本庄軽One耐久N-Nクラス第四戦に参加しました。 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]
12月4日に開催されるYOASOBIのライブに応募したんですけどね。
なんか・・・なんとかウイルス(Covid-19って言って)後の世界ってこうなっちゃうのかなあ・・・と・・・
チケット購入の為に猛烈な勢いで個人情報を入力しないといけないんですよ。
まあ、私本人の個人情報は入れないといけないのかもな。と、入力し続けたんですけどね。
同行者(我が妻)の生年月日から何から、全部入れて、かつ、携帯電話番号も求められたところで、ハタと・・・
家の電話とかじゃないんですよ。私の携帯電話の番号でもダメ。個人が特定できないと、先に進めない。
ん????
よくよく読むと、これ・・・「チケットの抽選のため」の入力行為。
購入できないのかもしれないんですよ。チケット。個人情報全部入れた挙句。
ばっと購入をやめました。入力しちゃった個人情報は残ってしまうんだろうけど。
必須行為とされたローソンチケットの入会処理も終わっていたけど、直ちに退会。
なんかね。
我が妻曰く、「万が一の事態になった時の為に連絡先を確定しておきたいから、そういう購入の仕方になったんじゃないの?」
う〜ん・・・
2020年新春のPerfumeのライブの時は(私たちが参加した翌日から、公演中止になったあのライブ)、そんなに厳しくなかったような・・・・
Perfumeの方は、映画館でライブ配信されることが今、告知されているんですけど、この体験でチケット購入をやめることにしました。
Appleの製品を使っていれば、どんどん個人情報が外に漏れないように対策されている時代なのに「集まる」って行為を選択した途端、「自らが外に向かって自分の個人情報を入力しないといけない。」時代が到来したんです。
皆さん体験したことないですか?
私の場合、パスワードの内容で使用していた時期が特定できるようになっているので、流出経路も大体予測がつくようになっているのですが(よって、疑いがあるサービスからは、直ちに脱退処置)、いくら「情報保全は万全です。」ってチケット購入時に書かれていてもねえ・・・
なんかね。
嫌な時代になった・・・というか、時代に合わせてそれを理由に個人情報を収集しようとする輩は尽きないんだな。と。
音楽関係の集まりには、今後、多分参加しなくなるんですね。私。
さて本題。
今月14日に開催された本庄軽One耐久N-Nクラス最終戦に参加してきましたよ。今回はそのお話。
今回はですねえ・・・ついに参加台数30台です。フルグリッドですよ。
ええ・・・ゾッとする(?)。
初参加者がどんどん集まってきているんでしょうね。集合時間も更に早くなって、6時40分開門です。
私たちのパドック位置は、「出走3回目のあなた方は、もはや初心者ではない。」って感じで、コースから離れた場所を指定されました。ついに。
今回は、大ベテランドライバー様がちゃんと全部のテント部品を持ってきてくれましたよ。
全員で組み立てを始めて・・・う〜んウ〜ン・・・1時間かかりました。テントの組み立て。
「今度からさあ・・・ストップウオッチで測ろう。テント組み立てタイム。次は、58分20秒目標ね。(なぜ?)」
難しい構造のテントだけあって、ものすごく軽いんです。すごく動かしやすい。楽々。
車検を受ける手順も慣れたもので、出走前ミーティングを全員で受けた後(お話をする人が前に出るたび、みんなが元気よく拍手するのが新鮮でした。結構嬉しい。みんなで拍手するの)、40分間の練習走行&予選開始。
ここで・・・恐れていたことが起きるんです。
走行開始とほぼ同時に黄旗・・・と思ったら、赤旗中断。
「小さなコースに30台も集まって・・・荒れるだろうなあ・・・今日。無事に家に帰りたい。」
って思いながらのイベントだったのですが・・・
その状況を見ていた人によると、「黄旗が出ていたのに無視して衝突した車両がいるんだ。」
あ〜・・・・
夏の第三戦の時も、初参加のTTC1400の彼がショックを受けていたんですよ。走行後。
「黄旗が出ていたのに抜かれたよ。それも2台・・・なんなの?この大会。」
平気・・・なんだと思います。そもそも旗を重要視していないというか、見ていないのかも。旗そのものを。
先日のF1では、マックスフェルスタッペン選手が、ダブルイエロー無視でこっぴどくペナルティを受けてましたけどね。予選終了後。
まあ、この朝の赤旗が・・・その後の5時間耐久での全員の振る舞いを正す機会になったようです。
決勝本番では、夏の大会と違って、ガムテープバリバリの車両は・・・1台だけ・・・だったかな。
SCが出た場面も、2回で済みました。夏の大会とは大違い。
実際、「この人、こっちを見てくれているかな?」と不安になるような走り方の車両は少なかったです。
ただ、追いついても前方に居座ってしまう車両はやっぱり残っていて・・・
ぶつかりたくないので、後方から来た車両に譲る。(もはや競争をしてない。)
その車両が抜いてくれるのを期待したんだけど・・・やっぱり無理か。すごく困ってる。
トップクラスのチームが追加で投入した車両なんですかね。何か意図を持って。
コース外走行を今回も行っているような変なチームなのですが、今回は、結構厳しく放送が入ってました。
仕方がないので、2台まとめて抜きました。やりたくないけど縁石を跨いで。
このコース、縁石を踏むのは危険です。我々は実際に第一戦の時に「お空に飛んだ」わけですから。
縁石を踏むことを決意して乗り越えていく時は大丈夫なんです。
問題は、踏み越えたその次の縁石。
通常のラインを通っていないので、ゴミを拾っている状態で次の縁石に当たって・・・体勢を崩しやすいです。できれば縁石を触らない走り方をした方がいいです。遠回りになって、タイムは落ちるんですけどね。
前で居座ってしまっている人には申し訳ないけど、このコース、ブロックラインなんて成立しないです。
筑波組から見れば、「どのコーナーもパッシングポイント」
おかしな走り方をしている車両とぶつかりたくないので、様子見に付き合うだけです。
我々の車両は・・・残念ながら、今回5時間完走で、前後に1回づつ接触がありました。板金をするほどの壊れ方ではないですが。
後ろから観察していると・・・ブレーキを踏んだ途端に左右方向に車両が揺れて、並んで走っている車両の側面にぶつかってしまうことが多いようです。ドライバーも意図せず。
それらの車両を左側に押さえ込んで、右からは後方についてきた車両をすり抜けさせるといったことをやっていました。
いや、本当に軽自動車と言っても、この小さいコースに30台ぐるぐる回っていたら、「譲り合いの精神」ですよ。「競争しにきてるんだろ?」って言われるかもしれないけど。
「耐久レースは、チェッカーフラッグを受けないと何も残らない。」
5時間走り切って、初めて結果が手に入るんです。
夏の大会と違って困惑したのは、「走行中に振動と音に悩まされた」こと。
飛んでくるゴムの大きさが・・・すごく大きいんです。
で、それを拾ってしまうのか、すごく振動が・・・色々音も出るようになって、途中、ペースダウンをして様子見をするようなことをたびたび行っていました。
「これはタイヤカスの問題だけか?駆動系に何かトラブルが出たか?」
夏の大会の時は、そんな心配はなかったんですけどね。なんだろう?・・気温が低くなると変わってくるんですかね。タイヤからのゴムの剥がれ方。
5時間を走り切った結果は・・・
予選10位
決勝11位
今回は、走行後に全員で声がけをするようにして、サイン記入漏れもなし。
まあ、2回完走して、わかってきたのは・・・
1.どうやら予選順位が大体決勝順位を決める。
2.コース上の速さで決勝順位が決まるわけではない謎イベント
ってところかな。
1周1秒遅いとしても、トップとここまで引き離されるはずがないんです。周回数。
謎に満ち満ちていますよ。このイベント。謎解きの必要があります。ものすごく面白い。
無事にチェッカーフラッグが振られた後、みんなで表彰式。
帰ってしまうチームもあるようですが、表彰式、参加した方がいいです。
すごく楽しみなんですよ。全チームに「プロが撮影してくれた写真」が1枚贈呈されます。それがすごく楽しみ。
(”さすがプロ。”と思わされるかっこいい写真です。)
表彰式冒頭で、特別賞の発表。
「今回は、飛び賞があります!」
ん???飛び賞・・・ってなんだ?
