袖ヶ浦の3時間耐久レース(風)を観に行ってきました [モータースポーツをやってみよう!]




別に国内競技ライセンスを持っていなくたって、モータースポーツはできるんだよ。 [モータースポーツをやってみよう!]
サーキットトライアル&Aライ講習会はどんな感じだった? [モータースポーツをやってみよう!]



JAF国内A級ライセンスを取りに行きたいんだけど、どうする? [モータースポーツをやってみよう!]
皆さん「新しい世界」に慣れましたか?デジタルTV”だけ”の世界。
2009年製ブラウン管TV&2011年製デジタルHDD&DVDレコーダーの我が家は・・・落とし穴を発見。
「レコーダーがマルチチャンネル(ダブル録画等)でないと、予約録画中は、他の番組を見ることができない」状況になっています。我が家。
「ダカラレコーダーカウトキニダブルロクガノヤツガイイッテイッテタジャナイ」とかなんとか・・・うるさいなあ。もう。
我が家の家訓が2つ増えました。はい。我が妻よ。壁に掛かっているその文字を読んで。大きな声で。
「贅沢は敵だ!」
「欲しがりません。勝つまでは。」
よ〜しよし。薄型TV買う金があったら、その前にEP82のボディだからね。我が家は。
あ、また飛び出して行っちゃった。も〜。おやつの時間には帰ってきてね。
ほら、ハウスのゼリー作ったんだ。1.5倍の水で薄めて。 固まるかなあ。うまくいったら、しばらくの間、これでお腹が一杯になれるよ。ダイエットにもなって、一石二鳥さ。へっへっへ。
さて、ゼリーが固まるまでの間、Blogの更新をしましょう。え〜と、今回は「国内A級ライセンスをとりにいく」話です。あ、いやいや、今回は、その準備編になります。
国内Bと国内A級ライセンスの間にものすっごいハードルが作られているんです。ざっと言うと・・・
「レース以外の競技は、国内B級ライセンスを持っていれば出場できる」構造です。日本の4輪モータースポーツ。
別に・・・プレミアム性なんてないですね。国内A級ライセンスを持っていることに。
でも、なぜかハードル設定。「レースに出場するためのライセンス」を取得申請する前に。
「国内B級ライセンスを取得後、国内A級ライセンスの受講を行う前に”ラリー及びスピード競技に出場し、最低1回完走すること”」という項目が・・・ね?なんかすごくめんどくさい。さてと・・・どうしよう。
B級ライセンスの講習会の時に講師の方が、「ジムカーナやダートトライアルに一回参加していただくか・・・あるいは、最近は、”サーキットトライアル”を行ってもらうことで、1日でA級ライセンスの取得ができるイベントもあります。」って言ってた。
どうやって調べればいいんだ?
まず、JAFのモータースポーツ講習会ページを開いて・・・日程から逆算。(既にこの時点で、2011年JOY耐の一ヶ月ちょっと前)
へえ・・・今は、ダートトライアルやジムカーナだけじゃなくて、「サーキットでのタイムトライアル」競技でも、A級受講資格として認められるんだね。JAF公認のサーキットトライアルって・・・知らなかったよ。そんな競技区分が存在するの。
一番めんどくさそうだった、イベント設定は完了。次は、装備の確認。
B級ライセンスの時の説明を思い出すと・・・A級ライセンス受講で絶対に必要なのは、
1)最低1回のスピード競技出走経験
2)国内B級ライセンス証そのもの(仮ライセンスでも可)
3)服装は肌が露出しない服装(長袖等)で可。シューズは運動靴等、運転に適したもの。
4) 安全装備を必ず自分で準備すること
安全装備?
ああ、4輪用ヘルメットと
FIA8856-2000規格対応レーシンググローブね。
さて、じゃ、行ってみますか。国内A級ライセンスをとりに。
20年前と違って、少し楽になったねえ。「コースをその場で覚えないといけない」ジムカーナをやらなくて済むだけでも、だいぶ気が楽だよ。講習会の場所は、勝手を知ってる筑波サーキットだしね。
では、次回は「実際に国内A級ライセンス講習会に参加してみた」編を記事にさせていただきます。
え?掲載予定日?
・・・・ん〜・・・・夏休みの宿題が終わったぐらいかな。んじゃ。

JAF国内B級ライセンスを取りに行った [モータースポーツをやってみよう!]
私は、電機の世界の人なので、たまにはみんなに役に立つうんちくを披露しましょう。
「TVの発明者は日本人である」 って知ってました?皆さん。
悲しいことに日本人は、「開拓者」を否定する習性があるんです。
まあ、歴史的に有名な話は、「レーダーの発明」のお話ですけど、エアバック発明者のお話なんて・・・涙無しでは語れません!
