やられた!ダッシュ逃げロールゲージ禁止だって! [JOY耐2018]
なんとかスプリント用EP82をJOY耐車検に通せるところまで作業ができたので、今日は家でお休みしていたんだけど・・・
超特急で板金処置をしてくれた筑波サーキット近くの”普通の”板金屋さんに感謝。
「なんだあ?ナンバーが付いてない車を持ってきたぞ。こいつら。」って感じだった。最初。
色々な人の協力で、出走できる体制に持ち込めたと思ったんだけど・・・リセット?
昨日、ツインリンクもてぎから到着した関係者向けホームページ内の書類を読んでいて・・・
参ったよ。本当にマイッタ。この2ヶ月、フルパワーで週末に作業をしてきたんだけど、全然意味がない状況に陥ってる。今。
まず、2018年のJOY耐は、全参加台数79台なんだそうです。すごく少ない。あの震災直後の初出場大会が・・・それぐらいの台数だったような・・・
なので、そもそも論で、「スプリント用車両をJOY耐に持ち込んで、とにかく予選を突破する。」というもくろみが崩れてる。
ものすごく時間と費用をかけて準備してきたんだけど・・・
とどめを刺すようなことが書かれています。昨日開示された文書に。
JOY耐2018競技規則書に書かれていなかったこと、それにJOY耐ホームページのブルデンにも掲示されていないことを決勝2週間前に追加文書で発信です。
JOY耐2018全参加者の皆さんへ
昨日、ツインリンクもてぎから連絡があった関係者向け連絡ホームページの全文書に必ず目を通したほうがいいです。
問題の書面は、6月17日付発信「技術注意事項案内.pdf」です。
7.項の「公認、または認証されたロールゲージに対する改造は禁止されています。」という項目はまだいいんです。
JAF2018レース車両規則にも書かれていることですから。
驚いたのは、その書面をず〜と読み進めていって、16.項に再びロールゲージついて(追加)という項目が出てくるんです。
まあ、歴史がある大会なので、階段方式で文書が積み上げられてしまっているんだと思いますが、今年の参加受付の段階で知らされていなかった項目です。
「スピード競技、ラリー車両等で見られるダッシュ逃げタイプ(湾曲が2箇所以上)は、禁止されていますのでご注意ください。」
と書かれている。
・・・・・?????
そんなこと、JAFのレース車両規則に書いてあったっけ?
確か、準備を進めてきたスプリント用車両はダッシュ逃げのロールゲージ・・・
これで、数年間にわたって、TTC1400でトップクラスの戦闘力を保持してきた車両なのに・・・
参ったなあ・・・手作りEP82で2018年JOY耐に参加することに・・・あれなら、ダッシュ貫通タイプ・・・
でも、ミッションが換装できていないし・・・
なんで申し込み時に開示されている特別規則書には、「N1またはN2規定を満たしていること」と書いてあるのにこれらの”拡大解釈事項”は、事前に知らせてくれないんだろう。
知ってたら、そもそも参加申し込みそのものもしなかった。(車両の準備に費用もかけなかった。)
まあ考えられるのは、「古い車両の排除」なのかな。
21世紀に入って公認された車両に対しては、色々とロールゲージも細かい指示が入っているんです。
で、JOY耐2018もそういう細かい規制を嫌ってか、我々が申し込みしたクラス2が最大勢力。
(16台)
しかもそのうち15台がEP82だからね。
う〜ん・・・選択肢は3つ
1)スプリント用車両から、手作り車両のダッシュ貫通タイプロールケージを移植する。
2)そもそもスプリント用車両を諦めて、手作り車両のミッションをちゃんと作動するものに換装する。
3)参加しない。
今度の土日だけで作業をしてJOY耐突入・・・天気次第・・・かなあ・・・何しろ、保管ガレージに屋根はないし。
一番現実的なのは、そもそも参加をしない。っていう選択肢だなあ。
まだ、参加費用を払っていないはずだもんね。確か。
参加費用払った挙句、車検落ちで不出走は、一番最悪な選択肢だし。
もう少し、各種書類をよく読んでみます。
裁判を何度か戦ってるからね。日本人が書く文書は、”曖昧”なのさ。
右リヤブレーキだけロックするようになった(交換編) [EP82日常整備]
2018年JOY耐まであと1ヶ月を切りました。
