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残り5分で表彰台がすり抜けて行きました。 [JOY耐2024]

暑かったです。2024年JOY耐7時間耐久レース。あの初出場の2011年を思い出すようなひどく暑い1日でした。

が、ちゃんと自分たちで組んだエンジンを乗せた我々の車両は、トラブルフリーで、7時間を走り切りました。

結果は、


総合32位(出走62台)

クラス4位(全6台)


でした。

チェッカーフラッグまで、残り5分というところで、速いチームに抜かれて、4位に転落。

すごくいい成績でチェッカーを受けたはずなのですが・・・なん・・・ですか・・・ね。

チェッカーフラッグを見届けた後、全員無言。


今までだと、完走して喜んでいたはずなんだけど・・・・こう・・・なんていうか・・・釈然としない気持ちって感じ。

今年のルール改正は、その意図を十分反映したのだと思います。CLASS2に関しては。はあ・・・

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無事に予選を走り切りました。 [JOY耐2024]

梅雨明け・・・ではないまあまあ曇り空の1日でした。2024年Enjoy耐久「JOY耐」予選日。


結果は、

総合 出走62台中56位

クラス2 6台中5位


エンジン載せ替えたのですが、いつも通りの順位です。まあなんていうか・・・平常運転。確かに過去最高の予選タイムだったんですけど・・・・あれ?って感じ。


特にトラブルなしで1日予選を出走できました。

ただ、今年のルール大幅改訂の発表があった時は、土曜日日曜日が楽になると思っていたのですが、全然そんな状況じゃないです。

明日は、燃料を40Litter積んで、重くなったEP82を出走前に全員で押さないといけないという修行が待っています。


なんだろう・・・このルール改定・・・


AE86レースの彼に言われて気がついたのですが、一番最初に出走した2011年の大会と同じ日(週?)の大会らしいです。

あの時もものすごく暑くて・・・悲惨な結果になりました。

明日は、13年が経過して、進歩しているところを証明したいです。



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エンジン搭載完了 [3機目のN1仕様エンジン]

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この猫さんはですねえ・・・

いつの頃からか、私たちが作業をしている時にやってきて、一日監督をやってるんですよね。近所にお住まいになっている猫さんなんだそうです。


昨年・・・だったか、保管ガレージは、周辺の柵を全部立派なものに施工し直したんです。

この猫さん、もう、敷地内に入ってこられないんだろうな・・・って思っていたのですが、来てますね。

どうも、AE86レースの彼が、管理人さんに聞いたところ、「あ、ちゃんと穴を開けた。猫さん用に小さく。」だって。


で、私たちのところにいる間は、なんだか一生懸命喋ってる。(鳴いてる。)


「お前らさあ・・・」

「あ、はい。」

「1日目にエンジン下ろして。」

「2日目に新しいフルメタルクラッチとか付けて。」

「3日目でエンジン載せて。」

「で、4日目で・・・・まだこの状態?」

IMG_0097.jpeg


「あ。はい。なにぶん、作業が遅くて・・・」

「飽きたぞ。カリカリくれ。」


いや、あげませんよ。朝、会った時に小袋おやつあげたでしょう?

オーナーみたいに私は甘くないですからね。オーナーなんて、もはやおやつじゃなくて、「それ・・・ご飯じゃ?」って量を毎回あげちゃうでしょう。家に帰ったら、飼い主さんに心配されますよ。「なんで最近、ご飯を食べる量が少ないのかしら?」って。


いや、ほんとに足元に頭ぶつけてこない。いくらやってもダメです。あっちで見ていてください。危ないですよ。


ふう・・・作業作業。

とにかくエンジンがかかるようにならないと。

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エンジン載せながら、レギュレーション上期限が定められている消化器を交換したりしないといけないのだ。

この高級消化器は・・・外車整備係が「お客さんがくれた。」って持ってきた。なん・・・だろう・・・消化器くれるお客さんって・・・


この高級消化器、ブラケットが日本メーカのものと違うから、ちょっと厄介・・・かつて使ったブラケットが確か・・・保管ガレージを探し回らないと。


なんとか全部の作業が終わって、エンジンがかけられるようになった。フルバケットシートに乗り込む。


キーを回す。

クランキングスタート。


ガッガッガッ!

ダメだな。かからない。


その後、何度もキーを回す。

ガッガッガッ!


なん・・・だ・・・?

なんで・・・

なんでエンジンがかからないんだ?何を間違った?