そんな日本人が開発した「アナログ電波放送のTV」が本日正午を持って、停波します。
「アナログからデジタルに変わって、なにかいいことがあるのか?」とか、ま〜・・・そこら辺の話は・・・・ 私もデジタル後の電波割り付けの世界で仕事をしてる関係者なもんで。
本当に注目しなきゃいけないのは、「携帯電話事業者等は、汲々と電波の割り当てを待っているのに、なんでTV・ラジオ業界(マスコミ)は初めから割り当てが決まって、ほとんど金も払わずに使用許可が下りているんだ?」っていうところなんですよ。
ま、そんな感じで、私はTVが嫌いなので(実業としてのTV放送業界が嫌い。機材そのものを作るメーカー群は・・・お客様ですから。ええ。ダイジニシマスデスヨ。)我が家のTVは、「ブラウン管」です。
1983年製のTV(リモコンじゃなかったんだよ。プチプチチャンネルを押すヤツ。わかる?)が2009年に壊れたんで、家電屋さんに買い物に行ったところ・・・・
「あの・・・お客様?本気ですか?ブラウン管なんて。ちっちゃいのしか売ってませんよ。」
その後も抵抗するする。
結局、「海の向こうから輸入してもらうのに1ヶ月」TVが無い生活をしてました。我が家。(日本メーカ製なのに)
みんなねえ・・・ 今日の正午を過ぎるとショックを受けるはずです。
「ビデオの録画ができなくなったあああ〜」
「?????ビデオをデジタル化しておけば、TVを買い換える必要なかったじゃん。」
気がついた?みんな気がついた?今日の正午から。
我が家は、「2009年製ブラウン管TV+2011年製デジタルHDD&DVDプレーヤー」で今日の正午から生活ですよ。
どう?我が妻よ。あんまりお金を使わなくて、「新しい世界」に対応した気分は。
「・・・・ねえ。この録画機、TV番組表が出るのはいいけど・・・すごく文字がにじむ。」
「それは心が曇っている人だけが見にくいんだよ。」
「ひょっとして、薄型デジタルTVだったらちゃんと見えるんじゃない?ねえ。ホントに目が疲れる。やだ。このTV」
「心の目で見ろ!だいたいうちにはiPadがあるんだから、それでTV番組表を見ればいいだろう!」
「いいか?薄型TVなんて、買おうと思ったら、5万円ぐらいしちゃうんだよ。5万円あったら、ADVAN A050が1セット買えちゃうだろう。Sタイヤと薄型TV、君はどっちを選ぶんだ?」
「薄型T・・」バシッ!
「甘い!Joy耐で総合優勝しない限り、我が家に薄型TVは来ない!」
「優勝なんて・・・この間、1時間ぐらいでクラッシュしたじゃない。みんなが見てる目の前で」
「い〜や。24回勝てなくてもいいんです!25回目に勝てば。あのなでしこJapanのように!」
あ、家飛び出して行っちゃった。・・・・お腹が空いたら、帰ってきてね。
んじゃ、我が妻が涙をぬぐって放浪の旅をしている間に、このBlogの更新をしましょう。
今回のお話は、「国内B級ライセンスを取りに行こう」というお話。
え?なんでいまさら?
え〜とですね。Joy耐は、「正当な公認競技」なんです。(準国内競技格式)
この公認競技に出場するためには、JAFが発行する「国内競技Aライセンス」が必要になります。
で、いきなりAライセンスをとることはできないので、まずは、Bライセンスを取得する必要があります。
私は第一次活動を休止した時にすべてのライセンスを更新停止してしまったので、再び取りに行くことにしました。 (たまっていた更新手数料をJAFに払い込めば、再発行は可能なんだそうです。・・・再受講した方が私の場合は安かった。なにしろ20年近く経ってますから。)
さて、どうやってライセンス講習の情報を引き出せばいいんだ?
まず、JAFのホームページを捜して・・・あ、ありました。「モータースポーツ講習会」
で・・・・自分の勤務地なり、住居に一番近い会場を探す・・・っていうか、最優先は、日程か。 (2011年JOY耐決勝日2ヶ月前を切っていました。この捜し始めた時点で。)
平日夜に開催されている講習会を発見! 直接電話連絡。(それも開催日の2日前)
夜、会場で受付をして・・・さっそく忘れ物発覚。顔写真撮ってくるの忘れた。
ハンコと運転免許証は持ってきたのに・・・あ、お金。高いなあ。JAFそのものにも入会しないといけないのね。この場で。万札が飛んでいったよ。あっという間に。はあ・・・明日から、飲み物は水筒に水道水を詰めてできるだけ外で買わないようにしないと。
教材として渡されたのは、本一冊。 ・・・・教材、だいぶ薄くなっちゃったなあ・・・っていうか、確か20年前は、いろいろな本を有償で買わされた記憶があるんだよね。今は、このハンドブック1冊でいいのか。
冒頭に先生が出席者全員に質問。
「皆さんは、今日、この国内競技ライセンスを手に入れたら、その先どこまでやってみたいと思っていますか?A級ライセンスもとりますか?」 全員手を上げた。すげえ。
「では、Aライを取った後は・・・なにか具体的な参加競技とかは決めていますか?」
私以外、手を上げる人がいない。 は?みんな何のためにこんなにお金かけて、競技ライセンスを取りに来たの?