メンバーとヒソヒソ。
「キリがいい順位ってこと?」
「10位とか、20位とか?」
「それって飛び・・・っていうか?」
「素数!素数じゃない?」
「29」
「なぜ大きい方から言う?」
なんてやっているうちに飛び賞の発表となって・・・うちが呼ばれた。11位だって。飛び賞。
お米と景品をいただけました。ふおおお〜。まさかの展開。
「よかったああ〜、これで久しぶりに白いご飯を食べさせられるよ。ここのところ麦しかなくてさあ・・・」
全員「・・・・・」
「今年、まさかのミラをもう一台買う羽目になると思わなかったからさ。白米、買えなかったんだ・・・よかったああ、今日、俺、家に帰ったら子供たちに褒められるよ。」
いや・・・あの・・・大ベテランドライバー様、声大きい。まだ表彰式は続いてる・・・ごめんなさい。悪かったよ。来年はもうちょっとちゃんと手伝います。ふう・・・
本庄軽One耐久NNクラス第三戦に参加しました。 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]
もう、この記事を書いてもいいでしょう。緊急事態宣言は解除されましたしね。
Joy耐メンバーだけでなく、私の会社関係者も含めて、切り抜けましたよ。なんとかウイルス(Covid-19)を。
まあ、「マスクは、なんとかウイルス(Covid-19)を防いでくれない。ワクチン2回キメていても、罹患しないということではない。」という点は変わらないので、これからも特に手洗いを徹底するようにします。
真夏の朝7時。
GOLDEX本庄モーターパークの門をくぐる。
わずか半年で・・・復活したのだ。本庄軽One耐久NN車両が。
あの「お空に飛んだ白いミラ」を修理したのではなくて・・・全くの新造車両。
半年で組み上げちゃったんですよ。TTC1400大ベテランドライバー様が。
お空に飛んだミラを回収した時点で、「まあ、もし復活するとしても1年後だな。」って思っていたんですけど・・・
なんだろう・・・このガッツ。
と、競技車両の脇にピカピカのミラが到着。いや・・・これは5ドアだから乗用車か。降りてきたのは・・・
外車整備係・・・え〜・・・いつものZは?
「車、買い替えました!Zを売って、このミラのセダンにしました!」
「え???いや・・・なんで・・・あのZ33ものすごく大切にしてたのに・・・」
「この間のJoy耐で、予備車大事だなって。あんな大トラブルがあったのに走り抜いたことに感動しました!なので、今度は自分が、通勤車両でミラを使っておこうと思って・・・」
ああ・・・うん・・・また一人犠牲者が・・・
このBlogでさ。時々書くけどさ。なんか・・・まあ・・・申し訳ない。人生踏み外させちゃって。
大事に乗ってたZからとっくの昔に生産終了になっているミラのセダンに乗り換えるって一体・・・
「お金、いっぱい余りました。元々、ミラのバンの方を買いに行ったんですよね。お店に着いたら、もう買われちゃって・・・隣にあったこいつでいいですって言って、引っ張ってきました。」
・・・そんな感じ?
全員で出走準備を開始。今回は、とうとうTTC1400の彼まで引き込んでしまった。
「今日は、暑くなりそうだからさあ・・・テントを持ってきたんだよ。みんなで組み立てよう。」
大ベテランドライバー様が出してきたテントキットは・・・なんだか複雑。
オーナーとうんうん言いながら組み立て始めて・・・挫折!
なんだこれ?どうやっても骨組みを組み上げられない。
「あ、ごめん。固定する部品、忘れちゃったみたい。」
・・・・広げたパーツ群を全員で黙って収納する。
予選開始時間まで、全員で、椅子に座って・・・・ものすっごいピーカン照り。
下を向いて、アスファルトの模様を眺める。なんか・・・ポツポツと黒いシミが・・・
大丈夫。これは汗。涙じゃない。
「あのう・・・」
なに?
隣のチームの若者たちが何か大きな布を・・・
「僕たち、テントが余りました。どうぞこれ、使ってください。テントを組み立てなくても、この天井部分だけをそのミニバンのリヤゲートに引っ掛ければ、結構大きく太陽を防げますよ。」
「ふおおおおお〜!ありがとうおおおおおお〜うううう!!!!!」
「いやあ〜今時の若者は、人間ができとるのう〜!」
感謝。ものすっごく感謝。
「いや・・・なんか、おっさんたちが全員直射日光を浴びながら、椅子に座って黙って地面を見ているって・・・なんの修行かなって・・・不気味だったんで。」
いやあ・・・まさかのテントを借りられると思わなかった。ものすごく助かりました。本当に。
今回、第一戦の頃の反省で、ツーリングワゴンではなくて、ミニバンをサービスカーにしたのですが、それと相まって、テントが必須だったことを思い知らされました。彼らが助けてくれなかったら、本当に厳しい1日をすごすところでした。
予選の40分間走行は・・・第一線の時と同様、まるっきりの練習走行。前回と同様16位。
でも、今回は、出走台数そのものがものすごく多いのだ。とうとう29台ですよ。29台もこの小さなコースに集まって、5時間ぐるぐる・・・・ゾッとする。(?)
