右リヤブレーキだけロックするようになった。(調整編) [EP82日常整備]
あっという間に2018年ゴールデンウイーク最終日ですよ。ものすごく忙しかった。本当に。
え〜とですね。このゴールデンウイークの間に筑波サーキットで色々な人から、
「今年のJoy耐どうするの?」
「筑波TC-2第二戦出るの?」等々色々と質問を受けたので、ここで業務連絡です。(誰に?)
まず、2018年Joy耐エントリーしました!
自分の考え方を変えることにしましたよ。
「予選通過を目標にする。とにかく本戦のグリッドに辿り着かなければ、何も始まらない。」
なので、車両そのものを変更することにしました。
あ、大丈夫。スターレット(EP82)で出場する(Class2)ことは、そのままです。
スプリント用に作り上げられた車両を7時間耐久に投入します。
正直、「耐久レースって、チェッカーフラッグを受けなければ、何も残らないんだけどな。スプリント用車両でたどり着けるんだろうか?」と頭の隅っこに疑問を感じながらの決断です。
あと、6月10日の筑波TC-2は、残念ながら参加することができません。っていうか、投入できる車両がない。Joy耐予選日にスプリント用EP82が間に合っているのかどうか・・・という状況になっています。この2ヶ月弱で、なんとか準備を完了しなければいけない。正直、結構大変です。これから。
さて、今回のお題は・・・リヤドラムブレーキの話。
どうにもドラムブレーキ整備がうまくできないみたいです。
ハンドブレーキが効かない問題を解決できて、普通に練習走行できるようになったのですが・・・
筑波サーキット1コーナー進入時にリヤタイヤから白煙を上げてる。うちの車両だけ。
最初のうちは気にしていなかったんだけど・・・ある日、フォークリフト修理係が一言。
「この車両、1ヘアピン入り口でもリヤから白煙を上げてますよ。絶対ブレーキバランスがおかしいですよ。」
・・・・そうなの?
よくよく観察してみると、右リヤ(運転席側)だけ、必ず白煙が上がってる。
タイヤを取り外してみると・・・なんか・・・四角い感じにすり減ってる。(写真探したけど無かった。)
右側のドラムブレーキだけ、強くブレーキがかかってしまうらしい。
でもなあ・・・調整方法なんて知らないよ。
ドラムブレーキカバーを外して、点検してみる。
新品のブレーキシューを左右とも同時に入れたんだしさ。
せいぜい、このアジャスターとかいう、マイナスドライバーでカチャカチャやるところしか、調整する方法がないよ。
左右とも同じ長さになるようにアジャスターを回して、揃えてみるんだけど・・・
走行してみると、やっぱり右リヤタイヤだけ白煙を吐いている。っていうか、確かに1ヘアピンでブレーキをかけると外に出たがるなあって思ってたけどさ。なんでうちの車両だけこんな症状?
「自分、調整しちゃいますよ。」
外車整備係が車両に潜り込んで・・・あ、ドラムブレーキのカバーを外さないと。
「いや、このままでいいんです。調整できます。」
・・・・手に持っているのは、細いインシュロックとマイナスドライバーだけ。それで一体何ができると?
右側だけ延々と何か潜り込んでいて・・・
「これで乗ってみてください。」
おおっ!白煙を吐かなくなった!なんだこれ?
よくよく自分でジャッキアップをして、右リヤ周りを調べてみたんだけど・・・多分・・・サービスホールって蓋を開けて・・・開けて・・・???何も見えないぞ。真っ暗で。
・・・・一体何をやったんだろう・・・う〜ん・・・念力?(そんな訳はない)
なんで左右でドラムブレーキの動きに差が出たのか・・・これまでの作業をよ〜く思い出してみると・・・
「ドラムブレーキが外れない!」事件で、ノーマルのリヤアクスル全体に入れ替えた・・・そのリヤアクスルに付けられていたドラムブレーキカバーって・・・そう、左右で厚みが違ってた。
確か、だいぶ前に片方だけセンターキャップが練習走行中に脱落しちゃって、ドラムブレーキカバーを丸ごと移植したんだった。で、使い古された(薄くなっていた)ドラムブレーキカバーが装着されたアクスルを今、使っているんだ。
左右でドラムブレーキカバーの厚みに差があることが、今回の「右側だけロック」の原因かな?
外車整備係が調整済みにしてくれたけど・・・再発防止のためにカバーそのものを左右とも新品に交換しておこう。
まあ、カバーの交換なんだから、そんなに面倒じゃないだろう。
んじゃ、またトヨタ部品共販に行って、一通り部品手配だ。
プラグケーブルがね。実戦中に外れちゃったの。驚いた。すっごく。 [EP82日常整備]
今時のエンジンは、「プラグケーブル」なんて”死語”なんですよね。ええ。無いんですよ。プラグケーブルなんて。
でも、私たちが整備している平成5年式スターレットには、ついてきてました。社外品が。
気にはなっていたんですよねえ・・・プラグケーブルを外すときに引っ張る場所がボロボロ。
で、それに加えて筑波サーキットでの練習走行で、いつも一番遅い我がスターレットを見ていた競技関係者の方が一言。
「ねえ、この車さあ・・・本当に4気筒ちゃんと萌えてる?じゃなかった。燃えてる?」
「ええ。この完全ノーマルエンジンが始動するたびにハアハア・・・じゃなくって、まあ、今日もエンジンかかってるなって・・・」
「なんか、最終コーナーを出てきたところで、あんまりいい音じゃないんだよなあ・・・これ。点火系ちゃんと点検してみたら?」
う〜ん・・・でも、ちゃんと始動するし、上まで回せてるしねえ・・・
「意外にプラグケーブルって見落としてるよ。新品に交換してみたら?あ、でも、くれぐれもノーマルね。ノーマルで十分なんだからね。」(なぜか念押し)
プラグケーブルねえ・・・確かに・・・まあ、交換しないとダメなお年頃・・・かと。
この赤い社外ケーブルって、2007年にオーナーが買ってきた初代の車両にくっついてきたやつなんだよね。
少なくとも10年以上経過。
んじゃ、交換するか。ノーマルの型番を・・・
トヨタ部品共販には行かなくて・・・入手したのは、これ。
社外品・・・あれだけ周りの人に言われたのに社外品。
あ、でもスパークプラグで定番のNGK製品ですから。
きっと効果があるはず。多分あるはず。きっとあるはず。(ひつこい)
注意点は、EP82型スターレットの場合、「前期」「後期」で、ディストリビューターもプラグケーブルも構造が違うんだそうです。
我々の車両は・・・わからないや。歴代のエンジンについてきたものを移植しちゃってるだけだから。
まあ、後期型のプラグケーブルを購入して、付けることができなかったら、オーナーの通勤スターレットに移植しちゃえばいいや。あれ、最終モデルだから。
って、作業自体は、外車整備係がチャッチャとやってくれたんですけどね。
もう、引き抜くところ(黒い部分)が、千切れかかっていました。
千切れちゃってから、引き抜き用工具を買ってもあんまり意味がなかったなあ・・・
こんな工具があるって、知らなかったからね。
