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関西の映画村ってやつに行ってきたよ。(2日目編) [雑談]

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関西の映画村の話。二日目(最終日)


朝、はや〜くに叩き起こされる。

ホテルの隣が目的地なのに何故にこんなに早く・・・

「さっ!全部荷物持って!チェックアウトするけど、このホテルで荷物を預かってくれるんだって。必要な物以外、全部置いていって!」


・・・・持ち物チェック。

1)チケットホルダー(何かバーコードの印刷物が挟んである。)

2)WAON

3)iPhone SE

4)ポケットティッシュ

5)ハンカチ

6)そうだった。Apple Watch


終わり。


チェックアウト後、我が妻がなんだか怒ってる。

「ねえ!なんで?なんで手ぶらなの?お財布も持ってきてないの!?」


昨日わかったんだけど、この施設、Waonがあれば、買い物に不便しないよ。現金も置いてく。


旅行会社で色々セッティングしてもらったのか・・・何か、「正規営業開始前に入場」できるらしい。

「あと15分しかない!早く早く!!」

なんかもう・・・元気だねえ・・・土曜日の朝から。筑波サーキットでイベントでも無いのにこんな時間から行動開始って・・・エラ〜!!!!


また入場できない。また顔認証システムが・・・

「あ、お客様、じっとしていてください。」

「ワレワレハチキュウニセンニュウシテイルウチュウジンデ(以下略)」


一気に不機嫌になる。二日連続で私を拒絶ってなんだよ。と、やっとゲートを通過したと思ったら、若いお姉さんが・・・

「あの・・・アンケートを・・・」

「ヤダ。断る。」


ものすごく不機嫌に答えた。大変申し訳ない。特別入場枠のギリギリの時間で何故に目の前に現れるんだ?

今度アンケートで声がけするなら、バニーガール姿で立ち塞がりな。朝8時から。


我が妻に引っ張っていかれたのは、「火事の映画」の施設。

営業開始時刻前だからなのか、あまりお客さんがいない・・・と思っていたら、スタートしてもそんなに集まらなかった。

「人気がないのか?なんか古そうだものな。この建物」って思っていたんだけど・・・すごく驚いた!

火災の怖さと音!それと爆風まで感じる施設なんです。周りにいた小学生ぐらいの男の子達が泣き出してしまうぐらいすごい迫力!


「そうか。この設備が、この施設全体の”始まりの地”だったんだな。そうなんだよ。ここは、夢の国じゃなくて、”映画の撮影設備の中に一般人が迷い混んじゃった。”という設定だったんだよ。いつの間にか、最初の志を忘れてしまって、客からいかに金を巻き上げるか?に変容してしまったけど、全ての始まりは、この設備からだったんだ。」


良かった。この施設を体験できてよかった。ここに入っていなかったら、前の晩のパレードの件以来、ずっと不機嫌なままだった。


次は、一転して水の施設らしい。

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昨日、使いまくっていた魔法のチケットは、今日はまったく持っていないらしい。本当は、昨日のうちにこの施設も魔法のチケットで入るつもりだったらしいんだけど・・・間に合わなくて、無駄になったんだって。


空の彼方で愚民どもがキャーキャー言っているのを眺めてじっと待つ。

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ん・・・・?

あれは????