組み方は間違っていないはずだ。ちゃんといちいちエンジン整備書をチェックしながら組んだんだぞ。1基目のN1エンジンの時は・・・こんなに手間取らなかったはずだ。


仁王立ちしてエンジンルームを見つめていたTTC1400大ベテランドライバー様が一言。

「なんかガソリンが来てないような感じだなあ・・・構わずスターターを回し続けてみな。」


昨年の2基目のN1エンジンの時を思い出す。いや・・でも、去年は、セルモーター自体が動かなかった。
JOY耐直前のこの時期にエンジンがかからないなんて・・・戻すか?元のノーマルエンジンに・・・どうしよう・・・
ガッガッガッガッガッ!かかった!エンジン始動!!
アイドリング回転にならないうちにエンジンカット。
すぐにTTC1400の彼が下を覗き込んで・・・・
「ああ・・・ダメだ。何か漏れてる。これ・・・冷却水?」
冷却水じゃなかった。今回、同時にフューエルフィルターも交換していた。どうにもそのフューエルフィルターの配管が作業しにくくて・・・外車整備係が直してくれた。他は・・・
油圧計のネジからオイル漏れだ。やっぱりシールパッキンブラックじゃダメだったか。
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ヘンケルジャパン(ロックタイトブランド)のシーリングラップを巻いたら、簡単に止まった。最初からやっておくんだった。
でもまだ・・・タイミングベルトカバーのところからオイル漏れだ。これは・・・やっぱりオイルポンプオイルシールのところにグリースをつけてなかったのがまずかったかな。
今日はここまでだ。
がっかりして帰り支度を始める。
大丈夫。エンジンはかかった。去年の2基目のN1エンジンと違う。俺たちは進歩している。
オイルポンプを車上搭載で触るのなんて慣れてる。オイルポンプオイルシールを交換して、JOY耐に向かうぞ。
そんなことを考えながら、自分の車に向かうと・・・ドアを開けた瞬間、大変な事態が・・・
なん・・・なんで・・・なんで、ドアのパワーウインドウのところににゃんこ印????
暑かったからね。窓開けてたよ。ええ・・・・っていうか、全部のシートだけじゃなくて、ダッシュボードにまでニャンコ印がああああ〜!しかも泥!!足あと!!!くっきり!!!!(写真撮るの忘れた。)
んも〜ウエスで拭き取らないと。ってしまったあああ〜このウエス、ミッションオイルがああああ〜!!!
んべええ〜ってミッションオイルがダッシュボードにベッタリとおおお〜!
匂いがあああ〜!!!
報復か?
報復処置なのか?モンプチのクリスピーキッスとびきり贅沢チキン味小袋1つじゃ全然足りないって。(苦悩)


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ベアリングキャップって交換しちゃいけない部品なんだね。 [3機目のN1仕様エンジン]

やっとヘッド側の準備が整った3基目のN1仕様エンジン。

ここからはひたすらエンジン整備書通りに組み立てていくだけ。もう時間がないので、3人で手分けして作業をするのだ。

・外車整備係がクランク組み込み

・オーナーがプラグチューブガスケット交換

・私が、ピストンの縦傷を紙やすりで擦る係


エンジン整備書を見るたびに長年、「謎記載ページ」だと思っていたところが、今回判明したのだ。外車整備係によって。

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この写真、すごく分かりづらいけど、うっすらと数字が入っているのだ。

エンジン整備書には、「クランクメタルの番号が振ってある場所」と記載があるんだけど、長年、「何も書いてないじゃん。その場所に。」って思っていたのだ。

今回、この番号を浮き上がらせなければいけないような事件発生。


エンジン整備書を一生懸命読んだ外車整備係が、記載されている場所をパーツクリーナーとワイヤブラシで擦りまくって、発掘作業したのだ。

こんな感じで、うっすらクランクメタル番号が記載されているなんて知らなかったよ。

クランクメタルの番号そのものは、部品に不滅インクで記載されている。(って言っても、拭いてしまうと消えてしまうんだけど。)

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保管しておいたベアリングキャップと古いメタルの組み合わせをそのまま新品メタルに交換して組んでいくだけだから、すぐに終わるだろうと思っていたんだけど・・・


クリアランス測定

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測定・・・

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なに?

