燃料ポンプを新品に交換しました。 [EP82日常整備]

なんかですねえ・・・前回の話。
「筑波サーキットで機関車●ーマスってどんな感じだったんだ?」って直接のお問合せが・・・複数。
動画で見せるとこんな感じ。(後日撮影)
ダウンロードは🎥こちら
すんごいの。アクセルを踏み込んだ途端。白煙が。
ダメ。絶対。真似しちゃ。
銀縁メガネの制服姿のお兄さんがやってきて・・・
「お前がオイルまみれにしたこの路面・・・舐めな。」って言われます。
(嘘です。信じないでください。)
さて、今週末は、Joy耐です。参加に向けて準備に一生懸命・・・と言いたいところなんだけど、私がダメなのだ。
実家の片付けにこのゴールデンウイークも追われていて、全然車両の整備も練習もできないまま、大会突入です。
結局、昨年のJoy耐でAE86レースの彼から指摘を受けた「燃料ポンプ交換。純正でいいから。」の件は、直前になって作業開始。それも外車整備係とAE86レースの彼の二人で。
フューエルポンプの蓋を外して、バラシ作業開始。
キルスイッチはカット。
念の為、私は消化器を持ちながら、撮影係。
ホースを外すと全体が引き出せた。
このね。金属製のワーク全体が渡されると思っていたんですよ。トヨタモビリティパーツに部品を買いに行った時に。
・・・そうじゃなかった。個別の部品を渡されました。
金属製のワークをバラシ作業開始。
これが・・・フィルターってやつなのかな?
ガスケットも取り外す。
燃料ポンプ本体を分離完了。
品番23217-11020を取り付け開始。多分手に持っているものの品番。(フューエルポンプフィルタ?)
品番77169-16030が黒いフューエルポンプブラケットガスケットです。
品番23221-46010のフューエルポンプASSYを比べてみると・・・古い方は、確かに茶色くなってる。ネットの部分が。
フューエルポンプを接続する黒いホースも交換完了。品番23239-63010
AE86レースの彼曰く、「この車両・・・燃料ポンプを触ったことがあるんじゃないかな?多分、このネットの黒い部分は、誰かの軍手だよ。」
う〜ん・・・確かJoy耐予選日にエンジンがかからなくなって、電気系から燃料系からバラした年があったような・・・結局、スターターを交換したんじゃなかったかなあ・・・
燃料タンクホースのカシメ作業開始。
最上部の蓋を取り付けて交換作業完了。
で、普通に走れると思っていたんです。エンジンも普通にかかったし。
この後が・・・(この作業、筑波サーキットの練習走行の合間に行いました。)全員が悩むことになりました。
私がピットから離れて戻ってくると、オーナーを除いて(この日は不参加)、メンバー全員が悩んでる。
「アクセルを踏み込んで、オフにするとバンバン音がするんです。マフラーから。」
ん????
試しにプラグを外してもらうと・・・黒い。ものすごく黒い。ドス黒いぞ。誰かの腹のようだ。(誰?)
さっさとプラグを交換してもらって、私が燃調ボリュームをジャッと薄くする。
「思いっきり燃料薄くする。大丈夫。過去のJoy耐で完走したボリューム位置だから。プラグが白くなっても完走できるものなのか、試した年があるんだ。」
「はあ・・・本当に大丈夫なんですね?」
「大丈夫だって。7時間走り切った。」
外車整備係が練習走行を始めて・・・ホームストレートを通過する姿を見送りながら、AE86レースの彼がボソッと一言。
「ねえ・・・なんかあの車両・・・静かになってない?音も軽くなってる。」
「ああ、燃料絞り込んだだけじゃなくて、レース用プラグに変えたんだよ。今までは、ノーマルプラグで走ってた。」
「え?ノーマル?ダメだよ。それじゃ。なんでそんなので走ってたの?」
「いや・・・黒歴史車がさ。いつもエンジン始動に難があって・・・ノーマルプラグに変えたら、1発でエンジンがかかるようになったから、こっちの方がいいかなって・・・もう、去年の大会からノーマルプラグ・・・(ゴニョゴニョ)」
結局、この1走行だけでは、燃調が取れなくて・・・後日、私以外のメンバーで再走行。
なんか・・・純正燃料ポンプをただ交換しただけだよ?こんなにプラグの焼け方に差が出るなんて想像してなかった。まいったなあ・・・
そうこうしているうちに、結局、フロントハブとドライブシャフトをみんなが再び交換してくれて。
念の為にグランドスラムエスプリさんで4輪アライメントテスターをかけてもらった。
みんな不安で一杯。去年、大会中にトラブルになったから。
明日、もう一度筑波サーキットで練習走行をしてから、週末のJoy耐です。
今年は、参加62台。8回目の参加の中で、最も台数が少ない年になりました。
いや・・・逆か。想像していたよりも集まって・・・だから、今年は受付期間延長にもならなかった。
我々の車両は、62台中の60~62番目の実力の車両。なんたって、昨年はかろうじて完走してペケだった。
いや・・・予選一発は遅くても、7時間ノントラブルで完走できたら、違う順位になっているはずです。
いくぜ。約束の地へ。
今年も2016年に積んだノーマルエンジン&2018年のミッションで7時間完走してみせるぞ。
エンジンの圧縮を測定してみました。 [EP82日常整備]
2022年Joy耐申し込みしましたよ。
もう、あといくつ寝るとJoy耐ですよ。
そんな季節ですよ。今までは暑さとの戦いだったのに今年のJoy耐は、五月晴れの中で大会開催なんですよ。きっと。(どうする?今年のゴールデンウイークがずっと雨だったら。)
車両そのものの準備は完了しました。
というか、昨年の大会で破損したハブ周りとドライブシャフトを交換したあと、実はほとんど走らせてなかったんですよね。EP82。
まあなんというか・・・ほんとに今年に入ってから、外出に気をつけるようになってしまって。(2年遅いぞ。)
全員が、あんまり練習しないまま、1年があっという間に経ってしまったという感じです。
で、大会前に今、搭載しているエンジンの圧縮を測定しておこうと・・・そんな気、全然なかったんだけど、測定する羽目に陥りました。あの黒歴史車のおかげで。
購入時に搭載されていたエンジン(プロがチューニングしたエンジン)をメタル交換作業をミスしてブローさせたあと、放置していたのですが・・・オーナーがね・・・ええ・・・買ってきちゃったんですよ。もう一台。ああ、うん。みんな、わかるでしょう?何買ってきたか。
なんかね。
ご夫婦二人でショッピングに出かけた際に、助手席の奥様が叫んだらしいんですよ。
「あの車屋さん、奥の方の白い屋根!あれ、絶対スターレット!!3ドア!!!」
なんかさあ・・・その話を聞いた時に変だな。とは思ったんですよ。
なぜ、夫婦お二人のドライブ中にふっる〜いスターレットを見つけるのか・・・っていうか、見つけたことに大興奮するのかっていうか、白い屋根を見ただけで、EP82を識別しちゃうところとか(以下略)
オーナーは、私に電話をかけてきて・・「ねえ、スターレットいらない?すごいよ。希少車。あのGiだよ。マニュアル。5速車。エアコン効くよ。」
いや、耳元でハアハア言われても・・・いらない。(即答)
その話、終わったと思ったら・・・後日、保管ガレージに白いスターレットが・・・なんか、カビ(苔)感がすごい・・・
「予備車として買ってきた。この間、二人でセーフティーローダーに載せて、持ってきたんだ。」と言いながら、エンジンをかけ始めたんだけど・・・全くウンともスンとも言わない。なんだこれ?