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避雷針だ。
へえ。ちゃんと「まともな構造」の避雷針を使っているんだ。
先日、ある地域の地下鉄に乗っていて、地上に車両が出た時に「バカな形状の避雷針」を大量に立てている事業者がいて、呆れちゃったけどね。(地下鉄なのに。ものの見事に”騙された”ことを顧客に見せびらかしている状態。おかしなものを高額で買っても、利用者の料金を値上げして巻きあげられるからね。)
やっと入場開始。
ズンズン最前列に向かっていくと・・・我が妻にものすっごく怒られた。
「そこまでいかなくていい!戻って!!はいっ!ここに座って。」
「せっかく前の方が空いているのに・・・」
「あそこは、何も知らない人達が行く”幸せの場所”なの。そっとしておいて。黙って遠くから見てるの。」
「はあ。」
何を言っているんだろう・・・・と思ったら・・・・悪魔のアトラクションだった。これ。
なんか・・・前に出てきた演者さん達が・・・なんかごっつい兵器を持ってる。まあ、ショーだからね。小道具ね。って思っていたら、火炎放射器!じゃなかった水があ〜!!
普通じゃない!
子供の水鉄砲の比じゃない!なんで!なんでバケツ持ってきちゃうの?なんでさらに注水してるの!!!!
「これ・・・これ、お客さんすっごく怒るんじゃないの????」
って、我が妻に叫んでたら・・・
「さあ、誰かオレ達と勝負するかい?誰か勇気がある奴が出てきたら、この水攻撃を止めよう。」
「あんたっ!頭下げて!!じっとしていて!!!」
何?この銀行強盗に立てこもられちゃった感。屋外の施設なのに。と思ったら、観客席から若者が。
「俺と勝負しろ。俺が勝ったら、みんなを解放しろおおおお〜!!」
我が妻が、下を向いたまま何か言ってる。
「勇者じゃ。勇者が現れた。」
いや・・・若者よ。もし、チミが勝っちゃったら、観客の皆さん開放されて帰っちゃうから。まだ、ショーの本番が始まってない。
うん。大丈夫だった。若者は負けて、バケツの水を頭からかけられてた。全部。
大丈夫・・・なの・・・かな。なんとかウイルスの時期なのに。どうやって帰るんだ?アレ。
ずぶ濡れの若者がタッタ・・・と元の席に戻った後、ショーの本番が始まって・・・これもすごい迫力。「冬の寒い時期に水のショー?」なんて思っていたのが、ふっ飛んでしまった。すごく楽しかった。
この後は、広い敷地内をふらふら。
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この施設、わざわざ有料で色々な乗り物に乗らなくても十分楽しめるんです。
ふらふら歩いていると、色々なところで、ショーをしています。
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建てられている銅像の頭に雀も乗ってるし。
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ん????
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うっひいいいいい〜!!!
怪奇!雀が吸い寄せられる銅像!!!
銅像に震え上がっている私をそっちのけで、我が妻がプリプリ怒ってる。
「ショーの時間割りがわからない。これじゃあ、どの順番で回ればいいのか考えられない。千葉のネズミの国なら、ちゃんと時間割表が配布されているのに。」
ふ〜ん・・・・嫌な予感がして、質問をしてみる。
「ひょっとして、iPhoneにアプリを入れるように勧められなかった?チケットを買った時に。それを使った方が、タイムスケジュールとかが分かるとかって。」
「言われたよ。でも、そういうの面倒くさいから入れない。」
ほっとした。意味がわかった。なぜ、入場時に顔認証なのか。なぜ、園内で紙媒体が配布されることがほとんどなく、かつ、その内容も少々不自由なのか。
旅行会社でチケットを購入する時に一通りの情報を記入する。
そのチケットを使って、入場ゲートを通過する時にバーコードチェックだけでなく、顔認証にもかける。
顔認証とチケット購入時情報は、完全に結びつけられる。本人がゲートを通るしかないんだから。
園内の監視カメラでその導線をトレースすることもできるけど、監視カメラの視野外(あるいは、視覚内にオーバーフローの人数が写り込んだ場合)は、スマートフォン内にインストールさせたアプリケーションを使って、位置情報、時間を収集することができる。
施設内での支払いが、WAONシステム以外は、非常に限定されたPayシステムだけを認めているのも利用者の行動情報提供で合意できたシステムだけということなんだろう。
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ここはアメリカ。
そこここに合衆国国旗がたなびいてる。
笑ってしまう。
この国は、自国の国旗を掲げると非難する人々がいる国。
なのに自国内で、大量にアメリカ国旗が掲げられていることを滑稽に思わない国。
他国の国旗が大量に掲げられている施設なんて・・・他にあったかな?
ハウステンボスにも行ったことがあるけど、国旗なんて・・・記憶にない。
あの千葉のネズミの国の対岸には、ドイツ村なる駐屯地があるらしいけど・・・そこはドイツ国旗なのかしら?
まあ、アメリカ合衆国の国旗が掲げられていても違和感を感じないっていうのは・・・そう躾けられているものね。生まれた時から。
占領地は、未だに国内にたくさんあって、そこは日本でありながら、合衆国の法律しか適用されない地なんだから。
そんなことを思いながら、我が妻に連れられたホールで待っていると・・・
真っ赤なスーツを着たお姉さんが、壇上に登場。
「はい皆さ〜ん!今日はどちらから来ましたか〜!!遠くから来た人、手を挙げてくださ〜い!!」
「はいっ!そこの彼!どこから来ましたか?」
「奈良!」
クッソ近い。全く人の話を聞いてない。言いましたよねえ?遠くから来た人!はいっ!」
「ん〜・・・そこのボク〜どこから来たの?」
「あの世」
水を打ったように静まり返るホール。(どうすりゃいいんだ?)
いや、あの・・・だ〜いぶ、外国の方が多い状況なんだけど、この日本語のやり取りって一体・・・っていうか、関西人のノリについて行かなきゃいけないってところが・・・拷問。
まあ、楽しかった。この「ごくごく最近、見事にズっこけた続編映画」アトラクションも。
千葉のネズミの国と物凄く差があるのは、「食事」
こちらでは、とにかくゆっくり座って、食事をすることができる。
すごく高いけど、みんな美味しい。
ただ、じゃあ、また再び来るかって言われると・・・
千葉のネズミの国でいいよ。
あっちの方が、「全ては金次第。金を吸い取られている。」感じがしない。
なんたって、夢の国だからね。

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