外してみて驚いたのは、これ。
すごく・・・正直、「これでいいのか?」って思いました。
こんなバネの接触面積分で、通電できていれば、十分な世界なのかと。
で、このディストリビュータへの差込口を触りながら、外車整備係がウンウン・・・
「なんか・・・この新品ケーブル大丈夫かなあ・・・ディストリビュータのところにカチッと入らない・・・」
確かに何か引っ掛けフックみたいな物が見えるけど・・・いいんじゃないの?はまってるじゃん。
「いいのかなあ・・・本当は、グリースとかつけないとダメなんじゃないかなあ・・・」
大丈夫大丈夫。って言って、筑波TC-2に臨んだ結果は・・・
走行中に音が変わりました。最初に気がついたのは、AE86レースの彼。
「エンジンの音がおかしい。ピットに入れたほうがいい。」
「???」
確かにホームストレート上で音を聞いてみると・・・バラバラバラ・・・ってすごく変な音。まずい、エンジントラブルだ。
「大丈夫。そんなに大変なことじゃない。多分プラグケーブルが外れたんだ。」
そんなことってあるのかな?って思いながら、ボンネットを開けると・・・確かに外れてた。1本。
ビニールテープぐるぐる巻きで、ピットアウト。
その後は、走行を続けることができたんだけど・・・参ったねえ・・・通常の練習走行では発覚しなかったトラブル。25分枠で一旦休憩入れられることと、連続走行では、車にかかる負荷が違うってことなんだね。
で、大会が終わった後に冷静に再チェック。
フォークリフト修理係も言っていたんだけど、「プラグケーブルは純正」ってこういうことなんだなあ・・・
押してみるんだけど、確かにカチッとハマる感触がない。
外してみると・・・
以前の社外ケーブルと、全く構造が違う。
各社の考え方の違い・・・なのかなあ・・・確かにバネ機構の以前のケーブルは、走行中に外れるなんてことはなかったものね。
困ったぞ。いくら押し込んでもハマってる感触がないんだから。
外車整備係が「グリース塗ったほうがいい。」なんて言ってたけど、プラスチック製品にグリースなんて・・・使うものかなあ・・・
ガレージの中をゴソゴソ捜索してみたら、これが出てきた。
う〜ん・・・思い出すと・・・最初に自分でブレーキキャリパーとかをオーバーホールしようとして買った・・・ような気がする。
その後、結局、フォークリフト修理係が面倒を見てくれたんだけど。
「ゴム・プラスチック用ラバーグリース」って書いてあるから、使えるんだろう。
作業の前に整備仕様書を散々読んでみるんだけど・・・この辺りの作業って、全く記載がない。
「当たり前の作業」だから、書かれないのかね。自分で考えないといけない。さて・・・
塗ってみたぞ。まず、ディストリビュータ側に。
量がわからない。
んで、プラグケーブル側も・・・・
エンジンからオイルが漏れるようになった。(解決編) [EP82日常整備]
2018年も20日目突入。
皆さん、餅、喉に詰まらせないで、無事に毎日、お仕事頑張ってますか?(え?それより今は、インフルエンザに注意?いかんな。子供は風の子だよ。)
すごく嫌なことが多かった2017年は過ぎ去ったので・・・今年、何をやるかを書いておきましょう。
1)筑波TC-2が年間3戦になったので、いくつかの大会に参加する。
2)JOY耐は・・・2017年フォーマットが踏襲されることになったので、参加するかどうか、全員でよく話し合います。多分、申込日直前まで、グルグル迷うと思います。
さて、2017年から引っ張ってしまった「スターレットのエンジンから、どうやってもオイルが漏れる。」問題解決編です。今回こそ。
オイルパンを新品に交換したのにもかかわらず、練習走行後にポツポツエンジンオイルが垂れてしまうEP82スターレット。
なんだかもう・・・どうしたらいいのかわからない。
外車整備係がエンジンルームに潜り込んで、諦めずになんだか調査している。
「もう、考えられるのは、クランクシャフトオイルシールですよ。でも、そうそうダメになるもんじゃないんだよなあ・・・オイルパンの左右どちらかの端から漏れてるようなら、決定なんだけど。」
「ふ〜ん。」
「でもなあ・・・クランクシャフトオイルシールが原因なら、こんなポツポツじゃ済まないんですよ。エンジンをすぐに止めたくなる量が噴き出すはずなんですよね。変だよなあ・・・」
「ふ〜ん。」
あ、いや、ごめん。
ほんとにもう・・・「ふ〜ん。」しか言えない状況なのだ。
ドラムブレーキが分解できなくなった時も相当困ったけど、あれはまだ、「最終手段は、リヤアクスル丸ごと交換だ。」っていつも思いながら作業をしていた。
でも、この「エンジンオイルが漏れてしまう。」問題は、明らかに「自分たちがオイルパンをいじったら、余計症状が悪化した。」という初めての状況。
しかも、何回作業しなおしても解決できない。なんかもう・・・どうしたらいいんだか・・・
「あれ?このオイル漏れ・・・なんか、上の方から垂れてきているみたい???」
「へ?」
下から覗くと・・・確かにオルタネータがピカピカしてる。
「う〜ん・・・でもねえ・・・このオルタネータって、フォークリフト修理係のお父さんがオーバーホールしてくれた時から、なんだかテカってるんだよね。いつも。」
「いや・・・おかしいでしょう?電装系がオイルまみれって。」
わかりにくい写真だけど、オイルパンの上端より上にあるオルタネータ(シルバーの塊)がテカテカ光ってる。
「これ、ひょっとして、オイルレベルゲージのガスケットがダメなんじゃないですか?オルタネータの近くに差し込んであるでしょう?」
「うん。そうだよ。確かこのエンジンを載せる時って・・・」
よ〜く思い出してみる。
エンジンクレーンに釣った時に・・・「なんだかやたらオイルレベルゲージのあたりが、ばっちいエンジンだな。」って思ったんだよね。
ただ、歴代の4E-FEエンジン(今のエンジンで5基目)って、みんなオイルレベルゲージ周辺は、汚れているのだ。漏れたオイルにゴミが付着してしまって、すごく汚くなってる。
レベルゲージユニット全体をズボッて引き抜いて・・・「なんか、根元のゴムが、ペタペタに薄くなってるな。でも、今回は、交換パーツ買ってないから、このままでいいや。」って戻した覚えが・・・うん。ある。あるよ。
後日、オーナー夫妻がオイルレベルゲージガイドOリング(品番96711-19010)を買ってきてくれただけじゃなくて、交換作業までしてくれた。
オイルレベルゲージって、単純にエンジンブロックに刺さっているだけなんだけど、エンジンを車体に搭載した状態だと、交換がものすごく厄介なのだ。それもあって、あんまり触りたくなかったんだよね。
固定金具が周辺機器の固定機能を兼ねていて、工具がなかなか入れられないんだよ。よく2人でやったねえ。
筑波サーキットで練習走行をしてみると・・・
見事、オイル漏れが収まっていた。もう、走行後にポツポツオイルが垂れていることがなくなった。
やったよ。解決だ!
