液体ガスケットを全く違うものに交換したのにオイル漏れが止まらないEP82。

「オイルパンを交換したら?」という助言をもらったけど、念のため、フォークリフト修理係にも連絡。


「は?WAKO'Sのガスケットがつかない?何言っちゃってるんですか。そんなこと今まで体験したことないですよ。また何か変なことしたんでしょう?オイルパンそのものを新品にしちゃってください。謝った方がいいですよ。WAKO'S製品を使っている皆さんに。大抵、変なことやってるんだから。」


あ、え〜・・・やっぱりそうなの?

ごめんなさい。


一旦、現況確認のために再びオイルパンを取り外す。



なんか・・・WAKO'S製品の時よりも更に接着していない感じ。


外車整備係が一言。

「多分、この青い液体ガスケットは、オイル周りに使っちゃダメだったんですよ。もう、元に戻しましょう。トヨタの標準品で、次からは作業をしましょう。」


私がとっても忙しかったので、オーナー夫妻にトヨタ部品共販に行ってもらった。

が、どうも二人が訪問したところ・・・店舗内が動揺してしまったらしい。


「は?オイルパン?スターレットの?」

「はい。この車体番号に合うやつです。まだ売ってますか?」

店舗内が静かにザワザワ。


「あの二人、この間も来ただろ?確か・・・スターレットのファンベルトをくれ。って、それも2本!

「そうそう。いったい何年乗るつもりなんですか?って思わず聞いちゃったよ。俺。」

「怖えよ。だって、どう見たって・・・整備士じゃねえだろう???あの二人。え?オイルパンだけじゃなくて、シールパッキンブラックと取り付けネジも?どういうプレイするつもりなんだよ。


うん。まあ・・・なんだか少し時間がかかったらしけど、無事入手ができた。



オイルパン問題ultimate weapon3品

あとワイヤーブラシもいろいろ買って来たよ。





今回の処置で、なおもオイルが漏れるようだといよいよ深刻だ。と思ったら、外車整備係がゴソゴソ・・・



・・・・何?これ。

「気になってるんですよ。この車両、いくつかオイルパンのネジがかからないでしょう?」

「うん。だから新品の取り付けネジを買って来たよ。品番90119-06719のネジ」

「じゃなくって、こっちです。こっち。」




「エンジンブロック側のネジがバカになっていて、いくつかのナットがはまらないんです。この車両。」


うん。それは気がついていたんだけどさ。治しようがないと思ってたんだよね。治せるの?


時々、フォークリフト修理係の作業を「全く手が出せない。」って見てるだけの時があるんだけど、この「オイルパンのネジ問題」も全く手が出せなかった。外車整備係が一通り作業をしてくれた。



古いブロック側のネジを取り外して・・・

「ステンレス寸切」ってやつをなんだか加工して・・・



新しいネジがブロック側に取り付けられてた。(青いのはロックタイトを塗布したから。)


その間に、私がブロック側の古いシールパッキンをワイヤーブラシで落として・・・



オーナー夫妻がシールパッキンブラックを新品オイルパンに塗布。

全部のネジもくっついて、元々使っていたシールパッキンブラックに戻して、オイルパンそのものも新品だ。

これで練習走行の結果はどうだ?



うん。オイルパンの周りを四角くダバダバ漏れている状況からは、脱したぞ。

黒旗も掲示されることなく、走りきることができた。


でも・・・なんだか、ポツポツオイルが・・・垂れてるよなあ・・・やっぱり。なんだあ?