案の定、5時間耐久レースがスタートしてすぐにセーフティーカーが介入する事態。
私なんて、出走準備ができてなかったですからね。飛び込んできた大ベテランドライバー様に代わり、外車整備係に走ってもらう。
自分の順番がやってきて・・・いつものことなんだけど、この車両、ブレーキのタッチがいつも変わるのだ。
ゆっくりコースを回って、感触を確かめた後、車両そのものの動きも確認する。
「今日は大丈夫。第一線の頃とはセッティングも違う。ちゃんと1日走ることができる。」
狩りの時間だ。
バンバン前方の車両を抜いていく。ただし、絶対に接触させないように。
相変わらず・・・皆さんこちらが完全にイン側に侵入しているのにも関わらず、寄せてくるのだ。相手を見ているのか見ていないのか・・・見ていないことを前提に(筑波で、同じことをしていたらブラックポール掲示になります。)コーナリング中にも関わらず、ブレーキを踏み直したり、大きくイン側の縁石に乗せたりしながら、回避行動を取る。
速い車両群には、みんなの手本になってもらいたかったんだけど・・・明らかにコース外走行を堂々と繰り返すチームもいて・・・大会中、何度も注意喚起放送は入ったんですけどね。
この大会、ボディが無傷なままの車両はどれだけ残ったのか・・・
とうとう、大会の終盤、ベテランドライバーさんに若いチームメンバー全員が直立不動で立たせられて、厳しい教育的指導を受けていたチームがいましたからね。その脇には、ベタベタにガムテープが貼られたアルト・・・
激しい叱責を受けている様子を側から見ていて・・・「やっちまったなあ・・・あんたら。まあ、車だけが怪我をしているうちはいいけどさ。怒ってもらえるってありがたいぞ。」
我々は、無事、無傷で5時間を走り抜きました。
表彰式終了後、みんなでワクワクして結果表を待ちかねると・・・大ベテランドライバー様だけが暗い顔。
「なんか・・・おかしい。決勝も16位だって。」
「?????」
「え?なんで・・・いっぱい抜きまくった1日だったのに・・・」
よくよく決勝結果表を確認すると・・・ペナルティの文字。ん???
今日1日を振り返ってみると・・・最後のドライバー交代が終わって・・・みんなで万歳したっけ。
「やったぜ。これで無事に完走だ!車、壊してないぞ!!」
みんなで喜んで・・・喜ん・・・で・・・ドライバー交代したことのサイン・・・し忘れた。
全員、舞い上がって、そう・・・この大会の落とし穴にものの見事にハマったんだね。俺たち。
なんかですねえ・・・完走してみてわかったんですけど、この大会、コース上の速さじゃないですよ。決勝結果。
どうも、「ドライバー交代10回」という独特のルールをどうこなすかがね・・・決勝順位のキーポイントになるみたいです。
なので、みんな車を大事に乗ること。ダメ。接触。絶対。
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耐久レースでのマナーのお話 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]
新人くん二人が私のセクションに配属されてきたんですけどね。
なんかまあ・・・只今、絶賛新人研修で眠気と格闘中って感じ。
可哀想だから、ちょっと表に連れ出すか。行ってみたかったんだよね。会社の近くにできた喫茶店みたいなところ。(このなんとかウイルス(Covid-19って言って)の真っ最中に飲食のお店が出店されるなんてねえ・・・勇気がある。)
男性3名でお店に入っていくと・・・平日真っ昼間なのに若いお姉さん方がいっぱいいらっしゃる。
みんなこちら見て・・・ああ、若者二人ね。二人の方をチラチラ見てるね。確かにかっこいいんだよね。マスク着けていてもわかる。うちの総務、水着審査でもしてるのかしら。毎年思うけど。
店員のお兄さんがやってきた。「いらっしゃいませ。何にされますか?」
「あ〜んと・・・二人とも、嫌いなものある?」
「何もないです。」
「うん、お前たちの頭のようだね。」
「・・・・」
「んじゃ、アイスコーヒー2つと、私はホットコーヒー。この二人には・・・プリンアラモードと・・・私はパンナコッタで。」
「お客様、今月限定で、さくらんぼのババロアがありますが・・・いかがしますか?」
「あ、じゃあ、プリンじゃなくて、二人ともババロアで。」
その時、新人の片方が一言。
「ババロアってなんですか?」
いや・・・あの・・・なんていうんですか?その瞬間、無音になったんですよ。周りが。
飲食店って、食器の音とかするでしょう?厨房とかで。あれも「・・・・・・」
お姉さんたちがこっち見てる。
「え〜と・・・アレだ。あれ。チミたちが生まれた20世紀末にはまだ発明されてなかったお菓子だ。最近の流行りなんだよ。ババロア。ま、食べてみな。」
店員のお兄さんが・・・なんか・・・恐る恐る持ってきた。二つ。手が・・・え?なんでそんなに震えてるの?え?なんで、何も言わずにさっと奥に引っ込んじゃうの?
「これがババロアかあ・・・初めて食べます。いただきま〜す!」
「ああ、初体験だね。甘酸っぱいねえ・・・多分、レモンの味じゃないぞ。」(?)
「うんめえええええ〜!!!!」(雄叫び)
「うるさい!黙って食べろ!!」(反射的に手が出てしまった。)
「おいっお前、食べるの早すぎるよ!」
ああ、うん。二人でそれぞれ個性があっていいね。食べる速度もマチマチ・・・え?もう、食べ終わったの?
