SSブログ

ジェネレータ(ダイナモ)交換したんだけど、途中でフリーズしちゃったんだよ。 [EP82日常整備]

今日から本当は、Joy耐2020が始まっていたはずなんですよねえ・・・今日は2020年の6月27日(土曜日)

曇り・・・なんですけどね。

明日も・・・雨・・・降らないですかね?

Joy耐が6月に実施されるようになった昨年は、土曜日がものすごい雨で・・・「ほら見ろ。梅雨時に7時間耐久をやるなんて・・・」と思ったものだけど、ベストなのかもしれないですね。6月開催。猛烈な暑さと戦わなくてすみますから。これぐらいの気温だと。


今年の2月頃は、「梅雨が明ける頃には、みんななんとかウイルス(Covid-19って言って)のことなんて忘れてるよ。」と思っていたんだけど・・・未知の領域に入っていますものね。

気温がこれだけ上がったのに道行く人々は、マスクをしている。

マスクして歩くなんて・・・冬だったでしょ。これまでは。

すごく怖い状況になっているんだけど、熱中症で後悔することになるその瞬間まで、真面目に口の前に通気性障害物をつけているんでしょうねえ・・・



って、なんだか今、話題だけどさ。

みんな、すこ〜しよ〜く考えてみて。

「涼しい・・・あれ?・・・スルーってこと?口からの息・・・」


・・・・・あれ?


戦前の日本って、今のような状況だったんだろうな。


そう思うんです。マスクをつけてこの暑い中を歩く人々を見ていて。

「自分の考え方が、誰かによってコントロールされている。」

それをすごく怖いことだと思わなくなっているんです。みんな。


せっかく構築された顔認識システムが全部作動しなくなっているこの街の状況をね・・・治安の部分でおかしいって思わなくなってる。

まあ、代わりに「ベロベロ接触アプリ」でしたっけ?

監視カメラシステムによる顔認識よりもピンポイントで個人を特定できるソフトウエア(しかも政府肝いり)が、みんなの生活に侵入する状況が作り出されているんだけど、ええ・・・「みんなと同じことをしなさい!」なんですよ。

考えることを放棄している集団なんで。日本人。


そのうち21世紀風に名前を変えた大政翼賛会とか、治安維持法がいつの間にかするっとみんなの目の前に現れるのかもしれませんねえ・・・


今日の曇り空みたいにどんより重くなっちゃうんで、本題行きましょう。本題。



IMG_6175.jpeg


ダバダバ水漏れしているウオーターポンプの下にジェネレータが取り付けられているんだから・・・まあ、問題が起きそうだよね。

数年前にフォークリフト修理係のお父さんがオーバーホールしてくれたジェネレーターなんだけど・・・たぶん・・・「充電されていないのでは?」疑惑は、バッテリー本体じゃなくて、これが根本原因。


今、「スターレット整備仕様書」を読み返してみると、「オルタネータ」なのね。

IMG_6171.jpeg

この保管ガレージからゴソゴソ探し出してきた金属の塊。

用語統一しましょう。修理仕様書に従って、「オルタネーター」ね。ここからは。

オーナーと二人で保管ガレージを捜索したら・・・この現物以外にも2つ出てきた。同じような形のやつ。

でも・・・コネクターが違う。全然。ボディ側のコネクターをこのオルタネーターに差し込めない。

EP82スターレットって長く生産された車両で・・・途中でだいぶ部品が変わっているんだよなあ・・・色々なところが。

このコネクターも・・・う〜ん・・・写真撮ってなかったよ。申し訳ない。

とにかく中期型以降とその前とで、全くこのオルタネータのコネクターは違うってことが分かったよ。


保管ガレージに長く放置されていたんだけど・・・とにかくこれと交換しよう。念のため。


オルタネータは、正直、我々にとって鬼門で・・・

最初の「ウオーターポンプから緑色の水が漏れてしまっている写真」これは、どうにも後方のパイプを取り外すことできなくて、困り果ててオルタネータまで外して作業スペースを広げたときの写真なのですが・・・


とにかく何が大変って、このオルタネータ取り付け用シャフトが・・・全然抜けないんですよ。

以前は、この抜けないシャフトが嫌になってしまって、「貫通長を満たすもっと径が細いシャフト」を思わず使ってしまったことがあったのですが・・・大失敗に陥りました。


貫通シャフトの径を細くしてしまった分、競技速度で走行中にオルタネータが動いてしまって、ちゃんと充電できなくなってしまったんです。ファンベルトが滑ってしまって。

それに気がつけなくて、だいぶ長い期間電装系で悩んだ時期がありました。


今回も・・・やっとの事で、シャフトを抜いたと思ったら・・・大きなオルタネータ本体をボディから引き出すことができない!