車両に潜り込んで、一通りのチェックを終えた外車整備係が一言。
「これって、ひょっとして初めっから、オイルレベルゲージの不具合だったんじゃ・・・」
ジィィィィィっと私を見つめる3人・・・
え?何?
いやん、そんなにみんなで見つめないで!恥ずいぃ〜!!!
エンジンからオイルが漏れるようになった。(オイルパン新品交換編) [EP82日常整備]
液体ガスケットを全く違うものに交換したのにオイル漏れが止まらないEP82。
「オイルパンを交換したら?」という助言をもらったけど、念のため、フォークリフト修理係にも連絡。
「は?WAKO'Sのガスケットがつかない?何言っちゃってるんですか。そんなこと今まで体験したことないですよ。また何か変なことしたんでしょう?オイルパンそのものを新品にしちゃってください。謝った方がいいですよ。WAKO'S製品を使っている皆さんに。大抵、変なことやってるんだから。」
あ、え〜・・・やっぱりそうなの?
ごめんなさい。
一旦、現況確認のために再びオイルパンを取り外す。
なんか・・・WAKO'S製品の時よりも更に接着していない感じ。
外車整備係が一言。
「多分、この青い液体ガスケットは、オイル周りに使っちゃダメだったんですよ。もう、元に戻しましょう。トヨタの標準品で、次からは作業をしましょう。」
私がとっても忙しかったので、オーナー夫妻にトヨタ部品共販に行ってもらった。
が、どうも二人が訪問したところ・・・店舗内が動揺してしまったらしい。
「は?オイルパン?スターレットの?」
「はい。この車体番号に合うやつです。まだ売ってますか?」
店舗内が静かにザワザワ。
「あの二人、この間も来ただろ?確か・・・スターレットのファンベルトをくれ。って、それも2本!」
「そうそう。いったい何年乗るつもりなんですか?って思わず聞いちゃったよ。俺。」
「怖えよ。だって、どう見たって・・・整備士じゃねえだろう???あの二人。え?オイルパンだけじゃなくて、シールパッキンブラックと取り付けネジも?どういうプレイするつもりなんだよ。」
うん。まあ・・・なんだか少し時間がかかったらしけど、無事入手ができた。
オイルパン問題ultimate weapon3品
あとワイヤーブラシもいろいろ買って来たよ。
今回の処置で、なおもオイルが漏れるようだといよいよ深刻だ。と思ったら、外車整備係がゴソゴソ・・・
・・・・何?これ。
「気になってるんですよ。この車両、いくつかオイルパンのネジがかからないでしょう?」
「うん。だから新品の取り付けネジを買って来たよ。品番90119-06719のネジ」
「じゃなくって、こっちです。こっち。」
「エンジンブロック側のネジがバカになっていて、いくつかのナットがはまらないんです。この車両。」
うん。それは気がついていたんだけどさ。治しようがないと思ってたんだよね。治せるの?
時々、フォークリフト修理係の作業を「全く手が出せない。」って見てるだけの時があるんだけど、この「オイルパンのネジ問題」も全く手が出せなかった。外車整備係が一通り作業をしてくれた。
古いブロック側のネジを取り外して・・・
「ステンレス寸切」ってやつをなんだか加工して・・・
エンジンからオイルが漏れるようになった。(液体ガスケットトラブル?編2) [EP82日常整備]
私は、日本国内色々な地域に出張することが多いんですけどね。
今週、とっても驚いたお土産を買いましたよ。福岡空港で。
たまたまです。
普段は、お土産なんて買わない。っていうか、買う暇がない。
行きは、係員さんに先導されて、羽田空港の中を全力ダッシュとか。(良い子の皆さんは、絶対に真似をしちゃダメ!当該機以外の人々にも、とっても迷惑をかけることになります。)
帰りも、「これからすぐに羽田に向かうやつ。一枚。」とかって移動の仕方なので。
でも、今回は順調に仕事が片付いて、フライトまで時間が少しあったんです。
工事中の福岡空港内をウロウロ。
「せっかくだから、我が妻に何かお土産を買っていってあげよう。」
だ〜いぶね。だ〜いぶ悩みました。
で、お店がたくさんある中の一番奥の方に発見。
「イチゴを使ったわらび餅」って買いてある。
「ふ〜ん。わらび餅ってアレね。蜜をかけて、きな粉をパフパフしながら食べるやつ。ちょっと食べにくいお土産。まあ、自宅で食べるんだから、これでいいや。」
そんな感じで持ち帰ってきたんだけど・・・・
すごいぞ。この「博多あまび」ってお土産。
木の箱を開けるとズラッとピンク色。
・・・・マグロの切り身?
なんだか「食べ方」ご指導書が入っていたけど・・・まあいいや。多分この練乳が入っている容器を・・・
「練乳ビームピュッピュッ!」って叫びながら、一周全部かける。
で、端っこのきな粉にピロっとつけて、一枚食べてみると・・・・
ふおおおおお〜!!!!!
うんめえええ〜〜!!!!
イチゴが入ったわらび餅ってどんな感じなんだろう?って思っていたけど・・・
爽やかに甘い!
それもしつこくない甘さなんだけど、練乳ときな粉のコクがアクセントになって、すごくハッピーな気分になる。
さすが練乳ビームピュッピュッ!の効果じゃあああ〜!!!
練乳ビームピュッピュッ!(ひつこい)との組み合わせを考え出した人すごい!
え?なんで写真がないんだ?って?
ふう・・・いかんな。
「うまいものは、即座に食え!写真なんて撮っている暇はない。」
あ、うん。本当に。
うちは、争奪戦になっちゃうんだよ。本当に美味しいものの場合。我が妻に隙を見せられない。
皆さんも福岡県に行ったら、ぜひ買ってみて。って、あれ?
なんか、同封されていた紙をよ〜く読むと・・・5月から11月までの期間限定生産らしい。
う〜ん。残念。1年中味わえるものじゃないのか。ラッキーだったなあ。今週買うことができて。
え?