(ほんとに皆さんがこの辺りを読む速度と変わらないぐらいのスピード)
・・・なんで私のフォークを見てるの?これは、私のパンナコッタ。まだ二口しか食べてない。
「下向いてアイスコーヒー飲んでなさい。こっちを見ない。あげないから。今ここで、はい。あ〜んとかってやっちゃったら、周りのお姉さんが、鼻血出して悶絶しちゃうだろ?」
「何言ってるのかわからないです。」
冷静だな。ド新人よ。
後日、総務のすんごい偉い人から呼び出し。
「新人研修、ご苦労さんね。大変だろう?」
「はあ・・・なんか、二人ともあまり喋ってくれないんですよね。最近の若者ってあんな感じなんですかね。」
「ああ、いや、”ダメな大人の例を見せる”って言って、そこに配属したんだ。あまり関わるなって言ってある。」
「・・・・・」
「でな。毎日、彼らには研修日誌をつけて、提出させているんだよ。」
「はあ・・・・」
「関わるなって言ってあるのに・・・なんか、先日喫茶店に連れ出したんだって?」
「喫茶店というか・・・色々なものが食べられるオープンスペースの良い店でしたね。まだ出店したばっかりなんですよ。」
「店の話を熱く語らなくていい。勤務時間中だろ?」
「はあ。」
「それってサボりだよね。」
「つまらないPowerPoint投影されて、夢の世界に行ってるよりはいいと思いますよ。」
「でな。ババロアってものを生まれて初めて食べたと。」
「ええ、なんか雄叫び上げてました。うるさかった。」
「で、頭をブっただかれたと。」
「黙らせる必要があったので。」
「・・・・パワハラじゃない?それ。事実なの?”昨年、新手のパワハラを生み出した人物だ。応対に気をつけろ”ってあれだけ二人に伝えてあったのに。」
「いや、あの・・・え〜とですね。事実と真実というものは違いまして・・・」
うんもおおおお〜!なぜ体験したこと全部書く!ド新人よ!!
絵日記でいいんだよ。新人研修の報告書なんて。全く。
え〜と・・・今回のお題は・・・確か予告してあった・・・そうそう。そうですよ。ちょっとまずいかな。って思っていた話を書こうと思ったんでした。
「耐久レースにおけるマナー」
のお話です。
あ、S耐はちゃんと”プロ以外のドライバー”は、マナー講習会受講が必須なんだそうです。
私がここで書くのは、「2007年以降の第二次活動において、参加した耐久レースで感じたマナーのお話」です。
さて、どう書いていくか・・・
私が思う耐久レースのグレードは次の通りです。
筑波TC2(見学だけ行った袖ヶ浦の走行会も恐らくここと同じ)→本庄軽OneNNクラス→エビス耐久&日光耐久→Joy耐
この順番で経験を積んだ方がいいです。途中を飛ばしてしまうと、無用なトラブルに巻き込まれます。
その好例が、先日出走した日光耐久で実際に起こってしまって・・・
この大会には、初代スイフトが出走していました。
初代のスイフトって、もう、街で見かけることも少ないよな・・・と見ていたのですが・・・どうも・・・
多分、全員じゃないんでしょうけど、恐らくこの車両のメンバー・・・今日がサーキットを走ることが初めて。って感じ。予選の段階で。
後ろから速い車がやってくると、明らかにオロオロして、コース内を動いてしまうんです。
「これはまずいぞ。4時間走りきれるか?何か事故が起きて、サーキットを走ることが嫌いになられたらヤだなあ・・・」
心配は現実になってしまって・・・決勝スタート数時間後、初代スイフトのリヤバンパー・・・ゴトゴト引きずりながら、緊急ピットイン。
リヤ側・・・ということは、誰かに当てられたか。と思ったら、トップグループの車両も緊急ピットインしてきた。そちらの方が明らかに重症。
スイフトは、バンパーを取っ払って、再びコースインしたけど、いやいやそれは黒旗掲示だから。
(その後、リヤバンパーをガムテープでぐるぐる巻にして、彼らは完走しました。)
私はいつも「一番遅い車両」をドライブしているので、自然と癖がついてしまったのだと思うのですが、この日光耐久の時も、「コーナーに入る前にバックミラーに映る車両に譲るラインどり」を自然と意識しています。
それでもこの日光耐久の時は、「ごめん。コーナーが遅すぎて、みんなが詰まってしまった。」という事態になる場面があって・・・
そんな時はどうしたかというと・・・コーナー脱出後、「ここにジッとしているから、みんな抜いていってくれ。」
左右からぶち抜いていってくれます。トップグループはみんな腕が立つメンバーなので。彼らは躊躇なんかしない。(そのはずです。その大会で一番速いメンバーが揃っていないと耐久レースのトップは走り続けられないのだから。)
「アウト側に動くと危ないと感じたら、とにかくじっとしてる。上手い人たちは、見切って抜いていってくれる。」
逆にいうと、”速い車両”は、他車を引っ掛けてはいけないんです。引っ掛けたドライバーは、その大会のへたくそ大賞受賞者です。
これが、私の中で一段クラスが低い本庄軽One耐久レースNNクラスになると・・・
困ったことに「追いつかれた側が、ブロックライン」をとってきます。
まあ・・・「わかるよ。その気持ち」って車内でつぶやいていましたよ。レースやってる気分になれるものね。後ろの車両をうまく抑え込めると。
本庄軽One耐久NNクラスでは、「他の耐久レースでは絶対体験できないこと」があるんです。
それは、「最高速度が、参加車両全てが全く同じ。Honda車を除いて。」(なので、Honda車は別クラス扱い)
車内から観察していると、シフトアップポイントの違いだけで、トップエンドの速度は全く同じです。どの車両も。
なので、この大会は、まさしく「ドライバーの力量とコーナーリングの車両セットアップ」が決定的な差となるのですが・・・
「速い車両に追いつかれた側」が、「コーナーでブロックラインを取り続ける」それも「耐久レースなのに」
全く意味がないです。もう一度書きます。
その行為に全く意味はない。
「トップスピードの差がない大会で、自分の後方から速い車両が迫ってきた。」
「力量の差」を素直に認めるべきです。
大丈夫。ドライバーの差じゃなくて、車両のセットアップの問題。恐らく。さっさと後方から迫ってきた車両を前に出した方が、自分のペースで走れるんです。前に出した後、その車両について行くことができたら、自分の力量が一段アップしたことになります。大会中に。
この本庄軽One耐久NNクラスは、「決勝中に少なくとも10回のドライバー交代」をしなければならない独特のルールがあって・・・
電子ボードの順位表は、その時点での正しい実力値を示していません。
「自分の後ろから迫ってきた車両は、すでに決勝周回数が違う。」可能性が高いんです。同一周回だっら、ブロックしてみても・・・まあ、意味があるのかもしれませんが、この大会は、同一周回数であることをお互いはっきりわかっているのは、トップクラスの数チームだけでしょう。
速い側は、かなりイライラします。イライラする大会です。本庄軽One耐久レースNNクラスは。
ただ、繰り返しますが、「速い側が、遅い側を引っ掛けたら、引っ掛けた側がその大会の下手くそ大賞受賞者」です。
大丈夫ですよ。10分・・・長くて15分イライラをコントロールするんです。自分の中で。