プラスチゲージをどんどん消費して、悩んでる。

「回らない・・・・」

「何が?」

「クランク・・・・クランクシャフトが回らない・・・プラスチでクリアランスは確認できてるのに。」


何言っているんだ。外車整備係よ。そんなわけないだろう・・・クランクシャフトの先に取り付けられたラチェットレンチを・・・あ、アレ????この重さの・・・この感覚・・・


「ああ、これ、去年、私がN1仕様2基目を組んだ時と同じ。規定トルクで締め込んだ後、この重さになったから、おかしいおかしいと思って、何度もチェックしたんだ。プラスチゲージ1本全部消費して。で、クリアランスも規定値通りだから、こんなもんだろうって思って、組み上げたんだよ。」

「いや、絶対おかしいです。だって、ピストン入れてないのにクランク単体で指で回せないって、そんなわけはない。一体何しました?」


う〜ん????

思い出すと・・・・


2.で、傷がつくことがなかったブロック側を選択。

3.ピストンや、クランクは、傷が付いたエンジン側の物を使用。

4.コネクティングロッドボルトの交換作業中にクラックを見つけたピストンは、「傷がつくことがなかったブロック」側に使われていたピストン。なので、仕方がないので、傷がついているピストン4個をそのまま使おうとしている。


全部説明した後・・・なんか・・・外車整備係が、ため息をついている。海よりも深いため息。


オーナーが一言。

「ねえ、じゃあ、クランクとピストンは同じエンジンからなんでしょ?」

「そう。」

「じゃあ、ブロックも同じエンジンのやつに交換してみたら。」

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放置していたばっちいブロックに組み付けると・・・回った!すごく軽くクランクを回せる!


外車整備係が確認。

「これ、ブロックだけ交換してたんですか?」

「そうだよ。他の部品は、全部筑波サーキットで機関車トーマスをやっちゃったやつ。白煙モクモク吐いたまま、コースインさせて、係員さんにものすっごく怒られたやつ。」

「ええ、いましたよ。私も現場に。じゃあ、このクランクを止めるところの金具も、機関車トーマス側のエンジンなんですね。」

「そう。」


なんか・・・なんか・・・再びため息ついてる。海よりも深いため息。日本海溝並み。


「エンジンをニコイチにしようなんて発想しませんよ。普通。ブロックとベアリングキャップとクランクは、一体物です。」

「そうなの?だって、このベアリングキャップってやつに番号ついてるじゃん。その番号があってれば良いと思っていたよ。」

「そんな感じで、2基目のエンジンを組んだんですね。このブロックのベアリングキャップは?」

「う〜ん???あの時はさあ・・・エンジン2基分をいっぺんに洗ったから、全部ごちゃ混ぜ。


再びため息。海よりも深いため息。もう、マリアナ海溝並み。


結局、この日の作業は、元のブロック用のベアリング番号が揃っていなくて、お開き。こんな感じで、部品がないと1週間作業ができないのだ。トヨタモビリティパーツに買いに行かないといけない。


クランクをブロックに組み込んだ後は、ピストン取り付け作業。

ピストンリングNO.1の方向確認

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ピストンリングNO.2の方向確認

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ブロックへの組み込み手順確認

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1基目のN1仕様エンジンの時は、「ピストンリングそのものに上下方向」があるなんて知らなくて、ピストン全部に取り付けてしまった後、全部やり直しになってしまったのだ。今回は、ちゃんと印が上になっていることを確認して、この後、ピストンリングコンプレッサーを使って組み込みました。


「N1仕様エンジン」の要は、このガスケットです。

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TRD製(とっくの昔に廃盤)の薄いガスケットにすることで、やっとこれまでの「ノーマルエンジン」から解放されることになります。


失敗したのが、ヘッドとブロックの組み付け作業。落とし穴があるんです。

まずは、組み付け用のボルト。

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長さが2種類あるんです。(当然、部品番号が違う。)

ここは引っ掛からなかった。ちゃんとエキゾースト側、インテーク側で分けて組み込みました。組み込んだんだよ。ええ。全部。塑性法で。


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これ・・・・組み込んでしまった後のブロックを上から撮影した写真なんですけどね。分かりますかね?

わざと何も印をつけません。落とし穴があります。この写真に。


さっきの長いボルト・・・組み込んだ後、ヘッドブロックとの間に「丸い隙間」があるのが気になっていたんです。

「なんだろう・・・ボルトの周りに丸い隙間って・・・なんか・・・ワッシャーが入っているような・・・・」

その通りでした。


写真を撮っていませんが、この後、分解部品を一通り収納してある箱を漁っていたら、ワッシャーが出てきました。10枚。ああ・・・


私は、とにかく一回組み込んでしまったボルト類は、失敗作業の時は、全部再び新品交換です。再利用はしない。

なので、またここで1週間。もはやトヨタモビリティパーツに通勤?