「練乳ビームピュッピュッ!の話より、筑波TC-2はどうしたんだ?」
あ、え〜とね。オイル漏れ問題を解決して、無事、出場できました。しかも完走。
で、ものすっごくいい大会だったので、記事にしたいんだけど・・・このBlog更新のペースからすると・・・
来年かな。
さて本題。
オイルパンを貼り直して筑波サーキットを走ってみたら、逆に大量にオイルが漏れるようなってしまったEP82。
まず、状況確認のためにオイルパンを剥がしてみる。
ふい〜。全部取り外したぞ。
なんかね。WAKO`Sの液体ガスケットって、こういうものなのかもしれないけど・・・
柔らかい。白い部分が。1周全部。
外車整備係が一言。
「このWAKO`Sのガスケット、特売品で買ったんでしょ?製造後、結構時間が経ってたんじゃないですか?なんか、固まってない感じがしますよね。」
う〜ん・・・そんなことあるのかなあ・・・どうしようか。まだいっぱい残ってるよ。WAKO`Sのガスケット。
「別のガスケットにしましょう。メッカさんなら、何か売ってるかもしれませんよ。」
二人で筑波サーキット前のメッカに向かう。
棚を色々みるんだけど・・・う〜ん・・・この英文の箱のやつかねえ・・・・GASKETって書いてある。
「あと、ワイヤーブラシも買いましょう。」
棚を一通り探してみたんだけど、無いよ。ワイヤーブラシなんて。
「んじゃ、借りましょう。」
お店の人と交渉して、作業場から、ワイヤーブラシを1本貸してもらった。
「だいたいですね。古いガスケット剥がしがなってないんですよ。ちゃんとワイヤーブラシを使って、綺麗にしてから使わないと。」
う〜ん・・・そういえば、前々から「ワイヤーブラシ持ってないんですか?」って言ってたねえ。
まあ、ほら、古いMacMini分解のために持ってたフライ返しとかがあったからね。大体剥がせていればokって思ってたんだよ。
すんごく丁寧にオイルパン側を剥がしてくれた後、エンジンブロック側のワイヤーブラシ掛けに移ったところで、私とオーナーの二人で、液体ガスケットの使用を開始。
「うおっ!今度の液体ガスケットは、青だよ!メーカーそれぞれで、色が違うもんなんだねえ。」
「そうですよ。黒だと本当に塗られているのかわからない場合があるから、各社色付けをしているんですよ。」
ふ〜ん。そういうものなのか。
さて、片付けをして・・・・え・・・このワイヤーブラシ・・・さっき借りたやつ・・・返すの?
返す係・・・・私?
ドキドキしながら、メッカに向かう。
「あ、どうでしたか?ワイヤーブラシ。うまく使えましたか。」
「あ、はい・・・あの、あの、あの・・・・・」
「はい?なんですか?」
「ごめんなさ〜い!せっかく借りたワイヤーブラシが、こんなチンチクリンにいいい〜!!!」(土下座)
「あ〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいんですよ。消耗材ですから。差し上げます。」
「あ、え〜と、え〜・・・ダメにしちゃった代わりにTC-2用に03G6本買います!予約させてください。」
「タイヤは、ネット販売の方が安いですからね。そっちで買ってください。」
うん。そこは注文を受けようね。なんで私の周りは、商売っ気が無い人が多いんだろう・・・
後日、再び筑波サーキットを練習走行すると・・・(私は欠席)
結局、状況変わらず。また黒旗緊急ピットインさせられたそうです。
「この車、この間もオイル漏れ起こしてましたよね?」(係員さん仁王立ち)
「ごめんなさ〜い!」
オーナー夫妻で車両を押して、あっという間に撤収になったんだって。
・・・・なんだろう?何が起こってるんだ?
確かにリヤドラムブレーキが取り外せなかった時も、相当悩んだけどさ。
このオイル漏れ問題は・・・明らかに「自分たちが作業を行なって、余計トラブルが深刻化した。」状況になってる。
休日の保管ガレージでウンウン悩んでいると、管理人さんがやってきて一言。
「どうした?今度はどんなトラブル?」
オーナーと二人で、一通り状況を説明する。
「オイルパンから漏れてるってことは、張り付いていないか、オイルパンそのものを歪ませてる場合だよ。結構簡単に歪んじゃうんだよ。オイルパンって。フォーミュラーの場合は、ストレスで歪んでしまうことがあるんだけど、箱車の場合はなあ・・・」
え?なに?なんで私達二人を悲しそうな目で見るの?
「新品に変えてみな。オイルパン。剥がし作業の時にこじると簡単に歪んじゃうんだぞ。オイルパンって。」
そうなの?
まずいなあ。今まで、オイルパンカッターを使っていても、グリグリやっちゃってたからね。
エンジンからオイルが漏れるようになった(液体ガスケットトラブル?編) [EP82日常整備]
はい。申し訳ない。毎日たくさんの人が訪問してくれるのに更新できていなくて。
忙しい。ものすっごく忙しい。土日も忙しい。選挙カーに乗ることはなかったけど。(ひつこい)
え〜と、まず、11月5日(日)に開催されるTsukuba TC-2という2時間耐久レースに出場します。
なんで今まで黙っていたかというと・・・「本当に開催されるのかなあ?」という感じだったから。
最初に企画された夏の大会(Tsukuba TC-3)は、参加者が集まらなくて、イベントがキャンセルになってしまったのだ。
それこそ「普段使っているミニバンやSUVでも、筑波サーキットをいっぱい走ることができる。」というのんびりしたイベントです。
あ、え〜と、軽自動車は残念ながらロールゲージが必要ね。
正直、秋の大会も「参加者が・・・集まらないんじゃ・・・・」と思っていたのですが、どうもタイムスケジュールの発表があったようなので、決行になります。台風が来なければ。
何か参加受付が・・・まだ実施中のようなので・・・これ、当日手をあげても出場できる感じみたいですね。
多分大丈夫。きっと大丈夫。先週、台風の中で開催されたヒストリックカーレースイベントのように「走行会タイムに出走してくれたのは、古いBMW1台だけ」なんてことにはきっと・・きっとならない。(祈)
で、11月5日って・・・来週じゃん!
色々作業をしなきゃいけないEP82。
・・・間に合うのか?
さて、「オイルがポツッと漏れるようになった。」EP82。
「オイルパンを剥がして、貼り直してみよう。」となりました。
いつものトヨタ シールパッキンブラックを使って・・・と思ったら、もう無くなってた。
んじゃ、トヨタ部品共販に行って買ってこないと・・・と思ったら、オーナー夫妻がなんだかウキウキした様子で登場。
「ガスケットさあ、買ってきたよ。これ!」
「ふおおおお〜!WAKO'Sの液体ガスケットじゃあああ〜ん!どうしたの?これ。」
「この間、二人で工具屋さんに行ったらさあ、安く売ってたんだ。」
「ふう〜ん・・・すげえなあ。WAKO'Sの製品だよ。っていうか、気になるのは休日に夫婦二人で工具屋に行ったってところなんだけど。」
「まさかと思うけど、いつものお揃いのツナギで行っちゃったのね。工具屋。二人で。」
「・・・・うん。」
顔赤くなって、頷いているんじゃないよ。結婚して何年なのよ。
せっかくの休みに夫婦二人で工具屋さん・・・普通はね。普通は、ショッピングモールとか、アウトレットと買い物に行くんじゃないかね。
「この、このっラチェットドライバーの曲線美が・・・ハアハア」って、病んでる。病んでるぞ。
さっそく使ってみる。
ふ〜ん・・・今までのシールパッキンブラックと違って、ブロックとオイルパンの合わせ面が、白くなるのね。このWAKO'Sのガスケットって。
筑波サーキットを練習走行開始。
別にオイルパンの貼り合わせ作業なんてね。
これまでも何度もやってきているから、何の心配もない。と思ったら・・・ボードを持って、係員さんがタワー下に集合。ん????