競技速度で人が集中力を保てるのは、最初の10分・・・長くて15分です。だから、スプリントレースのほとんどが15周までの周回数なんです。
15分経ったら、前を塞いでいる車両は、ブレーキングで甘さが出ます。
ただ、抜きにかかる時も、「ブレーキングで100%」にならない進入の仕方をしないといけないです。
相手は、再びあなたに向かって被せてくるかも。アウト側から。
今年の第一戦でも、私は何度か、イン側の縁石に大きく車体を載せて、引き下がりました。タイヤのグリップを余らせて、ブレーキング中に左右に動けるようにして抜くアプローチをとっていました。相手は、「車がぶつかるとどうなるか?」を恐らく体験したことがない。
軽自動車で衝突事故を起こしたら、まず間違いなく転がるんですけどね。(もし、腕が外に出てしまったらアウトだ。)
まとめると次のようになります。
1)耐久レースで追いつかれた側は、素直に後続にラインを譲ること。あなたが競っている(つもりの)相手は、実は、全く違う周回数かも。
2)後続に追いつかれて、動くことが危険だと感じたら、そのままその位置をホールド。不用意にコース幅を使うような動きをすると事故になります。
3)追いついた側は、イライラしない。遅い相手に近づいても、アウト側から抜くのは余程の場面のみ。相手は、あなたをイン側に譲ろうとアウト側に動くかもしれない。(何年か前のJoy耐でいたんですよ。練習走行中にEP82をアウトから抜こうとして飛び出していったVTECシビックが。練習走行中にそれをやるってなんだろう・・・車を整備してくれている人たちのことを考えたら、その選択はないだろう。)
4)イライラしても10分か最大15分自分をコントロールする。前方の遅い相手はどうせ疲れてくる。それからゆっくり料理すればいい。
さて、月末は、Enjoy耐久”Joy耐”です。
行くぞ。約束の地へ。
2016年に積んだラインオフそのままのノーマルエンジンで、今年の大会も完走してみせるぞ。
GOLDEX本庄モーターパークの路面の話 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]
先日、ものすごく久しぶりに日光サーキットに行ってきました。
日光4時間耐久レース第1戦参加のために。
この第二次活動の最初期メンバーから誘われてVitzをドライブすることになりました。
会場でオーナーと朝の挨拶。
てっきり二人とも同じ車をドライブするのだと思っていたんだけど・・・別々だった。オーナーは、EP82。
「二人で同じ大会に出ていながら、別の車両をドライブなんて初めてだなあ。」
「まあ、お互い車を壊さず完走しよう。」
なんて言って、4時間を過ごしたんだけど・・・
オーナー・・・表彰台乗ってた。
さらっと。クラス3位だって。
車高が高くて、ラジアルタイヤのVitzのブレーキング姿勢に手を焼いている脇をオーナーがドライブするEP82がドッカ〜ってぶち抜いていくたびに「アレ、一体どうなっているんだ?トップ争いをしている連中と同じスピードじゃないか。」と思っていたんだけど・・・まさかの表彰台とはね。VitzもEP82も元は、フォークリフト修理係が作ってくれた車両なんだけどなあ。Vitzがレースでは使われない理由がわかった日だったよ。
さて本題。
今回のお話は、「GOLDEX本庄モーターパークの”路面”の話」
ちょうど、日光サーキットの舗装も確認する事ができましたからね。
どちらのコースも「棲む場所に特化した車両セッティング」が求められる「特殊対応車両」になっていきます。
筑波サーキットやツインリンクもてぎといった、「大きな観客設備があるサーキット」用にセッティングされた車両は、そんなに「特殊対応車両」化はしません。(我々のEP82は、Joy耐朝の練習走行以外、ツインリンクもてぎで練習をした事がない。)
その感覚のまま、ミラをセッティングして出場したんですね。ええ。「初出場でお空に飛んでいったミラ」は。
気にはなっていたんです。2020年暮れに初めて本庄モーターパークを走った時に。
「なんかうちの車両・・・最終コーナーでブレーキングするとリヤが跳ね上がって、3輪走行になっているよな。」
まあ、軽自動車ってそういうものなのかなあ・・・って、スターレットも筑波の最終コーナー旋回中は、リヤの内輪側が空回りしている車両がありますからね。
ただ、NNクラス初参加の朝に車両をグリッドにつけた際にこのコースが独特の舗装であることを知って・・・
練習走行の時にグリップレベルが低いことは気がついていたのですが、それはラジアルタイヤ(コス●コタイヤ)のせいだと思っていたのですが・・・
違った。
このコース、サーキット舗装ではないんです。
今月、グリッドに車両を並べた日光サーキットはサーキット舗装でした。通常通りの。
でも、この本庄モーターパークは・・・なんといったらいいのか・・・
「白いコンクリに大きな砂利が混ざっている。」
そんな感じの舗装です。
「この舗装、どこかでみた事がある・・・」ずっと気になっていたのですが、フォーメーションラップが始まった時に思い出しました。
現在の丸和は、だいぶ舗装化が進んでしまったそうですが、私が訪問していた2010年頃までの舗装にすごく似ています。本庄モーターパーク。
丸和のスタートラインから直線に伸びていた「コンクリ状の舗装路面」あれと同じ外観をしています。大きくひび割れているのも同じ。
そんなことを思い出しながら、2021年本庄軽One耐久NNクラス第1戦のスタートを見守ったのですが・・・
全車両が、最終コーナーに殺到した時に悟りました。
「うちの車両だけが最終コーナーでリヤが跳ね上がっている。しまった・・・俺たち、セッティングをミスしたんだ。」
スムーズなサーキット舗装でセッティング出しされたこの軽自動車は・・・実際のドライブでは、ブレーキをかけた後、アクセルペダルに足を動かした時に後方から猛烈な振動がある。体全体が揺さぶられるというか・・・
アクセルペダルは・・・踏み込めない。踏んでいくと、フロントタイヤが両輪とも空回りしている感覚がある。
自分の担当時間の間中、ものすごくもがくことになりました。
周りの車両群が異常に手前でブレーキをかけ始めることに合わせなければならず、そのくせ脱出加速時にアクセルを踏み込む事ができない。
抜かれていく中で、周りの車両を観察していると、皆、「バネが柔らかい」のだと思います。中には、「明らかにノーマルバネのままだよね?」という車両も走っていましたから。
恐らく、ノーマルバネではうまく走れないと思います。
ノーマルバネだと恐らく今度は、「ロールと戦う」ことになってしまう。
「ものすごく凸凹があるサーキットで、いかに駆動力をかけられるようにするか。ドライバーのミスを許容できるようにするか」がテーマになるサーキットだと思いました。
ドライバーのミスを許容できないセッティングだと・・・空に飛んでいくことになります。このコース。我々のように。
実際のところ、実は、大会の帰り道に真っ直ぐ家に帰れなかったんです。私。
頭がとにかく痛くなってしまって・・・2月に熱中症?
