ノーマルクラッチディスクは、丸3年しか持たないみたいです。 [EP82日常整備]
今年のJoy耐・・・・予想はしていたけど、「中止」になりました。
1月5日の筑波初走行の際に、まさかのアウトラップ最終コーナーでスピンアウトしたときに・・・
ポスト員さんに差し出されたあっつ〜いコーヒーを飲みながら、「今年は、良くないことが起きる年なんだろうなあ・・・」とは思っていたけど、こうなるとはなあ・・・
お正月の頃にニュースの端っこで、「中国武漢で新しい病気が蔓延し始めている」と報道されていたぐらいだものね。
まだ、クルーズ船も日本に近づいていなかった。
やっぱり、2月にPerfumeのライブに行っちゃったり、3月に群馬サファリパークに行っちゃったりした罰なんでしょうか・・・
群馬のサファリパークは・・・カラスの軍団に制空権を完全に握られている不吉な場所だった。
ただ、参加されている(?)動物の皆さんにお触りしまくりという、今までいろいろな地区の動物園に行きましたけど、これほどまでにお触りし放題の場所は・・・他に体験したことがなかったです。いやあ・・・すごい。
カンガルーさん達がゆっくり休んでいる一角に入っていくと・・・遠くから小さなカンガルーさんが・・・
え?
私?
え、なんで、周りに人がいるのに遠くから私の目の前に・・・
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袖をカジって・・・いや、あの・・・なにか予言を述べられるのかい?
「人類は、これから未曾有の危機を迎えるのじゃ・・・のちのち生き残った者達は、こう振り返るんじゃよ。」
「?」(いや、ホントにずっとハムハム・・・・)
「2019年までは、幸せな時代じゃった・・・みんな、ちゅうができたんじゃから・・・」
「いや、あの・・・濃厚接触って、そこまでいかなくても・・・」
「あの頃〜俺たちは〜若かった〜・・・ベロベロしまっくっていたんじゃ・・・みんな、なんとかウイルス(COVID-19って言って)で倒れるなんて想像できずに・・・・」
え?終わり?
あ、はいはい。本題ね。本題。申し訳ないね。いつものことながら、前振りが長くて。
ガレージから出すこともできなくなったEP82。
エンジンはかかってる。でも、全くギヤがセレクトできない。
多分・・・たぶんクラッチだ。
でも・・・2016年にこのエンジンに載せ替えたときに同時にノーマルクラッチ板に交換したんだよ。たった3年ほどでクラッチディスクって無くなっちゃう物なのか?
ガレージで悩んでいると、TTC1400の大ベテランドライバー様がやってきて一言。
「どうした?今日は何を悩んでいるの?」
事情を一通り話すと・・・
「それ、クラッチカバー一緒に交換した?」
へ?クラッチカバー???
クラッチカバーなんて・・・2012年にこのボディを作ったときに・・・いや・・・2011年に自分たちでエンジンを組んだ時・・・か?その時にフルメタルクラッチを組んだときについてきた強化カバーをそのまま使っているだけだよ。
クラッチカバーなんて、減らないでしょう?交換する必要あるのかなあ・・・
「クラッチカバーは、消耗品だよ。真ん中の羽みたいな部品がどんどん削れて、薄くなっていくんだ。交換しないとだめだぞ。2年ぐらいで、いったんチェックする物だよ。」
そうなの?知らなかった。別にクラッチそのものを交換していれば、ずっと使えるんだと思ってた。
振り返ると・・・なんでノーマルクラッチになったかというと・・・
その後の2016年ぐらいまでは、2年に一度、エンジンブローに見舞われていて、その期間中にTRDの強化クラッチに交換。
この2年に一度、エンジンブローに見舞われていた頃に考えたのは・・・
「筑波の2ヘアピン進入で、ブレーキング終了後、ターンインまでのところまでで、車体がガクガクしてしまう。どんなにスピードを落としてターンインを開始しても、クリッピングポイントに到着するまでの間、フロント側のガクガクを収められない。」
「クラッチ・・・か、LSDか?クリッピングポイントに向かう最中にアクセルONしてしまえば、ガクガクするのは消える。」
で、クラッチをノーマルにしてみたんです。2016年に今のノーマルエンジンに載せ替えたときに。
効果は・・・あったんだと思います。
クラッチペダルが軽くなって、長時間のドライブが楽になっただけでなく、あれだけ悩まされていたエンジンブローもせずに2018,19年とJoy耐を完走できたんですから。
駆動系の強化されたパーツのせいで、エンジンのクランクに変な力がかかっていたのではないかと・・・
まあ、エンジンブローしなくなったことと引き換えに今度はノーマルのクラッチ板が耐えられなかったってことなのかな?
今度は、Excedyの強化クラッチにしてみよう。
購入しようと調べていたら・・・なんか・・・重々注意事項扱いになっていた。
「クラッチディスクを交換する際には、同時にカバーも交換してください。」
・・・ひょっとしてなんだけど・・・TRDフルメタルクラッチ用のカバーに別のディスクを装着していたことがエラー原因かね?
入手したクラッチキットは・・・確かにカバーも頑丈な感じ。
強化クラッチディスクも・・・こうやって、よく観察してみると・・・・
そうなのか。板そのものも強化品なのかもしれないけど、一番の違いは、真ん中・・・ノーマルクラッチだと、ゴム部品になっているところが、全部、頑丈そうなバネに交換されている。
確か以前、TRDの強化品を使っていたときは、このバネが削れてしまって・・・ノーマルのクラッチディスクに交換したんだった。
AE86レースの彼にあの「クラッチセンター出しシャフト」を借りて、サッサと交換する。
まあ・・・経験ってすごいよな。って思う。
オーナーと二人で交換したんだけど、ミッションケースをうまく下からジャッキアップしてあげれば、そんなに下に潜ったまま、ウンウン言わなくても、クランクシャフトにドッキングできた。
ジャッキを複数持てるようになったからってこともあるんだろうけど。
外車修理係がドライブシャフト取り付けを手伝ってくれたので、二人が作業をしている間に取り外したノーマルクラッチを点検すると・・・
残念。
今、Macのデータを確認すると、外したノーマルクラッチの写真データを持ってない。
相当焦ってたんだなあ・・・速く走らせられるようにならないといけないって。
確か、外したクラッチカバーはまだ保管・・・していたと思う。
いつか教材として、整備仕様書の指示通りに計測を実施してみようと・・・まあ、その時にまた写真を撮ろう。
不具合の原因は明快だった。
クラッチの”板”そのものは、まだ全然使える状態だった。
ただ、強化クラッチディスクでは、あの”バネ”に交換されているパーツが・・・ノーマルクラッチだと”ゴム”になっていて・・・ほとんどのゴムパーツが、ボロボロに砕けていた。
よくこんな状態で、2019年のJoy耐を完走できたよなあ・・・「競技をする。」って、ノーマルパーツでは想像できないような酷使をしているんだなあ・・・
多分、競技速度での熱対応がうまくできなくて、ゴムパーツが劣化したんだ。
早速、筑波サーキットを走行してみる。
大丈夫。ちゃんと走れるようになった。ただ、クラッチ操作が・・・
クラッチペダルがまあ重くなったのはいいとして・・・これ、クラッチ接続の作業を丁寧に行わないと・・・
シフトチェンジの時にドカンと左足を上げてしまうと・・・ものすごいショックが車体にかかる。そうっと・・・ゆっくり操作を心がけないと・・・
2ヘアピン進入での振る舞いは・・・明らかに進入速度を間違えてしまうと、やっぱりガクガクする。
自分の走り方のテーマなんだろうなあ・・・1ヘアピンでこの症状は出ないし・・・スプリント用車両群に詰められてしまうのは、2つのヘアピン区間なんだよね。
走り終わって、下回りを一通りチェックすると・・・冷却水が漏れてる。この車両。も〜・・・・
バッテリー問題再び [EP82日常整備]
なんとかウイルス(COVID-19って言って)のせいで、在宅勤務ですよ。とうとう。
物の見事に「ゴミ出しの日」以外は、お外に一歩も出なくなりました。できちゃうんだね。こんな生活。
在宅勤務をやってみて分かったことは・・・
1)往復の通勤に時間と体力をものすごく使っていた。(あと交通費)
2)体力を使わなくなったけど、代わりにすごく疲れる。目と・・・姿勢をきちんと保つのが難しい。
3)すごく時間に追われている感じになる。会社では、おトイレとかコーヒーを入れに行ったりとか”間”があったんだなあ・・・と。家ではそれらはすぐにできてしまって、直ちにノートパソコンの前に着席。
4)通勤をしていない分、まともな時間に食事をしているかと言われると・・・結局、いつも通りの時間。いつも通りの時間までノートパソコンの前で仕事をする羽目になってる。(なので、労働時間は伸びてる。実際)
5)Windows10というパソコンが、ここまでフリーズしやすいものなのだと改めて思い知った。てっきり会社のデスクトップマシンが色々なソフトが入っているせいかと思ってきたんだけど・・・素の状態のWindows10ノートパソコンも一日2回程再起動をかけなければいけないこの状況はいかに?
