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JOY耐エントリー受付方法についてアイデアがあります [ツインリンクもてぎ]

 
 
異教徒の奇祭の日ですねえ・・・
せっかくのクリスマス連休であるのにもかかわらず、私とオーナー夫妻は、いつも通り保管ガレージ集合。
片側しか交換できていなかったドライブシャフトをちゃんとNA用に戻さなきゃいけない。

「今日はクリスマス連休よね。」
「そうだね。あっ!忘れてた。はい。うちの奥様から、二人にクリスマスプレゼント。」
「ええええ〜すご〜い!何だろう〜!!!」
「うん。コストコ398円お菓子詰め放題キット。袋が破けちゃうぐらいギュウギュウ。もう、しばらくおやつは、いらなくなるからね。」
「あ〜・・・せっかくラッピングしてあるのに・・・中身まで言わなくていいかな。」
「少し前まではさ。この時期になると、”有名なお店予約した?”とかって言ってたのに・・・今は、作業服。」

しまった。クリスマスソングでもApple Musicでかけっぱなしに・・・iPad mini4どこだっけ?
「クリスマスソングがかかった街でさ・・・キラキラしてる時期なのに・・・」

あ、なんかまずい感じ。

「いい?ちゃんと聞いて。オーナー照れちゃって、言わないと思うから私の方から、心の声を伝えてあげる。」
「ロクなことじゃないよね。いつも通り。」
「ふう・・・いい?クリスマスの時期にサーキットの近所で、競技車両整備。そんなことをしてるカップルなんて、世界中でそういないぞ。ほらっ!世界は二人だけのものさ。
「さあっ!このロングのドライブシャフトを二人で、ミッション側に合体!って。しまったああああ〜!
ラッピングしてくるんだった。ドライブシャフト!
グリスの詰め替えだけしちゃって安心してた。ダメだ俺!」

二人とも黙って、車両の下に潜り込んだよ。私を置き去りにして。
いかんな。「修行」をやっている我々には、異教徒の奇祭なんぞ、無縁なんだよ。

さて、その修行の目指しているところは、マイナーリーグの大会としては日本最大級の耐久レース「Joy耐」への出場。
で、今回のお題は、その「Joy耐エントリー受付方法」の話。

2016年大会は、「受付先着順90名までエントリー可能」方式でした。
2015年大会から・・・だったか、ついに電子化(Webエントリー)方式に変わっていたのが・・・激戦化に拍車をかけました。
私たちは、「受付開始日の翌日」にWebエントリー作業を開始したのですが、そんなの論外だったそうです。

出場できた人たちに後日、筑波サーキットでその方法を尋ねると・・・
「受付開始時間にパソコンに向かってたよ。数時間で満員になったはずだよ。翌日なんて、何考えてんだよ。」
だって。

まあ、初めて出場した2011年大会なんて、確か”70台ほどしか”集まることができなくて、「これからどうなっちゃうんだろう・・・」と不安を覚えたものですが、すごいものですよ。ついに「エントリー開始、数時間で90台が埋まる」大会に戻ることができたんですから。

で、「2016年に出場できた人たち」にお話を伺いまくっていると、出場できた皆さんも今のエントリー受付方法は、「何か手を打たないといけない。」と感じているようです。

お話を伺った傾向は、次の通り。
1)以前のエントリー方法に戻そう。とにかく受け付けられるだけ受け入れて、予選結果でバッサリ切る。
2)土曜日と日曜日で「時間が違う耐久レース」をやったほうがいいんじゃないか?
3)クラスで分けて、土曜日大会と日曜日大会で2回9時間耐久をやるべきでは?

だいたいこの3通りみたいです。
まあ、出場経験が豊富な方ほど、「継続して出場しているお得意さんに配慮がないよね。今のエントリー受付方式」という意見が出てきます。

はい。では、私からのクリスマスプレイ・・・じゃなかった。クリスマスプレゼント。

考えてみましたよ。「Webエントリー&90台先着順受付での、もう一捻りのエントリー受付方式」
発表します!