そんなわけはない・・・途中で寝ながら、なんとか自宅にたどり着きました。恐らく・・・競技中に頭が揺さぶられ続けた影響かと・・・実際、翌日には体調は元に戻ったんです。
熱中症だと、その後、数日頭が痛いはずなんですけどね。
先日、日光サーキットで1日過ごしていて、ボケッとこの辺りのことを考えていました。
日光サーキットは、またここに集まってくる車両群も不思議な形態をしています。「みんなやたら車高が高い。」
なんだろう・・・とは思っていたんです。自分たちが日光耐久レースにEP82を持ち込んでいた時にも。
N1仕様のままの我々だけが車高が低くて、他は全車ノーマル車両・・・というか、ダートトライアル車両の車高セッティング。
「車高が高いVitz」を走らせて、初めて知る事がありましたよ。
N1車両の車高セッティングでは、絶対近寄らない場所を走る事ができるようになるんです。日光サーキット専用セッティングの車両では。
「舗装の一番端まで使った方が速く走れる。でも、このコースは独特で、一番端の部分は、地面に向かって落とし込むように舗装されている。(普通のコースはゼブラゾーンで路面よりも高く持ち上げられている。)」
事実、今回の2021年日光耐久第1戦では、ポールポジションをナンバー付きの最新鋭ロードスターが獲得したのですが、彼らは車高を低くしてきていて・・・(ロードスターパーティレース仕様ではないという事)
4時間を走り切ることはできたのですが、帰りには何か駆動系・・・からなのか異音が出ていました。
激しくトップ争いをし続けたので、恐らく底打ちしたのではないかと・・・
「小さなサーキットは、そこで棲み続けるための専用セッティングが必要です。」
Joy耐を10年続けてきても、知らないことってあるものです。
次回は・・・マナーの話をしましょう。
短い期間で日光サーキットの大会と本庄モーターパークの大会を経験して、ちょっと気になるところがあるので。
本庄軽One耐久NNクラス大会時に必要な持ち物 [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]
今日の時点でも募集がかかったままですねえ。
だいぶ・・・集まらないんでしょうね。我々はエントリー済みなのですが。
一番最初に出走した2011年がこの10年で一番台数が少ない年で、確か70台を切っていたと思います。
今年は・・・どうしよう・・・ピットの数(45)ぐらいしか集まらないとかなっちゃったら。ソーシャルですたんすとか言って、各ピットも柵じゃなくて、アクリル板で仕切られちゃってるんですよ。ピットモニターには、「しゃべらないでください。」とかって、定期的に横スクロールで流れちゃったりして。ふおおお〜。アイコンタクトよ。みんな。めっと目っで通じ合う〜!!!あ、繰り返さなくていい?はいはい。本題ね。本題。
初出場で大失敗に終わった2021年本庄軽One耐久NNクラス第一戦。
短い大会出場時間でしたが、「持ち物」リストを作っておきますよ。あの大会、これからどんどん「出場してみよう。」って人が増える予感がしましたからね。
大会当日に持ってきた方がいいものリスト
1)ブルーシートできるだけ大きなもの(2枚)
2)養生テープ
3)テント(念の為)
4)消火器
5)無線機(デジタル簡易無線機)
6)ピットボード
7)補給用ガソリン(携行缶3つ)
8)予備タイヤ(決勝前交換用タイヤ)
9)ホイール締付用トルクレンチ
10)サービスカーとして、1BOXタイプの車両
11)軍手
12)人数分の椅子
この他にドライバー各人の装備品が必要です。
説明をしていくと、ブルーシートは、1枚は地面に、もう一枚は、荷物の上に被せる用です。
で、養生テープと軍手もここに関係します。
何かというと、「クラッシュした車両を数日置いておくための準備用品」です。
え?不吉?
あ、うん。でも、実体験したことをそのまま伝えるのがこのBlogの使命だからね。
軽自動車がお空に飛んでいくとねえ・・・地球の重力を脱出することができなくて、地上に舞い降りるんだな。(壮大だな。)
で、全部のガラスが割れると、車内が大変なの。ガラス回収で。そのための養生テープと軍手。
管理事務所で車両保管場所を指定してもらって、そこになんとか全員で車両を収めたあと、持ってきたブルーシート(2枚。ここが重要)が役に立ちます。
「軽自動車だとブルーシート2枚で、全体が覆える。」ってことを学びました。エッヘン!
ちなみにピット位置には、パーツ破片がばらばら落ちるので、管理事務所でほうきとちりとりを借りる必要があります。きれいにしておかないと、誰かが怪我をするかもしれないからね。
テントは、酷暑や雨の時用に必要になるのですが・・・風が強い場合は、直ちに畳む必要があります。実際、2021年の初戦では、朝、組み立てた全てのチームが降ろしていました。風があまりに強くて。
このテントの代わりが1BOXタイプのサービスカーなのですが・・・私は今回、サービスカーとして、ツーリングワゴンを乗り入れたのですが、雨が降っていたらアウトだったと思います。3列シートタイプでないと、メンバー全員分の荷物を避難させることができない。
このコース、弱点があって、「着替えのスペース」がないんです。
女性ドライバーの参加が多数あったのですが、皆さん着替えスペースのつもりでおそらくテントを持ち込んでいたかと。で、風が強くてテントが開けない。
正直、おトイレの件も含めて、このコースは女性をあまり連れてくることができないコースだと思います。
筑波サーキットやツインリンクもてぎだけでなく、ダートトライアル場のモーターランド野沢でも女性ドライバーの受け入れをしていて、実際、VITAでのKYOJOCUPの影響なのか、ここ数年本当に女性ドライバーが増えています。
なのに、「モータースポーツの入り口」の場所であるこのGOLDEX本庄モーターパークは、「この大会に出てくれた女性ドライバーさん達は、次も来てくれるのだろうか・・・」と思わされる什器設備で運営を行なっているんです。
まあ、暗くなってしまう話はこれぐらいにして、先に進みましょう。
耐久レースで一番の悩みどころ「燃料補給」の話です。
このコースには、ガソリンスタンドがありません。
ついでに言うと、歩いて行ける距離にもガソリンスタンドなんてない。それどころか、朝7時から始まる大会で、そんな時間に開いているスタンドなんて周辺にあるのかな?
