車載カメラで初めてJoy耐を撮影しました。 [ラップタイマーと車載カメラ]
77回目の終戦の日に・・・やっと起き上がる事ができました。
マイッタ。なんとかウイルス(Covid-19って言って)のワクチン3回目をキメたんだけど・・・
これまでの2回より明らかに具合が悪くなって・・・やっぱり今の時期まで待って正解でした。何しろ今は、「お盆休み」。
ワクチン3回目の通知は、とっくに到着していたのですが、すごく躊躇していました。
守らなければいけないのは、「仕事に支障をきたさない事」と「接種後2週間は安静にしている事」。
どうにもね。
「Joy耐が終わってからワクチン3回目をキメよう。」とは思っていたんだけど・・・
金曜日に接種予約を確保できなかったのだ。今まで。
やっとこのお盆期間に踏ん切りがついたんだけど・・・正解。土日だけ伏せっているだけでは済まなかったと思います。今回の接種は。
まだワクチン接種していない人も、ぜひ受けましょうね。この「具合が悪くなる」状態は、実際にCovid-19に罹患した状態を疑似的に体験しているんだと思います。
こんな症状になりたくないです。本当に感染した時は、きっともっと長期で苦しむことになる・・・
今回は、「2日か3日の辛抱だ。」と時間を区切って希望を持つ事ができましたが、今、この感染拡大の中で、自宅療養している人たちは、相当苦しい思いをしていると思います。
「マスクはウイルスを物理的に全く防御しないけど、ワクチンは防御します。ただし、感染しないということではない。」
これ大事。
「マスクは着用するのにワクチンは否定する。」
非科学の最たるものだからね。毎日、このBlogを読んでくれているたくさんの人たちにそんな考えの人はいないと思うけど、ほんとやめてね。
んじゃ本題・・・の前に業務連絡だった。
今月末の本庄軽One耐久N-Nクラス第三戦も見送り決定です。
感染状況が物凄いということもあるけど、TTC1400大ベテランドライバー様が、やっぱりミラのリヤサスペンション周りにすごく懸念を示していて・・・まあ・・・ハブ破損だけでタイヤが全部取れちゃうのを体験しちゃうとね・・・リヤサス周り全体の対策部品があるらしいです。それを取り付ける事ができたら、出走を考えよう。ということになりました。
「軽自動車は壊れるものだ」と私は元々思っていたので・・・(だって、そうじゃなくきゃ街中が”比較的年式が新しい軽自動車”で溢れているわけがない。)そんなに驚いていないです。気長に待ちます。
んじゃ本題。(ごめん。毎回毎回前置きが長くて。)
今回のお話は、「カメラ」の話。
今年のJoy耐で初めて動画撮影用カメラを搭載して出走しました。と言っても、Joy耐の為に新しいカメラをわざわざ買ったのではなくて、「在宅勤務時のWeb会議用」に購入したカメラを転用したのだ。
この2年強の間、Web会議には、「Windowsノート内蔵カメラ→いやになってiPhoneの内蔵カメラを利用」という方法を取ってきたんだけど、あまり具合が良くなかった。
「iPhoneをWindowsの外付けカメラにするソフト」をインストールして使ってみたんだけど・・・
そもそも、うちの会社「会社承認のソフトウエア以外、動かさせない。」というガード方針なのだ。
当初は、そのソフトがうまく動いて、「画面が綺麗になって会議がしやすくなった。」と思っていたんだけど・・
しばらくしたら、完全にダメ。もう、全くiPhoneと接続できない。
まあ、そうこうしているうちに「在宅勤務なんて、月に2回実行するかどうか」という状況になっていたので、まあこのままでいいかと・・・
ただ、私の場合、「手元にある部品を見せながら、検証を行う。」場面があるので、やはり高解像度のWebカメラが欲しい・・・
条件を整理してみると
1.Windowsにソフトをインストールしなくても外部Webカメラとして使えること
2.できる限り高解像度で撮影ができること
3.在宅勤務にしか使わないのはもったいないので、可能であれば車載できる構造のもの。練習走行の様子を車内から撮影してみよう。
色々探してみると・・・ありました。SONYからRX0という小型カメラが販売されていることを知りました。
現在生産中のモデル名は、DSC-RX0M2。
早速、聖地秋葉原で購入・・・するまでに、実機を何回も見て、だいぶ悩んだ挙句・・・買いました。買いましたよ。何度販売店に通ったことか。
だって・・・そのお値段もさる事ながら、あまりに「今までのカメラと形が違う。使いこなせるのかな?これ。」って感じ。
早速Web会議に使ってみましたよ。
あ、特に写真とかはないです。だって、呆気なくWindowsとケーブル一本で接続完了。
まあ、Web会議用アプリケーション側で、カメラとマイクの設定が必要なんですけど。
注意点は、「マイクの設定」かな。
RX0M2側の設定で、内蔵マイクを切っておかないと、他のマイク機器と反響してしまいます。それに気がつくまでにだいぶ手間取りました。
正直、今までのWeb会議での画像の悪さに格闘していた私はなんだったんだと・・・もっと早く買うんだった。
不安だったのは、「猛烈に本体が熱くなる。手で持てなくなるぐらいに。」
こんな調子で、車載カメラとして機能するのかな?