って黒旗?うちの車両???
オーナーが戻ってきた・・・と思ったら、TTC1400で一番の台数を出走させているチームの社長が車両を止めさせて・・・ボンネットを開けてる。係員さんも集まってきてる。ダッシュだあああ〜!!
「うん。オイル漏れっていうか、ドライブシャフトか?もう、外に出しな。」
「あ、はい。」
見ると、ファンベルト周辺がものすごくテカテカ光ってる。
ピットロードを押し出して・・・え?何で?何で走行中の車両から、オイルが漏れてるってわかったんだろう?
うちらだって、ストレートを走行中のこの車両を見てたよ。煙も吐いてなかったし、何もわからなかった。
「・・・ひょっとして超能力者?」
「だからあの台数をTTC1400に出走させ続けられてるのか?」
「魔人じゃ。筑波サーキットには、魔人がいらっしゃる。」
みんなでヒソヒソ・・・
外車整備係が下に潜って調べてくれて・・・
「オイルパンですね。ちゃんと貼りついてないみたい。」
見ると、ちょうど四角くオイルが漏れてる。今までの「走行後にポツッと」なんて状態よりも全然多い。
(ショックで写真を撮ってなかった。)
よかった。ドライブシャフト交換よりは、オイルパン貼り替えの方が簡単。って、なんか変だなあ・・・
だって、貼り付けた後、何日も経ってから筑波サーキットの練習走行に臨んだんだよ。
くっついてないってことなんて・・・あるのかなあ・・・う〜ん・・・・
エンジンからオイルが漏れるようになった。(発見編) [EP82日常整備]
Hondaとマクラーレンの離婚話は、NHKのニュースでも報道されちゃってましたねえ・・・
まあ、私は、今回の第4期(彼らはそう呼ばれたがっていないけれど)Honda F1活動が発表された時に「なぜ戻ってきたんだ?第3期F1活動の時に学んだんじゃないのか?”自分たちは、普通の会社(サラリーマンの集団)になった。”と。」と思っていました。
サラリーマンにF1はできない。
ヨーロッパの人たちが覚えている「偉大なエンジンメーカ」Honda第1期、第2期活動での総監督を務めた方々は、例外なくF1活動終了後に冷や飯を食わされたり、あるいは会社から追い立てられるように辞めていったんです。
任務を全うするために社内のメンバーにも真っ向からぶつかっていった結果、歴史に残る偉業を達成することはできたけど、その指揮官たちは組織に残ることができなかった。
既に60年代からその芽があったんです。
特にHondaの場合、二輪レースチームにおいてもヨシムラに対する目に余る行為があり、極めて日本人的な行動を取りたがる組織でした。
ビジネスの面でも、近年のアメリカ法人のリーダーに対しての処遇とかね。
トヨタは、日本サラリーマン的振る舞いを自己認識して、かつ、「貴族階級意識があるF1は、ヨーロッパの連中が決めたルールの中で踊るしかない。」事を悟って、退却したんです。おそらく彼らは、二度とF1に戻ってこない。
最初のパートナーに離婚を切り出されながら、なおもその場所にとどまるか。
確かに・・・確かにその必要性はあるんです。だって、世界のモーターリゼーションは、「電動化」に舵を切ったのだから。
アメリカの自動車産業を見てください。
業績が苦しい状況でも、モータースポーツに関わり続けているフォード(現在は、WRCと耐久選手権がメイン)以外は、みんな倒産しました。
競技をやっていないと、鍛えられない。
競技をやっていないと、金融屋とマーケティング屋がおかしな価値観を組織に持ち込む。
「現代モータースポーツは、市販車には何の役にも立たない。」
は?何言ってんだか。
30年ぐらい先の未来を競っているのがF1。
だから見えない。
最近の例で言えば、複合材料の量産車への適用。
F1チームを1から作る困難な道を選んだトヨタは、今やプリウスPHVのリヤゲートにカーボンコンポジット材を適用している。
F1では、80年代から採用されていた技術で、シャーシまで作っていたトヨタは、その特性を競技の世界で短時間のうちに学ぶことができた。
これから30年先に必要とされているのは、「電動車両による未来」
現在の世界選手権で、明確な電動化車両を規定で定めているのは、WECとF1だけなんです。
世界一の自動車会社であるトヨタは、WECで踏ん張ってる。
トヨタよりずっと規模が小さいHondaは、WECよりずっと難しい(2週間に一度、結果が問われる)F1に残ると決めた。
決めたのは、自分たちだ。
なら、踏ん張ってください。
「今、すごく大変だけど、絶対に良い結果を出してくれる。あのHondaなんだから。」そう信じて、3年を過ごしてきた。
外部からプロがやってくるのを待つのではなく、今の組織の中から、立ち上がる人たちが現れるのを期待して待っています。
立ち上がった結果は・・・恐らく第1期や第2期の先人達がたどった困難が待ち受けているだろうけど。
さて本題。
リヤアクスル周りを総入れ替えしたEP82。
ちゃんと走ることができるようになりました。これで安心安心。残念ながら、今年のJoy耐はエントリーしなかったけどね。
ただ、筑波サーキットでの練習走行後に気になることがあって・・・
なんか・・・路面に・・・ポツッとオイルが垂れてる。毎回毎回。走行後に。
何だろう?これ。
潜ってみると・・・
トランスミッション・・・からのオイル漏れか?
う〜ん???
あ、このトランスミッションのところに隙間があるのは、気にしないで。
エンジンとミッションをつなぐ部分のカバー(鉄板)が、エンジンの換装時にどうしても折れ曲がってしまうのだ。
で、もはやちゃんと全部ネジ締めもできない状態。あ、大丈夫大丈夫。この状態でもちゃんと変速できてます。
ふ〜む・・・
オーナーと相談。
「ミッションオイル・・・漏れているのかなあ・・・だとしたら、厄介だよ。ミッションを下ろさないといけない。」
「いや・・・この路面のオイル、ミッションかね?」
あ、ちょっとオーナー。そんなに這いつくばって、路面のオイルの匂いを嗅がないで。ちょっと。本当に。みんなこっちを見てる。
”またアイツら、変なプレイしてるぜ。”って目で見てる。ちょっと!そういうのは、家で奥様と二人でやって!
「いや、やってないし。首輪とかムチとかローソクとか、うち、使ってないからね。」
「キイテナイヨ!!」
「この路面のオイルさあ・・・ミッションじゃないよ。ミッションオイルの匂いがしない。」
う〜ん???