なので、ドライバー各員が1個づつ携行缶にガソリンを入れて集合することになります。
私は、これで大会前日に携行缶を抱えてウロウロすることになりました。
だって・・・今の世の中は、「セルフスタンド」が主流。
セルフスタンドで、携行缶にガソリンを入れようとしても・・・入れられないんです。給油機が作動しない。
法律で制限されているとは知っていたけど・・・日光耐久の時は、補給できて現地に持ち込みができたんだよ。
まさか、「給油機そのものが作動しない。」ようになっているとは思わなかった。今では。
なので、「有人スタンド」を探し回る羽目になりました。営業時間に間に合ってよかった。
で、この携行缶に関連しての「消火器」持ち込みです。
大会では、給油場所にちゃんと消火器が設置されていましたが、まあ、Joy耐での癖というか(Joy耐では、参加者がピット内に消化器を持ち込むことが義務付けられている。)自分達のピットエリアに携行缶が3つも4つもある状況は、あまり安心できない・・・なので、自然と各人が消火器を持ってきていました。
無線機は必須です。この大会。
サインボードは、「万が一、無線機が使えなかった時のための手段」として持ち込んでいました。
何しろ、「タイヤが外れま〜す。」と言っている大会で、できる限りコースには近づきたくない。
免許不要タイプの無線機で、十分競技中も使えます。
無線機を走行中に使うということが我々は初めてで、正直、使い方に難儀したのですが、TTC1400大ベテランドライバー様と大々ベテランドライバー様は、かつてS耐に出場する時にこの無線機を使っていたとのことで、走行中に二人ともずっと話していることにショックを受けました。
(私は、絶対無理。ステアリングホイールから手を離してボタンを押さなければならなくて、話せることは「はい」「了解」だけだった。)
予備タイヤとトルクレンチは、これも「万が一」用です。
この大会では、決勝中のタイヤ交換は、ペナルティ扱いです。
決勝前に新品に交換して出走させるのですが、大会半分付近でリタイヤしたあと、タイヤをチェックしたところ、4輪とも走りきれそうな摩耗状況でした。
まあ、ドライバー交換時に毎度ではないにしても、ホイールナット締め付けチェックは必要かなとは思います。Joy耐では、燃料補給時に強制的にピット時間調整があるので、その時にチェックできるんですけどね。
この本庄軽One耐久では、ドライバー交換に一生懸命になってしまって、ナットチェックをしないまま出走・・・ホイールがバイいい〜んとおおお〜という展開になっているのかもしれません。
次回は、「路面」の話をしましょう。
このサーキットの独特な路面状況に苦しめられましたから。
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本庄軽One耐久NNクラスってどんな時間進行? [2021本庄軽One耐久NNクラスで大失敗]
「ああああ〜!!!!」という悲鳴というか、叫び声がする方向を振り向くと・・・
ミラがお空を飛んでた。白いミラ。
星になった・・・じゃなくて、なんかその後の光景が・・・アレ、アレを思い出してた。
そう。クリスマスケーキを帰宅途中に道路に落としたあの光景。
走馬灯ってあるんだなあ・・・クリスマスケーキの箱のように・・・ミラがゴロンゴロンと・・・40回転ぐらい(嘘です。)
転がった車両の方に近づかなかったです。あの10年前のツインリンクもてぎと同じ。
「ああ、クラッシュした車両、うちのだな。」
見なくてもわかった。
思ったのは・・・「この大会、長い付き合いになるんだなあ・・・」ということ。
Joy耐も初出場の2011年に全損ですから。
あれから気がついたら、あっという間に10年です。今日の10時からJoy耐2021は参加受付が開始されましたが、我々は今年も出場します。
で、このGOLDEX本庄モーターパークでの軽自動車耐久の話は・・・1回で済ませるつもりだったのですが、大失敗に終わったので・・・何回かに分けて話をしましょう。
というのは、この大会、どんどん参加者が増えると思います。今回は、総計22台の出走でしたが、非常に面白い大会だったので、これからもっと盛り上がっていきます。
で、宣言をしておきたい。
俺たちみたいになるな。大失敗しちゃった。最初の大会で。
あ、ちなみに今回の2021年第1戦の結果は、全22台中、予選16位 決勝リタイヤという結果でした。
さて、今回のテーマは・・・「大会進行(スケジュール)」の話をしましょう。
正直、コースを2回走っただけで、事前情報全くなしで本庄モーターパークに集合しました。
朝7時が集合時間だったのですが・・・7時少し前に本庄モータパーク周辺のコンビニエンスストアには、それらしい人たちが集まっていました。
その中にオーナーを発見。
「いやあ・・・朝、早く来すぎちゃってさあ・・・みんなコンビニで時間調整しているみたいだから、真似してた。」
「早く来たって、何時ごろ?」
「5時半。」
・・・・早すぎるぞ。いくらなんでも。
ちなみに私は・・・午前1時半から、全く寝る事ができなくて・・・家で時間調整してきたんだよね。まあ、いつものこと・・・ほら、遠足の日の前って、眠れなかったでしょ?ええ、アレですよ。アレ。ワクワクしすぎちゃって。
バナナはおやつに含まれるのか?みたいな。
でも、休日の関越自動車道って、朝早くなのに渋滞が始まっているんです。正直、ちゃんと7時に到着できるか不安だった。途中。
本庄モーターパークの入り口に到着すると、係員さんから言われたのは、「サービスカー以外は、ピットに入れません。駐車場に止めてください。」
私の乗ってきた車両がサービスカーになることは決めてあったので、ピット内の白いミラを探して・・・横付け。
「ピット位置が先着順だったら嫌だなあ。できる限り朝早く来て、場所取りをしないと。」と思っていたんだけど、そうではなくて、ピット割が大会主催者から連絡されるのだそうです。
で、本当に「軽自動車1台プラス普通車1台」のスペースしか割り当てられないので、そんなに荷物は持ち込めないです。
後ろについてきたはずのオーナーが・・・なんかいつまでたってもミラのところに集合できない。
なにぶん、今日初めてこのコースを走るのだ。案の定、駐車場の位置がわからなくて、少々放浪したらしい。
事前にこのコースで練習ができる時には、山の上の方まで自分の車両でゆっくり上がってみたほうがいいです。セーフティーローダーとかも十分に止める事ができる広い駐車場があるので。
外車整備係も到着したので、全員で事務所で受付。
待ち時間の間に外車整備係に話を聞くと・・・
「5時ぐらいに入り口に来たんですけど、もう、”絶対にこの周辺に車を止めさせない。”って感じでしたよ。近寄れなかったので、周りをドライブしていました。」
あ、う〜ん・・・チミもワクワクしちゃったのか。寝れなかったのか?そんな時間に到着しちゃうとは。早すぎるぞ。みんな。
受付と車検はほぼ同時進行という感じです。
とにかく、朝7時集合後、いろいろな作業を同時並行で行わないといけない。今度は、車検ね。車検。
と言っても、ミラを出走できる状態にした後は、「ヘルメットを1つでいいから天井に置いて、フロント側をジャッキアップして係員さんを待つこと。」
係員さんを待つ間にトランスポンダーを装着する位置をみんなで決める。
なんでフロント側をジャッキアップ?