6)通信環境が相当厳しい。リモートデスクトップではなくて、仮想マシン環境だけで仕事をさせるようにしてしまっていた会社は、相当苦労しているだろうな。と・・・
まあ、最後の6)については、各員の自宅ネットワークの利用も可としてしまえば、だいぶ解決するんでしょうけどね。そんなことやったら・・・しばらくのちには、機密情報漏洩企業がたくさん現れると思いますよ。
家にインターネット接続環境があるみんな。
通信会社から送られてきた、ゲートウエイ機器をそのままコンセントとLAN回線に接続して、「インターネットができるようになったああ。」なんて喜んでない?
それ、ほぼセキュリティかかってない状態だから。外部アクセスに対して。
たまには、付属してきた取り扱い説明書をよく読んで・・・「あれ?うちって・・・ファイヤーウオールも立ててなかった?」ぐらいは冷や汗かいてください。(やっちまったなあ・・・もう、あなたの端末のあはんな動画とかもいっぱい・・・遠い目。書けない。これ以上)
正直なところ、在宅勤務よりは、「いつもの会社に行く」方が、楽だったなあ・・・
周りにいるみんなに、いかに助けられていたかを実感しています。
家でノートパソコン相手にしていると、頭フル回転でなんでも自分で対処をしないといけない。
はあ・・・会社・・・会社行きてえ・・・あ、でも、いつもだと会社に行かなくなって4日目ぐらい(大型連休とかね)から体の具合が悪くなるんだけど、今回は大丈夫だな。っていうか、とにかくなんか疲れてる。
さて本題。
暖機運転中にエンジンが止まってしまうようになったEP82。
なんだろね。
2019年Joy耐土曜日の練習走行中にエンジンがかからなくなって・・・確か、パッとバッテリーを交換したんだよ。いつもドナー替わりにオーナーが乗ってくる通勤スターレットから。
交換して7時間のJoy耐も無事に完走して・・・数ヶ月でバッテリーがダメになるなんてあるのかな?
とりあえず、ブースターケーブルで充電して・・・さ、交換したハブをチェックしに筑波サーキットを走ろう。
1走行目をオーナーが走って・・・問題無し。ブレーキもちゃんと効くって。よかったよかった。じゃ、私が2走行目を・・・
走り始めて・・・数周でなんだかエンジンの音が悪い。
なん・・・だ???こんな症状、初めてだぞ。周回そのものはできてる・・・けど・・・タイムも遅い。(まあ、”筑波サーキットで一番遅いEP82"なんだけど。いつも)
油圧計と水温計、タコメータをにらめっこしながら周回を続ける。
各計器は正常値を示してる。でも・・・何か・・・すごく遅いし・・・あれ、ちゃんとエンジンが上まで・・・まわ・・・あれ?
とうとう2ヘアピン手前で後続のマツダロードスターからパッシングされた。(練習走行でもパッシングなんて、まずみんなしない。)
何か・・・車両がおかしいんだ。後ろから見て何か変なことが起きてるってことか?
2ヘアピンポスト員さんがこちらを見てる・・・と思ったら、ガックうう・・・
止まってしまう!
いや、アクセル一定。とにかくピットロードに向かって、ゆっくりでもいいから走ろう。
ガックガックガックガックガックガック
なんだろう?ガス欠の時の症状と違う。ガス欠の時は、症状が出たあと、とにかくスロットルを閉じる方向にしておけば、前には進んでくれる。
でも、今日のこの症状は・・・今まで体験したことがないぞ。なんでこんな断続的にエンジンが息をついているんだ?
なんとかAパドックに帰還。
エンジンが止まった・・・と思ったら、それっきりかからなくなった。
????やっぱりバッテリー????いや・・・でも・・・走行中にジェネレータから発電されてないってことか?
だからバッテリー内の電気を使い切ったら、止まってしまうのか?
オーナーと二人で、ジェネレーターからバッテリーまでの配線をよく点検する。
各コネクターをよく押し込んで・・・でもなあ・・押し込みようもないよ。ちゃんとみんな入ってるもん。
もう一度ブースターケーブルを接続。
「バッテリー???バッテリー交換しないとダメってこと?」
「う〜ん・・・今、とにかく全部コネクター類を触ってみたからさあ・・・これでもうちょっと様子を見ない?」
エンジンがスタートできるようになって、保管ガレージに戻る。
今度は、ずっと暖機運転をしていても、何も起こらない。っていうか、オイルレベルゲージの匂いを嗅ぐと・・・ガソリン臭い。これ、エンジンオイル換えないとダメだ。多分、電気が足りなくて、燃焼室がガソリンでバシャバシャ洗われちゃったんだな。
さて、どうしたもんだか。
バッテリー・・・新品を買おう。
できるだけ軽量化をしたくて、小さなバッテリーを選択するようにしてきたんだけど、どうもそれが悪さをしているみたいだ。電装系をほとんど外している車両なんだから、最低限のバッテリー容量でいいんじゃないのかねえ?
今度は逆。
調べまくって、スターレットに搭載できるバッテリーで、最大容量の物を見つけてきた。
PanasonicのN-80B24R/C7というバッテリー。
バッテリー問題に悩まされていなかった頃は、古河電池の75タイプを使っていたんだけど、それを凌ぐ大きさのものが販売されていたよ。
さて、どうだ?
なんとなくなんだけど、車載されている電装装置の量だけでは、必要とする電気量は決まらなくて、エンジン回転に伴って、点火用のバッテリー容量が必要なんじゃないか?
競技速度だと、エンジン回転も高くなるから、大きなバッテリーを搭載しておかないと、充電量が足りなくなるとか。
今度は、外車整備係に乗ってもらった。
無事に25分の練習走行が終わって・・・降りてくるなりテスターを持ち出して下廻りに潜り込んだ。
「う〜ん・・・充電できてるなあ・・・でも、ジェネレータって温度でも動かなかったりするからなあ・・・」
いや、そんなに難しい顔をされても・・・不安。バッテリー交換してokじゃないの?
まあ・・・とにかく保管ガレージに戻ろうよ。無事に練習走行ができたんだから。ってあれ?
エンジンはかかったまま。
あの・・・ミッションが・・・・全く入らない。
え????クラッチ???クラッチが切れないってこと???