もう一回、車両の下に潜ってみる。
う〜ん・・・
今までの壊れちゃったエンジンの場合は、このファンベルトプーリーのあたりにオイルが垂れるようになっちゃったんだよね。ヘッド側からのオイル漏れなのか。
でも、今回は、全然綺麗だよなあ・・・
「ねえ、気のせい気のせいってことにしない?ちょびっと路面に垂れてるだけじゃん。しかも走行後に。保管時は、全然垂れてないんだしさ。」
「ダメだよ。この車両は、長距離を走るんだよ。排気管にかかってるのが気になる。もし、火がついちゃったら大変なことになるじゃん。」
「う〜ん・・・カチカチ山?」
「それ、残酷な話だから。そんなことにならないようにちゃんと整備しよう。多分、オイルパンのシールがうまくできていなんだよ。一回剥がして、シールパッキンをもう一度付け直そう。」
え〜・・・オイルパン剥がしやるの。メンドくさいなあ・・・もう・・・
今回はここまで。
長く・・・すごく長い話になります。
まさか、この判断がね。
この時点では、「いつもやっている作業。簡単さ。」って思っていた。頭の隅で「変なところから、ポツッて、オイルが漏れてるなあ・・・」って思いながら。
散々苦労したリヤアクスル周りのトラブルの件なんて、吹っ飛ばすような悩みを抱えることになります。これから。
バッテリーだと思っていたら、クランクプーリーを間違ってた。 [EP82日常整備]
クラブワールドカップ2016観ました?
頑張ったよねえ。鹿島アントラーズ。
負けちゃったけど、「世界で2番目のフットボールクラブ」ですよ。見事。
過去、このクラブワールドカップは、「元トヨタカップ」という性格から、日本チームは散々甘やかされてきたんです。
確か、なんだかんだ理由をつけて、4チームが出場していた年が・・・あったと思う。
開催国持ち回り制となって、やっと正常化ですからね。今年は「アジアチャンピオンでもない極東の島国のチームが、”開催国”枠で出てきやがった。」というスタート。
まさかの決勝ですよ。まさかの”あの”レアル・マドリード相手に先行ですよ。
延長戦前に仕留めきれなかったせいで、みんなの”糸”が切れちゃった感じになったけど、それでもすごくいい試合でした。
「本来、我が浦和レッドダイヤモンズがあの場所にいたはず」なのですが、おかしなJ1リーグ年間優勝レギュレーションのおかげで、鹿島アントラーズが送り込まれることになった。
案の定、総スカンのおかしなシステムは、今年いっぱいで廃棄されるのですが、それでも最後の最後で、いい結果(いいチーム)を送り出す結末を迎えることができました。
多分レッズだったら・・・いつも通り、あんな大舞台に届く前に敗退していただろうからね。
鹿島アントラーズと、今日、寒い中横浜国際競技場に集まってくれた6万8000人オーバーのサポーターの皆さんに感謝。
”ホームゲーム(日本)だったからこそ”の世界2位です。
TVを通してだったけど、すごくいい試合を見ることができてよかった。
ちょびっと夢を見ちゃったよ。
「Jリーグのチームが、世界の頂点に立つかもしれない!」って。
今夜の試合のおかげで、ヨーロッパは、日本のJリーグに興味を持つかもしれないねえ・・・
さて、本題。
夏からず〜とやってるテーマ。
「EP82の電気系がおかしい。バッテリー交換してもすぐに上がっちゃう。」問題解決編(多分)
KMSの社長から「この車両、配線をよく確認したほうがいいよ。」と言われてしまって、少々フリーズ。
電装系全部の配線・・・まあ、確かにガレージをゴソゴソやると一式全部出てくるんだけどね。予備。
でも・・・できればやりたくない作業。ものすごく大変だよ。きっと。
なので、まず、2つの作業をしてみることにしました。
2)ファンベルトを新品に交換してみる
バッテリーは・・・オーナーが買ってきてくれた。
「もう、チャレンジャーなことはしないでね。普通に”スターレット用”って書いてあったやつを買ってきたから。」
はいはい。1セル分大きいみたいね。
今度のバッテリーは、古河電池の40B19Rというサイズ。
それとファンベルトの件は・・・フォークリフト修理係からも外車整備係からも指摘を受けていた。
「何かこの車・・・ファンベルトを目一杯張っても緩くないですか?」
ファンベルト・・・別にひび割れとかもしてないんだけどねえ・・・
ファンベルトもオーナー夫妻が買ってきてくれた。
「なんかさあ・・・トヨタ部品共販に”スターレットのファンベルトください。”って買いに行ったら、動揺されちゃってさあ・・・」
「ふ〜ん。まあ、部品共販にファンベルトを買いに来る一般のお客さんなんて珍しいんじゃないの?普通は、カー用品店に行くでしょ?」
「そうなのかなあ・・・なんか、お店の中がザワザワってしてさ・・・え?EP82?とかって・・・」
「????」
奥様が話を引き継ぐ。
「2本くださいって言っちゃったのがダメだったんですかねえ?」
あ、う〜ん・・・確かにフォークリフト修理係が「競技車両なんだから、予備のファンベルト持っておいたほうがいいですよ。」って言ってたね。
「2本も・・・いったい何年乗るつもりですか?って言われながら渡されたよ。在庫品だった。」
そ、そう・・・一般整備の皆さんには、刺激が強いネタだったかな。
25年物の車両でさらにファンベルト2本・・・ないな。普通。
さて、早速交換。
外したファンベルトは・・・・
ま、確かに・・・ピカピカしてるかな。裏側。すべっちゃってる感じ?
この車両、気になることが起きてて・・・
いつの頃からか、「シュルシュルしゅる」って常に音が鳴ってるようになった。
なんか・・・エンジンの裏側(インテーク側)から聞こえてきている感じ。
このツルツルのファンベルトのせいかねえ・・・
ちなみに新品はこんな感じ。
毛羽立ってるね。
新旧で、長さが違うとか?
う〜ん・・・確かに古いほうが、「まっすぐ」な感じだけど・・・そんなに寸法に差もないよ。
これが原因かねえ・・・バッテリー上がり。
ま、交換してみよう。
交換して、エンジンをかけて見るんだけど・・・やっぱり「シュルシュルしゅる」って音が出る。
何も変わってない感じ。
「ねえ・・・やっぱりこの車両、おかしいよ。新品のファンベルトなのにオルタネータの調整シロを目一杯使っちゃってる。」
ほんとだ。
「もう、これ以上、張ることができない。」ってところまでオルタネータを奥に倒し込んでいるのにファンベルトがなんだかプニプニしてる。
ひょっとして・・・アレか?
