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チェッカーフラッグを受けたら、係員さんに手を振ろう。 [JOY耐2018]


iPhoneの秋ですねえ・・・

ここのところ色々な人から質問・・・というか、相談を受けますよ。今年は、例年以上に多いです。

「iPhone買い換えようと思っているんだけど、どう思う?」


私の第一声は・・・

「余裕ブチかましだな。たかが携帯電話を数年おきに買い換えるとは。10年前のパソコンみたいな話をしてるよね。あるいは、20世紀の頃の”4年おきにフルモデルチェンジした車を買い換える。”みたいな。そのiPhone、買い換えて、何か効率が上がるのか?3倍LINEのやりとりが速くなるのか?なったところで、それは幸せなのか?


え?言い過ぎ?


まあ、流石に今年のiPhone Xsは・・・・ノートパソコンが買えてしまいますからね。だからこんな質問(相談)が増えたんだと思う。

みんなさあ・・・冷静に考えてよ。

指一本で入力するiPhoneが、指10本使えるパソコンに勝てるわけがないでしょ。

iPhoneやiPadは、「消費する側」

Macは、「作る側」の端末です。


まあ、「いつも持ち歩けるか?」「机の上に置いた方が楽に使える?」かの違いでもあるんだけど。


で、最初の畳み掛けの第一声の後、どんな回答をしているかというと・・・

「今の手持ちのiPhoneバッテリーだけ交換すれば、当面また使うことができるよ。」

「新形のiPhoneを考えるぐらいなら、AppleWatchを買ったほうがいいよ。古い端末の人たちは、Suicaが使えるようになるよ。

と言っています。


iPhone7以前の端末の人が、「Suicaを使えるようになりたい。」って言う事が多くてね。

最新鋭のiPhoneよりAppleWatchの方が、安いですから。

それで生活の幅がすごく広がる。新品のiPhoneを自動改札の前でガシャって落としちゃうより、全然いいでしょ?


さて本題。2018年Joy耐編最終回。決勝日のお話ですよ。


決勝日も朝7時集合。

ただ、「7時に集合で間に合いたい。」という人は、必ず前日のうちに作業をしておかないといけない項目があります。

それは、「ガソリンタンクから、燃料を全部抜く」作業。


これをやっておかないと、7時半から始まる出走前点検を後回しにされてしまいます。

(係員さん達が、各ピットに順番にやってくる。)

私達は、2011,12年の頃は、この手順がわかっていなくて、朝、集合してから燃料を抜いていたんですよね。

係員さん達が到着するまでに作業が終わっていないと、「エンジンかけて〜・・・はい。かからないね。ちゃんと抜いてあるね。合格。」印がもらえないです。

で、その後の決勝グリッド到着までが、もっと忙しくなる。


まあ、今年の場合、順調に出走前点検が終わったんだけど、それでもスタンドに車両を押していくまでが忙しくて・・・


土曜日夜にスプリント用車両から除去してきた電動ファンの設置作業が大忙し。

必要な工具は、

1)タッピングネジ(ダッシュボードを貫通して、とにかく電動ファンを固定)

2)電動ドライバー

3)これが大事。電動ドライバー用フレキシブルシャフト

の3つ。

流石にハンドツールでは、フロントウインドシールドが邪魔をして、ダッシュボードに固定ができない。まあ、これまでも何度か同じ作業をしてきたからね。チャッチャと進行。


注意事項は、電動工具は決勝時には使用禁止という事です。

我々の場合、タイヤ交換を1度だけ行うことに決めていたのですが、エアツールを2つ用意しておきました。

(エアホースを綺麗にピット前までうまく通しておく事が肝要)


で、この急造電動ファンが・・・後々面倒な事態を招きます。


みんなで車両を押して、無事に規定数量のガソリンをスタンドで補給した後、変わっていた事が一つ。

3年前と違っていたのは、「決勝グリッドには、自走して指定の位置(予選順位)に到着させる」ようになっていた事。

確かにこちらの方が楽です。とにかくこのJoy耐は、「みんなで車両を押す」シーンが多くて・・・

今年は、男性5名のみのチーム構成だったので、だいぶ楽に感じました。

多分、Joy耐チーム構成の最小人員数は、

1)監督役(チーム代表)