「あ〜・・・なんか、Joy耐の時も変速しにくいって思ってた。」
・・・走行した後だから・・・クラッチフルードにエアが噛んでるってことかな?いや、とにかく全く前進させられないんだけど。
「二人とも!押して!車!!ガレージに戻れない!!!」
「え〜・・・Aパドックの出口、坂だよ。」
「いいから!下り坂でば〜んと押して、その勢いで登って・・・・」(危ないです。やめてください。)
フロントハブがダメになるとFF車ってブレーキが効かなくなるんだね。 [EP82日常整備]
桜・・・持っちゃいましたねえ・・・数年ぶりに4月の第1週目まで。
桜が3月末には散ってしまうようになって、その年の新入社員とのお花見の会も開催できなくなっていたんですよ。
まあ、お花見の会ができなくなってから・・・というわけじゃないんだろうけど、ポツポツと辞めるメンバーが出てくるようになりましたね。ここ数年。
うちの会社のいいところは、新入社員の定着率がいいところだったんだけど。
今年は、「桜が持ったけど、それどころじゃない。」状況。なんとかウイルスのせいで。(COVID-19って言って。)
新入社員研修をやらないといけないんだけど、どうしたもんだか・・・
新入社員から、なんとかウイルス(COVID-19って言って。)をうつされたらどうしよう・・・濃厚接触?濃厚なこと(まだ)なんにもしてないのに。(はあ?)
と思っていたら、総務の皆さんが悩んでなにか相談している。
「あ、新入社員を実家に帰そうかと思ってまして・・・」
「え〜と・・・エイプリルフールの冗談ね。4月1日だけに。」
「いえ、本気です。お互いリスクがあると思います。出社させるの。」
「う〜ん・・・やっぱりそう思うかい。じゃあ、宿題を出して帰そう。」
「はあ・・・宿題・・・ですか?彼らに?一体何を・・・・」
「まったく何も役に立たない自分たちが、4月末にお給料をいただけると思う根拠を述べよ。400字詰め原稿用紙20枚がミニマム。手書きで提出ね。PowerPointを使いたいなら、パソコン使用可。その場合は、スライド40枚がミニマムね。」
「新手のパワハラって言われるからやめてください。」
「ふう・・・いかんな。総務がそんな弱腰じゃ。我が社にもいるだろう。会社にとにかく朝やってくれば、お給料をいただけると思っているおじさんが。それも複数。将来ある若者たちが、そうやって無為に時間を過ごすのを避けたいんだよ。」
「いや・・・でも・・・」
「大丈夫だよ。どうせパソコンを自宅に持ってる奴なんていないから。今時の若者は。手書きで書いていれば、なんとかウイルス(COVID-19って言って。)が去る頃には、書き上がるだろ。作文。」
「はあ・・・」
「そんなに悩むな。ほら、あそこに掲げてあるうちのセクションの標語を大きな声で読んで。」
「いざっ!血ヘド吐くまで働かん!!フェラーリ買うその日まで!!!」
「よおお〜し。良い声だ。さっ新入社員たちのところに行ってきな。」
家に帰された新入社員達が何も宿題をしてこなかったら・・・どうしてやろうかな。
さて本題。
2019年JOY耐を無事に完走できたEP82は・・・決勝走行中にブレーキが効かなくなっていたんだそうです。ある1つのコーナーだけ。
・・・ツインリンクもてぎって、適切なブレーキパッドとフルードを選ばないと、すごくブレーキに厳しいコースです。
2011年の初出場以来、何度かブレーキパッドメーカを変更してきたけど・・・確かに2019年は、まったく初めて使うメーカのパッドを使って決勝に望んだんだよね。
選んだブレーキパッドがダメだったってことか?いや、それにしても1つのコーナーだけ、全くブレーキが効かなくなるなんて・・・そんなことあるんだろうか?大体、そんな状態で7時間を走り切るなんてどうやったんだ?
実際、症状が出始めたTTC1400の彼は、そのコーナーを完全に飛び出してしまったそうです。で、他のメンバーへの引き継事項は・・・
「ブレーキング開始前にとにかくポンピング動作!」
それで7時間走り切ったそうです。
う〜ん・・・ポンピング動作でブレーキがなんとか作動するってことは・・・パッドじゃなくて、フルード?でも、1つのコーナーだけって・・・なんだ?一体。
フォークリフト修理係に相談。
「ああ。それ、ハブですよ。FF車なので、フロントのハブにガタが出ると、荷重でブレーキディスクがズレて(以下略)」
え〜と、とにかくどうもフロントハブが原因なのね。
振り返ってみると・・・そう・・・なんだよね。いつの間にかドライブシャフトやハブの損耗に悩まされなくなっていた。ここ数年。
確か、今、装着しているフロントハブは、2015年大会の直前に組んでもらったもの。
そうか。4年経っちゃったんだ。早いなあ・・・っていうか、以前は、2年に一度ぐらい悩んでいたんだけどね。ドライブシャフトグリースを気にするようになったから、変なトラブルが出ないで済むようになっていたってことかな?
んじゃ、フロントハブを交換。
ああ、いや、今までみたいにフロントハブのオーバーホールをやるんじゃなくて、今回は、良いパーツ取り車がある。
アレ。あのスプリント用車両。みんな忘れちゃってるだろうけど。
なんで苦労しながらも自分達でなんでもやろうと思うようになったかということを・・・久しぶりに思い出させられましたよ。このスプリント車両がやってきて・・・Joy耐で使えないことが分かった時点で。
まずは、Joy耐決勝走行後の車両の状態を確認。
う〜ん・・・確かに・・・パッドを外した状態だとブレーキディスクが右方向に斜めになっている感じがする。
ブレーキディスクが入っていないのが理由であって、いつもこんな感じなんじゃないかなあ・・・
まあ、とにかくスプリント用車両から、移植を開始しよう。
まず、フロントドライブシャフトのナットを緩めて・・・ここまでナットを引き出してから、大きなハンマーで叩いて、ドライブシャフトを奥に押し込んでおく。
ショックアブソーバー取り付けナットを緩める。(完全には外さない。)
いつもは、このステアリングナックル外しに難儀するんだけど、面倒だから、今回は、ロアアームの取り付けナットを外してしまって、フロントハブ全体を移植しちゃおう。
ドライブシャフトをモリっとハブユニットから引き出す。
おっしゃ!早い早い!!なんだかんだで、進化してるぞ。俺たち。さっさと移植を終了しよう。
で、無事にハブ丸ごとの交換が終了して、早速筑波サーキットで、問題が解決されているかチェック走行を・・・
保管ガレージから引き出して、暖機運転をしていたら・・・ん???
エンジンが止まってる。
なん・・・だ????
あれ?しばらく走ってなかったから、バッテリーが上がったのかな?バッテリー交換?
え〜と・・・いや、待てよ。なんか・・・Joy耐の予選日にバッテリー交換騒ぎがあったような・・・アレ???
トランスミッションマウントのネジが脱落するようになった。 [EP82日常整備]
う〜ん・・・天気予報当たってますね。今、外を見たら雪。それも結構な勢い。
明日の朝・・・積雪2mで駅にたどり着けないかも。
どおりでなんか寒いなあって・・・体温を測らないと。よっこいしょ。
ああ・・・いや、ここのところのなんとかウイルス(Covid-19って言って)騒ぎのせいで、毎朝体温を測定するようになったんですよ。
ただ測定するだけじゃちょっと・・・って思っていたら、iPhoneの「ヘルスケア」ってアプリケーションに体温を記録する項目があるんですね。
なんかまあ・・・がぜんやる気。(なぜ?)
我が家で体温計を探したら・・・なぜか3本。
我が妻に念のため確認。
「ねえ・・・なんで我が家には、電子式体温計がこんなにあるんだい?」
「電池が無くなったから。」
「え〜・・・とね。普通、電池が無くなったら、電池だけ交換するよねえ。なぜ本体を買っちゃうの?」
「だって交換がめんどくさいんだもん。そんなこと言うんだったら、やってよ。」
ふう・・・我が家には電子式体温計が3本もあるのに使えるのは1本だけだったよ。
それで測定・・・いやいやいやいや。他の2本も電池を交換しよう・・・と思ったら・・・
それぞれ電池の規格が違う。
聖地秋葉原では・・・逆の迷いが・・・同じ電池に見えるんだけど・・・LR41・・・いやSR41ってのもある。なんだ?これ。
まあ・・・交換自体が精密ドライバーを必要とする作業だから・・・つおそうなSR41って方にしておこう。
面倒くさい交換作業が終わって・・・さて、測定。私の体温はいくつなんだ?