無事にエントリーが受理されたのですが・・・結局、今年のJOY耐は90台割れみたいです。予選レースは無しという連絡が入ってきたそうです。
まあ、正直・・・「そうだよね。」って感じ。
だって、今年のJOY耐は、月末月初開催ですよ。我々も正直、「無事にメンバー全員集合できるのか?当日。」状態になっています。
予選通過用に準備している車両は・・・ええ・・・案の定の展開です。トラブルてんこ盛り。
やっとエンジンが連続してかけられるようになった・・・と思ったら、筑波サーキットで、黒旗出されました。
「また変な車両持ち込みやがって。だいぶ大目に見てるけど、いくらなんでもそれは振るぞ!」って感じで、土砂降りの雨の中、バックストレートのポスト員さんに思いっきり黒旗を振られました。
ピットに戻ってきたら・・・グリルがボロンと・・・ごめんなさい。
で、トドメを刺されたのは、その後、クラッシュしました。あはは〜。
2ヘアピンを完全に塞いでしまったロードスターを回避するためにタイヤバリヤに突っ込むしかなかったってことなんだけど・・・まあ、ナンバー付を引っ掛けなくてよかったよ。帰れなくなっちゃうからね。
ということで、板金屋に放り込んでます。新車両。
多分、予選日の車検開始ギリギリまで作業していることになると思います。
「予選に通りたい・・・じゃなくって、車検に通りたい。」って感じになっています。2018年JOY耐。
さて、板金屋さんに行ってしまった新車両の話ではなく、いつもの手作りEP82の話をしますよ。
「うちの車両だけ、必ずリヤブレーキから白煙を吐いている。」状況をなんとかしなきゃいけない。
ドラムそのものを新品に交換することにしたんだけど・・・スケジュールが合わなくて、私一人で作業することになるのだ。
まずは、センターキャップ外し。
無事に外れたら、真ん中のピンも引き抜いて・・・
ドラムブレーキをよっこいせっと・・・
ん・・・?
引き出てこないぞ。ドラムブレーキ。
真ん中のベアリングを慎重に取り出す。
うん。取れたよ。取れた。ベアリング。
バール登場。無理矢理にでも引っぺがすぞ。
え?「なんかさあ・・・ドラムブレーキが外れないって前もそんな問題が・・・・」とかって、画面の前でぶつぶつ言わない。
大丈夫。ほら、なんか開いてきた。
な?信じろ。前回の大問題の時とは違う。前回は、「ベアリングそのものが取り出せなかった。」
ほら、なんか広がってきただろ?
よっしゃああああ〜!外れたぜ〜!!!
新品のドラムを準備だ。
実は、今回、このドラムだけじゃなくて、ハブボルトとか、ベアリングとか、色々買ってしまったのだ。
・・・全部余ったよ。
必要だったのは、この品番42043-19015のドラムブレーキセットと
品番90311-38037のオイルシールだけだった。ちょっと失敗。
取り外したドラムブレーキと並べてみると・・・
・・・・違うぞ。デザインが違うぞ。思いっきり。
何か・・・新品は、ギヤがついてる。はみ出てるぞ。古いドラムに比べて。
ハマる・・・のか?これ。まずは、ハメっこしてみないと・・・
案の定、ハメっこができないぞ。いつものごとく。
多分、新品ドラムは厚みがあるので、シューを閉じる方向で調整しないといけないのだ。
よ〜し。ハメっこ成功。大丈夫だ。この新品ドラムブレーキを取り付けることができるよ。
まずは、新品ベアリングにグリースを塗布。
これ、なんだか重要作業らしくて・・・事前にフォークリフト修理係からは、「ただ上からペタペタ塗るんじゃなくて、必ず手で持って、ぐるぐる何度も回すんですよ。ちゃんと中にグリースが入り込んでいなかったら、焼きつく原因になりますからね。」ってものすごく強く指導されてた。
「自分でやらないで、AE86レースの彼に頼んだ方がいいですよ。本当に。」って言われてたんだけど、作業しちゃってるもんね。自分で。最近、AE86レースの彼は、この保管ガレージに住み着いてないみたいだよ。今日もいない。
んで、古いドラムをよ〜く確認しながら、ベアリングを入れてみる。
オイルシールの方向もよく確認して、打ち込み作業開始。
打ち込んだ後は、中の空間にグリースを詰める。
どれぐらい詰めればいいのかなあ・・・・よくわからないや。
リヤドライブシャフト周りにもグリースを塗って・・・