オイルストレーナーのOリングも交換して

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新品オイルポンプも取り付け

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って、ふう・・・シールパッキンブラック塗布失敗。拭ってやり直しだ。


タイミングアイドラーのボルトも対策部品になっていた。

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で、最後の難関が・・・それも、予想していなかった展開。

新品のタイミングベルトを取り付けて、それでおしまいさ。って思っていたんだけど・・・ちゃんと組み込めない。


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理想はこの状態。

クランクシャフト側の印(突起)とヘッド側の丸い穴の位置がぴったり合わないといけないんだけど、どうやってもヘッド側の穴位置が左側に半コマぐらいずれてタイミングベルトがはまってしまう。


オーナーと二人で、ウンウン。

「おかしいよ。タイミングベルトってさあ・・・最初の頃は、二人で目一杯力を込めて取り付けていたものだけどさ。」

「うん。」

「最近はさ、タイミングアイドラーの脇にあるスプリングを最後に引っ掛ければ取り付けられたじゃん。」

「そう。力をこんなに込めなくても、取り付けられるようになっていたよ。」

「なんだ?なんで、何回やっても、最後の最後で、穴位置がズレるんだ?」


苦悩。ものすごく悩む。(本当に時間がかかった。)


最後の最後に編み出した方法は、

1.今までと違って、スプリングは引っ掛けておく

2.タイミングアイドラーAのボルトは、緩めておく・・・っていうか、外しておいて、タイミングベルトをかけてからなんとかする。


ふい〜・・・なんとか、タイミングベルトも取り付けられたぞ。なんか・・・この辺りが、ヘッドガスケットを薄くした影響なのかもなあ・・・


あ、最後に確認。

「オイルポンプオイルシールのところさあ・・・グリース塗ってから取り付けたっけ?」

「あ、忘れた。」

「・・・・」

もう無理。疲れた。このままカバーを取り付けて、さっさと車体に搭載するぞ。




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バルブクリアランスの調整に4日かかかりました [3機目のN1仕様エンジン]

5月末の筑波サーキットでのスプリントレースは、AE86、TTC1400メンバー共に事故なくいい成績を収めました。

で、6月は、本庄サーキットでの軽自動車耐久N-Nクラス出場だと思っていたのですが、今回も欠場です。っていうか、N-Nクラスすごい活況ですね。あっという間に30台の枠が埋まってしまったそうです。強制的にエントリーできなかった。一体何が起こっているんだ・・・本庄N-Nクラス。

なんだか、繰り返しレギュレーション改定っていうか「違反するような改造はするなよ。」警告が出されているということで・・・正直、「いや、軽自動車にそんなに金をかけても・・・タイヤ飛んでっちゃうような構造なんだから・・」(あ、ダメなの?このあたり書いちゃ)


あ、はい。本題ね。本題。出場しない大会のことは触るな。と。


バルブすり合わせ処理をお願いしていた加工屋さんからヘッド側が一通り戻ってきました。

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これに一通りヘッド側部品を組み込んで、バルブクリアランスの調整をしないといけないです。

参考までにこの返却されてきたヘッドに一通り部品を組み込んだ後、バルブがどれぐらい飛び出してくるものなのか確認したのがこの写真。

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こんな感じで、完全にヘッドブロックから飛び出してきちゃうんですよ。バルブクリアランス調整作業中にバルブが。

なので、この空間を確保しないといけないです。

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2基目のN1仕様エンジン(始動できなかったやつね。)の時には、こんな感じで横倒しにして、バルブスプリングコンプレッサーを取り扱っていました。

とにかく作業がしにくくて。


時間がかかってしょうがない。

なので、今回は、ヘッドスタンドってやつを先に購入しておきました。バイク用の。

UNITというブランドから販売されているE7120エンジンスタンドというものです。

1300ccの排気量だと、バイク用のでなんとか固定できてしまいました。

といっても、エンジンスタンドを買ってきて、そのままではヘッドを固定できなくて

_DSC1598.jpeg

こんな感じで、ホームセンターでいろいろな金具とネジ類を購入して、試行錯誤して取り付けました。

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固定できている全体写真を撮影したと思ったんだけど、なかった。残念。

とにかく机の上で、ヘッドをゴロゴロ動かさなくて済むようになったので、格段に作業が楽になりました。


うっかりミスになりそうだったのが、このバルブステムオイルシール。

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あれだけ白煙を吐くということは、バルブステムオイルシールが相当悪くなっているんだろう。と予想していたのですが・・・

外観上はわからなかった。

これまでに掴んだ「白煙の原因」は、

1.このエンジン、全部のピストンに深い縦傷が入っていた。(しかも円周の同じ側)

2.バルブクリアランスは、大きく外れていた(数字が大きい方向。しかも全バルブがバラバラ。)

で、バルブステムオイルシールも。って思っていたんだけど、そうでもないみたい。


みんな同じ形に見えるけど、念の為、寸法を測ってみるか。

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ん?