IMG_6167.jpeg


このステアリングナックルを外してだな。下からオルタネーターを・・・なんだよ!ぶつかっちゃって全然取り出せない!!!

IMG_6170 (1).jpeg


この位置。大事。すごく。この写真。


この位置です。ミッション側のドライブシャフトブーツとバランサーの間の空間をなんとかくぐり抜けるようにオルタネータをぐるぐる回しているとやっとこさ下ろせます。ステアリングナックル・・・外す必要なかった。ふう・・・ま、いいさ。いつものことだよ。遠回りするの。


IMG_6173.jpeg


取り外したオルタネーターは・・・これから取り付けようとしているやつの方が、ばっちい。

失敗したかな。取り外して。


その後、なんとか電装系をすべて復旧させた後、エンジン始動。

普通にかかるね。当然だけど。

ただ・・・このオルタネータ本当に発電してくれているのかな?

テスターを当てて、調べてみよう・・・・0V・・・・


あ、え〜と・・・なぜ?なぜ全然指針が振れない?あれ???


整備仕様書をよく読んでみる。

「端子間をテスターであてて、動作を確認すること」

いや・・・あの・・・端子・・・って、だって、このオルタネータ・・・大きなコネクターと丸ネジ端子が1つづつあるだけなんだよ。

コネクターなんて、はめちゃったらテスターの端子なんて突っ込めない。


だから、この丸ネジ端子とボディそのものをテスターで当ててるのに。

テスト端子がプラスマイナス逆なのかな?


・・・やっぱり0V


・・・しまった。

交換してしまう前にこの保管品のオルタネータがちゃんと動作するものなのか、確認する方法があったんじゃないか???


EP82の脇に突っ立って完全にフリーズ。


「しまった・・・今、エンジンが動いているのは、新品のバッテリーをつけているからだ。このバッテリー容量がなくなったら、また走行中にエンジン停止だ。」


突っ立っている私を見て、保管ガレージの社長がやってきた。

「どうした?今日はなにをやってるの?」


一通りの事情を話す。

「バッテリーのプラスマイナス端子をテスターであたるんだ。」

「オルタネーターがまともだったら、少なくとも13V以上出てる。」

「どんなにいいバッテリーをつけていても15V出ることはないんだ。13Vか14Vを示すようなら大丈夫だよ。」


言われた通りにバッテリー両端をテスターであたると・・・

IMG_6179.jpeg

50Vレンジで・・・13。

大丈夫。13Vは出てる。なんだか針がゆらゆら動くけど。

一番低くても12V。高くて14Vぐらいまで動く。

試しにバッテリーインジケータを確認すると・・・

IMG_6189.jpeg


うん。うん・・・まあ、新品だから当然と言えば当然なんだけど、「良好」になってる。

多分大丈夫。きっとだいじょうぶ。ほんとダイジョウブ。(ひつこい)


ふう・・・毎年のことだけど、ギリギリJOY耐に間に合う状況だったよ。

たぶんこれなら7時間走り切れただろう。たぶん。




nice!(2)  コメント(0) 

冷却水漏れの原因は、ウオーターポンプだった。 [EP82日常整備]

今月から、筑波サーキットは営業再開です。すごくうれしい。

早速、練習走行。

受付に向かうと・・・なんか・・・大分様相が違う。

あ、まず、敷地に入る時点でマスク必着です。

入口に入る時点で、警備員さんに「あ、は〜い、そこのマスクしていない人が助手席にいるZN6・・・こっち来て〜」ってやられます。

「マスク持ってない?んじゃ、この”筑波1分切ります。”って書いてあるスペシャルアイテム。筑波サーキットオリジナルマスクを売りましょう。一枚1,000円で。」(嘘です。信じないでください。)


で、いつもだとコントロールタワー脇の受付に向かうんですけどね。

受付・・・一方通行になってた。

しかも、その階段手前にテント。

このテントの中で、必要事項を書いてから階段を上らないといけないんだって。


受け付け手前は、それぞれソーシャルですこ?なんか距離をとるようにテープが貼ってあって・・・簡易的に日よけもつけられていたりとか、これ・・・係員さん達、相当準備が大変だっただろうと・・・