なんでこんなことを聞くんだろう?って思っていたら、実は、この「国内競技Bライセンス」の講習会を受けると、「オフィシャルライセンス3級」の講習会を受けたことにもなるんだそうです。
私は、「ふ〜ん・・・でも、確か、さっきまで払ったお金以外に、オフィシャルライセンス用のお金も取られるよね。」って聞き流そう通したのですが・・・
「女性が取りに来られます。この国内競技Bライセンス。しかも、”車も持っていない”という女性が」 と言われて、みんな身を乗り出す乗り出す。ハアハア。(?なんか・・・おっさんばっかりで暑苦しい。)
最近の傾向として、「昔はねえ・・・キラキラした若者ばっかりだったんですよ。この会場も(この発言のあたり、かなり遠い目。ほんとに。)今は・・・”昔、競技に出てみたかった。子育てもまあまあ終わって、お金も手にしたから、これからやってみたい。”っていうおっさ・・・あ、いやいや。ご年配の方ばっかり。」
「ただ、たまに女性が取りに来られることがあるんです。競技に参加されるんだと思って、うれしくてお話を聞くのですが・・・違うんです。”競技に出るためにライセンスを取りに来るんじゃない。”人たちなんですよ。」
「この国内Bライセンス講習会を受けた後、申請すれば手にすることができる”オフィシャルライセンス3級”をとるために来られるんだそうです。」
全員「は?」(みんなそんなものに(大変失礼)興味がない。)
「オフィシャルライセンスをとると、サーキットで旗を振ることができます。あるいは競技車両に触ることができる場合もあります。それを狙って彼女たちは受講しに来るんだそうです。」
みんな「はあ〜・・・なるほど」(なんかほんとに感心)
「小林可夢偉選手の大活躍の影響なんですかねえ・・・驚きました。」
・・・・そんなことあるのかなあ。私、プロ競技の世界も少しは覗いたことがあるけど、見たこと無いぞ。女性オフィシャル。
なんて思っていたら・・・いました。先日TTC1400の彼が2位になった筑波サーキットに。

はあ。すげえガッツだぜ。この暑い日に。お疲れ様です。夢は「いつかは鈴鹿サーキット」なのね。
さて、それらの「事前調査」の元、「それでは皆さんがAライセンスをとられるということなので、その時に役に立つ勉強をしながら、今日の講習を進めましょう。」という言葉と共に始まりました。講習会。
最初は、「仕事が終わった後の夜だし、眠くなっちゃったらどうしよう。先生役の人たちに大変失礼だ。」って思っていたんだけど・・・
「モータースポーツの発祥の地はフランスでした。フランスでは、モータースポーツとは”貴族のスポーツ”だったんです。」 という言葉と共に始まった3時間半の講習会は・・・あっという間だった。
本当にただの座学で、特にテストとかもなかったのですが、このときに聞いた事が、後々の国内Aライセンス受講テストで助けになったんです。ものすごく。
たとえば、「Aライセンスの時は、この薄いハンドブックの他に国内競技車両規則と国際スポーツ法典付則H項の本が必要になります。各地区のJAFに買いに行けば、少し安く手に入りますよ。」とかね。
早速買いに行ってみよう。 後日、顔写真を講習会事務局に直接手渡しに行って、JAF東京支部に必要な本を買いに行く。(モータースポーツ部門の建て屋は、また別の離れた場所だった。丁寧に案内してもらえた)
JAFの会員証を見せると1割引きになるの?
「え〜と、困ったな。まだ手元に何にもないです。先日Bライは取りに行きました。写真持ってきて無くて、保留になっちゃってるけど。」
「まあまあまあ。先日珍しく顔写真がない申請書を送ってこられた方?聞いてます。Joy耐出場のためにライセンスをとりに来たって。まあまあまあ。」(なんか恥ずかしい。すいません。忘れ物して。)
さらに数日後、講習会事務局から、自宅に直接電話。なんだべ?
「いやね。この間、せっかく顔写真持ってきてくれたでしょう。それでねえ・・・よくよく書類をチェックしたんだけど、”ハンコが一カ所ない”んだよ。でも、なんか支部の人たちが覚えてくれていたよ。わざわざAライ用の本を買いに行ってくれたんだって?皆さんに良く頼んでおいて、直接そちらのご自宅に送ってもらうようにしたからね。」
うひいいい〜!すいませんです!みんなにご迷惑をおかけしまくりながら、次はAライ講習会です。

モータースポーツ保険の話 [モータースポーツをやってみよう!]
はい。何週間かあいてしまいましたが、皆さんカートコースに行ってみましたか〜?
「他の人たちと競争してみてワクワクした」って人は、なかなか素養がありますよ。
では、先に進んでみましょう。
今回は、「保険」のお話です。
「なんだよそれ。競技の話じゃないのかよ」とかって言わない。大事なことです。
モータースポーツ競技に参加するにあたり、車両そのものや装備とは別のところで、くぐらなければならない関門が二つあります。
1つめが、「宣誓書」。まあ、この話は・・・詳しくはやめておきましょう。実際にモータースポーツで重大な事故が起きた事例において、その文面の内容が最高裁までもつれるような内容なので。とりあえずここでは、「提出しないと競技に参加できない 」ものがあるんだ。ということだけは覚えておいてください。
2つめが、「有効な保険に加入している事」という項目があります。参加申込書に。 確か私の記憶によると1000万円以上となっていたと思います。
今日のお題は、この「モータースポーツに有効な保険」の話です。
保険について語ると長くなるよん。
まず、「モータースポーツに有効な保険」以前の話をしましょう。日本の現状の話です。
車に関する保険の話。車に乗っている皆さんは、 「強制保険」と「任意保険」という言葉を聞いたことがあると思います。
今、日本の道を走る車の何割が任意保険に加入していると思いますか?