35.0℃
・・・なんか・・・なんか低すぎないか?随分古いみたいだからなあ・・・別の体温計でも測ってみよう。
「アンタ、体温、いくつだったの?」
「いや・・・なんか・・・今、もう1つので測ってみてる。」
・・・・35.1℃
「冷血動物?」
いや、そういう言い方はどうかと思うよ。
「変だよ。私なんて、会社から37.0℃超えたら、会社に来るなって言われてるんだよ。普段から、37℃近辺が平熱なのに。昨日なんて、ちょうど37.0℃だったから、会社に行く前に服全部脱いでもう一度測定したんだから。寒かったわ。」
いや・・・我が妻よ。私がいないところで変なプレイをしないでくれ。
普通に他の電子体温計で測定してもらえないかな。今日から3本データを取れるから。毎日3本のデータをとってだな。中央値と標準偏差を求めて・・・あ、いってらっしゃい。
え〜と、我が妻が豪雪の中、出社されましたからね。本題に入りますよ。
2019年のJoy耐に完走したEP82は・・・色々と変なことが起きてた。
またトランスミッションマウントのネジが脱落してた。
練習走行時には、ミッションが完全にボディから落ちて、ドライブシャフトを引きずりながらピットに戻ってきたんだけど・・・
7時間の決勝では、6本のネジのうち、3本が脱落して、それでもなんとか走りきったらしい。
そういえば、オーナーが「ブレーキも効かなくなっていたんだけど、ミッションも入りにくかった。」って言ってた。
セーフティーローダーでの回収時には、そんなことは感じないで、普通にガレージに納められたんだけど・・・
一体何が起きてたんだか。これまで6回JOY耐に出場したけど、ネジが脱落するなんて初めてだぞ。
ボディ側のマウント・・・確かにネジタップが薄い・・・感じがする。
ミッションケース側も・・・手前側のネジタップが消失してる。う〜ん・・・
このミッションケースって・・・2010年にエンジン作る時に購入した中古エンジンに確か付いてきた5速ミッション。
あの時は、「余計なのがついてきたなあ・・・エンジンだけ買ったのに。」って思ったものだった。
その後、2011年にボディを全損させた後、ミッションケースが使えなくなっていることが判明して・・・
TURBO用のミッションが載せられるんじゃないかって、わざわざ探し回ったんだよね。
フォークリフト修理係にバラしてもらったら、「NA用と全く共用部品なし。何もかもがサイズが違う。」ってことが判明して、捨てたんだった。
結局、保管ガレージの隅に眠っていたこの5速ミッションを使い始めて・・・8年以上になるのか。早いなあ・・・時間が経つのが。
まあ、普通じゃない使い方をしてきたしね。
2年に一度、エンジンを載せ換えないといけない(ブロー)状況が続いて・・・
その度にネジ穴をバカにしてきたりして・・・まあ、もう一度タップを立て直そう。
わざわざドリルで下穴を開け直したりしない。
タップハンドルを使ってなんとか・・・
ハンドルが入らない穴は、薄型モンキーレンチで慎重に回して・・・
それでも、なんだかうまくネジが入らない。
試しにミッションケースをしたからジャッキで上げてみたら・・・そうなのか。この作業が必要なのね。
今まで、ミッションケースを支えずに無理やりネジ込んでいたから、ネジ穴がバカになっていったんだ。
試しに筑波サーキットを走行・・・って、2走行予約していたけど、1走行で撤収。
もう、ネジが脱落している。
困ったぞ。この5速ミッションを捨てて、4速ミッションに載せ替え・・・でも、あの4速ミッション、LSDエラーだから、LSDもオーバーホールをしないと・・・
外車整備係曰く「いや、ミッションの載せ換えじゃなくて、ヘリサート作業をして、ネジ穴そのものを作り直したら?」
ヘリサート?何?それ。聞いたことがない。
「専用の工具が必要になるんですよねえ・・・古い外車の整備では、ネジ穴そのものの作り直しって結構必要になるんですよ。会社の工具持ってきましょうか?」
いや、趣味の世界に会社の財産を持ち込むのはまずいよ。う〜ん・・・いつも通り、自分達でなんとか・・・
車両に潜り込んで、ネジとにらめっこ。
「ネジを作り直すなんてなあ・・・車載されている状態なんだぞ。今のタップを立てるのでも、工具を回すのに難儀しているのに・・・本当にできるんだろうか?う〜ん・・・でも、ネジ穴対策をしないと、またトランスミッションが落ちる・・・」
・・・・あれ?
そう・・・だよ。何か・・・いつも同じネジが残ってる。bって書いてあるこのネジ。
ん????
何か・・・このbってネジがキーなのか?
そういえば・・・他のネジは、いくらロックタイトを塗っても、取り外してみると・・・ロックタイトが固化してない。何日経っても、べったり指についちゃう。
「ねえっ!ネジ箱にbって書いてあるネジが入ってない?」
オーナーがネジ箱を地面にひっくり返してくれて・・・
「あるよ。なんか・・・丁度3本ある。」
・・・多分確定だな。こりゃ。ネジを間違えたんだ。
全部「b」のネジに入れ替えたら・・・脱落しなくなりました。ロックタイトもちゃんと白く固化してしっかりねじ止めされるようになった。
なん・・・か・・・ね。
「同じネジサイズで、ネジがかかるんだから大丈夫だろう。」って突っ込むのはダメなんだ。この「b」のねじが使われているところ。まいったね。知らなかったよ。
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自分で塗装したプラスチックパーツは、7年が経過してどうなった? [EP82日常整備]
「筑波サーキットに行くんでしょ?どこかでトイレットペーパー買ってきてよ。」
「いや、うちにトイレットペーパーっていっぱいあるでしょ?いつもこだわりの日本製。サンリオキャラクターのやつ。」
「うん。まだ3袋ある。」
「じゃあ、いらないよね。なんでそんなものが必要なの?」
「TVでトイレットペーパーが無いって言ってる。みんな並んで買ってるんだって。」
「昭和か?あの古い映像を見たんじゃないの?いらないって。ほんとに。」
「い・い・か・ら・買・っ・て・き・て。」
「あ、はい。」
んも〜・・・つくばサーキットの近くにあるホームジョイ本田に・・・なん・・・だ?様子がおかしい。
すごく・・・すごく駐車場が混んでる。まだ開店して間もないのに。
車を停めて、入口に向かっていくと・・・いつもは入り口脇に積み上がっているトイレットペーパー類の置き場が・・・変。
ガラガラ。
は?
何?これ?
フォークリフトで積み上げて、いっぱいにティッシュとかトイレットペーパーがあるんだよ。普段は。
あのパレットが、一つもない。
パレットがあった場所には、お兄さん二人がなんだかションボリ立ってる。手に持っているのは・・・ティッシュだ。
いつも買ってる便利なやつ。箱じゃないビニールに包まれたティッシュ。
「すいません。もう、これしか売るものがないんです。お一人様、1個です。あと・・・あと3つ売れちゃったら、この残りの1袋を開けて、”お一人様1枚づつですって言わないとおおおおお〜”」
あ、いや。若者よ。ウチには十分予備がある。いつもここでどっさり袋分けされてるやつを買わせてもらってるよ。困っている人に売ってやってくれ。
なんだいったい?
紙なんて、静岡と四国にたくさん工場があって、みんな紙の値上げができなくて、苦しんでたんだぞ。なんでこんな事態になっているんだ?
