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Joy耐2021完走できました! [Joy耐2021]

昨日まで開催されていたツインリンクもてぎEnjoy耐久レース「Joy耐」は、無事に完走することができました。

完走63台中の62位で。


とうとう決勝中に車両トラブルに見舞われる経験をすることになりましたが、なんとかチェッカーフラッグを受けることができました。


今回もうちのメンバーだけでなく、サーキットスタッフの皆さんにだいぶ助けてもらってしまいました。

この辺りはまた、次回以降報告ということで。

とにかくほっとした。というか、疲れました。本当に。







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耐久レースでのマナーのお話 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]



新人くん二人が私のセクションに配属されてきたんですけどね。

なんかまあ・・・只今、絶賛新人研修で眠気と格闘中って感じ。

可哀想だから、ちょっと表に連れ出すか。行ってみたかったんだよね。会社の近くにできた喫茶店みたいなところ。(このなんとかウイルス(Covid-19って言って)の真っ最中に飲食のお店が出店されるなんてねえ・・・勇気がある。)


男性3名でお店に入っていくと・・・平日真っ昼間なのに若いお姉さん方がいっぱいいらっしゃる。

みんなこちら見て・・・ああ、若者二人ね。二人の方をチラチラ見てるね。確かにかっこいいんだよね。マスク着けていてもわかる。うちの総務、水着審査でもしてるのかしら。毎年思うけど。


店員のお兄さんがやってきた。「いらっしゃいませ。何にされますか?」

「あ〜んと・・・二人とも、嫌いなものある?」

「何もないです。」

「うん、お前たちの頭のようだね。」

「・・・・」

「んじゃ、アイスコーヒー2つと、私はホットコーヒー。この二人には・・・プリンアラモードと・・・私はパンナコッタで。」

「お客様、今月限定で、さくらんぼのババロアがありますが・・・いかがしますか?」

「あ、じゃあ、プリンじゃなくて、二人ともババロアで。」

その時、新人の片方が一言。

「ババロアってなんですか?」


いや・・・あの・・・なんていうんですか?その瞬間、無音になったんですよ。周りが。

飲食店って、食器の音とかするでしょう?厨房とかで。あれも「・・・・・・」


お姉さんたちがこっち見てる。


「え〜と・・・アレだ。あれ。チミたちが生まれた20世紀末にはまだ発明されてなかったお菓子だ。最近の流行りなんだよ。ババロア。ま、食べてみな。」


店員のお兄さんが・・・なんか・・・恐る恐る持ってきた。二つ。手が・・・え?なんでそんなに震えてるの?え?なんで、何も言わずにさっと奥に引っ込んじゃうの?


「これがババロアかあ・・・初めて食べます。いただきま〜す!」

「ああ、初体験だね。甘酸っぱいねえ・・・多分、レモンの味じゃないぞ。」(?)

「うんめえええええ〜!!!!」(雄叫び)


「うるさい!黙って食べろ!!」(反射的に手が出てしまった。)

「おいっお前、食べるの早すぎるよ!」

ああ、うん。二人でそれぞれ個性があっていいね。食べる速度もマチマチ・・・え?もう、食べ終わったの?

(ほんとに皆さんがこの辺りを読む速度と変わらないぐらいのスピード)


・・・なんで私のフォークを見てるの?これは、私のパンナコッタ。まだ二口しか食べてない。

「下向いてアイスコーヒー飲んでなさい。こっちを見ない。あげないから。今ここで、はい。あ〜んとかってやっちゃったら、周りのお姉さんが、鼻血出して悶絶しちゃうだろ?」

