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ルール大改定の2024JOY耐はどんな感じだったか?(金曜日) [JOY耐2024]


「終わったなあ・・・2024年」

え?今、暑中お見舞い真っ盛りの天気?また高校野球で倒れちゃう高校生たちを眺める大人たちの季節?

いや、今年は、フランスのオリンピックで、その辺りはかき消されるのかな。


ふう・・・JOY耐中心で回ってるもんで。私たちの生活。無事に今年も完走できて、終わったなあ・・・って。あといくつ寝るとお正月。(今日も気温35℃)


さて、2011年に初出場して以来、10回目のJOY耐となった今年の大会は、これまでと大幅にルールが変わりました。どんな感じでの進行となったのか、紹介しましょう。今回は、7月5日金曜日のお話です。


例年通り、グランドスラムエスプリさんで4輪アライメントテスターの調整を実施した車両をもてぎのピットに持ち込んだのは、14時でした。

私が、セーフティーローダーから車両を降ろしている間に我が妻が3日間一緒に過ごすことになるもう一つのチームに挨拶。

なんだか・・・今年は、だいぶ話し込んでるな。なんだろう・・・


降ろした車両のところに戻ってきた我が妻から話を聞いて驚いた。

「ピット真後ろのサービスカー置き場、2台分、私たちの分も確保してくれたんだって。荷物を置いて、場所取りしてくれてた。」


もう、びっくり。今まで、そんなことされたことがない。っていうか、たまに我々の方が、先にピットに到着する年もあったけど・・・そんな発想なかった。驚いた。ものすっごく。


今年は、これまでと違って、ピット裏のサービスカー駐車券が、「2台分」配布されたんです。

この「縦に2台分スペースを確保してくれていた。」サービスカーが、酷暑の中で開催されることになった今年の大会で大活躍することになります。


TTC1400の彼も到着。


車両と荷物をピットに運び込んだあと、車検場に車を3人で押していく。



今年は、我が妻も手伝ってくれて、3人のせいか、ものすごく車両が軽い。

TTC1400の彼は、「いや・・・アライメント値は去年と一緒なんでしょ?こんなに軽いって・・・多分、今年は、ハブを交換したからだと思いますよ。」

そうなのかな?

今年は、N1仕様エンジンに載せ替えるのと同時にバルクヘッドから前の部分を一通り全部、できる限りの交換作業をしたのだ。多分・・・何も問題は起きない。

そもそも、ほぼ走らせていないから、例年のような「ドライブシャフトから飛び出しちゃったグリースは拭き取っておきなさい。」なんて言われないと思う。


何も指摘事項なんてないさ。って思っていた車検は・・・ダメだった。


車検を待っている間に装備品チェックのテントに・・・・今年も行けない。5人分の書類が揃ってないから。

装備品の話は・・・いつかこのBlogで記事にすることになります。今年の装備そのままでは、来年は出場できないので。


事前に車両仕様書は書き込んであって、今年も「カメラ使用申請書」を提出する。

車検は、カメラを装備した状態で受けないといけないのだ。それが引っかかった。

α7C.jpeg


今年は、昨年までのフロントウインドシールドへのSONY RX0 Ⅱ設置だけでなく、予備機としてドライバー脇にSONY α7Cを固定して大会の様子を撮影することにしました。

この状態で車検に臨んだところ、NG。


「大きなカメラだから、ロールゲージに何か紐状のもので更に固定して。」

「あと、下側のロールゲージだけじゃなくて、上のロールゲージにも吊るすような感じで補強を入れて。」

カメラ関係は、これだけで済まなかった。

フロントウインドシールド側のRX0 Ⅱも指摘。

「固定金具だけじゃダメ。これも左右に紐か何かで補強を入れて。」


「去年は、固定金具だけで車検通ったんだけどな。まあ、インシュロックで補強するか。」

なんて思っていたのは・・・実際、ご指摘は正しかった。

土曜日の予選時は、どちらのカメラもインシュロックで補強を入れて出走したんです。

でも、α7Cの方は、走行中にがっくり90°傾いた。

「上側に吊るすような感じに補強して。」って指摘を受けたのを「いや、下側だけインシュロックで補強すれば大丈夫だろ?」って、吊るさずにコースに出したから。これのことか。