「トイレットペーパー類は、全く無かった。」って我が妻に言おう。多分、不機嫌になるだろうから、念のためマスク売り場を・・・うん。そうだよね。あるわけが無かった。
前回のSARS騒ぎの時におかしな風習が定着してしまったと思ってたけど、「健康なのにマスクをする人」を「おかしい」と思わなくなってしまった。
海外のドラマでもたびたび「日本人のマスク姿は、本当に慣れない。」とかって指摘を受けてきて、しかも「マスクをしているのは日本人」ということで、海外で強盗事件等が発生してきたんだけど、今回のなんとかウイルス(COVID-19って言って。)騒ぎでさらに先鋭化してしまった。
あまりにおかしいので、わざわざWHOが2月27日に手引きを出す事態になったんだけど、多分是正されないだろうなあ・・・
本当に必要な人達、今だと花粉症の人や、医療機関関係者の人達に届けられるようにしましょうね。
はい。すこ〜し、みんな、胸に手を当てて、目をつぶってみて。
「なんか・・・少し前まで”ゆとりは”とかって若い人達を指差してた連中は、”そもそもみんなと同じことをしなさいっていう日本の慣習がおかしいんだ。”とかって言ってなかったっけ?」
アレ?そのマスク・・・・あれ?
「みんながするから、同じことをしよう。」
あ、う〜ん・・・日本人ですから。
何も考えないの。
「みんなと同じことをやってれば安心。だって、偉い人達もマスクしてるもん。」
うん。そうなんだよ。
みんな、昭和の考え方が滲みついてるのさ。21世紀に生まれた人達も含めてね。
はい本題。
ついに「で、車の話はどうなった?」と面と向かって聞かれる事態になってきたので、このBlogの記事を本来の記事に戻しますよ。
2年連続でJoy耐を完走することができたEP82は・・・なんだか色々大変なことになってた。
正直、「なんでこれで完走できたんだ?」ということがたくさん起きてて・・・
ま、これからはそんなお話になります。
まずは、気が楽な順に「塗装のお話」をします。今回。
2012年に現行車両を製作した時に3カ所を黄色にペイントしました。
ホームジョイ本田で販売されていた「2液混合タイプウレタン塗料」スプレーを使って。
あれから7年ほどが経過して、どんな感じになったか?
フロントグリルは・・・特にハゲ等なし。
左ドアミラー・・・黒いポツポツが・・・
右ドアミラーもポツポツと黒い斑点が・・・
リヤウイングは・・・まあ綺麗。
この車両を製作した当時、オーナーが2007年暮れに買ってきたオリジナルの車両に近づけたいと思って、黄色の塗料を吹いたんだけど・・・実は、塗装した当時は、「すぐにパリパリ剥がれてしまうんじゃないか?」って恐れてた。
このリヤウイングの裏面が黄色く塗装できなかったのもホームジョイ本田の黄色い缶スプレーを全部買い占めても足りなかっただけじゃなくて・・・途中で自信がなくなったから。
とにかくちゃんと綺麗に黄色く塗ることができなくて・・・
黄色いスプレー缶がなくなるたびに何度もホームジョイ本田を往復したけど、棚の黄色い缶を全部買ってもリヤウイングを塗り切ることができなかった。
あれからあっという間に7年以上の時間が経過したんだなあ・・・
この車両を製作した当時、こんなに無事に走っていられると思わなかったし、そもそも活動がこんなに長く続けられるとも思ってなかった。
さて、ドアミラー周辺の黒いブツブツが目立つようになってきたから、再度塗装してあげよう。
どうやら、前回の塗装は、ちゃんと定着させることができたらしい。
前回と同じ道具を使って、下地処理をスタート。
ドアミラー周辺の黒いブツブツは、タイヤカスが当たるから。
この車両には、ウインドウネットが装備されているからよく窓を開けて練習走行をするんだけど、フルフェイスヘルメットのシールドは閉めておかないと危ないのだ。
一度、うっかりシールドを閉めずにコースインしてしまったことがあって、コーナリング中に前走車が跳ね上げたタイヤカスが、右目にぶつかってきてすごく驚いたことがある。
そんなタイヤカスに負けない下地を作らないと・・・と思ったら、問題発生。
この写真の真ん中のスプレー。
「p.pミッチャクロン」っていう下地処理の要なんだけど、案の定・・・7年前のスプレー缶は壊れていて、もう、吹いてくれなかったよ。
方針変更。
手持ちの紙やすりで、ガジガジ削る。
削って削って・・・・
7年前は、マスキングテープと新聞紙でカバーをしたんだけど・・・時代は変わったもんだ。
こんな便利な道具が売ってた。「養生マスカー」っていうんだって。
養生マスカー・・・買った量が足りなかった。
そこそこカバーして、脱脂処理に移ろう。
プレソルベントも無くなっちゃったから・・・とにかくシリコンリムーバーも使って、やすりがけをした後を拭きまくる。
缶に書いてある取扱説明書をよく読むと「吹いたところが濡れているうちに拭き取ること」だって。
養生マスカー・・・2巻だけじゃ、全然足りなかった。でも、部品周辺だけだから大丈夫だろ?
あ〜・・・う〜んと・・・これはだね。風が結構吹いてたのよ。
窓がね。窓が・・・黄色?う、うん?そんなことないよ。ない。本当に。
え〜とね。あ〜・・・養生マスカーを外した後の姿?
う、うん?
無し。無しだよ。写真。
まあ・・・なんていうか・・・・黄色くちゃんと塗れたよ。うん。大丈夫。(何が?)
あれだよ。アレ・・・・ほら・・・
「塗装をする時は、面倒くさがらずに車体全部をマスキングしようね。」
あ、うん?失敗・・・・????
してませんよ。失敗なんて。
「なんかうっすら黄色のスターレットに見える・・・・」
いかんな。みんな。まず、眼科に行け。心が綺麗な人は、うっすら黄色になんて見えない!!
ディスクブレーキキャリパーをオーバーホール [EP82日常整備]
Blogの更新ができないうちにですねえ・・・年号が変わっていましたよ。なんですか?
令和って時代になっていましたよ。いつの間にか。
なんだか世の中は「超長いゴールデンウイーク」ってやつだったらしくて・・・ええ・・・確かうちの会社も右向け右だったような・・・
ダメなんですよ。私。
お休みが4日以上続くと、具合が悪くなる。
「はやく・・・早く会社行きてえ・・・ハアハア・・・」
ってなっちゃうもんで。
なので、EP82の整備日以外は、会社を開けてました。私。ええ。このBlogの更新もせずに。
さて、連絡事項。(誰に?)
来月のJoy耐2019に出場します。申し込み完了。
車両は・・・昨年入手したスプリント用車両で散々準備をしてきたのですが、挫折。
黒歴史決定です。
このゴールデンウイーク中に軌道修正。エンジンだけ手作りEP82に載せ替えて、出走することにしました。
載せ替えてエンジンがかかることだけは確認できたので・・・なんとか、JOY耐本番までにチェック走行は済ませたい。
で、今回の記事は・・・手作りEP82編最終回になるはずだったディスクブレーキキャリパーのお話。
だいぶ前にフォークリフト修理係にオーバーホールしてもらったキャリパーを使い続けてきたんだけど、さすがに交換しないとまずい。
以前、フォークリフト修理係が洗浄してくれたキャリパーセットがある。
で、だーいぶ前に買っておいたキャリパーオーバーホールキットもある。
中身を全部取り出して・・・ゴックンちょ。
大丈夫。できるぜ俺。フォークリフト修理係がオーバーホールしている様子を何度か見てたもん。
大丈夫。やればできる子。行くわよ!(誰?)
まず、溝のところに黒いゴムシールをはめ込んでみる。
で、ピストンにラバーグリースを塗りたくって、パコって、はめるんだよ。キャリパーに。
ハメっこハメっこ・・・ハメっこがうまくいかない。
あれだアレ。ほら。あったでしょ。ブレーキパッド交換の時にキャリパーを広げるやつ。
あの工具を使ってみよう。
う〜ん、う〜ん・・・すごく締まってる!!全然ハメっこができない!!!