二人で、セーフティーローダーから降ろして、この車庫に入れるまでは、普通に動いていたんだそうです。
・・・・ここに収まった途端、全く動かなくなるってなんだろう・・・
まあ、エンジン単体だけ取れればいいよ。動かなくても。
いつも通り、オイルポンプとタイミングベルト、ウオーターポンプを新品にして、黒歴史車に搭載しよう。
で、私が筑波サーキットをドライブしたんだけど・・・コースイン直後から、なんか後ろから盛大な白い煙が・・・
「オイル入れすぎたかな。気のせい気のせい。」
と思おうとしたんだけど、2周でオレンジポール。うん。無理だった。周回。
オイル、全く測定せずに心のままに入れたからね。
案の定、オイルレベルゲージ大幅オーバー。
「何やってんですか。オイル量気にしないで入れるなんて。」
外車整備係がブツブツ言いながら、オイルを抜いてくれて・・・次の走行は、彼がドライブ。
うん。白煙吹いてコースインしてる。変わらず。なんていうか・・・
機関車? トーマス?機関車トーマスが筑波サーキットを走ってる。
(黙れ)
今度はすごかった。1周できなかった。各ポストの皆さんが、黒歴史車を見つめてるのがピットからもわかる。
途中のポストで思いっきりバツが出たらしい。
コントロールタワー脇に停められて・・・私がピットを全速力で走って土下座。
「2本ともすいませんでしたああああ〜!もう、今日はこれで帰ります!!」
オレンジポールをパシっパシっとさせながら、制服姿の銀縁メガネのお兄さんがツカツカやってきて・・・
「ふう・・・まさか2本目も白煙吐きながらコースインさせるとは・・・
どんなお仕置きをしてあげようかな。」って言われました。(嘘です。信じないでください。)
フォークリフト修理係に相談すると・・・
「バルブまわり見る前に圧縮測った方がいいですよ。不具合は、腰下側かも。でも、うちにあったゲージ、先日落として壊しちゃいました。貸せるもの無いです。」
ふう・・・前々から、フォークリフト修理係には言われていたんですよ。
「圧縮と燃圧は測った方がいい。」って。
燃圧計は買った。買ったんだよ。うん・・・フューエル周りってさ。ネジが硬くて・・・挫折。道具買ったところで。
圧縮を測定する工具は・・・・
トラスコ中山さんで売っていた物を購入しました。
外車整備係に測定を手伝ってもらう。
まず、プラグを全部抜いて・・・
リレーを外すんだそうです。
これ、エンジンルームで、ヒューズが収められている黒い箱なのですが、目的の「リレー」を外した後の写真です。(黄色い台座だけが残ってる。)
右端真ん中のリレーを外すということだったんだけど・・・とても無理。外れないよ。こんなの。
って、思っていたんだけど、外車整備係が素手で外してくれた。
「まあ、壊れちゃうかもって思う固さですよね。」だって。
なんでも、このリレーってやつを外しておかないと、燃料がシリンダーに送り込まれてしまうんだそうです。それを防ぐための処置とのこと。
タイミングベルトに一番近い側のシリンダーに圧縮計を取り付け。
普通にプラグを取り付ける時の要領と同じ。ネジでぐるぐる回して入れていって、止まったところで計測開始。
「覗き込まないで。離れてて。失敗して、ガソリンが噴き出してくるかもしれない。」
念の為、私は消火器を構えていて・・・スターター開始。
スロットルは、フルに開いている。ガッガッガッガッ・・・エンジンはかからない。プラグがないからね。
代わりにゲージの針はどんどん上昇していって・・・止まった。
値を読むと・・・古い単位記号で・・・12kg/cm3を示してる。
他の気筒も測定してみよう。
隣も同じぐらい。12kg/cm3付近。
その次も同じぐらい。
「ねえ、どれぐらいの数字が合格なの?みんな変わらない感じ。」
「ああ、いや、数字じゃないんですよ。圧縮不良の場合、1気筒だけすごく低かったりしてすぐにわかります。」
「ふ〜ん・・・変わるのかなあ・・・」
と思ったら次のシリンダーの値が・・・すごく低い。8.5kg/cm3ぐらいだ。全然違う。
「あ〜・・・圧縮不良ですね。ヘッド側だったら、バルブステムシール交換でって思ってましたけど・・・」
うん。まあ、このエンジンをいじるのはやめよう。最初にエンジンブローをさせてから、6基めか・・・?
6基目にして、まるっきり外しのエンジンに出会ってしまった。
せっかくだから、本番車の方を測定しみよう。2016年に積んだノーマルエンジンそのままの車両ね。
オイルポンプとウオーターポンプ、それにタイミングベルトを交換しただけで、3回Joy耐を完走したエンジンの圧縮はどうなっているんだ?
最初の気筒(タイミングベルトに一番近い側)の値がすごく高い。
(そのせいで動揺したのか・・・写真が残ってなかった。)
この二番目も同じぐらいの値だ・・・14kg/cm3を超えるぐらい。
その隣も・・・
ディストリビューターに一番近い側もほぼ同じ値になってる。
圧縮圧力って高ければ高いだけいいのか?
よくよくスターレットの整備書を読んでみると・・・そもそも圧縮測定の方法が掲載されてなかった。
なんだろ?エンジン下ろすのを前提にしているような整備書だからかな?
まあ、とにかく今年のJoy耐もこのエンジンで臨めそうだよ。ノーマルエンジンってすごいなあ・・・
TRDの車高調整式ショックアブソーバーに交換しました。 [EP82日常整備]
オリンピックが終わったら、戦争が始まる・・・
そう思っていたけど・・・本当に今、戦争の真っ最中です。日本の隣の国が、小さな国をいじめています。
今回ほど、「攻撃されている側が、その様子を全世界に発信している」戦争は初めての事例だと思います。
21世紀に入っても相変わらず人類は戦争を続けてきたわけだけど、その主体は、「アメリカの正義」を振り翳して、「悪い奴をやっつけに行く」ストーリーだったんですよね。
「悪い奴は、大量破壊兵器なんて持ってない」と、その当時のフランスの大統領が猛反対した話とか・・・みんな、忘れちゃってるでしょう?その後の「攻撃する側(アメリカの正義)の映像と情報」を見せまくられて。
日本からは、「遠い国のお話」となるのかもしれないけど・・・
「いじめられている小さな国」を自分たちに置き換えておいた方がいいです。なにしろ、北方四島という国境問題を抱えているお隣の国がやっていることなんですから。
戦勝国(アメリカ)から与えられた憲法(今回の一連の騒動でも、国連の常任理事国制度の機能不全は明らかなんだけど。)を後生大事に守ることを選挙のたびに訴えている集団がいるでしょう。いまだに。
「攻撃されている側の情報が全世界に発信されている。」初のこの戦争を見て、なおも同じことを語るとしたら、相当なお人好しです。
なぜ、日本がこの形の地図で定義されることになったのか。
日本人が「終戦記念日」と言っている日は、終戦じゃなかったとか、あるいは、なぜ、1945年9月2日以降、アジアの国々は、独立を勝ち取っていくことになったのか。
あるいは、「韓国」という名前になる前のお隣の国の統治者を暗殺したのは、誰なのか?
学校では教えてくれないことです。
この「自分達の隣の国が、小さな国をいじめている戦争」の期間中に戦争の歴史を振り返る人が増えてくれればと思います。
今回の戦争、武器を使う戦争そのものは、結局のところ、どこまで行っても物理的破壊を伴う局地戦です。
ただ、経済戦争となると・・・国そのものがひっくり返ります。根こそぎ。本当に破壊されてしまう。
「遠い国の話」には、ならないです。
我々全員が、影響を被ることになります。具体的には・・・お財布の中身で買える物が減っていくね。今年から。
さて本題。
そんな「お財布の中身で買える物が減っていく」前に色々と処置をしますよ。なにしろ今年のJoy耐は、ゴールデンウイーク最終日開催なんですから。
正直、「もう、時間が足りない。」感がヒシヒシ。
昨年の大会で、AE86の彼から指摘されていたことを是正しないといけない。
「ショックアブソーバー・・・何年使った?交換した方がいいぞ。」
このボディになる前の年にエンジンを自分達で組んでいて・・・その期間中にビルシュタインダンパーをオーバーホールしたんだよ。
ということは早10年・・・以上・・・早いなあ・・・そのままずっと走ってきたんだよ。このボディ。
ビルシュタインダンパーを取り外すにしても・・・何か仮止めできるショックアブソーバーが必要。
買ってきました。中古品で。TRDの車高調キット。
左がビルシュタインで、右がTRD。
なんか・・・同じEP82用なのにものすごくデザインが違う・・・これ・・・取り付けられるのかな・・・・
とにかく、入れ替え作業をしよう。
これが、ボディからビルシュタインダンパーを取り外した状態。
12年前は、「ダンパーのオーバーホール」と言ったら、この状態だと思っていたんだよ。この状態で、コクピット川越さんに持っていって、呆気に取られたんだった。
「え・・・ショックのオーバーホールって言われていたけど、全部一式ついちゃってる・・・」とか何とか。
(その間、ボディは(今のボディの前のやつね)、ガレージオーナーの敷地内で油圧ジャッキにかかった状態で放置されてた。)
まず、トップの「皿」を外す。この作業は、以前はオーナー夫婦が取り外してくれたのだ。
今回は、外車整備係と二人作業なんだけど・・・なんか・・・お皿がくるくる回っちゃって、全然ネジが外れない。
このっくのっ!!!