「90台先着順受付はそのまま。ただし”シード方式”を設ける」

シードは、2つの条件で設けます。
1)各クラスの成績上位3チーム&前年大会で色々な特別賞を受賞したチーム(各チーム1台のみ)
or(andではない)
2)ミニJoy耐に出場し、かつ、完走したチーム(最大60台に可能性がある。)

ミニJoy耐のシード方式については、「春と秋の大会両方ともに出場して、かつ両方とも完走したチーム」等何か条件付けが必要だと思います。

ただ、この方式であれば、「お得意様」に十分に配慮できると思うんです。
注意点は、「あくまでもチームに対してのシード権」であること。

「耐久レースは、支えてくれる仲間がいないと走ることができない。」

その大前提があるべきです。
「去年と違うチームだけど、俺、優勝ドライバーだから。シード権あるでしょ?」は、ありえない。

「ミニJoy耐完走チームに対し、夏の大会前に”出場意思確認”をとるのか?60台も」という懸念が出てくるかもしれないけど・・・「事前確認」はしなくてもいいと思います。
エントリーデータで判別できるはずですから。
ただ、判別方法が・・・「エントラント名」なのか「車名」なのかというところは議論の余地があると思います。
(同一エントラント名で、複数の車両を投入している大規模チーム(超お得意様)が実際に存在している。)

で、この「シード取り入れ方式」で、「シード除外条件」も制定する必要があります。
シード除外条件は・・・・
1)前年大会及びミニJoy耐において、”公式にペナルティ”を受けたチーム。これは、決勝だけではなく、予選、練習走行時でのペナルティも含まれる。
or
2)上記1)において、「公式ペナルティ」ではなくても、「タワーに呼ばれて”注意”」を受けたチーム
この除外条件については、「ドライバー」について、適用されたほうがいいかと思います。
すなわち、これら、1)2)項対象ドライバーを抱えるチームは、「エントリー受理を拒否」するのではなく、「普通に先着順エントリーにトライしてください。」というものです。

どうですか?

これであれば、「なんだよ。ミニJoy耐に出場していない俺たち、シードじゃないのかよ。じゃ、エントリーそのものをやめよう。」とは”ならない程度の台数”がシード権を得ることができると思います。

え?「このアイデアの狙いはどこにあるんだ?」って?

決まってるでしょう。
私は、いついかなる時も「売上の極大化」を狙う男。
「本大会に比べて、イマイチ台数が集まらないミニJoy耐の出場台数を増やしてやるぜ。
ケッケッケ。みんなのお財布から、札束を引き出してやるよん。

ま、もう一つは、「メンバーの固定化をできる限り避ける」ことも含んでいます。
絶滅が危惧される筑波TTCを見ていて思うのは、「出場者は、毎年一つづつ歳をとってしまう。でも、外から見ている人たち(入ってみたいと思っているかもしれない)に自分たちの”ムラ”の門を開いていない。」ということです。

車の免許は、教習所に行けば取ることができる。

公道を運転する権利を得て、「運転面白いな〜。もっと速く走れるようになるには、どうしたらいいんだろう?」という段階で、猛烈にハードルが高いんです。
筑波サーキットにやってきて、500円の見学料(ツインリンクもてぎは、本コースに入るまでもっとお金が取られる。)を払って、休日の練習走行を眺めても・・・そこから先、どうしたらいいのかわからない。

まあ、今は、通販でヘルメットとかを購入できる時代になりましたけどね。
でも、車両の整備は、どこに頼んだらいいのか全然わからない。手がかりがない。

そんな状態の人たちに「来年のJoy耐シード権を得るために18歳の連中に声をかけよう。」とかあるいは「80歳のメンバーで最高齢チーム結成だ。」とか、「女性だけのチームを立ち上げよう。」なんてなってくれたら嬉しい。(妄想?)

