」

翌日手伝いに来てくれたフォークリフト修理係にこの顛末を話したところ・・・
「このスタータ・・・このボディのオリジナルそのままでしょ?ってことは、20年以上が経過して、その間、多分何もやっていないんですよ。競技車両は、月に一回エンジンをかけるかどうかになっちゃうので、こういう電装系が盲点なんですよね。数年に一度、オーバーホールしておかないと。」

フォークリフト修理係のお父さんがスタータをチェックしてくれることになった。
よかったよ。電装系屋さんが間近にいて。どこに頼めばいいか、わからなかったんだ。


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