「なんでしょうねえ・・・工具が無い状態で、二人はどうやってアッパーシートを外したんですかねえ・・・」
「う〜ん・・・俺、よく見てなかったんだよなあ・・・その時は、オイルパン問題にかかりっきりで。」
「愛の力ですねえ・・・・」
え?そういう話?
男二人、構わず万力に向かう。
万力にかけたら、アッパーシートを取り外せた・・・と思ったら、その下になおも丸い蓋が・・・
銅バーとハンマーを使って、ガンガン叩いてしまう。
よしっ!なんとか外れたぞ。
しかし・・・両方並べてみると・・・ビルシュタインダンパーってものすごくごっつく作ってあるんだなあ・・・
ここまでと逆の作業を開始。TRDショックにスプリングを取り付けないといけない。
まず、お皿がTRDショックに入るのか確認。
一旦取り外して、スプリングを入れて・・・
お皿を装着。
この後、アッパーシートを取り付けるために再び万力のお世話になりました。
リヤの方は、フロントに比べると簡単だと予想していたんだけど・・・(なにしろ、万力が必要となるようなお皿がない。)
このセンターのところの六角ネジが・・・・緩まない。緩まないよ〜!!!!
外車整備係曰く、「ラチェットレンチのソケットとして、まあ・・・六角を持っているのもアリなんですけどね・・・」
この写真に写っているような「有名メーカー製の六角セット」は持っておいた方がいいんだそうです。六角ネジは、壊してしまうと非常に厄介になる場所に使われているとのこと。
結局、彼の工具を借りて、取り外し作業開始。
外せた!
大事。工具。いい工具を持っていると、時間を短縮できます。
リヤの方は・・・両メーカとも、そんなに大きな違いはないね。デザイン。
TRDショックにネジがついていくのか、慎重に確認して・・・
アッパーシートも、はまるね。
大丈夫。ちゃんと使えそうだ。
この後、スプリングをはめてから、4輪ともボディに装着しました。
まあ・・・走ら・・・なくてもいいかな。ビルシュタインダンパーがオーバーホールから戻ってきたら、交換しちゃうんだし。
レース用バケットシートを交換作業 [EP82日常整備]
父上様がgo to Heavenされましてね。
ああ、いや、年末に良くない話を書いて申し訳ない。
瀬戸内寂聴さんが少し前に亡くなられた時に有名な講話が繰り返し放送されたでしょう?
「みなさんは、明日、朝、また起きると思って布団に入るでしょう?あれは大変贅沢なことなんですよ。」
まさしくアレ。
弟からの知らせを受けて、急いで実家に駆けつけると・・・たくさんの警察官の方が、現場検証をしていて・・・
寝てた。普通に。父上様が。いつも通り、大きなベットで。
変わっていたのは・・・もう、呼びかけても起き上がらないだけ。
こんなことがあるんだなあ・・・本人も、「明日、朝になったらまた起きる。」と思って、ベットに入ったんだろうに。
それからが大変だった。
「悲しい」なんてならないです。とにかく全力で色々なことを片付けないといけない。
驚いたというか、困ったのは・・・
「人は、go to Heavenする時にものすごくお金がかかる。しかも、この世からいなくなった後も、毎月資金は流出し続ける。」
ことなんです。今、本当に思い知らされています。
みんな、覚えておいて。
「お墓に入れるまでに300万円かかります。」
できるだけ小さく、親族しか集まらないで葬儀をしたのにこれだけかかりました。
すごいんですよ。
何百万って単位の金額が、「はい。出してください。遅くても五日後までに振込です。」って何もかも請求されるんです。現金で。
あると思っているんですよ。そういう単位のお金が。葬儀屋さんと何ですか?あの・・・葬式仏教の世界の方々は。
きょうだい3人で、何とかかき集めたけど・・・お墓がなかったら、さらにここにon・・・いや、墓があったから葬式仏教の連中に介入されたのか・・・
みんな、生命保険入ってる?
変な話をしていると思われるかもしれないけど、事実だからね。ここまで書いたこと。
「生命保険は、お墓代」
今回の金額ぐらいの死亡時保障ついてますか?ほら、みんな、生命保険の契約書を引っ張り出して確認して。
あ、10年とか15年おきに更新とかってなっている保険契約は、「ほぼ掛け捨て」ってことだからね。
あと、60歳とか65歳で、がっくうって、死亡時保障の金額が下がってしまう保険設計も「ほぼ掛け捨て」
ベストは、生涯同一掛金&生涯保障の保険契約。
「ある年齢までお金を入れたら、あとは一生涯保障」の生命保険であるとなおさらベスト。
死亡時保障なんて、本当にお墓代分あればいいんだからね。
さて本題。え?「これから車の話をするのか?」
あ、うん。気分転換しないと。どうにもならん。ここのところ、本当に土日家にいないのだ。たまには、物書きをしましょう。iMacに向かって。
シーズンが終わりましたからね。これからしばらくの間は、スターレットの整備のお話になりますよ。
EP82のバケットシートがね。だいぶボロボロになりました。
当て布とかを使って、何とか引っ張ってきたんですけどね。元々は、2007年にオーナーが引っ張ってきた初代車両に取り付けられていたスパルコのバケットシート。
さすがにオーナーが「交換しようよ。もう、十分役目は果たしたと思うよ。このバケットシート。」
私が乗り気じゃなかったのは、「バケットシート・・・新しいの買って、入らなかったらどうしよう・・・」
オーナーと二人で筑波サーキット前のMECCAさんを訪問して相談。
「スパルコのバケットが入っているということは、結構余裕がある車両ってことですよ。そのまま、スパルコ製品でいいんじゃないですか?」
買ったのは、これ。
結局、今まで使っていたスパルコのREVってモデルを購入しました。
正直、何も変わっていないんじゃないかと・・・・
いや、確かに間違いなく取り付けられるってことなんですけどね。
規格は、FIA8855-1999対応品です。
ちなみにFIA8855規格の最新版は、2021になります。市場にはFIA8862-2009版も流通しているのですが、我々の車両は、耐久レース用。
どうも・・・FIA8862-2009シートは、乗り降りにロスがあります。安全性が高いんでしょうけど。
同じブランドの同じ名称の商品で、FIA規格も変わりなし。う〜ん???と思いながら、取り付け作業を開始。
シート下の6点シートベルト開口部が大きくなっていました。
それと、座面にクッションがあるのが標準状態なのね。今まで、全部取っ払ってペタペタのところに座っていたのだと初めて気がつきました。
旧シートのスペースにそのまま取り付けようと・・・
苦悩したのは、シートレールの取り付け。
取り付けネジの加工精度が悪くて・・・(埋め込み樹脂がネジ部まで侵食していた。)座面高さの調整に何度も取り付けと取り外しを繰り返して・・・・
取り付け完了!
シートベルトもタカタのシートベルトが有効期限切れとなったので、シュロスのシートベルトへと更新してあります。
まさかこの活動をしている間にTAKATAが消滅するなんてねえ・・・
シュロス製品の実際の製造元は、タカタだったそうです。まあ、まだ我々の車両の中に生きているということで・・・
同一メーカの同一モデル名ということで、あまり期待していなかったのですが、やはり時の流れというのはあって・・・
すごく軽くなってた。
それと、このREVというモデルは、「サイズを選べる」ようになっていたみたいです。
今回のシートサイズの方が、横方向にフィット感があって、しかも軽い!ものすごく軽い!