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これ・・・高さ寸法が・・・違うぞ。吸気側と排気側で。あっぶね。気にせず組み込むところだった。

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現品合わせしましたよ。

1基目のエンジンの時の部品型番を一通り残しておいてよかった。ちゃんと今も購入できました。

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このコッターピンとバルブをバルブスプリングコンプレッサーを使って組み込んでいくんだけど・・・

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これ、まだバルブスプリングコンプレッサーを使う前ね。

こんな感じで、コッターピンを2つ、バルブの支柱(円筒形の窪みがあるところ)にはめ込まないといけないんだけど・・・

バルブスプリングコンプレッサーって、本当にたまにしか使わないから、使い方を忘れてしまっていて・・・

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苦悩。

本当に苦悩。

最初のこの1個を組み込むのに40分かかった。

手持ちのマイナスドライバーやら、ピンセットを持ち出して、コッターピンと格闘。

まあ、16個もバルブがあるので、繰り返し作業をしているうちにだんだん1つあたりの作業時間は短くなりました。(オペレーションズリサーチの世界)


で、このコッターピンの部分を少しプラスチックハンマーで叩いてあげながら、バルブシムを入れるお皿を被せて、カムシャフトを組み込む。

念の為、カムシャフトの固定部のクリアランスを測定。

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うん。プラスチゲージの幅は、整備書の指定範囲内だった。

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ここまでで1日がかり。

シムゲージを使って、バルブクリアランス調整を開始。

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最後には嫌になってしまって、「とにかく整備書の交差範囲内に入っていればいいよ。」ということで蓋をしてしまったんだった。


今回は、ちゃんと室内で作業。

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16個全部のバルブクリアランスを一定の数値に収めるのだ。

数値をメモした後、カムシャフトを全部バラして、シムを入れていく作業を繰り返していく。

吸気側1個、排気側1個を除いて、1日で数値を揃えることができた。

が、その後が・・・残り2個がどうしても数値を揃えられない・・・どころか、整備書の許容公差範囲内に入らなのだ。

3日目に1日がかりで排気側を合わせた。

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手持ちのバルブシムだけでなく、このシムを載せるお皿の寸法もありったけ測定して、組み合わせを変えていって、なんとか収めた。

stilform JAPANという会社が販売してくれている「金属にも書けるペン」ってやつを事前に手に入れていたから、部品そのものに測定値を書き込んで管理できていたけど、これがなかったら、もっと大変なことになってた。


残りは、吸気側1個。

厚み2.60mmのシムがあれば、揃えることができる。が・・・廃盤になっていた。よりによって。2.60mmと2.65mmのシムが。


代わりに整備仕様書には書かれていない、2.55mmと2.50mmのシムが販売されていた。

念の為、2.70mmのシムと共に購入して組み込んでみるんだけど・・・

どれも「公差範囲そのもの」に入らない。どうやっても。


シムそのものを削ろうか・・・


ものすごく迷う。

でもなあ・・・たいらになんて削れないよ。きっと。紙やすりで。しかも、シムの表面って、これ、絶対に何か処理がされてる。

この処理層を剥がしたら、猛烈に摩耗するんじゃないか?


バルブ組み込み作業4日目。

たった1個のバルブに散々悩んだ挙句、2.55mmのシムを組み込んで蓋をしてしまいました。大丈夫。きっと。

さ、ブロック側と合体させて、エンジン組み付け完了させるぞ。


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重曹ちゃんを使ってエンジン塗装の下地処理を行いました。 [3機目のN1仕様エンジン]

Joy耐2024エントリー受付が始まりましたよ。我々は早速エントリーしました。あと、来週(5月26日)に開催されるTTC1400の方も手伝いに参加します。大ベテランドライバー様は、てっきり1年通して出走するのかと思ったら、今回はパスなんだそうです。なんだか来週の大会は、AE86レースの彼と混走になる・・・ちょっと車両の性能差が大きすぎるよね。N1車両の方は、ベース車両そのものが生産されなくなって久しいので、台数が減るばかり・・