受付のお姉さん達とも完全にカバーで仕切られていて、マイクとスピーカーでやりとり。

なんだかみんな、えらく受付に手間取っているんですよ。なんだ?一体。


今までと違います。時間がかかることを前提に受付に集合した方がいいです。


やっと私の順番。

テントの中で書き込んだ書類を提出。完璧さ。って思っていたら・・・

「あ〜すいませ〜ん。裏・・・白紙です。」

「え?」

「裏が問診票になっているんです。今月から。」

しまったあああ〜!これか、みんながやたら時間がかかっている理由は。俺様としたことがああああ〜!裏を読まなかったとは。

「じゃあ、一通り読み上げていきますね〜・・・同行者の方の体温はいくつでしたか?」

「え?????」(フリーズ。想定外の質問だった。)

「あ、あのあのあの・・・」(いや、だって・・・オーナーの体温なんて・・・)

「そんな、下向いてモジモジしなくていいですよ。た・い・お・ん。教えてください。」

「今日はお医者さんごっこしてないので、分かりません。」

「は?」


みんなねえ・・・今月から、筑波サーキットの敷地に入ったら、まず、Aパドックでお医者さんごっこ。必須だよ。同行者の体温測定。


さて、昨年のJOY耐で完走はできたけど、実はいろいろなことが起きていたEP82。

再び走ることができています。まあ、本来なら、今月はJoy耐ウイーク2020だったはずだからね。例年通り、大会そのものには合わせこむことができたぞ。


走ることはできるようになったけど・・・冷却水がポタポタ漏れてることを発見。

IMG_0747.jpeg

いや・・・大丈夫。予備のウオーターポンプを買ってある。大分前に。品番16100-19226。

確か・・・2018年のJoy耐土曜日朝練習走行の時に発見されていたんです。「なにか垂れてるぞ。この車両。」ってみんなに言われて。

で、その時は・・・どうしたんだっけな?


とにかく完走できてしまって・・・その後は、ウオーターポンプそのものを交換用に買っておいたんだけど、スプリント用車両とのエンジン交換に取りかかってしまって・・・

2019年大会の1週間前にそのエンジンをブローさせてしまって、下ろしてあった2018年大会まで使っていたノーマルエンジンをそのまま搭載して完走したんだった。


もう、練習走行の段階でポタポタ漏れてる状態だから、対策をしよう。いくらなんでも。簡単だよ。ウオーターポンプの交換なんて。って、オーナー・・・なぜ、タイミングベルトカバーを外し始めてる?

「あれ?これ外さないと作業できないんじゃなかった?」


違うって。

IMG_6176.jpeg

ファンベルトを外した後、ウオーターポンプをエンジンブロックに取り付けているネジを外すだけで、交換ができるんだよ。後ろの配管はパカッて抜けるはずだよ。抜けるはず・・・・あれ????


ここからが長かった。


どうやっても金属製の配管を・・・抜くことができない。う〜ん????


二人で整備仕様書を読み直す。

「ウオーターポンプ取付ネジを外した後、配管を後ろにずらすことによって、ポンプを取り外す。」

その通りに作業してるんだけどな。なん・・だ・・・どうやっても配管が抜けない。


下に潜ってウンウン言っているうちに思い出してきたんだけど・・・確か、このウオーターポンプって・・・2016年に搭載した時は、「まだ交換したばかりだから。」って、それ以前のエンジンのやつを流用して・・・何しろ2年に一度ブローしていたからね。エンジン。


で、確か・・・そう、エンジンが降りている状態で、自分でウオーターポンプを交換しようとしたら、この配管を外すことができなくて・・・フロント側からネジを全部外して、プーリー側だけを新品に交換したような・・・

だから、ボディの接合部から漏れ出したってことか?高加圧ラジエターキャップを使ってしまっているから、その影響を受けた形か?


「もう、配管全部外そうよ。」

「う〜ん・・・このエンジン、車載の状態で裏の配管を外しちゃうと、大変なんだよな〜。手が入らなくて。」


諦めた。全部外す。ウオーターポンプからサーモスタットのところまで。


二人がかりで、古いウオーターポンプから金属配管を引き抜くと・・・接合部を見たオーナーが一言。

「これ、新品のウオーターポンプに入っていたゴムパッキンだけじゃなくて、その周りにシールパッキンブラックが塗ってある。だから、外すことができなかったんだ。」


まあ、今回は・・・整備仕様書通りに作業しようよ。この配管を新品のウオーターポンプにスポッと。

これで様子見。高加圧ラジエターキャップを使っている車両だけど。

IMG_6186.jpeg

うまく取り付けられたぞ。まいった。ウオーターポンプ交換で、半日がかかりになってしまうとは・・・でもねえ・・・なんか・・・気がついちゃったよ。

このボタボタ漏れていたウオーターポンプの下って、ジェネレーター(ダイナモ)。


バッテリーに充電できなかった問題って、これかねえ・・・根本原因。



nice!(3)  コメント(0)