座面にボコんとクッションがあるのは、走行中に邪魔になるかと懸念したけど・・・
全然そんなことはなかったです。逆にすごく足の裏が楽になりました。
もっと早く交換しておけばよかった。これでまたJoy耐7時間を走りやすくなったぞ。
ロールケージをコーキングしました。 [EP82日常整備]
「あと一周・・・か?フロントタイヤから振動が出るようになったけど・・・走り切ってしまおう。」
筑波サーキットのフィニッシュラインを超えて、1コーナーにアプローチ。
もう、練習走行も終わりの時間だ。ブレーキング・・・ブレーキペダルを踏んだ瞬間にこれから先の未来が予測できた。
いつものように減速できない!
ブレーキペダルから足を離して、もう一度踏み直す。無理だ。
ジタバタせずにそのまままっすぐ進むことを選択。
「今日かよ。」
コース外の砂利ってこんなに深いんだ・・・減速しきれず・・・クラッシュパッドに突き刺さった。
まいったね。ミスをした。第二次活動が始まって、無事に車を壊さず走ってきたってスタート前に思っていたんだ。
まさか、今日、車両を壊す日になるとは・・・
コース内でバックギアはご法度だけど・・・後ろをよく見て、バック開始。脱出できた。
そのままコースの隅っこを走って・・・ポスト員の皆さんがこっち見てる。
「お前なあ・・・どうした?砂利撒き散らして・・・何やってんだよ。」って感じ。恥ずかし〜!!!
強制的に練習時間も終了になったらしい。誰も走ってない。
Bパドックに戻ってくると、オーナーがタイヤを一通り外してくれて、砂利を掻き出してくれた。
スタート前にオーナーから忠告は受けていたんだ。
「これ、タイヤ、もう無理だと思うよ。換えようよ。」
いやいやいや、我々は「タイヤは、下地が出たら使い切った。」っていうチーム。これからあと1走行できるって。
ここのところ、試したいことがあって、4輪ともメーカーバラバラ、コンパウンドバラバラという状態で走ってる。
当然、「なんか乗れてないんだよな。」という感じの練習走行だったんだけど・・・耐久レースは、タイヤがダメな状態でも最後の最後、チェッカーを受けないといけない場面がある。
「路面のタイヤカスを拾ったのか、タイヤが無くなったのか」
その振動の状態を自分で予想して、最終周回に入ったんだけど・・・まさか、あそこまで止まらなくなるとはなあ・・
タイヤメーカーによって、「下地が出るあたり」の振る舞いにそれぞれ癖があって・・・
「最後まで、タイムが落ちてもなんとか走ることができる。」
「ある程度のところで、ゴムがずるっと剥がれて、走行しようと思わせなくなる。」
今日のタイヤメーカーは、「表層のゴムが無くなった途端、グリップしない。」タイヤだった。
その兆候は、練習中にあったんだよね。とにかくブレーキペダルを踏むと、ロックしてしまう。
やってしまった。無理をし過ぎた。
第二次活動14年目にして、スターレットを壊しちゃった。
「まあ、大丈夫じゃない?フェンダー引っ張るだけで。」
オーナー。そっち側持って。私は、前の方持つから。
「え?なに?なんで、目をつぶってるの?引っ張るんじゃないの?なにブツブツ言ってるの?」
「ふっかつのじゅもんを唱えていたの。はいっ!引っ張る!引っ張る!!引っ張るうう〜!!!」
「あのさ、普通にできない?静かにグッて引っ張る感じ。みんなこっち見てる。」
フェンダーどうなったかって?
歪んでませんよ。左側。
もし、この左フェンダーが歪んで見える人は・・・
心に闇を抱えている人だな。いかんな。全く。
さて本題。
2012年に組み上げて以来、初めてクラッシュパッドに突っ込んでしまったスターレットですが、前々から気になっていたことがあります。
それは、「クラッシュしたことがないのにいつの間にか車両の中に水が溜まってる。」こと。
「耐久レースは雨でも実施される。」
ということで、雨の筑波サーキットでの練習もきっちりこなすのですが、(というか、雨になると他の車両との差が小さくなるのが嬉しいんですよ。走っていて。)どうも、雨の走行中に水が侵入するらしい。
あまりね。運転席に水が溜まるようだと、ペダル操作に支障が出る場面があるかと。
疑ったのは・・・多分、あれだよ。アレ。
ホイールハウス内の当て板も・・・明らかに隙間があるものなあ・・・
考えたのは、接着剤・・・・いやいやいや。
万が一の事態になった時に(なったんだけど。練習中に)板金作業がやりにくくなるような処置を取りたくない。
家のエアコン・・・コーキング処理するよね。配管と壁の間。
あれ・・・白いけど、あれの黒版ないかね?コーキングだったら、後から剥がすことも簡単だ。
信越シリコーン製品で探してみる。
あった。黒いコーキング材。
箱から取り出すとこんな感じ。
なんで信越シリコーン製かというと・・・電気工事をしていて不具合が出たことがないのだ。信越シリコーン製品って。
それと、親会社側も「電子部品内に使うコーキング材」の分析を行なっていて、「周辺の部材を侵食しないか?」という試験にクリアした商品群に信越シリコーン製品がたくさん掲載されてる。
さっそく塗ってみよう。
多分こんな感じ。
ほんとは、ネジの頭の部分までコーキングするか迷ったんだけど・・・
大会前は、必ず増し締めするからね。締められることを優先。
小さなスターレットの処理で、ちょうど一本使い切るぐらいだった。
多分・・・たぶん、これでだいぶ水が入ってこないはずなんだけど・・・今のところ、雨の練習走行がないから、わからないや。

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マイッタ。FF車のアライメントってものすごく大事だった。 [EP82日常整備]
本来ならJoy耐が開催されていた時期に例年通り、整備が完了したEP82。
無事に6月から営業が再開された筑波サーキットで練習走行ができています。
我々のEP82は、耐久用なので「一定のタイムで連続して周回できること」を目指してセッティングしてあります。
ラインオフのノーマルエンジンそのままなので、とっても遅い。
でも、2016年春に載せたエンジンが、壊れることなくずっと走り続けることができています。
私自身も「いったんコースインしたら、よほどのことが無い限り、25分間連続で走行を続ける。」ことを目標に走行を続けています。
恐らくなんですけどねえ・・・人は、サーキットで周回を始めると・・・10分後ぐらいには集中力が切れるような気がするんですよね。
スプリントは、15周レースなので、その10分から15分にものすごく集中することが大事なのですが、耐久レースの場合は、一度コースインすると、場合によっては2時間連続周回。
普段から、「25分連続ラップができなかったら、その先も安定して走行できないだろう。」と思いながら、筑波サーキットの練習走行に臨んでいます。
車輌そのものも旋回のしやすさよりも「動きが予測しやすい」ことを望んでセッティングしてあるのですが・・・
年始の走行0周でスピンアウトしたところから始まって、延々と車輌の動きに手を焼かされていました。6月の営業再開の頃まで。
どうにもおかしいんです。
最終コーナー出口と1コーナー入口、それにダンロップ下でスピンしまくる。
オーナーは普通に走ってしまっているんです。1分11秒台。
なのに私は2秒落ち。同じ車なのに。
なんだこれ?なんか・・・この車両を信じられなくなっている自分がいる。
外車整備係に乗ってもらう。と思ったら、最終コーナーゼブラゾーンを外側に飛び出しながら・・・ジャンプしてホームストレートに戻ってきたよ。
降りてきて一言。
「よくこんな車乗ってますね。全然おかしい。前はこんな動きをしなかったのに。」
し〜!!!声大きい!オーナーは普通にドライブできちゃってるんだから。
「え?走れてるの?速く走れるのは知ってたけど・・・車なりに合わせこむことができるんですね。」
う〜ん????