Joy耐の方は、昨年までに比べると準備期間が長いので、今年は台数が増えてくれる・・・かなあ・・・期待してます。

「今年は夏の大会だから、時間に余裕がある。」って思って始めたN1仕様エンジンの制作は・・・もうすぐ梅雨時。

あり?雨が降り始めると、色々と作業が滞るんじゃ・・・という時期になってきました。まずは、塗装を仕上げないと。


ええ。そうなんですよ。バラしたエンジンは、ピストンに全部深い傷が入っていて・・・現実逃避で塗装をしよう!となったのが、前回までのお話でした。



で、そのヘッドカバーだけは、延々と移植し続けて使ってきたんですよね。

塗装した当時、心配していたほど、塗料が大きく剥がれることなく13年使い続けることができました。

あの時は、なんの疑問も持たず、紙ヤスリと缶スプレーで仕上げたのですが、まあ、今回は、せっかくエアツールを購入したので、下地処理をヤスリがけ以外の方法で、やってみよう。


前回、ヘッドカバーを塗装した時の反省2つありました。

1.ヤスリがけのゴミを取るのが大変だった。(パーツクリーナを吹いてしまったら、油を再び付着させてしまうってことだけはわかっていた。)

2.耐熱塗料を使ったけど、なんだか何日経っても表面がブニョブニョしていて・・・エンジン組み立ての時にそのブニョブニョがシワ状になって結局そのまま残ってしまった。


さて、この反省を繰り返さないように・・・下地処理は、エアツールを使って「重曹を水に入れて、空気の力で、対象物にぶつけてみよう。」


でもなあ・・・重曹って・・・確かに台所用品のところで売ってるけどさ。本当に洗浄効果なんてあるのかねえ・・・


まずは、前処理だ。

電動ドリルでシールパッキン剥がし.jpeg

時間短縮を図らないといけないので、オイルパンのしールパッキンブラックは、電動ドリルを使って強制的に剥がします。

オイルパンの下に写っている、木製の台は、バイク用ツールです。

これまでは、古タイヤの上で作業を行ってきたのですが、2基目のN1仕様エンジンが始動できなかった理由の一つかと・・・ちゃんとエンジンが固定できる台を・・・と探していたのですが、このTAKEGAWAさんで作っているオートバイ用の台に今回は、だいぶ助けられました。

こんな感じで、自動車用オイルパンには、ちょっと足りない寸法なんですけどね。でも、接触面がゴムで覆われているおかげで、対象品が簡単に固定できるようになっています。


スチーム処理前.jpeg


エンジンブロックも今回は塗装します。

1基目の頃は、ガレージオーナーから、「エンジンブロックを洗おうと思うなよ。水をかけている最中に錆びる。」とは言われていたんですけどね。

まあ、チャレンジ。ガムテープでできるだけ覆って、外側だけ重曹処理をしてみよう。


重曹ちゃんとエアツール.jpeg


重曹の使う量は・・・わからない。

4kgの重曹ちゃんを3袋購入してみました。多分、多すぎ。一袋で十分って感じ。


エアツールに重曹.jpeg


これを中国製のエアツール用塗料カップに水と共に入れて、エアで拭いてみたんだけど・・・・

全然ダメだった。

なんていうか・・・・「ただ、水に入った重曹がダラダラ出てくるだけ」

想像と全然違った。


恐らく、ネジ部を全部シールテープで処理してから出ないと使えないんだよ。この塗料カップ。

シールテープ・・・持ってない。

捨ててもいいつもりで、手持ちのTreeBond 1324でネジ部の処理をしてみよう。


TreeBond1324は、固まるまでに時間がかかるから・・・いや、もう、本当に時間切れ感がすごいんだって。とにかく前に進まないと。

スチーム洗浄機.jpeg

スチーム洗浄機登場。

ここから先は、「本当の自己責任」処理です。正直、危ない。


このスチーム洗浄機、実弟の長女が結婚した時に引き出物としてもらったものだから、壊すつもりで使っちゃおう。中国製。これの設計をした人、まさか水以外のものを突っ込む奴がいると思わなかっただろうなあ・・・