何かおかしい。こんな道具を使わないで、フォークリフト修理係はスコッてハメっこしてたと思う。
やっぱりうい〜んウイーンって、電動で動かないと・・・(は?)
AE86レースの彼に相談。
「違うって。そんなにグリースを塗らない。道具なんて使わないで、このピストンがちゃんとスライドしないとダメなんだ。グリースを薄くして、手だけでハマるはずだぞ。」
そうなの?
んじゃ、次は、このゴムカバーをつけて・・・
で、針金をニッパーを使って、入れ・・・こむっ!
おっしゃ〜!なんとか形になったぞ。
で、次はピストン。
ピストンにもラバーグリースを塗って・・・
よしっ!よしっ!できた!!
1つ出来上がったところで、AE86レースの彼に見てもらう。
「お〜。できてるできてる。両方これで終わったんだろ?」
「違う。片側だけ。」
「・・・・もう、夕方だよね。1つに半日かけたの?」
「うん。全然ハメっこがうまくいかなかった。いつもなんだけど。」
「変な言葉を使わない。普通、キャリパーオーバーホールに半日かけないって。半日あったら、新旧交換まで全部終わってるぞ。だいたい、このべちょべちょ感なんだよ。いつも思うんだけどさあ・・・付け過ぎだよ。なんでも。これ、拭き取ってから組み付けしてね。本当に萌えるよ。じゃなかった。燃えるぞ。」
後日、もう一つも組み上げて、車両に組み付けてみた。
社外品のプラグケーブルはやっぱりダメだったよ。 [EP82日常整備]
終電で家に帰る。
忙しい。ものすごく忙しい。年明けから、たびたび徹夜をしなければいけない日々が続いて・・・
(本当にあっという間に朝になるのだ。全く寝る暇がなく、しかも始業時間後も普通に仕事ができてしまう。)
あっという間に春が来た。参ったね。桜が咲く季節だよ。地球温暖化だよ。入学式の頃には、「桜?ああ、散っちゃってたね。」って時代ですよ。(一時期の桜ソング祭りは無くなりましたね。実際の開花状況とズレてるもの。)
「僕の子リスちゃん。今日は1日何をしていたんだい?」
数日ぶりに家に戻って、我が妻に声をかける。
何かですね。私の帰宅を待っている間に深夜のアニメ枠になるらしいんですよ。TVが。
今、我が妻が一生懸命見ているのは、「明治東亰恋伽」(めいじとうきょうれんかって読むらしいです。)というまあ・・・なんていうんですか?ドラえもんとBack to the Futureを混ぜたようなアニメですよ。(大丈夫か?そのまとめ方)
何か、劇にまでなっているらしいんですよね。これ。
で、どうもその中に「僕の子リスちゃん。」ってセリフがあるらしくて、それを言うように命じられているんです。家に帰ってこないお仕置きに。
我が妻が、ここ数日にあった事をズ〜と喋っていて・・・不意に・・・
「あのね。私、今日、鏡を見ていて・・・子リスちゃんじゃなくて、これじゃ子豚ちゃんって思った。」
あ〜うん。多分ね、その鏡、歪んでるんだな。いつの間にかあったよねえ・・・その姿鏡。
(実家から持ち込まれたんだっけ???)
「気にするな。大したことではない。」
ふう・・・そんなことを言いながら、深夜1時に用意してくれた中華丼を食べるんですよ。二人で。山盛り。
思い出しちゃうなあ・・・このご飯の盛り付け具合が・・・・日本昔ばなし。
この「僕の子リスちゃんプレイ」、いつまで続ければいいのかな・・・(遠い目)
はいはい。本題ね。本題。
というお話を以前、書きました。
あれから1年経過しないうちに・・・捨てることになった。ってお話。今回。
今、手作りEP82に搭載しているエンジンは、2016年に積み替えたノーマルエンジン。
初めてです。丸3シーズン、トラブルなく走りきれたエンジン。(Joy耐を1回完走。)
このエンジンに積み替える直前にKMSの社長から、「オイルと水をきちんと管理していれば、早々エンジンって壊れたいんだよ。何かおかしいんだよ。しょっちゅう壊れるのは。」とご指導をいただいて、色々と手を打ってきたことをこのBlogに書いてきました。
で、この1年ほどは、2007年に手を入れた最初の車両に搭載されていたコンピュータに換装して、燃調ボリュームをいじり回してきたんです。
2018年JOY耐完走時のプラグはこんな感じ。
なんか・・・黒い感じがするんだよね。電極周りが。
燃料を絞る方向にしたら、どうなるんだろう・・・
燃調ボリュームを思い切って絞り込んだ後、筑波サーキットで練習走行を行う。
さて、プラグはどんな感じになったかな?
ふっと外したプラグケーブルを見ると・・・
ん?
何も・・・見えない。真っ暗だ。エンジン側は?
プラグホールを一生懸命覗き込むけど・・・多分・・・多分、何か金具・・・みたいなものが残ってる。
プラグレンチを入れたら危ない。多分。
ラジオペンチを掴んで、なんとかプラグホールに残っている金属物を・・・出せた!よかった。
プラグの頭を掴んでいるコネクターがスッポリプラグケーブルから抜けちゃった。
え〜と???
なんとか、もう一回かしめられないかな。この青いケーブルの中に。
すごく高いケーブルだったから、なんとか使い続けたい・・・・やめよう。素直に諦めよう。
次の練習走行までの30分でなんとかしなきゃならない。
保管ガレージをガサゴソやって・・・あったぞ。以前のエンジンから外したディストリビューター。
これを丸ごと、今、搭載しているエンジンから外して・・・いやいや待て待て。
2018年JOY耐決勝前にみんなが点火時期調整をしてくれて、予選日のタイムをそのまま決勝の連続走行時でも保てるようになったんだった。
例年と違って、「完走したけど、クラス最下位」ではなかったことは、このあたりの調整が大きい。
ディストリビューターは触らずになんとかケーブルだけノーマルに交換しよう。
マイナスドライバーでこじると・・・おっ外れる外れる。ケーブルだけ。
EP82のコネクターケーブルって、「中期まで」と「後期モデル」で、形状が全く違うって聞いたことがあるんだよね。これ、今、搭載しているエンジンに合うケーブルなのかな?
大丈夫だ。同じプラグ形状だ。
このケーブルを接続する時にグリスを塗ったけど、燃えることもなく、外れることもなくなったから良かったんだけど・・・まさか壊れちゃうとはなあ・・・
ディストリビューター本体に点火順が刻印されているだけじゃなくて、ちゃんとケーブルそのものにも「2」とか番号が入ってる。
間違えないようにして、ケーブルを交換。
高かった社外ケーブルをたった1年で捨てることになるとはなあ・・・
色々な人に「プラグケーブルはノーマルで十分」って言われていたけど、このあたりが理由なんだろうか?
ノーマルプラグに交換して、なんとか次の走行にも間に合った。
タイムを測定したら・・・今までのベストタイムを0.5秒短縮。なんだこれ。
プラグの色は・・・今度は燃料を絞り過ぎたのかなあ・・・なんか白い感じがする。
1年程でプラグケーブルが壊れたことにクレームを入れるかって?
いや・・・やらない。さっさと捨てて、忘れる。
まともな使い方をしていないんですよ。競技車両なので。
30分走行する度に、エンジンがホットな状態で、バンバンケーブルを引き抜いてた。
作ってくれた人たちは、そんな使い方を想定していなかったと思うんだよね。
しかも、使用しているプラグとケーブルでは、メーカーが別々だし。(プラグの金具デザインが違うような気がする。)
私は、「量が商品を作る。いい性能の物が、良い商品というわけではない。」と思っています。
「ノーマル」って物量に裏打ちされた信頼性があるんですよね。身を以て体験しちゃいましたよ。
・・・・はあ・・・高かったんだけどなあ・・・あのケーブル。
バケットシートがボロボロになっちゃったよ。 [EP82日常整備]
2019年F1開幕しましたねえ。
先日のレッドブルHondaの都内初走行イベントでは、1万人も集まったらしいですし、再び盛り上がりを見せているようです。
私の注目は・・・Hondaは当然なんですけど、それ以上にキミ・ライコネン選手の活躍に大注目です。
このBlogを読んでくれている皆さんは、お手元に当然、あの本がありますね?