整理をすると・・・
1)最終コーナー出口でアクセルONにすると、フロントを失う。
リヤが流れ始めた状態で、アクセルONにすると右にガクッとステアリングをとられる。
そのまま修正蛇を当てながら、アクセルONにすると、今度は左旋回開始。
2)1コーナー入口では、ターンインのところでブレーキペダルから足を離した瞬間に右に巻き込んでしまう。
修正蛇を当てても間に合わなくて、完全にスピンする。
3)ダンロップ下では、左側の芝生に飛び出していくか、飛び出すのを防ぐためにアクセルをオフにした瞬間に右に旋回開始。コースを横切って飛び出してしまう。
マイッタな。
なにかフロント側に問題がある。
LSDか、ドライブシャフトか・・・でも、ドライブシャフトは2019年のJOY耐の時に交換したばかりだし・・・
ミッションは・・・スプリント用車輌に搭載されていた5速ミッションが降ろしてあるけど・・・なんか、あのミッションも1ヘアピン進入で外側に飛び出す動きをするんだよな。やだなあ・・・
「少し前まで、こんな動きしなかったでしょう。この車両。一体何をやったんですか?」
オーナーと二人で、どんな整備をしてきたか思い出す。
去年のJOY耐は、完走できたんだからその後の作業だ。
「じゃあ、フロント側のアライメントが狂ってるんですよ。キャンバーから全部見ていかないと・・・」
そうなの?
いや・・・まあ、確かにバックストレートで左にステアリングはとられるけどさあ・・・これって、タイヤが減っていくから、しょうがないんじゃない?
外車整備係が、目視で調整を始める。
この車両、2013年のJOY耐予選中にぶつけられたのが、唯一の衝突なんだけど、4輪アライメントテスターにかけるとその衝撃がはっきりデータに残っていて、衝突後は、キャンバー角が左右合わなくなっちゃっているんだよね。
14mmと12mmのレンチを使って、なにか左右のステアリングホイールシャフトをいじり回して・・・
「ちょっと調整に出かけてきますね。」
それっきりAパドックに戻ってこない。
あ、やっと戻ってきた。
「これでだいぶまっすぐ進むようになりましたよ。これで練習してみましょう。」
そのままコースインしてもらって・・・1分10秒7。
・・・・あの・・・このボディでの記録更新タイムなんだけど。サラッと。あ、TTC1400車両群と比べたら、これでもとっても遅いです。でも、フルノーマルエンジンだからね。
オーナーと二人でポカン・・・
なんだこれ?ホントにアライメントの問題だけだったってこと?
その後、自分でも走ってみたけど・・・確かにホームストレートで左に寄ることはなくなったし、リヤがスライドし始めても、アクセルONで立て直すことができるようになった。
なんか・・・いろいろネジ類が緩んでいたのかもなあ・・・
整備仕様書を見ながら、規定トルクで全部増し締めをしよう。
って、増し締めをしたらね。また同じ症状。
まあ、これでよく分かったよ。FF車ってアライメント調整がものすごく大事なんだ。舵と駆動力を全部フロント側で処理するから、タイヤの角度が適切じゃないと、車両が変な動きをする。
しかし・・・このスタビライザーの取り付けねじはさあ・・・
確かにユルユルだったよ。規定トルクにするためにぐるぐるネジを廻す羽目になったけどさあ・・・不安になるぐらい。
でも、このネジいじったらまたアライメントが全然狂ってるって・・・ストラットとかナックルを外したときだけじゃなかったの?アライメントが狂うなんて。
マイッタなあ・・・以前、TTC1400の大ベテランドライバー様がアライメントチェックゲージを貸してくれたことがあるけど・・・使い方が分からなかった。
またグランドスラムエスプリさんに持ち込んで、4輪アライメントテスターを・・・いやいや・・・
目視。
目視で、フロントタイヤが左右まっすぐに向いているように調整しよう。
多分だいじょうぶ。きっと大丈夫。全然大丈夫。(ひつこい)
みんな。
「バックストレートを走っているときに左右どちらかにステアリングホイールを修正しないといけない。」場合は、アライメントチェックだよ。大事だった。すごく。
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ジェネレータ(ダイナモ)交換したんだけど、途中でフリーズしちゃったんだよ。 [EP82日常整備]
今日から本当は、Joy耐2020が始まっていたはずなんですよねえ・・・今日は2020年の6月27日(土曜日)
曇り・・・なんですけどね。
明日も・・・雨・・・降らないですかね?
Joy耐が6月に実施されるようになった昨年は、土曜日がものすごい雨で・・・「ほら見ろ。梅雨時に7時間耐久をやるなんて・・・」と思ったものだけど、ベストなのかもしれないですね。6月開催。猛烈な暑さと戦わなくてすみますから。これぐらいの気温だと。
今年の2月頃は、「梅雨が明ける頃には、みんななんとかウイルス(Covid-19って言って)のことなんて忘れてるよ。」と思っていたんだけど・・・未知の領域に入っていますものね。
気温がこれだけ上がったのに道行く人々は、マスクをしている。
マスクして歩くなんて・・・冬だったでしょ。これまでは。
すごく怖い状況になっているんだけど、熱中症で後悔することになるその瞬間まで、真面目に口の前に通気性障害物をつけているんでしょうねえ・・・
って、なんだか今、話題だけどさ。
みんな、すこ〜しよ〜く考えてみて。
「涼しい・・・あれ?・・・スルーってこと?口からの息・・・」
・・・・・あれ?
戦前の日本って、今のような状況だったんだろうな。
そう思うんです。マスクをつけてこの暑い中を歩く人々を見ていて。
「自分の考え方が、誰かによってコントロールされている。」
それをすごく怖いことだと思わなくなっているんです。みんな。
せっかく構築された顔認識システムが全部作動しなくなっているこの街の状況をね・・・治安の部分でおかしいって思わなくなってる。
まあ、代わりに「ベロベロ接触アプリ」でしたっけ?
監視カメラシステムによる顔認識よりもピンポイントで個人を特定できるソフトウエア(しかも政府肝いり)が、みんなの生活に侵入する状況が作り出されているんだけど、ええ・・・「みんなと同じことをしなさい!」なんですよ。
考えることを放棄している集団なんで。日本人。
そのうち21世紀風に名前を変えた大政翼賛会とか、治安維持法がいつの間にかするっとみんなの目の前に現れるのかもしれませんねえ・・・
今日の曇り空みたいにどんより重くなっちゃうんで、本題行きましょう。本題。

ダバダバ水漏れしているウオーターポンプの下にジェネレータが取り付けられているんだから・・・まあ、問題が起きそうだよね。
数年前にフォークリフト修理係のお父さんがオーバーホールしてくれたジェネレーターなんだけど・・・たぶん・・・「充電されていないのでは?」疑惑は、バッテリー本体じゃなくて、これが根本原因。
今、「スターレット整備仕様書」を読み返してみると、「オルタネータ」なのね。
この保管ガレージからゴソゴソ探し出してきた金属の塊。
用語統一しましょう。修理仕様書に従って、「オルタネーター」ね。ここからは。
オーナーと二人で保管ガレージを捜索したら・・・この現物以外にも2つ出てきた。同じような形のやつ。
でも・・・コネクターが違う。全然。ボディ側のコネクターをこのオルタネーターに差し込めない。
EP82スターレットって長く生産された車両で・・・途中でだいぶ部品が変わっているんだよなあ・・・色々なところが。
このコネクターも・・・う〜ん・・・写真撮ってなかったよ。申し訳ない。
とにかく中期型以降とその前とで、全くこのオルタネータのコネクターは違うってことが分かったよ。
保管ガレージに長く放置されていたんだけど・・・とにかくこれと交換しよう。念のため。
オルタネータは、正直、我々にとって鬼門で・・・
最初の「ウオーターポンプから緑色の水が漏れてしまっている写真」これは、どうにも後方のパイプを取り外すことできなくて、困り果ててオルタネータまで外して作業スペースを広げたときの写真なのですが・・・
とにかく何が大変って、このオルタネータ取り付け用シャフトが・・・全然抜けないんですよ。
以前は、この抜けないシャフトが嫌になってしまって、「貫通長を満たすもっと径が細いシャフト」を思わず使ってしまったことがあったのですが・・・大失敗に陥りました。
貫通シャフトの径を細くしてしまった分、競技速度で走行中にオルタネータが動いてしまって、ちゃんと充電できなくなってしまったんです。ファンベルトが滑ってしまって。
それに気がつけなくて、だいぶ長い期間電装系で悩んだ時期がありました。
今回も・・・やっとの事で、シャフトを抜いたと思ったら・・・大きなオルタネータ本体をボディから引き出すことができない!
