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MYLAPSを導入しました。 [GOLDEX本庄モーターパーク]


GOLDEX本庄モーターパークへの練習走行は・・・朝が早いです。始発の電車が動き出すぐらいには行動開始。

駐車場に向かっていると・・・横断歩道の前で白い杖のおじさんを発見。

この人、夜、見かけることが多いけど、こんな朝早くにも外を出歩くんだ。この交差点にあるコンビニエンスストアに買い物に来ているみたいだけど・・・まあ、押しボタン信号を作動させるんだろう・・・いつもは、この交差点でじっとしているものね。と思ったら、渡り始めた!片側1車線道路。遠くから、始発の路線バスがこちらに近づいているのがわかる。

ダッシュ!早く押しボタンを押さないと!!ボタンon!!!


信号が赤に変わる前に・・・白い杖のおじさんは悠然と渡り切って、向こうに行ってしまった。

あ、え〜と・・・路線バス止めちゃったからね。あ、はい。私が渡ります。向こう側に。


これは・・・ものすごく怖いことだと思いました。

「横断歩道の前は、減速。加速しないこと。」

と自動車学校で習ったけど・・・確かにこのパターンがあったらね。目が全く見えない人が、渡ってしまうことがあり得るんだよ。

本人は、音でバスが(バスだけが)近づいていることを判別したんだと思うけど。マイッタ。


そんな怖い思いをしながら臨んだ2022年本庄軽One耐久シリーズN-Nクラス第4戦が今回のお話。

あ、大会そのもののお話は多分、ほとんど書かないです。

今回の主題は、その大会中に使用した「MYLAPS」のお話。


元々の話の始まりは、2021年のJoy耐なんです。

2021年の規則書には、こう書かれていたんですよね。

「2022年からは、トランスポンダーレンタル代として5,000円を徴収します。自身のトランスポンダーを持ち込む場合は、レンタル代は無料とします。


これを見て、「いよいよ・・・ラップ計測装置をこの車両に取り付けないといけないか・・・」と覚悟していたんです。

今までスターレットに取り付けてこなかった理由は、「とにかくこの車体は、できる限りのノーマル仕様。余計なものは取り付けないし、N1車両としての最低限の艤装のみで改造行為もしない。」としてきたんです。耐久用車両として、信頼性最優先。ノーマルが一番持ちます。なんたって、同じノーマルエンジンで2016年から走り続けられていることがそれを証明しています。


この2021年大会規則は、恐らく「5,000円/人」徴収を念頭に置いた記述だったと思うのですが・・・

実行されなかったです。2022年大会。

まあ、相当な反対意見があったんだろうと・・・ただ、あのトランスポンダーがずらっと並んだ受付の様子を見るとね。請求はするだろうなあ・・・と。

大変な管理の手間がかかっています。そもそも、こんなにトランスポンダーが必要な大会じゃなかったはずなんですから。ほんの数年前まで。

今年も、我々の車載カメラにその行為がはっきり写っていましたが、後ろにくっついてきたFit(クラスが違う)を退かせるためにわざとアクセルを緩めるような行為をするような連中がね。

予選中に我々にわざとぶつかるようなことをしてきたことから、相当な期間が経過しているのに全く反省していないということなんですよ。

それらのおかしな行動をする連中を監視する目的で、この大量のトランスポンダーが必要になったはずなのですが・・・


私は、トランスポンダーレンタル費は、徴収しても構わないと思います。Joy耐。どっちにしても、今年、台数が減ったじゃないですか。2011年以来の最低参加台数だったはずです。2022年。

どうせ台数が減っていく大会なら、その存続のために必要な費用は徴収するべきです。今の世の中の「値上げの論理」そのままですよ。


で、Joy耐2021でそのような予告があった年末。

昨年の本庄軽One耐久最終戦で、アナウンサーの方が、大会中に繰り返しこう放送していたんですよね。

「MYLAPSを持っている方は、ご自身のSpeedhiveというアプリにアクセスしてみてください。今大会の様子をリアルタイムに確認することができます。」


ここで私の頭に「MYLAPS」という単語が刷り込まれます。

「そういえば、Joy耐の規則書に書いてあった機材だな。それに筑波サーキットでもプリントアウトしてもらえるって案内が出ていた機材だった。」


調べてみると・・・MYLAPSという機材は、サブスプリクション方式のトランスポンダーだった。

2022年の最新機材は、TR2というタイプらしい。

スターレットにこれらの機材を取り付けなかった理由は、計測機器を車体に取り付けるための配線が必要だったことが理由。

実際、今回の2022年本庄軽One耐久最終戦では、大会後半にミラに取り付けられていた計測装置が脱落して、車内からタイムを確認する手段を失っていたのだ。


でも、このMYLAPS X2という装置は、車体に配線等は全く必要なく、とにかく車内に入れておけば、サーキット側の機材で計測をしてくれるらしい。


じゃあ購入・・・って、このMYLAPSのホームページがわかりにくくて・・・日本語版ホームページがわかりにくいのかもしれないけど。正直、ほとんど役に立たないホームページです。ただ、「金をくれ」って言ってるだけのホームページ。


