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久しぶりのJOY耐は、車検を受けるまでが大変だった。(後編) [JOY耐2018]

はい。業務連絡です。(誰に?)

JOY耐7時間耐久を無事に完走した手作りスターレットは、特に不具合がないことが先週の整備で判明したので、次なるイベントに出場することにしましたよ。


JOY耐に使ったタイヤとブレーキパッドが余ったので、今回は、参加費用とガソリン代だけで出走可能な見込みです。

昨年の初出場時は、大会中に色々とバグ出しをすることになったのですが、今回は、おもいっっきり2時間走らせることが可能です。(ものすごく自信あり。)

当日は、”本来の”TTC1400や”ナンバー付き車両の定番中の定番”ロードスターパーティーレースも開催されるので、「車のレースに参加するってどんな感じなんだろう?」ということが、パドック側(ココ重要)で見学することができます。

「お父さんは、車を持っているけど、いつも埃をかぶっている。」なんて言うアナタ!

親を騙して親子で筑波TC-2に参加しよう!レッツゴー筑波TC-2!


はい。色々問題がありそうな宣伝コーナー終わり。


2018年JOY耐7時間耐久のお話は、まだ土曜日の段階。

やっと車検場に持って行きますよ。アライメント調整は、車検が終わってからにしよう。既に9時45分の車検開始時間を過ぎてる。


この車検も可能ならば、金曜日に受けてしまった方がいいです。ただ、ドライバーが全員揃ってないとダメなんですよね。装備チェックがあるので。


土曜日に車検を受けようとすると・・・

ピットの裏側から、車検場に手押しで持っていかないといけない。(土曜日は、ピット前を逆走することが許されないのだ。)

同じく土曜日に登場した共有チームの皆さんに協力していただいて、なんとかピット裏にEP82を押し出す。


ここからが長かった。


車検場にやっと着いた・・・と思ったら、車検員さんから、開口一番。

「ピット待機時間のシールが貼ってないよ。」

あ、そうだった。準備してあったのに、貼るの忘れてた。


慌ててピットに戻って・・・ハサミでちょきちょき・・・・

IMG_3296.jpg
なんか・・・心の動揺が現れているシールをペタリ。
いつもだと、綺麗に丸くカットしたものを貼るんだけど・・・
このレーザープリンター用の屋外ラベルって、白地に印字されて、ラベルの固定は、透明シート側で行うタイプなのだ。ピットを往復ダッシュして、息が上がっていたというのもあるけど・・・大会終わったらすぐに剥がそう。
で、このシールを貼ったから、車検を受けられる・・・と思ったら、全員動かない。何?
車両申告書が車検場に到着していないんだって。申告書のコピーをオーナーが探している。」
「・・・・・」
んじゃ、待っている間にドライバーの装備チェックをしてもらおう。
車検場脇のピットで、全員揃ってヘルメット類をチェックしてもらおうと・・・
装備チェックシートはありますか?」
「・・・・・」
これも、朝の受付時に全部提出しちゃった。どうやらこのテントに到着していないらしい。
灼熱の太陽の下で、5人揃ってボ〜っと突っ立ってる。
EP82は、車検場の脇に放置されちゃってるし。
車検終了残り10分を切ったけど、どうしたもんかね。いつもだと、書類関係は念のために私もコピーを持ち歩いているんだけど、今回は迂闊だった。3年ぶりだと色々忘れちゃうねえ・・・と思っていたら、女性の係員さんが、全速力で車検場に飛び込んだ!
OK。全ての書類が到着。まずは、車検からだ。
2015年大会時と特に変えたところはないんだけど、ご指摘項目が3つ。
1)キー差込口の「黄色マーク」
IMG_3308 (1).jpg
黄色いペイントをしてあったんだけど、「いくらなんでも古すぎ。新しいシールを貼って。」
(オーナーが持ってた。しかもその場で。なぜそんなマニアなシールを持ち歩いてる?)
2)アーシングケーブルの除外
IMG_1121 (1).jpg
2012年に5万円でこの車両を買ってきた時についていた物そのままなんだけど・・・・
「ノーマルで付いているケーブル?」
「違います。」
「はい。外して。」
3)下回りがばっちい。
「この車両さあ・・・オイルが流れた跡があるよ。大丈夫?あと、グリース類もちゃんと拭き取って!」
はい。ごめんなさい。
いつも色々なものが漏れちゃってる車両なもんで。ドライブシャフトグリースも入れ過ぎなんだよね。いつも。
ま、無事に車検終了シールを貼ってもらうことができた。
次は、装備品チェックだ。
全員が指摘されてしまったことが一つ。
IMG_3306 (1).jpg
HANSのFIA認証シールに透明なシールを被せましょう。破れた場合、合格を出せなくなります。」
実際、5人のメンバーのうち、少々傷が入り始めていたメンバーもいるんだよね。シールのせいで使えなくなるのは、もったいない。
なんとか車検終了時間(10時45分)ギリギリに全て終了。
12時過ぎには、予選ブリーフィングが開始になるから、それまでにピットウオール脇に屋根を取り付けて、トーインも再調整完了。
忙しい。とにかく忙しい。
予選Aドライバー出走前(13時10分)に気がついた。
「忘れてたよ。電動ファンがあるんだから、それを動かして、予選に臨もう。」
ファンの電源を入れると・・・・「カヒュン・・・・」
へ?
何回電源を入れ直しても動かないぞ。電動ファン。
よりによって、本番の時に壊れるなよ!
電動ファン無しの暑い中、みんなに走ってもらう。
ちゃんと全員の名前がピットに設置されたタイミングモニターに表示されることを確認したぞ。トランスポンダー問題も解決だ。
17時から、明日の決勝に向けて、コース上で全員揃ってブリーフィング。
流石に5回目のJOY耐となると、灼熱のコース上できっちり立って話は聞かなくて・・・(っていうか、係員の皆さんには大変申し訳ないけど、正直、危険。)
とにかく日陰を見つけて、みんなで崇高なお話を聞くこと1時間弱。
みんなに決勝のための整備をお願いして、18時過ぎにツインリンクもてぎを離脱。
「JOY耐で起きること」3つ目が確定。
3)JOY耐予選日夜に、保管ガレージに何か品物を取りに行く羽目になる。
しかも、1箇所寄り道をしなければいけなかったので、保管ガレージに到着したのは、日付変更線ぐらいの時間。
真っ暗な中、スプリント用車両から電動ファン一式を奪取。
こんなこともあろうかと、準備を進めていたスプリント用車両には、新品1セットを取り付けてあったのだ。
明日は、決勝スタート前までにこのファン一式を移植しないと・・・
このファンが、決勝当日に少々トラブルを起こします。
ということで、次回。