このステアリングナックルを外してだな。下からオルタネーターを・・・なんだよ!ぶつかっちゃって全然取り出せない!!!
この位置。大事。すごく。この写真。
この位置です。ミッション側のドライブシャフトブーツとバランサーの間の空間をなんとかくぐり抜けるようにオルタネータをぐるぐる回しているとやっとこさ下ろせます。ステアリングナックル・・・外す必要なかった。ふう・・・ま、いいさ。いつものことだよ。遠回りするの。
取り外したオルタネーターは・・・これから取り付けようとしているやつの方が、ばっちい。
失敗したかな。取り外して。
その後、なんとか電装系をすべて復旧させた後、エンジン始動。
普通にかかるね。当然だけど。
ただ・・・このオルタネータ本当に発電してくれているのかな?
テスターを当てて、調べてみよう・・・・0V・・・・
あ、え〜と・・・なぜ?なぜ全然指針が振れない?あれ???
整備仕様書をよく読んでみる。
「端子間をテスターであてて、動作を確認すること」
いや・・・あの・・・端子・・・って、だって、このオルタネータ・・・大きなコネクターと丸ネジ端子が1つづつあるだけなんだよ。
コネクターなんて、はめちゃったらテスターの端子なんて突っ込めない。
だから、この丸ネジ端子とボディそのものをテスターで当ててるのに。
テスト端子がプラスマイナス逆なのかな?
・・・やっぱり0V
・・・しまった。
交換してしまう前にこの保管品のオルタネータがちゃんと動作するものなのか、確認する方法があったんじゃないか???
EP82の脇に突っ立って完全にフリーズ。
「しまった・・・今、エンジンが動いているのは、新品のバッテリーをつけているからだ。このバッテリー容量がなくなったら、また走行中にエンジン停止だ。」
突っ立っている私を見て、保管ガレージの社長がやってきた。
「どうした?今日はなにをやってるの?」
一通りの事情を話す。
「バッテリーのプラスマイナス端子をテスターであたるんだ。」
「オルタネーターがまともだったら、少なくとも13V以上出てる。」
「どんなにいいバッテリーをつけていても15V出ることはないんだ。13Vか14Vを示すようなら大丈夫だよ。」
言われた通りにバッテリー両端をテスターであたると・・・
50Vレンジで・・・13。
大丈夫。13Vは出てる。なんだか針がゆらゆら動くけど。
一番低くても12V。高くて14Vぐらいまで動く。
試しにバッテリーインジケータを確認すると・・・
うん。うん・・・まあ、新品だから当然と言えば当然なんだけど、「良好」になってる。
多分大丈夫。きっとだいじょうぶ。ほんとダイジョウブ。(ひつこい)
ふう・・・毎年のことだけど、ギリギリJOY耐に間に合う状況だったよ。
たぶんこれなら7時間走り切れただろう。たぶん。
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冷却水漏れの原因は、ウオーターポンプだった。 [EP82日常整備]
今月から、筑波サーキットは営業再開です。すごくうれしい。
早速、練習走行。
受付に向かうと・・・なんか・・・大分様相が違う。
あ、まず、敷地に入る時点でマスク必着です。
入口に入る時点で、警備員さんに「あ、は〜い、そこのマスクしていない人が助手席にいるZN6・・・こっち来て〜」ってやられます。
「マスク持ってない?んじゃ、この”筑波1分切ります。”って書いてあるスペシャルアイテム。筑波サーキットオリジナルマスクを売りましょう。一枚1,000円で。」(嘘です。信じないでください。)
で、いつもだとコントロールタワー脇の受付に向かうんですけどね。
受付・・・一方通行になってた。
しかも、その階段手前にテント。
このテントの中で、必要事項を書いてから階段を上らないといけないんだって。
受け付け手前は、それぞれソーシャルですこ?なんか距離をとるようにテープが貼ってあって・・・簡易的に日よけもつけられていたりとか、これ・・・係員さん達、相当準備が大変だっただろうと・・・
受付のお姉さん達とも完全にカバーで仕切られていて、マイクとスピーカーでやりとり。
なんだかみんな、えらく受付に手間取っているんですよ。なんだ?一体。
今までと違います。時間がかかることを前提に受付に集合した方がいいです。
やっと私の順番。
テントの中で書き込んだ書類を提出。完璧さ。って思っていたら・・・
「あ〜すいませ〜ん。裏・・・白紙です。」
「え?」
「裏が問診票になっているんです。今月から。」
しまったあああ〜!これか、みんながやたら時間がかかっている理由は。俺様としたことがああああ〜!裏を読まなかったとは。
「じゃあ、一通り読み上げていきますね〜・・・同行者の方の体温はいくつでしたか?」
「え?????」(フリーズ。想定外の質問だった。)
「あ、あのあのあの・・・」(いや、だって・・・オーナーの体温なんて・・・)
「そんな、下向いてモジモジしなくていいですよ。た・い・お・ん。教えてください。」
「今日はお医者さんごっこしてないので、分かりません。」
「は?」
みんなねえ・・・今月から、筑波サーキットの敷地に入ったら、まず、Aパドックでお医者さんごっこ。必須だよ。同行者の体温測定。
さて、昨年のJOY耐で完走はできたけど、実はいろいろなことが起きていたEP82。
再び走ることができています。まあ、本来なら、今月はJoy耐ウイーク2020だったはずだからね。例年通り、大会そのものには合わせこむことができたぞ。
走ることはできるようになったけど・・・冷却水がポタポタ漏れてることを発見。
いや・・・大丈夫。予備のウオーターポンプを買ってある。大分前に。品番16100-19226。
確か・・・2018年のJoy耐土曜日朝練習走行の時に発見されていたんです。「なにか垂れてるぞ。この車両。」ってみんなに言われて。
で、その時は・・・どうしたんだっけな?
とにかく完走できてしまって・・・その後は、ウオーターポンプそのものを交換用に買っておいたんだけど、スプリント用車両とのエンジン交換に取りかかってしまって・・・
2019年大会の1週間前にそのエンジンをブローさせてしまって、下ろしてあった2018年大会まで使っていたノーマルエンジンをそのまま搭載して完走したんだった。
もう、練習走行の段階でポタポタ漏れてる状態だから、対策をしよう。いくらなんでも。簡単だよ。ウオーターポンプの交換なんて。って、オーナー・・・なぜ、タイミングベルトカバーを外し始めてる?
「あれ?これ外さないと作業できないんじゃなかった?」
違うって。
ファンベルトを外した後、ウオーターポンプをエンジンブロックに取り付けているネジを外すだけで、交換ができるんだよ。後ろの配管はパカッて抜けるはずだよ。抜けるはず・・・・あれ????
ここからが長かった。
どうやっても金属製の配管を・・・抜くことができない。う〜ん????
二人で整備仕様書を読み直す。
「ウオーターポンプ取付ネジを外した後、配管を後ろにずらすことによって、ポンプを取り外す。」
その通りに作業してるんだけどな。なん・・だ・・・どうやっても配管が抜けない。
下に潜ってウンウン言っているうちに思い出してきたんだけど・・・確か、このウオーターポンプって・・・2016年に搭載した時は、「まだ交換したばかりだから。」って、それ以前のエンジンのやつを流用して・・・何しろ2年に一度ブローしていたからね。エンジン。
で、確か・・・そう、エンジンが降りている状態で、自分でウオーターポンプを交換しようとしたら、この配管を外すことができなくて・・・フロント側からネジを全部外して、プーリー側だけを新品に交換したような・・・
だから、ボディの接合部から漏れ出したってことか?高加圧ラジエターキャップを使ってしまっているから、その影響を受けた形か?