私なんて、販売予告の段階で、書店に取り寄せ依頼をしちゃいましたよ。
普通はね。普通はスポーツ選手の自伝なんて読まないんですよ。
でも、このキミ・ライコネン選手の自伝は、「モータースポーツに全く興味がない著者をわざわざ選手本人が指名した。」ってところに惹かれました。
なんたって今年のF1は、「元世界チャンピオンが、弱小チームに移籍してシーズンを戦う」という1997年のデーモン・ヒル選手以来の「普通じゃあり得ない移籍」が実行された年なんですから。
本当に頑張って欲しいです。アルファロメオレーシングとキミ・ライコネン選手に。
さて、そんな弱小チームに移籍することになって、自分でシートを治すことになったキミ・ライコネン選手を真似っこして、私たちもバケットシートの修理ですよ。
2007年末にオーナーが引っ張ってきた初代EP82に装着されていたフルバケットシートを2019年になっても使っています。
あっという間に12年経ったんだなあ・・・
12年の間に色々と穴が開いてきちゃって・・・ガムテープで止めていました。
・・・流石になんとかしよう。場合によっては、競技前の車検で指摘をされちゃうかもしれない。
シートを・・・買い換えるか。シートベルトやヘルメットには、使用年限があるんだから、シートベルトも何か規制がかかっているかも。
JAF国内車両規則2019年版を開いてみる。
なになに・・・第4章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第13条によると・・・
特に使用年限について規定はない。(良かった。)
1)当初の座席を変更する場合、FIA基準8855-1999または、FIA基準8862-2009に従ったものの使用が強く推奨される。なお、座席にヘッドレストが含まれていること。
となっている。
んじゃ、FIA8862-2009のシートを新規に購入しようか。
・・・うん。無理だった。
フルバケットシートって、そもそも「装着したい車両にハマるのか?」という懸念事項が常について回るものね。
ちょっと無理。10万円近くを支払って、「大きくて、EP82に収納できませんでした。」は、避けたい。
まあ、今使っているシートは、FIA8855-1999仕様だから、このまま補修して使おう。
さて、この「穴」をなんとかしないと・・・
「青色の補修布」っていうだけで買ってみました。「ジャージの補修布」
袋から取り出してみると・・・
これをシートの穴が開いているあたりに・・・・ん?
いや、こっちだ。こっちのツルツルしている方が表だ。多分、裏のブツブツが接着剤なんだ。
え?取説を読め?
え〜と・・・なんか色々書いてある。
「補修したい内側と外側に補修布を・・・」却下。
どうせ1枚しか買ってないんだから、どかっとフルに一枚を使うぞ。
いいの。MacやiPhoneを使う人は、取説を読まない。(っていうか、取説自体が入ってない。製品に。)
右リヤブレーキだけロックするようになった。(解決編) [EP82日常整備]
あっという間に2018年も年の瀬ですよ。
あ〜・・・いや、街はまだ「異教徒の奇祭」の真っ盛りでしたね。
浮かれやがって。チッ。
みんな、明日は筑波サーキットで練習走行だぞ。既に来シーズンは始まってる。
会員のみんな。筑波サーキットの係員の皆さんのことを思ってくださいよ。
世の中が「異教徒の奇祭」で浮かれている中、いつも我々の安全を見守ってくれている係員の皆さんは、寒風吹きすさぶ中、旗ブンブン振り回してくれているんですよ。白とか黄色とか赤とか黒とか。(ダメ。赤とか黒は、できるだけ振らせないように)
世の中一般は、ケーキにぶっ刺した白いローソクに火をつけるための火炎放射器とかを振り回している時に。(危険です。やめてください。)
な?
だからみんな。明日は、れ・ん・しゅ・う。
筑波サーキットに集まって、ハアハアしよう!
で、そんな2018年は・・・モータースポーツの関係は、二ついいことがありました。私は。
1つ目は、「ついにJOY耐7h完走回数が、リタイヤ回数を上回った。」こと。
2つ目は、「AE86レースの彼が、平成最後の年にシリーズチャンピオンになった」こと。
11月に開催された最終選を観たのですが、正直、15周のレースがものすごく長く感じた。その1週前のTTC1400最終戦よりも。
周回ごとに順位とポイントランキングを数え続けていたのが、その理由だろうけど。
AE86レースの彼が、無事にチェッカーフラッグを受けて、同時にシリーズチャンピオンになったことを確認できて、ものすごくホッとした。
平成の時代を生き抜いた競技車両と共にシリーズ皆勤賞でもある彼に「初チャンピオンなんだから、JAFスポーツとか、取材に来て欲しいよねえ。」と伝えたところ・・・
「あ、俺なんてまだまだ。鈴鹿のFJは、俺よりもっとすごい人がいるんだよ。ず〜と皆勤賞で、今もたまに優勝とかしちゃう人がいるんだ。”あの人を超えないとそもそもプロなんてあり得ない。”って世界なんだから、全然別格だって。」
へえ・・・世の中には、そんな人がいるのか。すごいなあ・・・
はい本題。
時間軸が2018年夏前まで巻き戻りますよ。
みんな思い出して。今年のJOY耐本番前に何を悩んでいたか。
あ〜・・・あったねえ・・・新車両・・・そんなことも・・・(遠い目)
うん、アレはあれで、黒歴史になりそうだから、みんな忘れて。
ほら、手作りEP82の「リヤブレーキロック」問題ですよ。あったでしょう。そんなことも。
アレの解決編を書きますよ。今回の記事は。
はい、みんな。画面の前で目をつぶって思い出して。
「なんだっけ?リヤブレーキ問題って・・・」ってなってる。きっと。
1)我々の車両だけ、いつもいつもコーナーでリヤブレーキから白い煙を出してる。
2)しかも、それは決まって右リヤブレーキだけ。
3)ロックしすぎで、リヤタイヤも壊してしまう状態。
4)解決しようとして、一人でリヤブレーキをバラシ始めた。
5)新品ドラムを買ってきて、ただ装着する・・・はずだったのにハメっこがうまくいかなかった。
で、「やっぱりオーナーと二人作業じゃないとダメだ。これ。」ってなったところまで夏前に記事を書いたんです。
書いたんだよ。思い出して。みんな。すっかり忘れていたと思うけど。
さて、オーナーと二人で、もう一度リヤドラムブレーキ整備にとりかかるぞ。
まず、新品のドラムとベアリングの関係を確認。
これだと間違え方向。
で、こっちが正解。
で、正解方向で、オイルシールも組み込んだのに前回の作業では、ドラムを取り外すのに難儀したんだよ。
ドラムにベアリングを組み込むんじゃなくてね。
まずは、このシャフトにベアリングだけがちゃんと入るのかを確認しよう。
はい。大失敗作業例の写真です。
みんな、大事な場面。バカなことをやった実例写真です。これ。
この後、シャフトから、全くベアリングを外すことができなくなりました。ただ、スイってベアリングを奥に入れただけなのに。
考えてみたら当然なんだよね。ここでガタがあったら、車両として大変だ。
なので、シャフトにぴっちりベアリングがはまり込むはずなんです。
だから・・・精度が出て入れば出ているほど、ドラムを一旦装着したら、外しにくく・・・ええ、ドラムの問題じゃなくて、シャフトにベアリングがピッチリ入るという正常作業を「おかしいおかしい。」と言っている自分が変だった。
ものすごく大変。外せない!