先ほどの塗料カップの中に残ってしまった重曹を水とお箸を使って無理やり突っ込んでいく。

電気を入れて・・・おおっ!エアツールを使うより、よっぽど力強く吹いてくれる。

重曹処理後.jpeg

よかった。スチーム洗浄機が爆発したらどうしようって思っていたけど、そうならずに済んだ。

付着した重曹は、水で洗い流したんだけど・・・なんか・・・どうしても少し・・・ザラザラ感が・・・


3Mタッククロス.jpeg


買っておいた「タッククロス」ってやつを開封してみる。

塗装の前に「タッククロス処理」っていうのを行うと、表面のゴミを取ってくれるんだって。でも・・・

7910J.jpeg


なんかこれ・・・想像していたのと違う・・・もっとこう・・・ベタベタくっついて、ゴミを取ってくれるんだと想像したんだけど・・・なんかあんまりペタペタしない・・・う〜ん???まあ、とにかく部品に押し付けてみよう。

ボロボロのオイルパン.jpeg

塗装直前のオイルパン。

やはり放置車両(白Gi)のエンジンは、相当に状態が悪かったんだと思います。オイルパンが錆びちゃってるって一体・・・

エンジンブロック塗装前.jpeg


塗装直前のエンジンブロック。

どう?洗浄前に比べると気持ち、「黒い」感じがするでしょ?

付着していたオイルが取れている感じになりました。

この重曹処理をしている最中は、「こんなので、本当にオイル汚れが取れるのかな?やっぱりやすりがけの方がよかったかなあ・・・でもなあ・・・凹凸があるところに紙やすり、なかなか入っていかないから、残ったオイルで塗料が弾かれるよなあ・・・」とぐるぐる頭の中で渦巻いていました。


途中、ビニール手袋が破れちゃったんですよね。左手。

構わずそのまま作業を続けました。

が、作業後、2日経って大変なことが・・・

左手の肌が露出していた部分だけ、ボロボロになりました。手。

しかも、1週間経っても治らない。すげえぞ。重曹。図らずも体感しましたよ。洗浄効果を。


比較対象として、錆まくっているエキゾーストマニホールドだけは、紙やすり処理としました。

4E-Feエキゾーストマニホールド.jpeg

塗装の結果は・・・

ヘッドカバーだけの写真になりますが、こんな感じです。

赤い塗料で塗装後.jpeg

なん・・・か・・・塗装中に「円状に全く塗料が載らない」箇所が数箇所あって、どんどん厚塗りしてしまったのですが・・・変だなあ・・・なんでこんなポツポツ塗料が載らない場所があるんだろう???


あれでした。アレ。

3Mのタッククロスがもったいないと思って、1枚だけで処理したんです。今回。全部の部品。

最初にオイルパンをペタペタした後、そのタッククロスをヘッドカバーに押し当てたので、ゴミの油分が、ヘッドカバー表面に逆に付着したんだと思います。失敗。1パーツごとにシートを使うべきでした。


それでも、今回使った塗料は、いいものを選んだと思いました。

AREAという会社が取り扱っているバイク用塗料なのですが、この「トップヒート」という耐熱塗料、太陽光の下で、乾燥させていたら、しっかり乾きました。

1基目のN1エンジンの時の耐熱塗料のような、「いつまで経ってもプニプニ」という現象は発生しなかった。

色味といい、すごくいいスプレー缶を手に入れたと思いました。


さて、塗装は終わった。もう、組み立てに入らないと・・・って、バルブすり合わせ作業が終わったって加工屋さんから連絡。

そうだったよ。あれをやらないと・・・1基目の時に苦悩した「バルブクリアランス」作業・・・はあ・・・

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4E-FEエンジンの弱点を発見してしまったのかも [3機目のN1仕様エンジン]

あれから30年が経ったんですねえ・・・・今日は5月1日です。

エンジンの作業中は、FMラジオを聴くようにしているのですが、先日、「時間が経ったんだなあ」と思わされることがありました。

FMラジオの番組内で、リスナーさんとパーソナリティが電話でやり取りをする時間があったのですが、その日、電話口に出たのは、若い娘さんでした。名前は、「せな」さん。


その名前を聞いたパーソナリティーの方は(男性)、ぱっと「そのお名前の由来は・・・ご両親が何かレースが好きだったとか?」

「は?」

「あ、いや、有名なレーサーから名付けられたのかな?と・・・」

「いえ・・・わかりません・・・」


時間と共に記憶は薄れていく・・・というか、美化されていくんだろうなと思います。

多分、その名を聞いても何もわからない人は、これからどんどん増えていくんでしょうね。というか、今年、スーパーフォーミュラーの選手が、何かの媒体でコメントしていましたけど、「日本では、モータースポーツは好きでも、F1以外には、全く関心がない人たちがたくさんいます。私も普通に電車に乗ってここまでこられました。誰も気が付きません。」(恐らく、鈴鹿で記者に囲まれた時の発言)というのが、普通の反応なんだと思います。