2)ドライバー

3)燃料補給時に押す係(2名)

の4名なんだと思います。4人いれば、なんとか7時間決勝を走りきる事ができると思いました。


10時に車両がローリングスタートを開始するのを見て・・・

「無事スタートできた。もう、何もトラブルは起きない。7時間をちゃんと走りきる事ができる。」

そう思いました。この時点で、実は私の2018年JOY耐は終わっていたんですよね。もう、本当にホッとしてた。


順調に時間が経って、私がコースインすると・・・

車両自体には問題がなかったんだけど、左ドアミラーの様子がおかしい。


ドアミラーに電動ファンのダクトが被ってしまって、ほとんど後ろが見えない。


「なんだ?なんで、決勝が始まって、何時間も経っているのに、誰もこれを問題だと言わないんだ?」

困惑の事態。とにかく左後方を振り向きながら、みんなにパスしてもらう。

給油ピットインの待ち時間の間に(予定外のピットインだった。)外車整備係にダクトを切断してもらう。

後でわかった事だけど・・・

IMG_3307 (1).jpg
振動と熱でダクトが外れかかっていた。それで左ミラーにかぶさるような形でダクトが外に飛び出しちゃっていた。
この辺りがね。耐久レースでは、大抵そうなんだけど「ぶっつけ本番は大体良くない事が起こる。」
自分の判断での作業なんだけど、やっちまった。って感じ。
走行後にAE86レースの彼に左ミラーのことを聞いてみたところ・・・
「この車両は、全車の中でも特に遅いからさ。旋回時には、首をぐるっと回して周りをよく見るんだよ。だから、ミラーなんて使ってなかったのさ。周りの邪魔になっちゃいけないからね。」
そういうことね。
今年のJoy耐アドバイザーは、福山秀朗さんだったのですが、福山さんが土曜日のミーティングで言っていた
「ドライバーさんは、ピットアウト後に、あまりガツガツ入っていかないように。」
「コースに入った後、ゆっくり気持ちを上げていってください。」
「初めから、ガンガン気持ちを上げて、走るとへばります。熱中症になりがちです。」
と言っていた事を思い出しながら、ひたすら走り続ける。
5回目のJOY耐は、ちゃんとドリンクも出てる。
急造電動ファンもちゃんと体に風を当ててくれてる。
初めて新品タイヤを決勝中に交換作業したけど、トラブルなく走り続ける事ができている。
ストレートでは、とにかく深呼吸をしながら走る事を心がけた。深呼吸ができていると、ちゃんと路面状況も観察しながら、周りの車両にもパスをしてもらう事ができる。
トラブルが発生しているのか、ゆっくり走る車両を抜きながら、ゴミが出ていないラインを走らなきゃいけない。速い車両にパスしてもらうためにラインを外すと、逆にタイヤにトラブルを抱えてしまう。
そんな事を考えながら走っているうちに7時間が経過して・・・無事にチェッカーフラッグを受けることができた。
チェッカー後は、1周してメインストレートに戻ってくるんだけど・・・ポスト員の皆さんにとにかく手を振る。
参加者みんなも暑い中に1日いるんだけど、ポスト員の皆さんも大変だ。完全装備で、灼熱の太陽のもと、旗を振り続けたんだから・・・
一生懸命ポスト員に向かって手を振っていたら、急ブレーキ!
危ねえ危ねえ。ヘアピン前から渋滞になっていたよ。前はちゃんと見ないとね。
危うく、「JOY耐決勝後に大惨事!渋滞の列で多重クラッシュ!原因は、”手を振ってた。”」とかって新聞の見出しに出ちゃうところだったぜ。
車両保管のためにメインストレートにEP82を止めると、周りのドライバーさん達からも声をかけられた。
ちゃんと今年は、受け答えもできた。熱中症にもなっていない。
今年も後ろから数えた方がいい順位だったけど・・・・
ちゃんと自分達は、進歩している。
自分たちの手で、やり抜いてみせたぞ。


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