全然簡単な車検だった。ぐるっと外観検査と、ウインカー類の作動検査の後は、ギヤボックス周辺をチラッとみられておしまい。
なんだかやたら簡単な車検だな。と思っていたら、我々の車両は「ナンバー付き」だからとのこと。「自走してくるんだから、道交法違反の改造はしていないよね?」という前提なのだそうです。ギヤボックス周辺をチェックされるのは、「レギュレーションでLSD装着を禁止している。」ためとのこと。
隣の若者たちの車両は・・・我々と全然違って、筑波やツインリンクもてぎ並みのチェックが入っていた。入念に。
なんか・・・やたら若い人たちが集まる大会だな。とは思っていたけど・・・車両の仕様も違うらしい。あちらは、ロールケージまで入ってる。
全車の車検が終わった後、すぐにドライバーズミーティングです。
広いピットで、係員さんが前に出て、参加者がそれを輪になって聞くというスタイル。
きちんと話を聞いたほうがいいです。ドライバー交換手順やガス補給手順の説明があります。かつ、落とし穴がある。ちゃんと聞いてないと。他のコースや大会では見られない独特のルールがあります。
そのミーティングの中で気になる発言があって・・・
「タイヤ。飛ぶので、しっかり増し締めをして出走させてください。」
うわあ・・・軽自動車ゆえの現象なのか、それとも整備不良なのか・・・実際、この大会を最後まで見学(出走していたはずなんだけどね。)したオーナーによると、終盤にタイヤ外れ事故が発生したそうです。
なので、実の所、私はコースはほとんど見ていなかったんです。遠くから時々眺めるだけ。とにかく近寄るのはよそうと思っていました。1日。
気になっていたのは、このコースを初めて走るオーナーの処遇。
事前のライセンス講習を受けていないで、本大会を迎えてしまった。
でも、ドライバーズミーティングも終了してしまったし・・・これ・・・どうなるんだ?コースライセンスの取り扱い。
しばらく、オーナーの姿が見えない・・・と思ったら、帰ってきた。
「別の場所で、コースライセンス直前講習会があったんだ。でも・・・予想していたよりもたくさんの人が講習を受けていて驚いた。」
・・・・そんな人達と競技をするの?5時間。
9時から練習走行・・・というか、もう、これ予選。
9時からの40分で、オーナーをコースと車両に慣れさせないといけない。
車両の持ち主であるTTC1400大ベテランドライバー様にチェック走行してもらった後、オーナーにとにかく走ってもらった。耐久だから予選順位なんて気にしない。
10時には、グリッド整列開始。
グリッド整列のためにミラを押している段階から、私の頭の中はグルグル。
1.コースには近づかない。絶対。
2.車両を傷つけずに帰ってくる。追突されたり、抜きにかかっているのにスペースを与えないで、ぶつけてくるような相手がいっぱいいる大会なんじゃないか?ちゃんと無傷で済むだろうか・・・
3.走行中にタイヤが飛んできたら、どうやって避けよう・・・
グリッド整列終了後、ローリングスタート開始。
ドライバー交代を10回もしないといけない大会ということで、早々にその作業の時間がやってきた。
決勝がスタートしたところで、大会関係者の配慮に気がつかされることが起きました。
「初めてこの大会にやってきてくれたチーム」ということでなのか、我々のピット位置は、とにかく全ての作業がしやすい場所だったんです。
最初は、周回タイムを掲示している計時システムの目の前が自分たちのピットなんて楽だなあ。と思っていたんです。
何しろ、自分たちの車両の正確なラップタイムを遠くから電光表示板で確認できる。
それだけではなくて、自分たちのピットの目の前が、「ドライバー交代エリア」だったんです。
なので、各チームのドライバー交代作業方法を確認した後、自分たちの交代作業に取り掛かることができました。
まあ、初めてだったが故に注意を受けてしまったのは、「自分たちの交代の番だからと言って、エリアの場所取りをしてはダメで〜す!」
なんか・・・はやる心のせいか、どうしてもエリア内にグイグイ入っちゃうんですよ。体が。
そのせいで、ピットロードに進入してきた車両が、「え?え?この人達、俺たちのチームの人じゃない・・・」ということで、フリーズしてしまうことが発生していました。ごめんなさい。
恐らく、経験値が高いチームは、事務所棟に近い場所が割り当てられているんだと思います。(ドライバー交代エリアから最も遠い)何しろ、事務所等に近い側では、「スリックタイヤ?」と思うような走り尽くしたタイヤとかを置いているようなチームがありましたから。
自分の担当時間を無事にこなした後、落とし穴発生。
ドライバーミーティングで言われていましたよ。
「走り終わったドライバーは、係員の机にやってきて、自筆でサインをすること。」
危ない危ない。
自分のピットに戻ってしまっていました。無事故で走りきれたことにホッとして。
あっという間にお昼の時間になります。
お昼ご飯は、ドライバー人数分、カレーが用意されていました。温かいカレー。
でも、お手伝いに来てくれた人の分はないので、別に購入する必要があります。
我々の場合は・・・走行を終えて、肩で息をしているオーナーの鼻先にカレー。
「はい。お疲れさん。」
「ハアッハアッ・・・あの・・・あのさ、普通、走行終わった後って、スポーツドリンクとかじゃ・・・ハアッない?」
「いや、カレーは飲み物だから。冷めないうちに。はい。」
食べてましたよ。カレー。レーシングスーツのまま。(いぢめじゃないよ。)
で、お昼ご飯の片付けをしている時に冒頭のシーンになるんです。
我々の大会はここまで。
その後、1時間ほどいろいろと片付けをしたのちに本庄モーターパークを後にしたのですが、この時点まででは、リタイヤ車両は我々だけでした。
それどころか、傷ついている車両も全くなかったんです。
すごいものだと思いました。
朝の段階では、「この狭いコースに22台も・・・いくら軽自動車が小さいと言っても・・・5時間グルグル回って、無事では済まないだろう。」と思っていたのですが、みんな、全く接触プレイなしです。これなら、参加者がどんどん増える大会になるだろうと思いました。
今日は、ここまで。だいぶ長い記事になってしまいました。
次回は・・・「持ち物」の話でもしましょうかね。