ま、いつもながら長い文章になってしまったけど、伝えたいことの根っこは1つなんです。
「2016年までのJoy耐エントリー方法、うまくいきすぎて、次の一手が必要だよ。商売の基本は、
”繰り返しの注文”をいただくこと。今まで支えてくれた超お得意様たちをどうフォローする?」

え〜と、次回からは、通常運転の「EP82お悩み整備記」に戻ります。
かつてない事態に見舞われていて、ものすごく大変。まだしば〜らく走行できないのだ。どうなる?2017年。

婦人画報のおかいもの
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バッテリーだと思っていたら、クランクプーリーを間違ってた。 [EP82日常整備]

クラブワールドカップ2016観ました?
頑張ったよねえ。鹿島アントラーズ。
負けちゃったけど、「世界で2番目のフットボールクラブ」ですよ。見事。

過去、このクラブワールドカップは、「元トヨタカップ」という性格から、日本チームは散々甘やかされてきたんです。
確か、なんだかんだ理由をつけて、4チームが出場していた年が・・・あったと思う。
開催国持ち回り制となって、やっと正常化ですからね。今年は「アジアチャンピオンでもない極東の島国のチームが、”開催国”枠で出てきやがった。」というスタート。
まさかの決勝ですよ。まさかの”あの”レアル・マドリード相手に先行ですよ。
延長戦前に仕留めきれなかったせいで、みんなの”糸”が切れちゃった感じになったけど、それでもすごくいい試合でした。

「本来、我が浦和レッドダイヤモンズがあの場所にいたはず」なのですが、おかしなJ1リーグ年間優勝レギュレーションのおかげで、鹿島アントラーズが送り込まれることになった。
案の定、総スカンのおかしなシステムは、今年いっぱいで廃棄されるのですが、それでも最後の最後で、いい結果(いいチーム)を送り出す結末を迎えることができました。
多分レッズだったら・・・いつも通り、あんな大舞台に届く前に敗退していただろうからね。
鹿島アントラーズと、今日、寒い中横浜国際競技場に集まってくれた6万8000人オーバーのサポーターの皆さんに感謝。
”ホームゲーム(日本)だったからこそ”の世界2位です。
TVを通してだったけど、すごくいい試合を見ることができてよかった。
ちょびっと夢を見ちゃったよ。
「Jリーグのチームが、世界の頂点に立つかもしれない!」って。

今夜の試合のおかげで、ヨーロッパは、日本のJリーグに興味を持つかもしれないねえ・・・

さて、本題。
夏からず〜とやってるテーマ。
「EP82の電気系がおかしい。バッテリー交換してもすぐに上がっちゃう。」問題解決編(多分)
電装系全部の配線・・・まあ、確かにガレージをゴソゴソやると一式全部出てくるんだけどね。予備。
でも・・・できればやりたくない作業。ものすごく大変だよ。きっと。

なので、まず、2つの作業をしてみることにしました。
2)ファンベルトを新品に交換してみる

バッテリーは・・・オーナーが買ってきてくれた。
IMG_1374.jpg

「もう、チャレンジャーなことはしないでね。普通に”スターレット用”って書いてあったやつを買ってきたから。」
はいはい。1セル分大きいみたいね。
IMG_1375.jpg
今度のバッテリーは、古河電池の40B19Rというサイズ。

それとファンベルトの件は・・・フォークリフト修理係からも外車整備係からも指摘を受けていた。
「何かこの車・・・ファンベルトを目一杯張っても緩くないですか?」

ファンベルト・・・別にひび割れとかもしてないんだけどねえ・・・
IMG_1380.jpg

ファンベルトもオーナー夫妻が買ってきてくれた。
「なんかさあ・・・トヨタ部品共販に”スターレットのファンベルトください。”って買いに行ったら、動揺されちゃってさあ・・・」
「ふ〜ん。まあ、部品共販にファンベルトを買いに来る一般のお客さんなんて珍しいんじゃないの?普通は、カー用品店に行くでしょ?」
「そうなのかなあ・・・なんか、お店の中がザワザワってしてさ・・・え?EP82?とかって・・・」
「????」