「今回のエンジンを搭載するときにさ、誤って、外車修理係がファンベルトプーリーを落として壊しちゃったんだよ。」
「ふ〜ん。でも、今、ついてるよね。」
「うん。でも、4E-FEエンジンのファンベルトプーリーって二重になってるんだよね。で、ネジを外して、壊れてない方の小さいやつをつけたんだ。このエンジン。」
「・・・・・」
「なんか・・・外車修理係が”え?その小さい方で本当にいいんですかね?”とかって言ってたような・・・」
「”大丈夫大丈夫。丸いんだから。”って言って、これをつけたんだ。」
3人とも、黙って反転。
オーナー夫妻と二手に分かれて、プーリー探し。
「まずいぞ。ファンベルトプーリーなんて・・・予備品持ってたっけ?なんか毎回・・・落として壊していたような気がする。」
ものすごく焦ってた。今回ばかりは、部品が全くないかもしれない。と、思ったら・・・・
「あったよ。一番最初に壊れたエンジンのバラしたパーツ。全部取っておいたでしょ?あの中に入ってた。」
よかったあああ〜!よしっ!早速、今、エンジンについているのを外してみよう。
ダウンロードは🎥こちら
よっしゃ。
新旧重ねて測ってみよう。
う〜ん。犯人確定!
何ヶ月も悩んでいた理由はこれだった。
ファンベルトプーリーを小さな径の物を使っちゃって、ファンベルトそのものがたるんじゃってたんだ。
で、ある回転数(5500rpmぐらい)を超えると、ファンベルトが滑り始めて、全く発電ができなかったと。
試しにプーリーを交換してエンジンをかけてみると・・・
見事!あの「シュルシュルしゅる」」っていう謎の音も消えてたよ。
いやあ・・・やっちまった。
っていうか、「物事には理由がある。」って本当に思わされた。
今年、Joy耐の申し込みに弾かれて正解だった。
ドライブシャフトの件といい、発電できないことといい、決勝中に発生していたら、目も当てられなことばっかりだったよ。
出場していなくてよかった。さ、来年に向けて、タイヤを取り付けて、練習走行をしよう。
って、あり?
なんか、リヤのタイヤがちょっとガタつくよ。ちょっと外してチェックしようか。
そういえば、ブレーキシューをず〜と交換してなかったね。やれやれ・・・・
オルタネータをオーバーホールしてもらったけど・・・ [EP82日常整備]
2016年F1新チャンピオンが引退を表明するなんてねえ・・・
今朝、その報道に接した時、最初に思ったのは「摺り切れちゃったんだな。」
何しろすでに3度もチャンピオンを獲得しているチームメートですら、「どんなに非難されようとも何が何でも欲しい。」行為を最終戦でなおも実行するようなタイトルなんですもんね。
来春、再びスタートラインに車両を到着させたルイスハミルトン選手は、隣に車をつけるべき「チームメートが違う」ことを寂しく思ってくれるのだろうか・・・・(来年、大幅にレギュレーションが変わるけど、おそらくメルセデスAMGの天下は続くはず。)
さて、「バッテリーを新品に交換したのに30分間走行できない。」状況に陥っているEP82は・・・
「フォークリフト修理係のお父さんにオルタネータをオーバーホールしてもらおう」ということになった。
んじゃ、外して・・・ん????
「ねえ・・・これ、ファンベルトゆるくない?」
押してみると・・・確かにちょっとゆるいかも。
「もう一度、張り直してさあ・・・1走行してみようよ。」
んじゃ、二人掛かりでファンベルトを張り直して・・・筑波サーキットのピットに持って行ってみる。
ピットロードに入る前にもう一度ファンベルトを点検してみると・・・異常発見!
なんだ???数分前に張り直したファンベルトが「プニプニ」の状態になってる!
?????なに?何が起こってる???
オーナーが車体の下を覗き込んで・・・「ねえ・・・原因がわかった。オルタネータが固定されてない。長い貫通ボルトが無くなっちゃってる。」
へ?
そんな・・・そんなことってあるのか?すごく長いぞ。このボルト・・・って思ったところで、春先の状況が・・・あ、原因は、私かも。
今回のエンジン積み替え作業って、私一人で作業することが多かったのだ。
時々、外車整備係が手伝ってくれたんだけど、確かこのオルタネータって・・・
自分で新エンジンに取り付けようとして・・・なんだかうまくオルタネータそのものが入らなくて、「後でいいや。積む前に取り付けちゃうと、下手するとエンジンクレーンで降ろす時にうまくボディに入れられないかもしれないし。」とかなんとか・・・途中で作業をやめたような気が・・・うん・・・なんか・・・思い出してきた。
で、そのままエンジンを搭載して・・・走ることができちゃった。
オルタネータ固定できていないんだから、ファンベルトは緩むよね。そりゃ。
貫通ボルトを見つけてきて、固定しよう。
なんとか練習時間内に装着完了。で、走行開始→うん。なんかやっぱりおかしい。バッテリー上がりの症状が出たよ。15分も走らないうちに。
オルタネータ固定・・・だけじゃなくて、どうもやっぱり発電していないんじゃないか?今使っているオルタネータ。
やっぱりフォークリフト修理係のお父さんにお願いしよう。予備のオルタネータオーバーホール。
フォークリフト修理係は、「この件、オルタネータではないのでは?そうそう壊れませんよ。オルタネータ。まあ・・・20年以上経過しているのは、事実だから作業は頼みますけどね。」と、どうにも懐疑的。
あっという間に作業をしてもらって・・・
1)ベアリング交換
2)ブラシ交換
3)内部に使用されている半導体パーツ交換
をしてくれたそうです。
フォークリフト修理係曰く「オルタネータのオーバーホールは、ちゃんと専門の業者に頼むこと。半導体パーツの交換をしておかないといけないんだけど、専門業者以外は、その部品を手に入れることが難しいから。」なんだそうです。
さて、交換しよう。オルタネータの交換なんて、簡単さ。
私が下に潜って作業を開始。
なんか・・・貫通ボルトが・・・抜くのが大変。工具も入りにくいし・・・よし、なんとかまずはボルトを取り外せたぞ。この次は、オルタネータ本体を・・・え・・・え?なに?これ????
ボルトを抜いたのに・・・オルタネータそのものが「エンジン側の固定ジグ」から全く外れてくれない。きっちりはまっている感じ。
(そういえば、春先の作業の時にイヤになっちゃたのは、”車体に搭載されているわけじゃないのに、すでにオルタネータをエンジンの固定ジグに入れ込むのが難しかった。”からだった。)
オルタネータをグリグリする。とにかくグリグリ。グリグリぐり・・・
ゴミがバンバン落ちてくる。
「目にゴミが入る。安全メガネつけておくべきだった。もうヤダッ!!!」
「わかったわかった。声大きいよ。選手交代。」
ため息をつきながら、オーナーが潜ってきてくれた。
もうヤダ。この作業。重たいオルタネータを地面に寝そべって、なんとか取り外そうとするんだけど、ニッチもサッチもいかない。
オーナーがなんとか取り外してくれた。
苦悩したエンジン側取り付けジグ側がこんな状況
結局、電装パーツなのに小さなバールを使ってまで、乱暴に取り外さないといけなかった。
で、今度は逆にオーバーホール品を取り付け作業開始。
少し反省して、今度は初めから二人で車両の下に潜って作業を開始する。
重い本体をオルタネータを支える係と、貫通ボルトをなんとか固定させる係を分けたんだけど・・・
今度は、貫通ボルトを通し切るのが・・・もう、本当に大変。
逆側からプラスドライバーを穴に通してなんとか位置極めを・・・本体をガタガタ揺らしながら、なんとか貫通させることができたぞ。
ふう・・・本当に大変。ファンベルトを張り直して、作業完了。
早速、筑波サーキットで走ってみよう。
25分の練習走行を・・・・やっぱりバッテリーインジケータランプが点灯しちゃう。5500rpmぐらいから。
なんだあ・・・何も解決してないぞ。発電する側をオーバーホールしたのに「電気不足」。
いったいどうしたらいいんだ?