「もう、配管全部外そうよ。」
「う〜ん・・・このエンジン、車載の状態で裏の配管を外しちゃうと、大変なんだよな〜。手が入らなくて。」
諦めた。全部外す。ウオーターポンプからサーモスタットのところまで。
二人がかりで、古いウオーターポンプから金属配管を引き抜くと・・・接合部を見たオーナーが一言。
「これ、新品のウオーターポンプに入っていたゴムパッキンだけじゃなくて、その周りにシールパッキンブラックが塗ってある。だから、外すことができなかったんだ。」
まあ、今回は・・・整備仕様書通りに作業しようよ。この配管を新品のウオーターポンプにスポッと。
これで様子見。高加圧ラジエターキャップを使っている車両だけど。
うまく取り付けられたぞ。まいった。ウオーターポンプ交換で、半日がかかりになってしまうとは・・・でもねえ・・・なんか・・・気がついちゃったよ。
このボタボタ漏れていたウオーターポンプの下って、ジェネレーター(ダイナモ)。
バッテリーに充電できなかった問題って、これかねえ・・・根本原因。
ノーマルクラッチディスクは、丸3年しか持たないみたいです。 [EP82日常整備]

今年のJoy耐・・・・予想はしていたけど、「中止」になりました。
1月5日の筑波初走行の際に、まさかのアウトラップ最終コーナーでスピンアウトしたときに・・・
ポスト員さんに差し出されたあっつ〜いコーヒーを飲みながら、「今年は、良くないことが起きる年なんだろうなあ・・・」とは思っていたけど、こうなるとはなあ・・・
お正月の頃にニュースの端っこで、「中国武漢で新しい病気が蔓延し始めている」と報道されていたぐらいだものね。
まだ、クルーズ船も日本に近づいていなかった。
やっぱり、2月にPerfumeのライブに行っちゃったり、3月に群馬サファリパークに行っちゃったりした罰なんでしょうか・・・

群馬のサファリパークは・・・カラスの軍団に制空権を完全に握られている不吉な場所だった。

ただ、参加されている(?)動物の皆さんにお触りしまくりという、今までいろいろな地区の動物園に行きましたけど、これほどまでにお触りし放題の場所は・・・他に体験したことがなかったです。いやあ・・・すごい。
カンガルーさん達がゆっくり休んでいる一角に入っていくと・・・遠くから小さなカンガルーさんが・・・
え?
私?
え、なんで、周りに人がいるのに遠くから私の目の前に・・・
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袖をカジって・・・いや、あの・・・なにか予言を述べられるのかい?
「人類は、これから未曾有の危機を迎えるのじゃ・・・のちのち生き残った者達は、こう振り返るんじゃよ。」
「?」(いや、ホントにずっとハムハム・・・・)
「2019年までは、幸せな時代じゃった・・・みんな、ちゅうができたんじゃから・・・」
「いや、あの・・・濃厚接触って、そこまでいかなくても・・・」
「あの頃〜俺たちは〜若かった〜・・・ベロベロしまっくっていたんじゃ・・・みんな、なんとかウイルス(COVID-19って言って)で倒れるなんて想像できずに・・・・」
え?終わり?
あ、はいはい。本題ね。本題。申し訳ないね。いつものことながら、前振りが長くて。
ガレージから出すこともできなくなったEP82。
エンジンはかかってる。でも、全くギヤがセレクトできない。
多分・・・たぶんクラッチだ。
でも・・・2016年にこのエンジンに載せ替えたときに同時にノーマルクラッチ板に交換したんだよ。たった3年ほどでクラッチディスクって無くなっちゃう物なのか?
ガレージで悩んでいると、TTC1400の大ベテランドライバー様がやってきて一言。
「どうした?今日は何を悩んでいるの?」
事情を一通り話すと・・・
「それ、クラッチカバー一緒に交換した?」
へ?クラッチカバー???
クラッチカバーなんて・・・2012年にこのボディを作ったときに・・・いや・・・2011年に自分たちでエンジンを組んだ時・・・か?その時にフルメタルクラッチを組んだときについてきた強化カバーをそのまま使っているだけだよ。
クラッチカバーなんて、減らないでしょう?交換する必要あるのかなあ・・・
「クラッチカバーは、消耗品だよ。真ん中の羽みたいな部品がどんどん削れて、薄くなっていくんだ。交換しないとだめだぞ。2年ぐらいで、いったんチェックする物だよ。」
そうなの?知らなかった。別にクラッチそのものを交換していれば、ずっと使えるんだと思ってた。
振り返ると・・・なんでノーマルクラッチになったかというと・・・
その後の2016年ぐらいまでは、2年に一度、エンジンブローに見舞われていて、その期間中にTRDの強化クラッチに交換。
この2年に一度、エンジンブローに見舞われていた頃に考えたのは・・・
「筑波の2ヘアピン進入で、ブレーキング終了後、ターンインまでのところまでで、車体がガクガクしてしまう。どんなにスピードを落としてターンインを開始しても、クリッピングポイントに到着するまでの間、フロント側のガクガクを収められない。」
「クラッチ・・・か、LSDか?クリッピングポイントに向かう最中にアクセルONしてしまえば、ガクガクするのは消える。」
で、クラッチをノーマルにしてみたんです。2016年に今のノーマルエンジンに載せ替えたときに。
効果は・・・あったんだと思います。
クラッチペダルが軽くなって、長時間のドライブが楽になっただけでなく、あれだけ悩まされていたエンジンブローもせずに2018,19年とJoy耐を完走できたんですから。
駆動系の強化されたパーツのせいで、エンジンのクランクに変な力がかかっていたのではないかと・・・
まあ、エンジンブローしなくなったことと引き換えに今度はノーマルのクラッチ板が耐えられなかったってことなのかな?
今度は、Excedyの強化クラッチにしてみよう。
購入しようと調べていたら・・・なんか・・・重々注意事項扱いになっていた。
「クラッチディスクを交換する際には、同時にカバーも交換してください。」
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・・・ひょっとしてなんだけど・・・TRDフルメタルクラッチ用のカバーに別のディスクを装着していたことがエラー原因かね?
入手したクラッチキットは・・・確かにカバーも頑丈な感じ。

強化クラッチディスクも・・・こうやって、よく観察してみると・・・・

そうなのか。板そのものも強化品なのかもしれないけど、一番の違いは、真ん中・・・ノーマルクラッチだと、ゴム部品になっているところが、全部、頑丈そうなバネに交換されている。
確か以前、TRDの強化品を使っていたときは、このバネが削れてしまって・・・ノーマルのクラッチディスクに交換したんだった。
AE86レースの彼にあの「クラッチセンター出しシャフト」を借りて、サッサと交換する。
まあ・・・経験ってすごいよな。って思う。
オーナーと二人で交換したんだけど、ミッションケースをうまく下からジャッキアップしてあげれば、そんなに下に潜ったまま、ウンウン言わなくても、クランクシャフトにドッキングできた。
ジャッキを複数持てるようになったからってこともあるんだろうけど。
外車修理係がドライブシャフト取り付けを手伝ってくれたので、二人が作業をしている間に取り外したノーマルクラッチを点検すると・・・
残念。
今、Macのデータを確認すると、外したノーマルクラッチの写真データを持ってない。
相当焦ってたんだなあ・・・速く走らせられるようにならないといけないって。
確か、外したクラッチカバーはまだ保管・・・していたと思う。
いつか教材として、整備仕様書の指示通りに計測を実施してみようと・・・まあ、その時にまた写真を撮ろう。
不具合の原因は明快だった。
クラッチの”板”そのものは、まだ全然使える状態だった。
ただ、強化クラッチディスクでは、あの”バネ”に交換されているパーツが・・・ノーマルクラッチだと”ゴム”になっていて・・・ほとんどのゴムパーツが、ボロボロに砕けていた。
よくこんな状態で、2019年のJoy耐を完走できたよなあ・・・「競技をする。」って、ノーマルパーツでは想像できないような酷使をしているんだなあ・・・
多分、競技速度での熱対応がうまくできなくて、ゴムパーツが劣化したんだ。
早速、筑波サーキットを走行してみる。
大丈夫。ちゃんと走れるようになった。ただ、クラッチ操作が・・・
クラッチペダルがまあ重くなったのはいいとして・・・これ、クラッチ接続の作業を丁寧に行わないと・・・
シフトチェンジの時にドカンと左足を上げてしまうと・・・ものすごいショックが車体にかかる。そうっと・・・ゆっくり操作を心がけないと・・・
2ヘアピン進入での振る舞いは・・・明らかに進入速度を間違えてしまうと、やっぱりガクガクする。
自分の走り方のテーマなんだろうなあ・・・1ヘアピンでこの症状は出ないし・・・スプリント用車両群に詰められてしまうのは、2つのヘアピン区間なんだよね。
走り終わって、下回りを一通りチェックすると・・・冷却水が漏れてる。この車両。も〜・・・・
バッテリー問題再び [EP82日常整備]
なんとかウイルス(COVID-19って言って)のせいで、在宅勤務ですよ。とうとう。
物の見事に「ゴミ出しの日」以外は、お外に一歩も出なくなりました。できちゃうんだね。こんな生活。
在宅勤務をやってみて分かったことは・・・
1)往復の通勤に時間と体力をものすごく使っていた。(あと交通費)
2)体力を使わなくなったけど、代わりにすごく疲れる。目と・・・姿勢をきちんと保つのが難しい。
3)すごく時間に追われている感じになる。会社では、おトイレとかコーヒーを入れに行ったりとか”間”があったんだなあ・・・と。家ではそれらはすぐにできてしまって、直ちにノートパソコンの前に着席。
4)通勤をしていない分、まともな時間に食事をしているかと言われると・・・結局、いつも通りの時間。いつも通りの時間までノートパソコンの前で仕事をする羽目になってる。(なので、労働時間は伸びてる。実際)
5)Windows10というパソコンが、ここまでフリーズしやすいものなのだと改めて思い知った。てっきり会社のデスクトップマシンが色々なソフトが入っているせいかと思ってきたんだけど・・・素の状態のWindows10ノートパソコンも一日2回程再起動をかけなければいけないこの状況はいかに?