答えは・・・都道府県ごとにばらつきがあるのですが、60%を切る県が増えてきています。
このBlogを読むみんなに伝えておきたいんだけど、ここから先、「モータースポーツをやってみたいな。」って人は、「自分がちゃんと任意保険に加入しているか」胸に手を当てて確認してください。
「自分の車に任意保険をかけないで」モータースポーツはやらないこと。
任意保険すらかけられない財政状況で、モータースポーツを始めてもいいことなんて一つもないです。すさまじく自分の時間と金を浪費するスポーツなんですから・・・
さて、もうひとつ。ちょっとこれは脱線する話なのですが、「保険」って聞くと・・・生命保険のおばちゃんを思い出しちゃったりしませんか?
会社の昼休みにしつこく勧誘されて、流されるままに印鑑を捺してしまったあなた!
はい!保険証書か、あるいはその保険に入るときに解説された「設計書」を持ってきてくださ〜い。
何かグラフが書いてありますね。さ、グラフを右方向になぞっていきましょう。
まず、「10年あるいは15年更新」とかって書いてありませんか?
「書いてある」・・・ああ〜・・・(遠い目)
そのまま、右方向に見ていきますよ〜、60歳か、65歳のところでグラフはどうなっていますか〜?
「ガクッて下がって、そのまま右方向に進んでる」・・・・ああ〜・・・(遠い目を通り越して号泣)
その保険設計書が、日本の保険会社の一般的なモノなんですよ。ええ。生命保険会社が大喜びする内容。日本の役に立っています。あなたの保険設計書。
将来的に自分が病気にかかりそうな不安って・・・高齢になったときですよねえ。すご〜く入院費とかにお金がかかっちゃうかも。60歳とか・・・65歳からなのかなあ・・・生命保険が活躍するの。
その時に必要な保証って 、その保険設計書のガクッて線が下がったところの額なんですよね。最終的には、そのお金でお墓を造らなきゃいけないかも。残された人たちが。
どこいっちゃったんでしょうね。左側でグラフの線が高かったときに払い込んだ保険料。
あ、気がついた?
ガクッて下がっちゃったところとMAXで高いところの差額。そう、「掛け捨て」のお金なんです。
しかも、「お子さんが増えるでしょうから10年とか15年で見直しましょうね〜」なんて言って、ハンコを捺したその保険は・・・今の経済状況で、そこに書いてある「15年後は2倍」の保険料なんて・・・子供が増えちゃって、金がかかってるのに払えると思う?
あ〜あ、やっちまったなあ。その「掛け捨て」のお金、別のことに使ったほうがよかったかも。世の中には、「10年、15年更新もせず、ガクッて下がらない保険設計」を行っている生命保険会社があります。
そういう会社って、TVCMにお金をかけている暇もないんですよね。大変な公的資金投入を受けているアヒルの会社とか、あれを放送しているTV局も倫理観に欠けるというか・・・
さて、そんな感じ。
「別に1000万円以上の生命保険に加入しているんだから、モータースポーツ参加申込書だって、何も障害はないでしょ?」って・・・ホントに信じちゃっていい?自分の生命保険。その小さな文字いっぱいの書類、ホントに信用していい?
JAF地域クラブ加盟協会(JMRC)では、スポーツ安全保険を取り扱っています。掛け金は、2500円/年です。
「モータースポーツってそんなの危険なの?」って心配されるかもしれませんが・・・私はそんなことはないと思います。たぶん、どこかにデータがあると思いますが、80年代には私が知ったデータでは、飛行機事故やスキー競技とほぼ変わらない死亡率だったと思います。
ただ、すごく警戒されてしまう理由は、他のスポーツでのけがに比べて「万が一」の時のその損傷が甚大であるという・・・
長くなってしまいましたが、なんで今回「保険」の話を書いたのかというと、私の体験記からです。
ああ、この間の「公道でのバカな運転」による事故の話もそうなんですけどね。もう15年以上前の筑波サーキットでのお話をたぶん私は一生忘れないだろうな。って思うからです。
90年代初頭の筑波プロダクションカーレースシリーズ(P-FRクラス)において、無敵の快進撃を続ける2台のAE86がいました。
チームメートの2台は、本当に自信満々。鮮やかなグリーンに塗装されたその2台だけが、他の車両もほぼ全車AE86というクラスにもかかわらず、ものすごくかっこよく見えたのをよく覚えています。