奥様が話を引き継ぐ。
「2本くださいって言っちゃったのがダメだったんですかねえ?」
あ、う〜ん・・・確かにフォークリフト修理係が「競技車両なんだから、予備のファンベルト持っておいたほうがいいですよ。」って言ってたね。
2本も・・・いったい何年乗るつもりですか?って言われながら渡されたよ。在庫品だった。」
そ、そう・・・一般整備の皆さんには、刺激が強いネタだったかな。
25年物の車両でさらにファンベルト2本・・・ないな。普通。

さて、早速交換。
外したファンベルトは・・・・
IMG_1377.jpg
ま、確かに・・・ピカピカしてるかな。裏側。すべっちゃってる感じ?
この車両、気になることが起きてて・・・

いつの頃からか、「シュルシュルしゅる」って常に音が鳴ってるようになった。
なんか・・・エンジンの裏側(インテーク側)から聞こえてきている感じ。
このツルツルのファンベルトのせいかねえ・・・

ちなみに新品はこんな感じ。
IMG_1381 (1).jpg

毛羽立ってるね。
新旧で、長さが違うとか?
IMG_1379.jpg

う〜ん・・・確かに古いほうが、「まっすぐ」な感じだけど・・・そんなに寸法に差もないよ。
これが原因かねえ・・・バッテリー上がり。
ま、交換してみよう。

交換して、エンジンをかけて見るんだけど・・・やっぱり「シュルシュルしゅる」って音が出る。
何も変わってない感じ。

「ねえ・・・やっぱりこの車両、おかしいよ。新品のファンベルトなのにオルタネータの調整シロを目一杯使っちゃってる。」

ほんとだ。
「もう、これ以上、張ることができない。」ってところまでオルタネータを奥に倒し込んでいるのにファンベルトがなんだかプニプニしてる。

ひょっとして・・・アレか?

「今回のエンジンを搭載するときにさ、誤って、外車修理係がファンベルトプーリーを落として壊しちゃったんだよ。」
「ふ〜ん。でも、今、ついてるよね。」
「うん。でも、4E-FEエンジンのファンベルトプーリーって二重になってるんだよね。で、ネジを外して、壊れてない方の小さいやつをつけたんだ。このエンジン。」
「・・・・・」
「なんか・・・外車修理係が”え?その小さい方で本当にいいんですかね?”とかって言ってたような・・・」
”大丈夫大丈夫。丸いんだから。”って言って、これをつけたんだ。」

3人とも、黙って反転。

オーナー夫妻と二手に分かれて、プーリー探し。

「まずいぞ。ファンベルトプーリーなんて・・・予備品持ってたっけ?なんか毎回・・・落として壊していたような気がする。」
ものすごく焦ってた。今回ばかりは、部品が全くないかもしれない。と、思ったら・・・・

「あったよ。一番最初に壊れたエンジンのバラしたパーツ。全部取っておいたでしょ?あの中に入ってた。」
よかったあああ〜!よしっ!早速、今、エンジンについているのを外してみよう。


よっしゃ。
新旧重ねて測ってみよう。
IMG_1386.jpg
う〜ん。犯人確定!
何ヶ月も悩んでいた理由はこれだった。
ファンベルトプーリーを小さな径の物を使っちゃって、ファンベルトそのものがたるんじゃってたんだ。
で、ある回転数(5500rpmぐらい)を超えると、ファンベルトが滑り始めて、全く発電ができなかったと。

試しにプーリーを交換してエンジンをかけてみると・・・
見事!あの「シュルシュルしゅる」」っていう謎の音も消えてたよ。

いやあ・・・やっちまった。
っていうか、「物事には理由がある。」って本当に思わされた。
今年、Joy耐の申し込みに弾かれて正解だった。
ドライブシャフトの件といい、発電できないことといい、決勝中に発生していたら、目も当てられなことばっかりだったよ。

