バッテリー問題再び [EP82日常整備]
なんとかウイルス(COVID-19って言って)のせいで、在宅勤務ですよ。とうとう。
物の見事に「ゴミ出しの日」以外は、お外に一歩も出なくなりました。できちゃうんだね。こんな生活。
在宅勤務をやってみて分かったことは・・・
1)往復の通勤に時間と体力をものすごく使っていた。(あと交通費)
2)体力を使わなくなったけど、代わりにすごく疲れる。目と・・・姿勢をきちんと保つのが難しい。
3)すごく時間に追われている感じになる。会社では、おトイレとかコーヒーを入れに行ったりとか”間”があったんだなあ・・・と。家ではそれらはすぐにできてしまって、直ちにノートパソコンの前に着席。
4)通勤をしていない分、まともな時間に食事をしているかと言われると・・・結局、いつも通りの時間。いつも通りの時間までノートパソコンの前で仕事をする羽目になってる。(なので、労働時間は伸びてる。実際)
5)Windows10というパソコンが、ここまでフリーズしやすいものなのだと改めて思い知った。てっきり会社のデスクトップマシンが色々なソフトが入っているせいかと思ってきたんだけど・・・素の状態のWindows10ノートパソコンも一日2回程再起動をかけなければいけないこの状況はいかに?
6)通信環境が相当厳しい。リモートデスクトップではなくて、仮想マシン環境だけで仕事をさせるようにしてしまっていた会社は、相当苦労しているだろうな。と・・・
まあ、最後の6)については、各員の自宅ネットワークの利用も可としてしまえば、だいぶ解決するんでしょうけどね。そんなことやったら・・・しばらくのちには、機密情報漏洩企業がたくさん現れると思いますよ。
家にインターネット接続環境があるみんな。
通信会社から送られてきた、ゲートウエイ機器をそのままコンセントとLAN回線に接続して、「インターネットができるようになったああ。」なんて喜んでない?
それ、ほぼセキュリティかかってない状態だから。外部アクセスに対して。
たまには、付属してきた取り扱い説明書をよく読んで・・・「あれ?うちって・・・ファイヤーウオールも立ててなかった?」ぐらいは冷や汗かいてください。(やっちまったなあ・・・もう、あなたの端末のあはんな動画とかもいっぱい・・・遠い目。書けない。これ以上)
正直なところ、在宅勤務よりは、「いつもの会社に行く」方が、楽だったなあ・・・
周りにいるみんなに、いかに助けられていたかを実感しています。
家でノートパソコン相手にしていると、頭フル回転でなんでも自分で対処をしないといけない。
はあ・・・会社・・・会社行きてえ・・・あ、でも、いつもだと会社に行かなくなって4日目ぐらい(大型連休とかね)から体の具合が悪くなるんだけど、今回は大丈夫だな。っていうか、とにかくなんか疲れてる。
さて本題。
暖機運転中にエンジンが止まってしまうようになったEP82。
なんだろね。
2019年Joy耐土曜日の練習走行中にエンジンがかからなくなって・・・確か、パッとバッテリーを交換したんだよ。いつもドナー替わりにオーナーが乗ってくる通勤スターレットから。
交換して7時間のJoy耐も無事に完走して・・・数ヶ月でバッテリーがダメになるなんてあるのかな?
とりあえず、ブースターケーブルで充電して・・・さ、交換したハブをチェックしに筑波サーキットを走ろう。
1走行目をオーナーが走って・・・問題無し。ブレーキもちゃんと効くって。よかったよかった。じゃ、私が2走行目を・・・
走り始めて・・・数周でなんだかエンジンの音が悪い。
なん・・・だ???こんな症状、初めてだぞ。周回そのものはできてる・・・けど・・・タイムも遅い。(まあ、”筑波サーキットで一番遅いEP82"なんだけど。いつも)
油圧計と水温計、タコメータをにらめっこしながら周回を続ける。
各計器は正常値を示してる。でも・・・何か・・・すごく遅いし・・・あれ、ちゃんとエンジンが上まで・・・まわ・・・あれ?
とうとう2ヘアピン手前で後続のマツダロードスターからパッシングされた。(練習走行でもパッシングなんて、まずみんなしない。)
何か・・・車両がおかしいんだ。後ろから見て何か変なことが起きてるってことか?
2ヘアピンポスト員さんがこちらを見てる・・・と思ったら、ガックうう・・・
止まってしまう!
いや、アクセル一定。とにかくピットロードに向かって、ゆっくりでもいいから走ろう。
ガックガックガックガックガックガック
なんだろう?ガス欠の時の症状と違う。ガス欠の時は、症状が出たあと、とにかくスロットルを閉じる方向にしておけば、前には進んでくれる。
でも、今日のこの症状は・・・今まで体験したことがないぞ。なんでこんな断続的にエンジンが息をついているんだ?