N1車両といえど、走行中にものすごい力(と振動)がかかるんですね。一眼レフのボディに。


もう一つの指摘事項が・・・予想外・・・というか、深刻な指摘事項だった。金曜日に車検を受けていて良かったと思わされることになります。


先の一眼レフ固定の写真は、助手席側から撮影したのですが、運転席脇に紺色のウインドウネットが映り込んでいます。

今回、このウインドウネットの下端処理がNGになった。(この写真で、開放状態になっている左下端の処理)



この左下端は、第一次活動でお世話になった板金工場の方が考えてくれた「金属製のバネ」を取り付けて使ってきました。


この「バネ」がNGとのこと。


「万が一の場合、バネが伸びて腕が車外に出てしまう。伸び縮みしないもので固定して。」


マイッタ。

「ずっとこの固定方法で大会に出ていました。」と言っても、もうダメ。


TTC1400の手伝いをしていて、今年から「JAFの規定が変わって、ウインドウネット装着義務」となった事の対処を春の大会で行っていたことから、「JOY耐で慌てるチームが出るだろうな。」とは予想していたんです。

でも、まさか自分達の固定方法が引っかかると思わなかった。バネを使わないで固定なんて、どうしたらいんだろう・・・


車検員さん達からアイデアが出た。


「このネットと同じような材質のもので固定してくれればいいよ。」

「あ、マジックテープとかですか?」

「いや、マジックテープは伸びちゃうからダメだなあ・・・例えば、紐の端にフックがついているものとか。」

ああ・・・なんとかなりそうな気がする。思い浮かぶものがある。


その後、車重測定になって・・・

「この車両、車重が足りないです。」

「えっ!いや・・・そんなハズは・・・」

って驚かされた。JOY耐規定は、通常のN1規定よりも車重が重く定められているのだ。

「あ、ちゃんと1分加算でシールを貼りました。」

丸に10と書いてあるシールを確認してもらって、いよいよ下回りピットに進む。ここが毎年鬼門なのだ。昨年は、初めて何も言われない年だったけど、今年はどうだ?


何も・・・何もご指摘事項がなかった。ここ数年、グランドスラム・エスプリの皆さんが、事前にチェックしてくれるせいか、何も言われずにピットを出ることができた・・・・けど、車検不合格。フェンダーに合格証を貼ってもらえなかった。


大変だ。明日の朝までにウインドウネットの固定方法を対策しないと・・・


3人で車両をピットに押して戻り、もう一つのチームの方々に「必要だったら、エンジンかけて動かしてしまってください。」と言い残して帰宅し始める。


道中で対策方法をグルグル・・・いや、あの場ですぐに思いついたものはある。

この件、問題なのは、

1.伸び縮みしない素材でウインドウネットの下端を固定しないといけない。

2.その素材の長さは、"すごく短い”


すごく短い長さで拘束できるものって・・・ああ・・・秋葉原のアノお店に売ってる。プレイする時に使うやつ。低温ローソクと魔女マスクが必要(ピットに火器は厳禁です。)


でもなあ・・・今、栃木県の茂木。

これから東京の秋葉原の3階の左端の棚って・・・間に合わないよ。どうしよう・・・


「できるだけ大きなホームセンターに行ったら、何かあるんじゃない?」

「あ、ああ・・・そうだね。手芸コーナー・・手芸コーナーがあるようなホームセンターに行こう。」

「え?なんで手芸コーナー・・・ないと思うよ。そんなところに。」


閉店ギリギリに到着。あと10分で探さないといけない。手芸コーナーに向かう。

「だから、手芸コーナーじゃないって。」

「そっちの棚探して!革ベルト!肌色じゃなくって黒いやつ。それと金具は、銀色ね。(ハアハア)

革ベルトのできる限り短いのを作らないと・・・両手が縛れる長さのやつ。

幅の広い革ベルトと金具を握りしめてレジに向かう途中で、我が妻が一言。


「ねえ、その金具、どうやって革ベルトにつけるの?うち、ミシン無い。」

「アレ?小さなミシン、あったよね?」

「とっくの昔に捨てた。動かなくなったから。」


あ〜・・・・なんか・・・音楽が流れてきた。閉店のお知らせ・・・・ラッシングベルト!数年前まで、ピット脇のテントに使っていたラッシングベルトだ!今は、強すぎるから、ただの紐で縛るようになっちゃったけど。


急いで作業服とかが売っているコーナーに向かう。あった!荷物固定用の紐!フックがついてる!


さて、発見したこの「両手が縛れる(?)長さの紐」が、土曜日の車検で受け入れられたか・・・次回!


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