今でも筑波のピット上でコースを眺めていると、最終コーナーや1コーナーで自由自在にドリフトを決めていた(明らかにドリフトは”タイムが遅くなる”走行です。それでもその2台だけは別次元だった)グリーンのAE86を思い出します。
ところが、ある時、シーズン真っ最中にもかかわらず、その2台が筑波に現れなくなったんです。
どうしたんだろう?と気にはなっていたのですが・・・
その数年後、事情を知りました。
その当事者の皆さんから直接聞いた話ではないのですが、本当のことなんだろうな。と信じることになった話の内容は・・・
無敵の快進撃を続ける同一チームの2台。その日も表彰台を1-2で駆け上がって、ピットを片づけて駐車場に戻る際・・・・不幸な事故が起きました。
チームを手伝いに来ていたメンバーが、そのAE86のハッチバック部分に腰をかけて駐車場に帰ろうとしたんだそうです。
強化クラッチを組んでいたのか・・・少々ガクッと発進。そのメンバーがゴロンっと、落っこちてしまいました。AE86から。
みんなで笑って、起こそうとすると・・・・非常に重大な事態が・・・今も記事にしていいのか迷ってる・・・
私が聞いたそこから先の話は・・・
その落ちたメンバーは、後頭部を打ってしまっており、半身不随になられたそうです。
そのような事態を招いたことの責任をとり、2台は決してモータースポーツの世界に戻ってくることはなくなったという・・・
今でも「彼らはその後、どうなったんだろう」と思い出します。
その持てる才能をフルに発揮して、すさまじく輝いていたグリーンのAE86と、そのチームメンバーのみんな。
このBlogのここから先の記事は、そんな「危険・・・かもしれない。」スポーツに誘う記事です。
「なにかあっても」自分自身の助けになるように準備を進めていきましょう。【最大57%OFF】COMTEC カーレーダー

レーシングカートに乗ってみよう [モータースポーツをやってみよう!]
[カート] ブログ村キーワードいやあひょっとしたら・・・・とは思っていましたけど、ブラウンGP(元Honda F1)2009年開幕戦で見事予選1-2になっちゃいましたね。
驚いた。ほんと。Hondaが昨年末に売却を決めたときから、何度も「2009年の車はすごくいいんだ」というコメントは伝わってきていて、「何言ってんの?この8年、日本人が儲けてきた金を搾取しただけなのに」って思っていたんだけど・・・・ほんとだったんだねえ。チームのメンバーみんなの努力。
がんばれ。本当に。これで2009年のF1がぐっと大注目されるようになったと思いますよ。あ、ちなみにTOYOTA F1は・・・・フレキシブルウイング疑惑が再燃して最後尾に回されました。・・・・リヤウイングの補強間に合うのかな?決勝までに。こっちもがんばれ。いろいろな意味で。
さて、本題行きますよ。
「モータースポーツやってみたいな〜」って人たちに告ぐ!
「レンタルレーシングカート」に乗ってみなさい!
「既に前回の記事と違ってるぞ。ジムカーナ→カート→ダートトライアル→レース→ラリーって順じゃなかったっけ?」とかって言わないように。
いやね。「自分がサーキットに行くことを決意するまでって、どうだっただろう?」ってここのところ一生懸命思い出すようにしてるんですけどね。
確か「はじめの一歩」を踏み出すときに「とにかく何もかもがそっけない」状況だったのを覚えています。
だって、レーシンググローブ一つ買うのに「どこに買いに行けばいいんだろう?」って状況だったんですよ。あ、ちなみについ先日、営業周りをしていたら、その「初めてレーシンググローブを買いに行ったお店」は健在でした。すっごくうれしかった。赤いスカイラインに乗って、グローブを買いに行ったその日のことはよく覚えていて・・・お店に入っても誰も出てこなくて、グローブを握ってただ突っ立っていた・・・・
そう。そんな感じなんですよ。モータースポーツ。とにかく「お客様に来ていただく」視点が全く欠落しているんです。「来たいヤツは勝手に入り込んでくるだろ?」そんな感じ。
ダメなんだなあ。それじゃ。お客さんが来たら、がっと立ち上がって、「イラッシャイマッセ〜」って大声で言わないと。窓がない暗い店内で。(はい?)
さ、じゃ、みんなでディスプレイの前で練習しますよ。
「イラッシャイマッセ〜!」
カタコトで言わないとダメなんだな。あ、歩く姿勢と声の出し方に気をつけるように。おねえさん達は、暗い店内で歩き方と声で年代を判別するんだそうです。しかも、ほとんど外さない。でもって、「お客さん、タッチ厳禁で〜す」と。
って、なんの話しだっけ?