出場していなくてよかった。さ、来年に向けて、タイヤを取り付けて、練習走行をしよう。
って、あり?
なんか、リヤのタイヤがちょっとガタつくよ。ちょっと外してチェックしようか。
そういえば、ブレーキシューをず〜と交換してなかったね。やれやれ・・・・

Oisix(おいしっくす)
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オルタネータをオーバーホールしてもらったけど・・・ [EP82日常整備]

2016年F1新チャンピオンが引退を表明するなんてねえ・・・
今朝、その報道に接した時、最初に思ったのは「摺り切れちゃったんだな。」
何しろすでに3度もチャンピオンを獲得しているチームメートですら、「どんなに非難されようとも何が何でも欲しい。」行為を最終戦でなおも実行するようなタイトルなんですもんね。

来春、再びスタートラインに車両を到着させたルイスハミルトン選手は、隣に車をつけるべき「チームメートが違う」ことを寂しく思ってくれるのだろうか・・・・(来年、大幅にレギュレーションが変わるけど、おそらくメルセデスAMGの天下は続くはず。)

さて、「バッテリーを新品に交換したのに30分間走行できない。」状況に陥っているEP82は・・・
「フォークリフト修理係のお父さんにオルタネータをオーバーホールしてもらおう」ということになった。

んじゃ、外して・・・ん????
「ねえ・・・これ、ファンベルトゆるくない?」
押してみると・・・確かにちょっとゆるいかも。
「もう一度、張り直してさあ・・・1走行してみようよ。」
んじゃ、二人掛かりでファンベルトを張り直して・・・筑波サーキットのピットに持って行ってみる。
ピットロードに入る前にもう一度ファンベルトを点検してみると・・・異常発見!

なんだ???数分前に張り直したファンベルトが「プニプニ」の状態になってる!
?????なに?何が起こってる???

オーナーが車体の下を覗き込んで・・・「ねえ・・・原因がわかった。オルタネータが固定されてない。長い貫通ボルトが無くなっちゃってる。」
へ?

そんな・・・そんなことってあるのか?すごく長いぞ。このボルト・・・って思ったところで、春先の状況が・・・あ、原因は、私かも。

今回のエンジン積み替え作業って、私一人で作業することが多かったのだ。
時々、外車整備係が手伝ってくれたんだけど、確かこのオルタネータって・・・
自分で新エンジンに取り付けようとして・・・なんだかうまくオルタネータそのものが入らなくて、「後でいいや。積む前に取り付けちゃうと、下手するとエンジンクレーンで降ろす時にうまくボディに入れられないかもしれないし。」とかなんとか・・・途中で作業をやめたような気が・・・うん・・・なんか・・・思い出してきた。

で、そのままエンジンを搭載して・・・走ることができちゃった。
オルタネータ固定できていないんだから、ファンベルトは緩むよね。そりゃ。

貫通ボルトを見つけてきて、固定しよう。
なんとか練習時間内に装着完了。で、走行開始→うん。なんかやっぱりおかしい。バッテリー上がりの症状が出たよ。15分も走らないうちに。

オルタネータ固定・・・だけじゃなくて、どうもやっぱり発電していないんじゃないか?今使っているオルタネータ。

やっぱりフォークリフト修理係のお父さんにお願いしよう。予備のオルタネータオーバーホール。
フォークリフト修理係は、「この件、オルタネータではないのでは?そうそう壊れませんよ。オルタネータ。まあ・・・20年以上経過しているのは、事実だから作業は頼みますけどね。」と、どうにも懐疑的。

あっという間に作業をしてもらって・・・
1)ベアリング交換
2)ブラシ交換
3)内部に使用されている半導体パーツ交換
をしてくれたそうです。

フォークリフト修理係曰く「オルタネータのオーバーホールは、ちゃんと専門の業者に頼むこと。半導体パーツの交換をしておかないといけないんだけど、専門業者以外は、その部品を手に入れることが難しいから。」なんだそうです。

さて、交換しよう。オルタネータの交換なんて、簡単さ。
私が下に潜って作業を開始。

なんか・・・貫通ボルトが・・・抜くのが大変。工具も入りにくいし・・・よし、なんとかまずはボルトを取り外せたぞ。この次は、オルタネータ本体を・・・え・・・え?なに?これ????