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久しぶりのJOY耐は、車検を受けるまでが大変だった。(前編) [JOY耐2018]


「JOY耐と共に夏がやってくる。」

私はそう思っているのですが、史上最速の梅雨明け宣言となった2018年JOY耐開催日から、1週間後が「猛暑の始まり」でした。2018年夏。


脚本家のたまちい様も降りて来ませんでしたよ。夏休みの宿題が忙しくて。

さて、またBlog更新が一ヶ月空いてしまいました。いきますよ。今回は、2018年Joy耐予選日のお話。

多分・・・多分、2回に分ける事になりそうな予感がしています。それぐらい、今回は、「予選日がピーク」な状況でした。本当に忙しかった。


Joy耐予選日は、朝7時にツインリンクもてぎに集合です。

7時半から参加受付開始。

で、この参加受付の時点で、その日1日、色々なトラブルを発生させる処置をしてしまったんです。後で振り返ると・・・の話なんだけど。


まず、受付にあたっての持ち物検査ね。

1)各自の運転免許証

2)各自のJAFライセンス

3)メンバー全員の参加申込書

4)ここがすごく大事。「その参加申込書に”全員分の”ハンコが押されているか?」

5)給油支払い用のクレジットカード申込書(代表者1名の情報のみでOK)

6)保険&ピットクルー要員用パスの費用

ここまでが、「基本の書類」です。この他の書類がトラブルを巻き起こすのですが、一旦書類系はここまで。


で、これらの書類を持って、「ドライバー全員集合」で、参加受付の部屋に入る必要があります。

2015年の大会の時はねえ・・・各自の免許証を提出する段階で、「一人だけ免許証の色が違う。」事が発覚!

みんな・・・みんな免許証がキラキラ輝いているんです。金色に。

「え?え?なんでみんなゴールド?」

「なんではこっちが言いたいよ。モータースポーツやってるのにゴールド免許じゃないってなんだよ。下手くそかよ。

「え・・・いや・・・これは休日出勤で、会社の脇に車を止めてたら、コインパーキングの料金切れで・・・」

「あ〜・・・ゴールドじゃないんですかあ・・・残念ですね。走行担当時は、2秒/周加算になります。」

「えええ!!!」(冗談でした。)


そんなやりとりがあったよ。2015年。

あれから3年が経って・・・オレは進化したぜ。免許証の色が脱皮したのさ。

「ほら!みんな見てええ〜!オレ、金色の免許証さっ!」

「はい。恥ずかしいから手を下ろして。大きな声出さない。さっさと係員さんに渡して。」

あ、はい。


まあ、案の定だけど、5人全員が印鑑を持ってきているということはなくて・・・ちょっと大変。

で、この時に手元の書類を全部係員さんに渡してしまったんです。

多分、それは「そうする必要がなかった?」のかも。

渡した書類は、2つ。

7)車両申請書

8)装備チェックシート(5人分のヘルメット等の”持ち物検査票”)