そうそう。「お店の外に写真を貼って、指名料をいただく」ぐらいの心構えが必要なんですよ。モータースポーツ。ほんとに「お客様を呼び込みたい」って姿勢は全くもって欠落していると思います。あれから20年が経っても。
その端的な競技が、グラベル系とジムカーナ。どちらの競技会場も・・・・普通に覘きに行くと、とっても足を踏み入れられる雰囲気じゃないですもんね。「誰だアイツ」みたいな。
その点、クローズドサーキット競技は、それでもまあ・・・・何とか声をかけられる係員さんがいます。筑波サーキットだって、そうですよ。入り口の警備員さんに言えば、500円を払うことになるかもしれませんが、全く初めての人でもサーキット内に入ることができます。
ま、筑波サーキットだと「ホントにただ観に行っただけ」になってしまうので、「カート場」に行ってみましょう。
レーシングカート場では、「レンタルカート」を行っているところがあります。
私も一度だけ山梨でレンタルカートに乗ったことがあります。私の記憶によると・・・
せっかくカート場の施設内に足を踏み入れることはできても、みんなただぼけ〜とコースを見てるだけなんですよね。「全く一台もカートが走っていない」コース。
みんな恥ずかしいらしい。「乗ってみたいけど・・・・どうしたらいいんだろう。誰も走っていない状況で、自分が走り出すの・・・恥ずかしいなあ」って感じみたい。
ダメだなあ・・・営業対策として。って思っていました。コースの係員が、とにかくカートに乗って音を出していたら、みんなが入り込みやすいと思うんですよね。あんな静かなカート場じゃ、みんな「はじめの一歩」を踏み出せないよ。
そう思って、さっさと借りてみました。レンタルカート。
ホントにたまたま通りかかっただけなんですよ。その後、嫁さんになることになる彼女と。
山道をトヨタMark2で踏んでいたら、助手席で酔っちゃったらしくて。(すごく悪いことをした。あとにも先にもこの時だけ。どうも高級車は運転できない性分みたいです。私。)休ませるための場所を探していたら、あったんです。カート場。
係員さんにお金を払って、メットとグローブを借ります。服装面で注意されたのは、「Tシャツ」だったこと。「肌が露出しない服装」を求められました。たまたまトレーナーを持っていたので、それに着替えることでOK。
時間は・・・・30分は乗っていなかったと思います。20分?
走り出してすぐに「縁石を使って姿勢を変える」走り方をし始めたので、係員さんが二人ともコース場に出てきて、シャーシにダメージを与えないようにクリッピングポイント付近で足を出されるようになってしまいました。ごめんなさい。突っ立たせて。
走り終わったあと・・・ものすごいですよ。汗が。着替えが必要だと思いました。それとうれしかったのは、私が入っている間に、次々に観客の皆さんが車両を借りてコースに入ってきてくれたこと。ほら、やっぱり。誰かが走っていれば、みんなやりたいんじゃん。
まあ、衝撃だったのは、体への負担がものすごかったこと。
いや、単に「疲れる」とかじゃなくて、その後、数日にわたってお風呂に入ると背中が痛かったんです。なんでかわからなかった。ものすごい勢いで、青あざが広範囲にできていたんです。噂には聞いていたけど、一般車両の比じゃないんですね。カートの「レーシング度」って。
こんな感じ。ね?簡単そうでしょ?
構える必要なんてないです。「お金と着替えとタオル。それに長袖+Gパン」でカート場に行ってみよう!
「丸一日カートを借りる」事だってできますよ。場所によっては。
そこのお父さん!ゴルフ場に行くお金よりも全然安い価格で一日カートができます。
安全運転教習ができて、ゴルフよりも運動量が激しくて、しかも子供たちと共通の話題が作れます。
言われてない?最近。「産んでくれって頼んでない!」とかって。言い返してやってください。「出てきてくれって頼んでない!痛いんだから!」あ、違う?
ヤマハでは、「みんなでお金を出しあって、カートを共有するシステム」を実施しています。
少し慣れてきたら、 「Rental Cart Festival」でチームを組んで耐久レースに出てみましょう。
さあ、カートで「車を使っての競技」が楽しいと思えるようになったら・・・自分の車で走ってみたいと思いませんか?
じゃ、次回からは「サーキット走行」を目指して、準備を始めましょう。
パソコンには不正アクセス防止ソフトとアンチウイルスソフトが必須です
モータースポーツって・・・どんな競技があるの? [モータースポーツをやってみよう!]
あ、いやいや皆様。ちょいと間を空けてしまいました。
いや〜、前回の記事の後「さて、ここから先どうしよう?」とフリーズしてしまったもんで。
一つ、定義しましょう。これからのこのBlog記事の掲載内容について。
この「耐久レースに出よう!」(モータースポーツをやってみよう!編)Blogは、
「4輪車の競技」について記事にしていきます。
私の弟がHonda CR250を駆って、モトクロス競技に参加していたので2輪方面も掲載できるかな〜
と思っていたんですけど、その弟も今や二児の父で「ミニバン&軽自動車」っていう「ニッポンの中年サラリーマン」の王道を突っ走っている現状をこの2週間で確認。
ええ、もうホントに「遠い日のおもひで」でしたよ。「嫁さんも知らない若き日のパパ」 って感じ。ムリムリ。今更記事になんて。
ということで、念押しでこのBlogは「4輪車のモータースポーツ」に限定して記事を掲載していきます。
さて、4輪車のモータースポーツといっても・・・・幅広いんですよ。これが。
はい「モータースポーツ・・・機会があれば参加してみたい」と思っている皆さん、想像してみてください。今、皆さんの先には道が二つに分かれています。
さ、皆さん、頭の中に何が浮かびましたか?