ボルトを抜いたのに・・・オルタネータそのものが「エンジン側の固定ジグ」から全く外れてくれない。きっちりはまっている感じ。
(そういえば、春先の作業の時にイヤになっちゃたのは、”車体に搭載されているわけじゃないのに、すでにオルタネータをエンジンの固定ジグに入れ込むのが難しかった。”からだった。)

オルタネータをグリグリする。とにかくグリグリ。グリグリぐり・・・
ゴミがバンバン落ちてくる。
「目にゴミが入る。安全メガネつけておくべきだった。もうヤダッ!!!」

「わかったわかった。声大きいよ。選手交代。」
ため息をつきながら、オーナーが潜ってきてくれた。

もうヤダ。この作業。重たいオルタネータを地面に寝そべって、なんとか取り外そうとするんだけど、ニッチもサッチもいかない。

オーナーがなんとか取り外してくれた。
IMG_1224.jpg
苦悩したエンジン側取り付けジグ側がこんな状況
IMG_1225.jpg
結局、電装パーツなのに小さなバールを使ってまで、乱暴に取り外さないといけなかった。

で、今度は逆にオーバーホール品を取り付け作業開始。
少し反省して、今度は初めから二人で車両の下に潜って作業を開始する。
重い本体をオルタネータを支える係と、貫通ボルトをなんとか固定させる係を分けたんだけど・・・
今度は、貫通ボルトを通し切るのが・・・もう、本当に大変。
逆側からプラスドライバーを穴に通してなんとか位置極めを・・・本体をガタガタ揺らしながら、なんとか貫通させることができたぞ。
IMG_1227.jpg
ふう・・・本当に大変。ファンベルトを張り直して、作業完了。
早速、筑波サーキットで走ってみよう。

25分の練習走行を・・・・やっぱりバッテリーインジケータランプが点灯しちゃう。5500rpmぐらいから。
なんだあ・・・何も解決してないぞ。発電する側をオーバーホールしたのに「電気不足」。
いったいどうしたらいいんだ?

ピットでウンウン言っていると・・・TTC1400のベテランドライバーさんから、KMSの社長までワラワラ・・・
「これさあ・・・本当に電圧かかってるか調べてみた?」
「う〜ん、テスターであたったら、12Vは出てましたよ。バッテリーのところで。」
「いや、B端子のところで測らないと。」
「B端子・・・何かの秘密兵器ですか?」

海よりも深いため息をつきながら、KMSの社長が、オルタネータのあたりを触り始める。
「アナログのテスター・・・なぜ・・・デジタルにしておきな。一目で計測値がわかるように。で、オルタネータのこの端子とボディの間をテスターで測って・・・・」
「いま、アイドリング状態だね。んじゃ、誰か運転席に座って、徐々に回転を上げていって。」

結果は・・・3,000rpmで13Vぐらいだった。

「う〜ん・・・普通、エンジン回転を上げていくと、14Vぐらいかかるはずなんだよ。何かおかしいぞ。この車両。配線をもう一度よく確認してみな。」

確認って・・・・もう何回もチェックしたよ。う〜ん・・・・
確かにさ、ガレージには、過去のエンジンから取り外したぶっとい配線類が全部保管されてるよ。
あれを全部交換・・・え・・・やんなきゃダメ?
ものすっごく遠い目・・・・ルルル〜・・・・

どうなる俺たち。なんだか解決できない問題にハマっちゃたぞ。


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