「何言ってるのかわからないです。」


冷静だな。ド新人よ。


後日、総務のすんごい偉い人から呼び出し。

「新人研修、ご苦労さんね。大変だろう?」

「はあ・・・なんか、二人ともあまり喋ってくれないんですよね。最近の若者ってあんな感じなんですかね。」

「ああ、いや、”ダメな大人の例を見せる”って言って、そこに配属したんだ。あまり関わるなって言ってある。」

「・・・・・」

「でな。毎日、彼らには研修日誌をつけて、提出させているんだよ。」

「はあ・・・・」

「関わるなって言ってあるのに・・・なんか、先日喫茶店に連れ出したんだって?」

「喫茶店というか・・・色々なものが食べられるオープンスペースの良い店でしたね。まだ出店したばっかりなんですよ。」

「店の話を熱く語らなくていい。勤務時間中だろ?」

「はあ。」

「それってサボりだよね。」

「つまらないPowerPoint投影されて、夢の世界に行ってるよりはいいと思いますよ。」

「でな。ババロアってものを生まれて初めて食べたと。

「ええ、なんか雄叫び上げてました。うるさかった。」

「で、頭をブっただかれたと。」

「黙らせる必要があったので。」

・・・・パワハラじゃない?それ。事実なの?”昨年、新手のパワハラを生み出した人物だ。応対に気をつけろ”ってあれだけ二人に伝えてあったのに。」

「いや、あの・・・え〜とですね。事実と真実というものは違いまして・・・」


うんもおおおお〜!なぜ体験したこと全部書く!ド新人よ!!

絵日記でいいんだよ。新人研修の報告書なんて。全く。


え〜と・・・今回のお題は・・・確か予告してあった・・・そうそう。そうですよ。ちょっとまずいかな。って思っていた話を書こうと思ったんでした。


「耐久レースにおけるマナー」

のお話です。


あ、S耐はちゃんと”プロ以外のドライバー”は、マナー講習会受講が必須なんだそうです。

私がここで書くのは、「2007年以降の第二次活動において、参加した耐久レースで感じたマナーのお話」です。


さて、どう書いていくか・・・


私が思う耐久レースのグレードは次の通りです。

筑波TC2(見学だけ行った袖ヶ浦の走行会も恐らくここと同じ)→本庄軽OneNNクラス→エビス耐久&日光耐久→Joy耐


この順番で経験を積んだ方がいいです。途中を飛ばしてしまうと、無用なトラブルに巻き込まれます。


その好例が、先日出走した日光耐久で実際に起こってしまって・・・

この大会には、初代スイフトが出走していました。

初代のスイフトって、もう、街で見かけることも少ないよな・・・と見ていたのですが・・・どうも・・・

多分、全員じゃないんでしょうけど、恐らくこの車両のメンバー・・・今日がサーキットを走ることが初めて。って感じ。予選の段階で。


後ろから速い車がやってくると、明らかにオロオロして、コース内を動いてしまうんです。

「これはまずいぞ。4時間走りきれるか?何か事故が起きて、サーキットを走ることが嫌いになられたらヤだなあ・・・」


心配は現実になってしまって・・・決勝スタート数時間後、初代スイフトのリヤバンパー・・・ゴトゴト引きずりながら、緊急ピットイン。

リヤ側・・・ということは、誰かに当てられたか。と思ったら、トップグループの車両も緊急ピットインしてきた。そちらの方が明らかに重症。


スイフトは、バンパーを取っ払って、再びコースインしたけど、いやいやそれは黒旗掲示だから。

(その後、リヤバンパーをガムテープでぐるぐる巻にして、彼らは完走しました。)


私はいつも「一番遅い車両」をドライブしているので、自然と癖がついてしまったのだと思うのですが、この日光耐久の時も、「コーナーに入る前にバックミラーに映る車両に譲るラインどり」を自然と意識しています。

それでもこの日光耐久の時は、「ごめん。コーナーが遅すぎて、みんなが詰まってしまった。」という事態になる場面があって・・・

そんな時はどうしたかというと・・・コーナー脱出後、「ここにジッとしているから、みんな抜いていってくれ。」


左右からぶち抜いていってくれます。トップグループはみんな腕が立つメンバーなので。彼らは躊躇なんかしない。(そのはずです。その大会で一番速いメンバーが揃っていないと耐久レースのトップは走り続けられないのだから。)