そう、1)のターマック競技というのは、「舗装路面上で行われる競技」で、2)グラベル競技というのは、「ほこりがたつ路面」で行われる競技のことです。
私が経験したことがあるのは、1)ターマック競技のほう。これは一通り経験済みです。
ちなみに上信越道がまだ全面開通していなかった時代、毎晩改造車検を通したラリー仕様のEP71で、菅平スキー場の駐車場まで往復をして、数時間寝ただけで何食わぬ顔で出社していた私の経験からすると・・・
「車操ってる感じって、どっちのほうがする?」
と聞かれたら、まあ、間違いなく2)グラベル競技のほうだと答えます。実は、私はブレーキングドリフトを多用する走り方をするもんで。
参考までにデートの場としては最悪です。もし、どうしても彼女をグラベル競技場に連れていきたいのであれば・・・作業服とか事務服とか、あるいは体操着を着させてご来場ください。
あ、確かにプレイの一環としては、まあ、新鮮というか・・・ウエッヘッヘ。(はい?)
ガレージオーナーの方は、大学卒業後、JAF地方ダートトライアル選手権の方に進んだのですが、私はどうもそちら方面には縁がなかったんですよね。それともう一つ大事だったのは、「バトル」ができるかどうか。
先に挙げた5つの競技で「コース上でどちらが先にゴールに入るか」という競技は2つだけになります。そう、「カート」と「レース」この2つだけ。
好戦的と言われるのかもしれないけど、「あいつとオレ、どっちが速いんだ?」っていうのを厳密にチェッカーフラッグという尺度が別けてくれる。
「好戦的」というのが、この2つの競技ならば、「記憶力の競技」は、ジムカーナとダートトライアルです。
なんで私がこの競技に近寄らなかったかというと・・・・国内A級ライセンスを取得するためには、必ず「B級ライセンスを取得してから、少なくとも一回競技に参加すること」という項目があるんです。
そのために一回だけジムカーナに参加したことがあるんですよ。ええ、思い出したくない黒歴史。
私、「面倒くさいな〜」って思うことは、後回しにするというか、本気にならないというか・・・
「国内Aをとらないとレースにエントリーできない」から「しかたなく」出走したジムカーナ。
もう、最悪ですよ。3回しか出走チャンスがないのに2回ミスコース!ホントダメダメでした。だって、「記憶しよう」って気持ちになれないんだもん。あ〜面倒くさい。
そんな状況だったので、「記憶力の競技」にはそれ以来近寄りませんでした。あ、3回目はどうなったのか?って?
「ふざけてんのか!」って場内放送されそうなぐらい、とってもとっても遅く走って、「完走賞」をいただきました。まあ、現代風に言えば「AライGetだぜっ!」って・・・・思い出したくなかった。
さて、残りの一つの競技。これが一番ハードルが高いかもしれません。「ラリー」
いわば、「頭脳の競技」と言い切っていいと思います。とくに「世界中で最も異端なラリー JAF全日本選手権」は。自動車産業で立国している国でありながら、日本人の心の貧しさを一番示している競技だと思っています。
この国は、Rally Japanが北海道に誘致されるまで、「名ばかりのラリー競技」を鎖国の中で行ってきた。 篠原健次郎さんのようなドライバーを輩出できるような自動車メーカーの下地がありながらね。
まあ、「日本人は、モータースポーツを容認できない民族か?」という議論をする場じゃないです。このBlog。先に進みましょう。
今回の記事をまとめると、「取っつきやすい順」で並べると下記のようになります。
ジムカーナ→カート→ダートトライアル→レース→ラリー
カートから先の世界がちょっと怪しい。ほんとに取っつきやすい順か?
ま、次回からほんとに「どうやってはじめの一歩を踏み出せばいいの?」ってところを書いてみましょう。

今、この経済状況でモータースポーツ? [モータースポーツをやってみよう!]
前回の記事は、ちょっと足りないところがありましたね。
EP82のLSDの件ですが、現在は1.5WAYになっているそうです。
TRD製のLSDなのですが、2WAYと1.5WAYに切り替えるスイッチがあり、1.5WAY側に変更して組み込んでいるとのことでした。
さて、あの「ダイハツチャレンジカップ」が中止になるような逆風下ですが、このBlogのこれからのテーマは、「モータースポーツをやってみよう!」です。
ん〜・・・・どういう進め方にしますかね。
なんでモータースポーツなんて薦めるの?って話を・・・・聞いてみたい?うんうん聞いてみたいんだね。聞きたいだろう?チミたち。
私の実体験に基づいて言い切りましょう。
「免許証を取ったら、まず競技に出ろ!全員!命を落とさないために!!!」
もう20年以上も前になっちゃうんですよね。私が自動車教習所を卒業したの。
その授業で習っていたことで、よく覚えていることがあるんですよ。
「車がスライドをし始めたら、カウンターを当てなさい。」
「それって・・・どうやるんだろう。」って思ってました。雨の街中の交差点を加速し始めて、制御不能に陥ったHR30スカイラインの中で。
(その街は、この春のNHK朝のドラマのロケ地。ひょっとしたらあの交差点も出てくるかも。)
今考えれば、ちゃんとアクセルコントロールするべきだったのに、テールスライドが始まった後、どうしたらいいのか全然わからなくなっていました。
対向車線にカローラが止まっている。家族4人全員乗ってるなあ・・・・
全部見えていました。その車両にぶち当たって、はじき返された後、ガードレールの端に衝突してやっと止まりました。赤いスカイライン。
車を降りて、カローラのお父さんに謝りに行く。カンカンに怒ってる。当然だ。まあ、みんな誰もけがをしていない。よかった。
その後、駆けつけた事故処理の警官さんに・・・・そのお父さんは激しくしかられていました。
「何で救急車を呼んでいないんだ!あんな状態じゃ相手のドライバーは重症だろう!」
????なんで、あのお父さんが怒られているんだ?