この2つは・・・恐らく、係員さんに渡さないで、車検場まで自分達で持っていなければいけなかったのかと。

この3時時間後ぐらいに発覚するんですけどね。


無事に参加申込書受理されると、トランスポンダーが渡されます。それも5個。

写真撮影ができなかったのですが、トランスポンダー一つ一つにドライバーのフルネームが振られているんです。

正直、めまいがしそう。

だって、ただでさえ参加台数78台ですよ。少なくなったとは言っても。

それの「ドライバー分」って一体・・・ものすごい作業量です。

で、このトランスポンダーも・・・後々、少々トラブル。ま、予想していたんですけどね。


受付終業後、すぐに特別スポーツ走行を開始。(8時半から)

なので、7時集合、8時半走行開始はすごく忙しいです。特にドライバーが。

この1時間半の間に荷物を一通り下ろして、走行準備を開始しないといけない。

車両そのものは、1週間前に全員集合で整備できていたから、特に手をかける必要なし。

図らずも・・・なんですけどね。数カ月にわたって準備をしてきたスプリント用車両は使わないという決断をする羽目に陥ったんですから。


荷物も今回は、すごく少なくしたんです。

予備パーツとして持ち込んだのは、

1)ジェネレーター(ダイナモ)

2)スターター

3)左右ドライブシャフト

4)予備のフロントブレーキパッド(使い古し品)

だけ。

それに新品タイヤ6本。

ドライブシャフトなんて、バラバラの状態のままだったんだけど。

(土日になんとか完成させようとしたんだけど、結局、それどころじゃなかった。)


この特別スポーツ走行は、「金曜日に練習走行をしていないメンバーは必ず」出走しておいたほうがいいです。

なぜかと言うと・・・「トランスポンダー作動チェック」が行われます。で、まず間違いなくなんらかのトラブルに見舞われます。

今回も、うちのピットには係員さんが公式予選前にやって来て・・・・

「この車両、うまく信号が拾えていません。どこにトランスポンダーを付けていますか?」


左ドアのポケット部にガムテープで固定していたのですが、どうもこれでもダメだったらしい。

(確か2015年は、車体の真ん中(ガソリンタンク前)に固定していて、やっぱり指導)


「右ドアのできる限り地面に近いところで固定してください。」とのこと。

特別スポーツ走行を走っていなかったら、せっかく予選を走ってもタイムが記録されないところだった。危ない危ない。


で、トランスポンダーの話は、「走行後の話」

この特別スポーツ走行の枠は、60分間だったですが、結局、半分ほどしか走行することができなかったんです。

車両にトラブル発生。


外車整備係にドライバー交換したところ、まもなくピットに戻ってきた。

「この車両、変。途中で急にステアリング角が左右で変わるようになった。」

「????」

急遽、AE86レースの彼がコースインするんだけど・・・1周しないで戻ってきた。・・・ってことは、重症だね。


みんなでEP82を取り囲んでウンウン。

LSDトラブル?でも、ミッションはオーバーホールしてもらったものを組んだし・・・オーバーホール直前だって、TTC1400のベテランドライバー様が普通にこのミッションを使ってくれていたんだぜ。」

「フロントのアーム類を全部増し締め。確か、全然仮止めのまま走って、キャンバー角が変わっちゃったことがあっただろう?この車両」

「いやいやいや。木曜日に4輪アライメントテスターにかけてもらったんだよ。そんなわけないって。」

「んじゃ、ドライブシャフトか?このバラバラになっているドライブシャフトをまず組まないと・・・」

なんて大騒ぎになっているところにKMSのドライバーさんがやって来て一言。

「どう?そっち。調子は?」


今、発生していることを一通り全部話す。予選に出走できなかったら、どうしよう・・・


「ああ、そんなことか。」

「????」

「このコース、縁石が立派すぎて、変な踏み方をするとあっという間に狂っちゃうんだよ。アライメント。うちも走行中になったことがある。すごく悩んだけどね。」


すぐにオーナーにフロントのトーインを調べてもらう。って言っても、我々の場合、「空き缶とホワイトペンとメジャー」の原始的な方法なんだけど。


その結果は・・・トーアウトで15mm程になっているらしい。

GLAND SLAMエスプリの皆さんに持たされた4輪アライメントテスターの測定結果と・・・一桁ほども違う。なんだこれ?原始的な測定方法だから、正確じゃない・・・・????



とにかくトーインを直そう・・・って無理。もう、車検の時間だ。


ということで、やっぱり次回に続きます。

ぐるすぐり

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