なんとかAパドックに帰還。
エンジンが止まった・・・と思ったら、それっきりかからなくなった。
????やっぱりバッテリー????いや・・・でも・・・走行中にジェネレータから発電されてないってことか?
だからバッテリー内の電気を使い切ったら、止まってしまうのか?
オーナーと二人で、ジェネレーターからバッテリーまでの配線をよく点検する。
各コネクターをよく押し込んで・・・でもなあ・・押し込みようもないよ。ちゃんとみんな入ってるもん。
もう一度ブースターケーブルを接続。
「バッテリー???バッテリー交換しないとダメってこと?」
「う〜ん・・・今、とにかく全部コネクター類を触ってみたからさあ・・・これでもうちょっと様子を見ない?」
エンジンがスタートできるようになって、保管ガレージに戻る。
今度は、ずっと暖機運転をしていても、何も起こらない。っていうか、オイルレベルゲージの匂いを嗅ぐと・・・ガソリン臭い。これ、エンジンオイル換えないとダメだ。多分、電気が足りなくて、燃焼室がガソリンでバシャバシャ洗われちゃったんだな。
さて、どうしたもんだか。
バッテリー・・・新品を買おう。
できるだけ軽量化をしたくて、小さなバッテリーを選択するようにしてきたんだけど、どうもそれが悪さをしているみたいだ。電装系をほとんど外している車両なんだから、最低限のバッテリー容量でいいんじゃないのかねえ?
今度は逆。
調べまくって、スターレットに搭載できるバッテリーで、最大容量の物を見つけてきた。
PanasonicのN-80B24R/C7というバッテリー。
バッテリー問題に悩まされていなかった頃は、古河電池の75タイプを使っていたんだけど、それを凌ぐ大きさのものが販売されていたよ。
さて、どうだ?
なんとなくなんだけど、車載されている電装装置の量だけでは、必要とする電気量は決まらなくて、エンジン回転に伴って、点火用のバッテリー容量が必要なんじゃないか?
競技速度だと、エンジン回転も高くなるから、大きなバッテリーを搭載しておかないと、充電量が足りなくなるとか。
今度は、外車整備係に乗ってもらった。
無事に25分の練習走行が終わって・・・降りてくるなりテスターを持ち出して下廻りに潜り込んだ。
「う〜ん・・・充電できてるなあ・・・でも、ジェネレータって温度でも動かなかったりするからなあ・・・」
いや、そんなに難しい顔をされても・・・不安。バッテリー交換してokじゃないの?
まあ・・・とにかく保管ガレージに戻ろうよ。無事に練習走行ができたんだから。ってあれ?
エンジンはかかったまま。
あの・・・ミッションが・・・・全く入らない。
え????クラッチ???クラッチが切れないってこと???
「あ〜・・・なんか、Joy耐の時も変速しにくいって思ってた。」
・・・走行した後だから・・・クラッチフルードにエアが噛んでるってことかな?いや、とにかく全く前進させられないんだけど。
「二人とも!押して!車!!ガレージに戻れない!!!」
「え〜・・・Aパドックの出口、坂だよ。」
「いいから!下り坂でば〜んと押して、その勢いで登って・・・・」(危ないです。やめてください。)
フロントハブがダメになるとFF車ってブレーキが効かなくなるんだね。 [EP82日常整備]
桜・・・持っちゃいましたねえ・・・数年ぶりに4月の第1週目まで。
桜が3月末には散ってしまうようになって、その年の新入社員とのお花見の会も開催できなくなっていたんですよ。
まあ、お花見の会ができなくなってから・・・というわけじゃないんだろうけど、ポツポツと辞めるメンバーが出てくるようになりましたね。ここ数年。
うちの会社のいいところは、新入社員の定着率がいいところだったんだけど。
今年は、「桜が持ったけど、それどころじゃない。」状況。なんとかウイルスのせいで。(COVID-19って言って。)
新入社員研修をやらないといけないんだけど、どうしたもんだか・・・
新入社員から、なんとかウイルス(COVID-19って言って。)をうつされたらどうしよう・・・濃厚接触?濃厚なこと(まだ)なんにもしてないのに。(はあ?)