「アウト側に動くと危ないと感じたら、とにかくじっとしてる。上手い人たちは、見切って抜いていってくれる。」


逆にいうと、”速い車両”は、他車を引っ掛けてはいけないんです。引っ掛けたドライバーは、その大会のへたくそ大賞受賞者です。


これが、私の中で一段クラスが低い本庄軽One耐久レースNNクラスになると・・・

困ったことに「追いつかれた側が、ブロックライン」をとってきます。


まあ・・・「わかるよ。その気持ち」って車内でつぶやいていましたよ。レースやってる気分になれるものね。後ろの車両をうまく抑え込めると。


本庄軽One耐久NNクラスでは、「他の耐久レースでは絶対体験できないこと」があるんです。

それは、「最高速度が、参加車両全てが全く同じ。Honda車を除いて。」(なので、Honda車は別クラス扱い)


車内から観察していると、シフトアップポイントの違いだけで、トップエンドの速度は全く同じです。どの車両も。

なので、この大会は、まさしく「ドライバーの力量とコーナーリングの車両セットアップ」が決定的な差となるのですが・・・


「速い車両に追いつかれた側」が、「コーナーでブロックラインを取り続ける」それも「耐久レースなのに」


全く意味がないです。もう一度書きます。

その行為に全く意味はない。


「トップスピードの差がない大会で、自分の後方から速い車両が迫ってきた。」

「力量の差」を素直に認めるべきです。

大丈夫。ドライバーの差じゃなくて、車両のセットアップの問題。恐らく。さっさと後方から迫ってきた車両を前に出した方が、自分のペースで走れるんです。前に出した後、その車両について行くことができたら、自分の力量が一段アップしたことになります。大会中に。


この本庄軽One耐久NNクラスは、「決勝中に少なくとも10回のドライバー交代」をしなければならない独特のルールがあって・・・


電子ボードの順位表は、その時点での正しい実力値を示していません。


「自分の後ろから迫ってきた車両は、すでに決勝周回数が違う。」可能性が高いんです。同一周回だっら、ブロックしてみても・・・まあ、意味があるのかもしれませんが、この大会は、同一周回数であることをお互いはっきりわかっているのは、トップクラスの数チームだけでしょう。


速い側は、かなりイライラします。イライラする大会です。本庄軽One耐久レースNNクラスは。

ただ、繰り返しますが、「速い側が、遅い側を引っ掛けたら、引っ掛けた側がその大会の下手くそ大賞受賞者」です。


大丈夫ですよ。10分・・・長くて15分イライラをコントロールするんです。自分の中で。

競技速度で人が集中力を保てるのは、最初の10分・・・長くて15分です。だから、スプリントレースのほとんどが15周までの周回数なんです。


15分経ったら、前を塞いでいる車両は、ブレーキングで甘さが出ます。

ただ、抜きにかかる時も、「ブレーキングで100%」にならない進入の仕方をしないといけないです。

相手は、再びあなたに向かって被せてくるかも。アウト側から。


今年の第一戦でも、私は何度か、イン側の縁石に大きく車体を載せて、引き下がりました。タイヤのグリップを余らせて、ブレーキング中に左右に動けるようにして抜くアプローチをとっていました。相手は、「車がぶつかるとどうなるか?」を恐らく体験したことがない。


軽自動車で衝突事故を起こしたら、まず間違いなく転がるんですけどね。(もし、腕が外に出てしまったらアウトだ。)


まとめると次のようになります。

1)耐久レースで追いつかれた側は、素直に後続にラインを譲ること。あなたが競っている(つもりの)相手は、実は、全く違う周回数かも。


2)後続に追いつかれて、動くことが危険だと感じたら、そのままその位置をホールド。不用意にコース幅を使うような動きをすると事故になります。


3)追いついた側は、イライラしない。遅い相手に近づいても、アウト側から抜くのは余程の場面のみ。相手は、あなたをイン側に譲ろうとアウト側に動くかもしれない。(何年か前のJoy耐でいたんですよ。練習走行中にEP82をアウトから抜こうとして飛び出していったVTECシビックが。練習走行中にそれをやるってなんだろう・・・車を整備してくれている人たちのことを考えたら、その選択はないだろう。)


4)イライラしても10分か最大15分自分をコントロールする。前方の遅い相手はどうせ疲れてくる。それからゆっくり料理すればいい。


さて、月末は、Enjoy耐久”Joy耐”です。

行くぞ。約束の地へ。

2016年に積んだラインオフそのままのノーマルエンジンで、今年の大会も完走してみせるぞ。


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