「相手のドライバーはどこなんだ!」「あ、いや、僕です」
「え????君、大丈夫なのか?まともな壊れ方じゃないじゃないか、だって、車輪が一つなくなっている・・・」
確かになんだか、胸の辺りがじんじん痛いけど、全然平気。
「君、そうか、ちゃんとシートベルトをしていたのか。それよりも、意味がわかっているか?このガードレールの先に人がいたら、君は刑務所行きだよ。本当にあんたはツイてる。こんな大事故を起こしておいて、誰もけがをしていないなんて・・・」
その日のうちに再び相手様のお宅にお詫びに行って・・・大好きな赤いスカイラインは、 半年かけて再び修理してもらいました。
修理工場の人たちも大反対。
「だいたいさあ、おっかしいよ!この事故を起こす数時間前に板金修理が上がって、渡したばっかりじゃないか!あんたはずっとおかしな運転を続けるつもりか?直さないほうがいいよ。これ。」
中古の部品を集めてもらって、何とか修理してもらいました。中古を買ったほうが全然安かったんです。でも、すごくその赤いスカイライン2ドアターボが大好きでねえ・・・・
半年車が無い間、考えました。
「このまんまじゃ、オレ、いつか死ぬな。」
いつもいつも、「もっと速く走るためにはどうしたらいいんだろう?」
そればっかり考えていました。スカイラインで走り出すときに。小さなゴッツンこは、毎回毎回。
いつもちゃんと治して、またゴッツンこ。だんだんその破損範囲が大きくなって・・・ついにあの大事故になりました。
でも、「運転うまくなりたい。」って思っても、どうやったらいいのかわからない。
そのうちに大手術の揚げ句に赤いスカイラインは戻ってきて・・・・その後を決定づける大きな大きな事件が発生するんです。
高校の時の陸上部で一緒だったメンバーが、大学も一緒になりました。
もっとも、彼は機械課で、私はシステム課。学部は別で、広い大学の敷地です。陸上をやっていた頃のように毎日顔を合わせることもありません。ところが・・・・夜、病院から電話。
その彼が、バイクで事故を起こし、片足が・・・・本当に重症。輸血のために私も駆けつけました。
その後、何ヶ月経っても退院できない。さすがに留年??
その彼のご両親のことも知っているので、どうしてもいろいろ考えてしまいます。
「毎日、病院から学校までオレがスカイラインで送ろう。だから、もう車を壊すようなことはやっちゃいけない。毎日往復していれば、いやでも運転もうまくなるだろう。」
おかげで、彼は留年を免れることができて、私は、車の運転に慣れることができて・・・・大学から筑波サーキットまでがそんなに距離が離れていないことも知りました。
彼を毎日乗せるようになって、安全運転になったつもりだけど・・・どうしても「もっと速く走るためには・・・」という気持ちは抑えきれない。
それだったら、サーキットを走ってみよう。サーキットなら、対向車の心配をしなくてすむ。
そして、サーキットライセンスを取得して・・・・
何度目かの走行の後、同じ型の白いスカイラインの彼が話しかけてきました。
すべては20年以上も前のお話。あっという間に時間が経ったね。
バイクで大きな事故を起こし、その後片足を常にびっこを引くようになってしまったのは、ガレージオーナーのことです。
そして、 白いスカイラインの彼は、その後、フォーミュラーカーに乗るまでに入れ込んでしまった銀行員。そう、新婚さん・・・じゃなかった。あのEP82のオーナーです。
バカなことをした揚げ句に、人生が狂ってしまう前にモータースポーツの世界に来て欲しい。
「モータースポーツをやる連中って、一般道でもバカのことをいっぱいやるんじゃないの?」
違う違う。絶対にそんなことはなくなります。逆にどんどん安全運転になります。限界値がわかるようになるから。
私はラッキーだった。ただサーキット走行をするだけではなく、競技を行うようになったおかげで、「一秒をずっと長く」感じられるようになった。
その後、何度か救われることになるんです。一般公道で。
みんな、東北自動車道のカーブ区間を抜けたら、追い越し車線の目の前に車が止まっていたらどうします?あるいは、富士山へ続く峠道で対向車線から車が飛び出してきたら・・・・
「安全運転をするために」モータースポーツをしよう。
本当は、自動車教習所はモータースポーツともっと近くなるべきなんです。黒板の前で「テールスライドの時は、カウンターを当てて」なんて言ってないで。
「教習所のコースでジムカーナができる」ってなったら、その自動車学校は大人気になるよ。あ、卒検は、ターゲットタイムを超えたかどうかね。
では、みなさん、このBlogを読みながら準備を進めていってくださいね。
週末、我を忘れる by BlogPeople