ピットでウンウン言っていると・・・TTC1400のベテランドライバーさんから、KMSの社長までワラワラ・・・
「これさあ・・・本当に電圧かかってるか調べてみた?」
「う〜ん、テスターであたったら、12Vは出てましたよ。バッテリーのところで。」
「いや、B端子のところで測らないと。」
「B端子・・・何かの秘密兵器ですか?」
海よりも深いため息をつきながら、KMSの社長が、オルタネータのあたりを触り始める。
「アナログのテスター・・・なぜ・・・デジタルにしておきな。一目で計測値がわかるように。で、オルタネータのこの端子とボディの間をテスターで測って・・・・」
「いま、アイドリング状態だね。んじゃ、誰か運転席に座って、徐々に回転を上げていって。」
結果は・・・3,000rpmで13Vぐらいだった。
「う〜ん・・・普通、エンジン回転を上げていくと、14Vぐらいかかるはずなんだよ。何かおかしいぞ。この車両。配線をもう一度よく確認してみな。」
確認って・・・・もう何回もチェックしたよ。う〜ん・・・・
確かにさ、ガレージには、過去のエンジンから取り外したぶっとい配線類が全部保管されてるよ。
あれを全部交換・・・え・・・やんなきゃダメ?
ものすっごく遠い目・・・・ルルル〜・・・・
どうなる俺たち。なんだか解決できない問題にハマっちゃたぞ。
新品バッテリーが2ヶ月でダメになりました。 [EP82日常整備]
筑波サーキットで10月に開催されたヒストリックカーのレールは、すごく面白かったですよ。
「観客」としてサーキットにいると、こんなにのんびりした気分で1日いられるかと思い知りました。
とにかく驚いたのが、「人の数」。
も〜すごい。全部のスタンドにお客さんが入っているんですよ。
観客の年齢層は高めです。なんていうか・・・「お孫さんも連れてきちゃったぞ。」という家族総出感がものすごい。
正直・・・「輝かしい未来が待ってるかもしれないピチピチ君の大会(SUPER FJとかね)よりも観客動員数が多いって一体・・・」感が一日拭えなかった。
「壊しちゃったら、部品がなかなか手に入らない。」車両群のせいか、「ぶつけて壊れた」という乱暴な競技はなかったです。(安心して見てられました。)
ただ、1時間の耐久レースも含めて、「壊さないようにチェッカーフラッグを受ける。」ことが最優先みたいで・・・
結構、エンジンが壊れて、オイルが路面にばらまかれるんです。
で、そのオイルに乗って、スピンした後、再始動できない車両もいて・・・
ドライバーの皆さんが、ものすごく車両を大事にしていることがわかる場面が・・・
「再始動できなかったドライバーさん。スポンジバリアの外に退避せずに車両脇で、一生懸命手を振る。」
の図を見てしまった。
命かけちまったぜ。「ホビーの大会」に。
最悪のシーンを目にしなくてよかった。
FIA付則H項とかに退避項目が記載されているかと、家に帰ってきてから規則書を見直したのですが、そんな規定は存在しないんですね。日光耐久では、うるさく言われていたので、私の中に刷り込まれていたのかと。
はあ・・・怖い怖い。
さて本題。
少し前に「スターレット用の一番小さいバッテリーに交換した。」お話をしました。
あの話の続き。
ええ・・・「バッテリー交換で解決!」とはならなかった。
バッテリー交換後、数走行した後、また「全くエンジンがかからない。」状態になった。
????
少し前から、気になることはあったんですよ。
いつの頃からか・・・走行中にこのランプが点灯するようになった。
バッテリーの形をした赤いランプ。
「気のせい気のせい。」って思うようにして走るようにしていたんだけど・・・現実にバッテリーがらみでトラブってる。今。
配線を全部確認。
でもなあ・・・春にエンジンを積み替えた時にも「余っている配線がない。」ように元々「いらない配線」は、ガムテープで塞ぐように徹底してきたし・・・
間違えようがないんだよなあ・・・配線。
走行前に他の車両とバッテリーケーブルで繋いで始動をするようにして・・・
「始動さえしちゃえば、あとは充電してくれる。」
そう思うじゃないですか。
が・・・とうとう走行中にエンストするような症状が現れて・・・
何か・・・何か変。バッテリーそのものに充電がされていないみたいだ。
まだ交換して2ヶ月のバッテリーだぞ。なんで????
試しにたまたま乗ってきた軽レンタカーのバッテリーと交換してみる。
最新鋭車両のバッテリーには、不吉な言葉が・・・
「アイドリングストップ車用 普通車にも使えます。」
・・・・すごく重い。アイドリングストップ車用のバッテリーって。軽自動車のくせに。
まあ、とにかく搭載。1走行走ってみる。
今度は、25分間走りきることができた。
ただ・・・走行中によくよく観察してみると・・・
5500rpmを超えるとあのバッテリーランプが点灯してしまう。
で・・・筑波サーキットで、5500rpm以下になるところなんて・・・2つのヘアピン区間ぐらいだぞ。
う〜ン????ってことは、ほとんど充電できていないってことか?
多分、この「アイドリングストップ車用」バッテリーって、「充電制御」機構がついているんじゃないかな?
で、多分、回転数が高いところでカットしてる。(なので、バッテリーランプが点灯する?)
走行後、オーナーに報告。
「とりあえず、バッテリーを交換すると25分間走行できることはわかったよ。」
「いやいやいや。この車両、耐久レース用でしょ?今まで25分でバッテリー上がるようなことなかったじゃない。」
う〜ん・・・ここから先、どうしたものか・・・
考えられる打ち手は、2つ。
1)バッテリーは、再び新品交換。今度は「普通の大きさ」に交換する。現在搭載したバッテリーは、小さすぎて、高回転側で容量不足なのかもしれない。
2)ダイナモ(ジェネレータ)が、発電していないのではないか?20年以上経過している車両で、確かに一度もオーバーホールはしていない。
ジェネレータのオーバーホールは、フォークリフト修理係のお父さんに頼むことにした。
これで解決してくれればいいんだけど・・・っていうか、オーバーホール用の部品、手に入るのかなあ・・・