自信がないので、最初はこんな感じで、スポンジをダッシュボードに接着して、その上にRX0M2を設置してみました。
結果は・・・うん・・・・空を映してた。25分間。全然位置決めできない。
ただ、わかったのは、4月の陽気でフロントウインドシールド直下なのにちゃんと作動してくれた。ものすごく熱くなるけど。
んじゃ、今度は、ちゃんとSONY純正のロールバーマウント(VCT -RBM2)を購入して・・・
電源供給の為のUSBケーブルも購入。
このケーブルが曲者だったのだ。
当初購入した「ただケーブル長が長いだけの格安USBケーブル」は、全くWeb会議でカメラを写してくれなかった。
どうもカメラが高性能すぎて、USBケーブルもそれなりの性能のものを求めるらしい。
このELECOM製ケーブルは、家電量販店でたくさん並んでいた中でも最大の電流値(2A)を流せるものだったので、大丈夫だろう。
純正のカバーを取り外す。
付属していた「ケーブル保護カバー」を装着。
電源供給は、シガーライターソケットにUSB分離器を取り付けて対処。
これを・・・ロールケージに取り付ければいいのね。実車に合うのかなあ・・・・
なんとか・・・なんとか取り付ける事ができた。できる限り地面に近いところに設置したい。外の風景を撮影するのではなくて、路面の変化を記録するのが主な目的なのだ。
念のため、ロックタイトを塗布。
さあっ!取り付けられたぞ。どうだ!!
競技車両での撮影は・・・
そんなに簡単ではなかった。とにかく・・・ピントが合わないのだ。撮りたい画角の位置にロールバーマウントを固定するのが難しいというか・・・
Joy耐前に筑波サーキットでの練習走行を撮影したんだけど、全部ダメ。ボンネット側にピントがあったり、空に向かって合ってしまったり・・・
それでもわかったことは、最高画質で録画してしまうと、データ量が膨大で、256GBのmicroSDカードでも7時間の競技を撮影することはできないということ。
不安な状態のまま、迎えた2022年Joy耐の撮影状況は・・・この記事の冒頭の動画です。
Joy耐の時だけは、ピントが合っていました。この後の撮影では、再びピントが合わない日々・・・
7時間全部撮影できたのかというと・・・できなかった。できなかったんだよ。RX0M2のせいじゃないところで。
外車修理係の走行中、給油の際に彼から一言。
「メータに警告灯がつくようになった。エンジンチェックランプです。」
ん????
「気のせい気のせい。」
そう言って送り出そうとしたんだけど・・・給油後、ピットに戻ってくるなり、レーシングスーツのまま、車両の下に潜り始めて・・・
「走行直後で暑いだろうに・・・」と思っていたら・・・・なんか・・・電線を持って起き上がってきた・・・
「え????それ・・・オルタネーターのところの配線・・・」
なんで・・・なんで今日、断線するんだ?
確かに2011年に私が加工したものだから、10年は経過していたけどさ。今日じゃなくていいだろう・・・
これを見た途端、AE86レースの彼は、自分の車両に圧着端子を取りに走り出していて・・・
もう、その後は、ものすごいロスタイム。
これが今年のJoy耐でのトドメとなりました。まさかミッションケーブルといい、こんなものが決勝当日に壊れるとは・・・
この辺りが、普段の練習走行では分からない「耐久レース独特の負荷」なんだと思います。
外車整備係の機転で、なんとかこのトラブルを切り抜けて、完走に持っていくのですが、その影響は、カメラに残っていました。
このRX0M2は、猛烈に電源を消費します。
オルタネータ断線で、内蔵バッテリーを消耗した後は・・・再び走行を開始してもシャットダウンしたままだった。
なので、2022年大会は、半分ほどを撮影して終わりとなっています。どうも内蔵バッテリーだけだと、動画撮影は、30分持たないみたいです。
大会が終わって、外車整備係が一言。
「多分・・・シフトケーブル交換の時に”外れない!”って言って、みんなでバルクヘッドを貫通する線をガタガタ引っ張ったでしょう?あれで、電源系のケーブルにも負荷がかかったんですよ。」
はあ・・・マイッタ。2011年にこのボディを作って、あっという間に10年以上が経過したんだけど・・・
一旦、どこかで総点検しないとダメだね。来年に向けて。