6)通信環境が相当厳しい。リモートデスクトップではなくて、仮想マシン環境だけで仕事をさせるようにしてしまっていた会社は、相当苦労しているだろうな。と・・・
まあ、最後の6)については、各員の自宅ネットワークの利用も可としてしまえば、だいぶ解決するんでしょうけどね。そんなことやったら・・・しばらくのちには、機密情報漏洩企業がたくさん現れると思いますよ。
家にインターネット接続環境があるみんな。
通信会社から送られてきた、ゲートウエイ機器をそのままコンセントとLAN回線に接続して、「インターネットができるようになったああ。」なんて喜んでない?
それ、ほぼセキュリティかかってない状態だから。外部アクセスに対して。
たまには、付属してきた取り扱い説明書をよく読んで・・・「あれ?うちって・・・ファイヤーウオールも立ててなかった?」ぐらいは冷や汗かいてください。(やっちまったなあ・・・もう、あなたの端末のあはんな動画とかもいっぱい・・・遠い目。書けない。これ以上)
正直なところ、在宅勤務よりは、「いつもの会社に行く」方が、楽だったなあ・・・
周りにいるみんなに、いかに助けられていたかを実感しています。
家でノートパソコン相手にしていると、頭フル回転でなんでも自分で対処をしないといけない。
はあ・・・会社・・・会社行きてえ・・・あ、でも、いつもだと会社に行かなくなって4日目ぐらい(大型連休とかね)から体の具合が悪くなるんだけど、今回は大丈夫だな。っていうか、とにかくなんか疲れてる。
さて本題。
暖機運転中にエンジンが止まってしまうようになったEP82。
なんだろね。
2019年Joy耐土曜日の練習走行中にエンジンがかからなくなって・・・確か、パッとバッテリーを交換したんだよ。いつもドナー替わりにオーナーが乗ってくる通勤スターレットから。
交換して7時間のJoy耐も無事に完走して・・・数ヶ月でバッテリーがダメになるなんてあるのかな?
とりあえず、ブースターケーブルで充電して・・・さ、交換したハブをチェックしに筑波サーキットを走ろう。
1走行目をオーナーが走って・・・問題無し。ブレーキもちゃんと効くって。よかったよかった。じゃ、私が2走行目を・・・
走り始めて・・・数周でなんだかエンジンの音が悪い。
なん・・・だ???こんな症状、初めてだぞ。周回そのものはできてる・・・けど・・・タイムも遅い。(まあ、”筑波サーキットで一番遅いEP82"なんだけど。いつも)
油圧計と水温計、タコメータをにらめっこしながら周回を続ける。
各計器は正常値を示してる。でも・・・何か・・・すごく遅いし・・・あれ、ちゃんとエンジンが上まで・・・まわ・・・あれ?
とうとう2ヘアピン手前で後続のマツダロードスターからパッシングされた。(練習走行でもパッシングなんて、まずみんなしない。)
何か・・・車両がおかしいんだ。後ろから見て何か変なことが起きてるってことか?
2ヘアピンポスト員さんがこちらを見てる・・・と思ったら、ガックうう・・・
止まってしまう!
いや、アクセル一定。とにかくピットロードに向かって、ゆっくりでもいいから走ろう。
ガックガックガックガックガックガック
なんだろう?ガス欠の時の症状と違う。ガス欠の時は、症状が出たあと、とにかくスロットルを閉じる方向にしておけば、前には進んでくれる。
でも、今日のこの症状は・・・今まで体験したことがないぞ。なんでこんな断続的にエンジンが息をついているんだ?
なんとかAパドックに帰還。
エンジンが止まった・・・と思ったら、それっきりかからなくなった。
????やっぱりバッテリー????いや・・・でも・・・走行中にジェネレータから発電されてないってことか?
だからバッテリー内の電気を使い切ったら、止まってしまうのか?
オーナーと二人で、ジェネレーターからバッテリーまでの配線をよく点検する。
各コネクターをよく押し込んで・・・でもなあ・・押し込みようもないよ。ちゃんとみんな入ってるもん。
もう一度ブースターケーブルを接続。
「バッテリー???バッテリー交換しないとダメってこと?」
「う〜ん・・・今、とにかく全部コネクター類を触ってみたからさあ・・・これでもうちょっと様子を見ない?」
エンジンがスタートできるようになって、保管ガレージに戻る。
今度は、ずっと暖機運転をしていても、何も起こらない。っていうか、オイルレベルゲージの匂いを嗅ぐと・・・ガソリン臭い。これ、エンジンオイル換えないとダメだ。多分、電気が足りなくて、燃焼室がガソリンでバシャバシャ洗われちゃったんだな。
さて、どうしたもんだか。
バッテリー・・・新品を買おう。
できるだけ軽量化をしたくて、小さなバッテリーを選択するようにしてきたんだけど、どうもそれが悪さをしているみたいだ。電装系をほとんど外している車両なんだから、最低限のバッテリー容量でいいんじゃないのかねえ?
今度は逆。
調べまくって、スターレットに搭載できるバッテリーで、最大容量の物を見つけてきた。
PanasonicのN-80B24R/C7というバッテリー。
バッテリー問題に悩まされていなかった頃は、古河電池の75タイプを使っていたんだけど、それを凌ぐ大きさのものが販売されていたよ。
さて、どうだ?
なんとなくなんだけど、車載されている電装装置の量だけでは、必要とする電気量は決まらなくて、エンジン回転に伴って、点火用のバッテリー容量が必要なんじゃないか?
競技速度だと、エンジン回転も高くなるから、大きなバッテリーを搭載しておかないと、充電量が足りなくなるとか。
今度は、外車整備係に乗ってもらった。
無事に25分の練習走行が終わって・・・降りてくるなりテスターを持ち出して下廻りに潜り込んだ。
「う〜ん・・・充電できてるなあ・・・でも、ジェネレータって温度でも動かなかったりするからなあ・・・」
いや、そんなに難しい顔をされても・・・不安。バッテリー交換してokじゃないの?
まあ・・・とにかく保管ガレージに戻ろうよ。無事に練習走行ができたんだから。ってあれ?
エンジンはかかったまま。
あの・・・ミッションが・・・・全く入らない。
え????クラッチ???クラッチが切れないってこと???
「あ〜・・・なんか、Joy耐の時も変速しにくいって思ってた。」
・・・走行した後だから・・・クラッチフルードにエアが噛んでるってことかな?いや、とにかく全く前進させられないんだけど。
「二人とも!押して!車!!ガレージに戻れない!!!」
「え〜・・・Aパドックの出口、坂だよ。」
「いいから!下り坂でば〜んと押して、その勢いで登って・・・・」(危ないです。やめてください。)