レース用バケットシートを交換作業 [EP82日常整備]
父上様がgo to Heavenされましてね。
ああ、いや、年末に良くない話を書いて申し訳ない。
瀬戸内寂聴さんが少し前に亡くなられた時に有名な講話が繰り返し放送されたでしょう?
「みなさんは、明日、朝、また起きると思って布団に入るでしょう?あれは大変贅沢なことなんですよ。」
まさしくアレ。
弟からの知らせを受けて、急いで実家に駆けつけると・・・たくさんの警察官の方が、現場検証をしていて・・・
寝てた。普通に。父上様が。いつも通り、大きなベットで。
変わっていたのは・・・もう、呼びかけても起き上がらないだけ。
こんなことがあるんだなあ・・・本人も、「明日、朝になったらまた起きる。」と思って、ベットに入ったんだろうに。
それからが大変だった。
「悲しい」なんてならないです。とにかく全力で色々なことを片付けないといけない。
驚いたというか、困ったのは・・・
「人は、go to Heavenする時にものすごくお金がかかる。しかも、この世からいなくなった後も、毎月資金は流出し続ける。」
ことなんです。今、本当に思い知らされています。
みんな、覚えておいて。
「お墓に入れるまでに300万円かかります。」
できるだけ小さく、親族しか集まらないで葬儀をしたのにこれだけかかりました。
すごいんですよ。
何百万って単位の金額が、「はい。出してください。遅くても五日後までに振込です。」って何もかも請求されるんです。現金で。
あると思っているんですよ。そういう単位のお金が。葬儀屋さんと何ですか?あの・・・葬式仏教の世界の方々は。
きょうだい3人で、何とかかき集めたけど・・・お墓がなかったら、さらにここにon・・・いや、墓があったから葬式仏教の連中に介入されたのか・・・
みんな、生命保険入ってる?
変な話をしていると思われるかもしれないけど、事実だからね。ここまで書いたこと。
「生命保険は、お墓代」
今回の金額ぐらいの死亡時保障ついてますか?ほら、みんな、生命保険の契約書を引っ張り出して確認して。
あ、10年とか15年おきに更新とかってなっている保険契約は、「ほぼ掛け捨て」ってことだからね。
あと、60歳とか65歳で、がっくうって、死亡時保障の金額が下がってしまう保険設計も「ほぼ掛け捨て」
ベストは、生涯同一掛金&生涯保障の保険契約。
「ある年齢までお金を入れたら、あとは一生涯保障」の生命保険であるとなおさらベスト。
死亡時保障なんて、本当にお墓代分あればいいんだからね。
さて本題。え?「これから車の話をするのか?」
あ、うん。気分転換しないと。どうにもならん。ここのところ、本当に土日家にいないのだ。たまには、物書きをしましょう。iMacに向かって。
シーズンが終わりましたからね。これからしばらくの間は、スターレットの整備のお話になりますよ。
EP82のバケットシートがね。だいぶボロボロになりました。
当て布とかを使って、何とか引っ張ってきたんですけどね。元々は、2007年にオーナーが引っ張ってきた初代車両に取り付けられていたスパルコのバケットシート。
さすがにオーナーが「交換しようよ。もう、十分役目は果たしたと思うよ。このバケットシート。」
私が乗り気じゃなかったのは、「バケットシート・・・新しいの買って、入らなかったらどうしよう・・・」
オーナーと二人で筑波サーキット前のMECCAさんを訪問して相談。
「スパルコのバケットが入っているということは、結構余裕がある車両ってことですよ。そのまま、スパルコ製品でいいんじゃないですか?」
買ったのは、これ。
結局、今まで使っていたスパルコのREVってモデルを購入しました。
正直、何も変わっていないんじゃないかと・・・・
いや、確かに間違いなく取り付けられるってことなんですけどね。
規格は、FIA8855-1999対応品です。
ちなみにFIA8855規格の最新版は、2021になります。市場にはFIA8862-2009版も流通しているのですが、我々の車両は、耐久レース用。
どうも・・・FIA8862-2009シートは、乗り降りにロスがあります。安全性が高いんでしょうけど。
同じブランドの同じ名称の商品で、FIA規格も変わりなし。う〜ん???と思いながら、取り付け作業を開始。
シート下の6点シートベルト開口部が大きくなっていました。
それと、座面にクッションがあるのが標準状態なのね。今まで、全部取っ払ってペタペタのところに座っていたのだと初めて気がつきました。
旧シートのスペースにそのまま取り付けようと・・・
苦悩したのは、シートレールの取り付け。
取り付けネジの加工精度が悪くて・・・(埋め込み樹脂がネジ部まで侵食していた。)座面高さの調整に何度も取り付けと取り外しを繰り返して・・・・
取り付け完了!
シートベルトもタカタのシートベルトが有効期限切れとなったので、シュロスのシートベルトへと更新してあります。
まさかこの活動をしている間にTAKATAが消滅するなんてねえ・・・
シュロス製品の実際の製造元は、タカタだったそうです。まあ、まだ我々の車両の中に生きているということで・・・
同一メーカの同一モデル名ということで、あまり期待していなかったのですが、やはり時の流れというのはあって・・・
すごく軽くなってた。
それと、このREVというモデルは、「サイズを選べる」ようになっていたみたいです。
今回のシートサイズの方が、横方向にフィット感があって、しかも軽い!ものすごく軽い!
座面にボコんとクッションがあるのは、走行中に邪魔になるかと懸念したけど・・・
全然そんなことはなかったです。逆にすごく足の裏が楽になりました。
もっと早く交換しておけばよかった。これでまたJoy耐7時間を走りやすくなったぞ。