と思っていたら、総務の皆さんが悩んでなにか相談している。
「あ、新入社員を実家に帰そうかと思ってまして・・・」
「え〜と・・・エイプリルフールの冗談ね。4月1日だけに。」
「いえ、本気です。お互いリスクがあると思います。出社させるの。」
「う〜ん・・・やっぱりそう思うかい。じゃあ、宿題を出して帰そう。」
「はあ・・・宿題・・・ですか?彼らに?一体何を・・・・」
「まったく何も役に立たない自分たちが、4月末にお給料をいただけると思う根拠を述べよ。400字詰め原稿用紙20枚がミニマム。手書きで提出ね。PowerPointを使いたいなら、パソコン使用可。その場合は、スライド40枚がミニマムね。」
「新手のパワハラって言われるからやめてください。」
「ふう・・・いかんな。総務がそんな弱腰じゃ。我が社にもいるだろう。会社にとにかく朝やってくれば、お給料をいただけると思っているおじさんが。それも複数。将来ある若者たちが、そうやって無為に時間を過ごすのを避けたいんだよ。」
「いや・・・でも・・・」
「大丈夫だよ。どうせパソコンを自宅に持ってる奴なんていないから。今時の若者は。手書きで書いていれば、なんとかウイルス(COVID-19って言って。)が去る頃には、書き上がるだろ。作文。」
「はあ・・・」
「そんなに悩むな。ほら、あそこに掲げてあるうちのセクションの標語を大きな声で読んで。」
「いざっ!血ヘド吐くまで働かん!!フェラーリ買うその日まで!!!」
「よおお〜し。良い声だ。さっ新入社員たちのところに行ってきな。」
家に帰された新入社員達が何も宿題をしてこなかったら・・・どうしてやろうかな。
さて本題。
2019年JOY耐を無事に完走できたEP82は・・・決勝走行中にブレーキが効かなくなっていたんだそうです。ある1つのコーナーだけ。
・・・ツインリンクもてぎって、適切なブレーキパッドとフルードを選ばないと、すごくブレーキに厳しいコースです。
2011年の初出場以来、何度かブレーキパッドメーカを変更してきたけど・・・確かに2019年は、まったく初めて使うメーカのパッドを使って決勝に望んだんだよね。
選んだブレーキパッドがダメだったってことか?いや、それにしても1つのコーナーだけ、全くブレーキが効かなくなるなんて・・・そんなことあるんだろうか?大体、そんな状態で7時間を走り切るなんてどうやったんだ?
実際、症状が出始めたTTC1400の彼は、そのコーナーを完全に飛び出してしまったそうです。で、他のメンバーへの引き継事項は・・・
「ブレーキング開始前にとにかくポンピング動作!」
それで7時間走り切ったそうです。
う〜ん・・・ポンピング動作でブレーキがなんとか作動するってことは・・・パッドじゃなくて、フルード?でも、1つのコーナーだけって・・・なんだ?一体。
フォークリフト修理係に相談。
「ああ。それ、ハブですよ。FF車なので、フロントのハブにガタが出ると、荷重でブレーキディスクがズレて(以下略)」
え〜と、とにかくどうもフロントハブが原因なのね。
振り返ってみると・・・そう・・・なんだよね。いつの間にかドライブシャフトやハブの損耗に悩まされなくなっていた。ここ数年。
確か、今、装着しているフロントハブは、2015年大会の直前に組んでもらったもの。
そうか。4年経っちゃったんだ。早いなあ・・・っていうか、以前は、2年に一度ぐらい悩んでいたんだけどね。ドライブシャフトグリースを気にするようになったから、変なトラブルが出ないで済むようになっていたってことかな?
んじゃ、フロントハブを交換。
ああ、いや、今までみたいにフロントハブのオーバーホールをやるんじゃなくて、今回は、良いパーツ取り車がある。
アレ。あのスプリント用車両。みんな忘れちゃってるだろうけど。
なんで苦労しながらも自分達でなんでもやろうと思うようになったかということを・・・久しぶりに思い出させられましたよ。このスプリント車両がやってきて・・・Joy耐で使えないことが分かった時点で。
まずは、Joy耐決勝走行後の車両の状態を確認。
う〜ん・・・確かに・・・パッドを外した状態だとブレーキディスクが右方向に斜めになっている感じがする。
ブレーキディスクが入っていないのが理由であって、いつもこんな感じなんじゃないかなあ・・・
まあ、とにかくスプリント用車両から、移植を開始しよう。
まず、フロントドライブシャフトのナットを緩めて・・・ここまでナットを引き出してから、大きなハンマーで叩いて、ドライブシャフトを奥に押し込んでおく。
ショックアブソーバー取り付けナットを緩める。(完全には外さない。)
いつもは、このステアリングナックル外しに難儀するんだけど、面倒だから、今回は、ロアアームの取り付けナットを外してしまって、フロントハブ全体を移植しちゃおう。
ドライブシャフトをモリっとハブユニットから引き出す。
おっしゃ!早い早い!!なんだかんだで、進化してるぞ。俺たち。さっさと移植を終了しよう。
で、無事にハブ丸ごとの交換が終了して、早速筑波サーキットで、問題が解決されているかチェック走行を・・・
保管ガレージから引き出して、暖機運転をしていたら・・・ん???
エンジンが止まってる。
なん・・・だ????
あれ?しばらく走ってなかったから、バッテリーが上がったのかな?バッテリー交換?
え〜と・・・いや、待てよ。なんか・・・Joy耐の予選日にバッテリー交換騒ぎがあったような・・・アレ???