「どうしよう。車両を全く走らせることができなくなった。」と猛烈に焦ったんだけど・・・
結局、手づかみでこのベアリングを手前側に引っ張ったら、なんとかドカンと外せた。
で、血がダラダラ。素手で作業したから。
大変です。簡単にスパッと切れた。ベアリングの端面で。
結局、ここから先は、オーナーの作業をちょっと補助する事しかできなくなった。
まず、念のため、シャフトの焦げているところをヤスリがけする。
焦げるってことがあってはいけないんだけどね。そもそも。(グリスが足りなくなる寸前まで走らせているということ。)
で、一通り、リヤブレーキパーツを組み込んだ後、整備仕様書に書かれている通りのトルク値でセンターシャフトを締め込む。
2015年大会の前は、ここで、ネジが止まるまで締め込んじゃったんだよね。
で、無事にJOY耐を完走することができたんだけど、二度とドラムブレーキを外すことができなくなった。
多分、シャフトとベアリングが焼き付いたんだと思う。ねじ込みすぎて。あの時は、整備仕様書の中から、トルク指定値を見つけ出すことができなかったからね。(全く別の章に書かれていた。)
さて、これでハンドブレーキが効けば終了だ。
って・・・・やっぱり・・・
左側(助手席側)は、ハンドブレーキが作動しているけど、右側(運転席側)は、全く効かない。ハンドブレーキを目一杯引いても、右リヤタイヤだけ、クルクル回る。
なんだよ。も〜・・・なんにも進歩していないぞ。俺たち。
数時間にわたって、悩みまくった挙句、発見したのは、シューのアジャスターを「ドラムを入れることができるギリギリの位置に調整して」
シャフトのネジは、「手で締めて、ネジがかかるギリギリ。」
にすると、ちゃんと左右ともハンドブレーキがかかるようになることがわかった。よしっ!できた〜!!
って、喜んでいるところにAE86レースの彼が登場。
「おっ!自分達でドラムブレーキ整備ができるようになった?どれどれ・・・」
なんだか、リヤタイヤ全体を抱えてガタガタと・・・え?何やってるの?
「はい。作業やり直し。こんなにリヤタイヤが車体の奥方向にガタガタ動いちゃうようだとダメだよ。ハブの締め付け、甘いだろう?」
いや、だから、トルクレンチを使って締め込んだら、ハンドブレーキが効かないんだって。
ここから先は、写真を撮ることができなかったんだけどさ。(直接指導だったから。)
1)モンキーレンチを準備
2)センターナットを手でシャフトにかける。(ネジがかかり始めるところまで。)
3)モンキーレンチでセンターナットを掴む。
4)モンキーレンチは動かさない。(ナットは回転させない。)
5)ドラム側を回す。
これで締め付けができるんだそうです。ナット側じゃなくて、ドラム側を回すことで。
すごく不思議だったんだけど、確かにリヤタイヤ全体が振れることはなくなって、ハンドブレーキも効くようになった。
で、この作業の結果はどうだったかというと・・・
1)JOY耐7h後にドラムを外してチェックしたところ、2015年のように片側のブレーキシューだけが無くなっているようなことはなかった。
2)まだ走れそうな減り具合だったので、そのまま蓋をして、筑波TC-2を完走。
3)筑波TC-2後にシューを交換。
となりました。
わかったことは、7hプラス2hの耐久レース&練習走行まで、できてしまいます。リヤブレーキ周り。
これでまた、来年のJOY耐直前まで、練習走行ができるぞ。
右リヤブレーキだけロックするようになった(交換編) [EP82日常整備]
2018年JOY耐まであと1ヶ月を切りました。
無事にエントリーが受理されたのですが・・・結局、今年のJOY耐は90台割れみたいです。予選レースは無しという連絡が入ってきたそうです。
まあ、正直・・・「そうだよね。」って感じ。
だって、今年のJOY耐は、月末月初開催ですよ。我々も正直、「無事にメンバー全員集合できるのか?当日。」状態になっています。
予選通過用に準備している車両は・・・ええ・・・案の定の展開です。トラブルてんこ盛り。
やっとエンジンが連続してかけられるようになった・・・と思ったら、筑波サーキットで、黒旗出されました。
「また変な車両持ち込みやがって。だいぶ大目に見てるけど、いくらなんでもそれは振るぞ!」って感じで、土砂降りの雨の中、バックストレートのポスト員さんに思いっきり黒旗を振られました。
ピットに戻ってきたら・・・グリルがボロンと・・・ごめんなさい。
で、トドメを刺されたのは、その後、クラッシュしました。あはは〜。
2ヘアピンを完全に塞いでしまったロードスターを回避するためにタイヤバリヤに突っ込むしかなかったってことなんだけど・・・まあ、ナンバー付を引っ掛けなくてよかったよ。帰れなくなっちゃうからね。
ということで、板金屋に放り込んでます。新車両。
多分、予選日の車検開始ギリギリまで作業していることになると思います。
「予選に通りたい・・・じゃなくって、車検に通りたい。」って感じになっています。2018年JOY耐。
さて、板金屋さんに行ってしまった新車両の話ではなく、いつもの手作りEP82の話をしますよ。
「うちの車両だけ、必ずリヤブレーキから白煙を吐いている。」状況をなんとかしなきゃいけない。
ドラムそのものを新品に交換することにしたんだけど・・・スケジュールが合わなくて、私一人で作業することになるのだ。
まずは、センターキャップ外し。
無事に外れたら、真ん中のピンも引き抜いて・・・
ドラムブレーキをよっこいせっと・・・
ん・・・?
引き出てこないぞ。ドラムブレーキ。
真ん中のベアリングを慎重に取り出す。
うん。取れたよ。取れた。ベアリング。
バール登場。無理矢理にでも引っぺがすぞ。
え?「なんかさあ・・・ドラムブレーキが外れないって前もそんな問題が・・・・」とかって、画面の前でぶつぶつ言わない。
大丈夫。ほら、なんか開いてきた。
な?信じろ。前回の大問題の時とは違う。前回は、「ベアリングそのものが取り出せなかった。」
ほら、なんか広がってきただろ?
よっしゃああああ〜!外れたぜ〜!!!
新品のドラムを準備だ。
実は、今回、このドラムだけじゃなくて、ハブボルトとか、ベアリングとか、色々買ってしまったのだ。
・・・全部余ったよ。
必要だったのは、この品番42043-19015のドラムブレーキセットと
品番90311-38037のオイルシールだけだった。ちょっと失敗。
取り外したドラムブレーキと並べてみると・・・
・・・・違うぞ。デザインが違うぞ。思いっきり。
何か・・・新品は、ギヤがついてる。はみ出てるぞ。古いドラムに比べて。
ハマる・・・のか?これ。まずは、ハメっこしてみないと・・・
案の定、ハメっこができないぞ。いつものごとく。
多分、新品ドラムは厚みがあるので、シューを閉じる方向で調整しないといけないのだ。
よ〜し。ハメっこ成功。大丈夫だ。この新品ドラムブレーキを取り付けることができるよ。
まずは、新品ベアリングにグリースを塗布。
これ、なんだか重要作業らしくて・・・事前にフォークリフト修理係からは、「ただ上からペタペタ塗るんじゃなくて、必ず手で持って、ぐるぐる何度も回すんですよ。ちゃんと中にグリースが入り込んでいなかったら、焼きつく原因になりますからね。」ってものすごく強く指導されてた。
「自分でやらないで、AE86レースの彼に頼んだ方がいいですよ。本当に。」って言われてたんだけど、作業しちゃってるもんね。自分で。最近、AE86レースの彼は、この保管ガレージに住み着いてないみたいだよ。今日もいない。
んで、古いドラムをよ〜く確認しながら、ベアリングを入れてみる。
オイルシールの方向もよく確認して、打ち込み作業開始。
打ち込んだ後は、中の空間にグリースを詰める。
どれぐらい詰めればいいのかなあ・・・・よくわからないや。
リヤドライブシャフト周りにもグリースを塗って・・・