MYLAPS X2というシステムは、実際に購入する端末は、「TR2 TRANSPONDER」というものになります。

5年契約で、367.01ドルになります。(急にドル換算)

2022年11月18日の円ドルレート換算で、140.35円/ドル。

ってことは・・・51,510円。

5年に一度、この金額・・・いや、確かにバッテリーという寿命要素があるからさ。不具合が出たら、ハードウエアを更新してくれるということなんだろうけど・・・ちょっとなあ・・・


調べてみると、モビリティリゾートもてぎの会員になっているとTR2が買い切りで購入できるようになっていました。

5年契約よりは高いのですが、「まあ、筑波サーキットで、毎回1,000円/日の計測器を依頼していれば、3年で回収できるような金額」と自分を説得して購入に踏み切りました。

(筑波サーキットでは、持ち込み計測器のプリントアウトを500円/日で実施するサービスも行っています。)


Joy耐2021の規則書は、もてぎの会員にとってはどうという話じゃなかったと言うことなんです。

多分、会員にとっては当たり前の話で、そうではない人達があの記述を見て驚いてしまったという・・・

あの記述とは別紙で、TR2会員向け販売の書面を同封しておくべきだったと思いました。


で、実際に自分でTR2 TRANSPONDERを購入して、今年のJoy耐を完走したんです。

受付で、TR2 TRANSPONDERの管理番号を記入したら、本当に公式記録扱いとなりました。


まあ、これまでの経験で、「もてぎで渡されたトランスポンダーは、運転席側ドアボックス下端に置いておかないと正確に計測してくれない。」と知っていたことも大きかったと思います。

(何年も、土曜日朝の練習走行後に係員の方が”計測されてないぞ〜。この車両。”って注意をしにきてくれていましたからね。いろいろな場所に置いていて。)


この辺り、写真があればよかったんだけど・・・申し訳ない。撮影していないのだ。何も。


で、いよいよの本庄軽One耐久N-Nクラスでの運用。

2022年は、最終戦のみ出走となったのですが、私が持っていたTR2 TRANSPONDERは、搭載しませんでした。

みんなの判断は、「既に独自の計測器を配線しているこのミラに大会主催者配布の計測器をリヤのナンバープレート位置に取り付けている。そこにさらに3台目の計測器を取り付けると、電波干渉とかおかしなことが起きるんじゃない?」


2021年最終戦のアナウンサーさんの言葉を信じると、「自分の計測器を取り付けていなくても、大会の様子がわかるはずだ。」

結果はこうなりました。

MYLAPS計測データ

これ、予選中の我々のラップをスクリーンショットで撮影したものです。

これだけだと、筑波サーキットでの通常の計測と同じなんです。「自分達のラップタイム推移がわかる。」だけ。


このMYLAPS X2というシステムの真価は、「大会中の他の車両の様子を知ることができる。」ことなんです。

全参加車両の様子がわかります。このシステムを導入すれば。

この予選中に気がついたのは、「アレ?なんか俺たち・・・すごく遅いんじゃない?」ということ。

案の定、出走27台中、確か予選順位は20位・・・だったかと。

これまでで多分、一番下の順位だった・・・かな?


実際、車両そのものが重くなっているんですよね。ロールケージ導入で。

それと、何にしても練習していない。全員。

決勝中に全員が、この仕様でのベストラップ更新を図ってしまったことからもそうなのですが、丸1年出走していない間に周りの皆さんに突き放されたな・・・と。

決勝中は、自分たちの車両のラップタイムを確認するよりも、他車のラップタイム推移を確認していました。

我々よりも大多数の車両が、ラップあたり1秒以上速い。

実際、決勝中のベストラップは、27台中の22番目。(クラス15台中の13番目)

それでも、5時間走り切った後は、総合9位クラス8位という結果でした。


この大会、本当にコース上での速さが決勝順位に結びつかない謎大会です。

謎解きの要素があります。ものすごく面白い。みんな「同じ軽自動車」なのにこの順位差がつくことが面白い。

2023年もたくさんの参加者を集める大会になると思います。

我々も「少なくともみんなから1秒離されている。」ところをなんとかしないと。

練習です。とにかく練習。

多分、来年は、年初から活動できますよ。GOLDEX本庄モーターパークで。

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