30年前のあの日、一般報道であまりにも繰り返し報じられたというのが・・・異常事態だったのだと思います。


ま、時間は前にしか進みませんから。


私たちも7月のJoy耐に向けて、準備を進めないと。

で、洗浄したピストンを眺めたところ、4つのピストン共に縦に傷が入っていることを前回記事にしました。

これまで何基も4E-FEエンジンをバラしてきましたが、初めてのことです。ピストンに縦筋が入ってしまっているエンジン。


さて、どうしたものか・・・

ブロックは、2基あります。手元に。

この車両オリジナルのエンジン(クランクメタルが全くなくなってしまったエンジン)と今回バラしている白Gi車両のエンジン。

まあ・・・両方とも測定してみるか。シリンダー。


シリンダーゲージは、だいぶ前に購入してありました。

使い方は・・・失敗したなあ・・・1基目のN1エンジンを組んだ時にもっとちゃんとガレージオーナーから教わっておくんだった。う〜ん・・・


シリンダーゲージのメーカは、「ミツトヨ」ってなってる。

ミツトヨのホームページに取扱説明書あるかな?って・・・時代は変わったと思いましたよ。ちゃんとホームページに取扱方法が掲載されていました。動画で。


が、動画を見始めてすぐにフリーズ。

「セットリング???」何?それ????


シリンダーゲージそのものは購入してあったけど、測定基準値を出すためには、まず、「セットリング」ってものがないといけないらしい。

そんなの持ってないよ・・・・どおりで、ガレージオーナーがシリンダーゲージを貸してくれた時にうんうん言いながら、何かセッティングしていたんだ。初期値を出さないと使えない測定器なんだ。


セットリングの項目は見なかったことにして、動画を先に進ませる。

まあ・・・なんとか・・・測定できる・・・か?


2基のブロックを測定したところ、明らかに今回ピストンが傷ついてしまったブロックの方が、小さかった。(クリアランスが狭い)


測定前の私の予想は、「クリアランスが広くなりすぎて、ピストンの上下運動の時に壁に当たってしまっているのでは?」と思っていたんだけど・・・どうも・・・逆・・・なの・・・か?


ワコーズのガスケットクリーナーを使って、シリンダーNOをよく確認してみる。

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なんとか番号が読めるように・・・

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これは、今のボディのオリジナルエンジンの方。ボア径が狭い(今回バラしているエンジン)の方は、もっと番号が小さかった・・・ってことは、より古いエンジンってことだ。


う〜ん・・・どうしよう・・・・シリンダー側に変な傷はないのに、ピストンにあんな深い傷が入るなんて・・・


悩みまくって出した結論は、「エンジンブロック交換しよう。ピストンの予備は4つもないから、仕方がないから、傷ついたピストンをそのまま突っ込んじゃおう。」


その後、交換することに決めたシリンダーブロック側を掃除していたところ、気がついたことが。

このブロック、1気筒だけ、ブロックに刻まれた番号が”3”なんです。

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あれ?まずいぞ。ブロックに刻まれた番号とピストンの番号は、一致していないとダメじゃなかったっけ?

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今回触っているピストンは・・・頭頂部に全部「2」って入ってる。3のピストンなんてないよ。


過去、バラした部品を入れている箱をゴソゴソ。あった!一つだけ。「3」のピストン。これでいいや。念の為、このピストンのコネクティングロッドボルトを新品に交換しておこう。


2基目の時は、プレス機にかけて、コネクティングロッドボルトを取り外すことができた。

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今年は・・・少々焦っているのか・・・うまく、ピストンを固定できない。どうやってもプレスをかけると左右方向に動いてしまって。


仕方がないので、1基目の時と同じ作戦「コネクティングロッドボルトを直接ハンマーで叩いて取り出す。」作戦結構。

さあ、新品ボルトをプレス機で入れるんだ。


って、作業中に気がついた。

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あれ?

なん・・・か・・・この穴のところの感触、おかしくないか?

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多分これ・・・・穴の近くの溝と穴が貫通・・・クラックが入っちゃってる。

あれ?


ダメ・・・なのか?これ、4E-FEエンジンの弱・・・点???

一度装着されたコネクティングロッドボルトは、触らない方がいいってことか?対策部品になっていて、ボルト形状そのものが変わってるけど。


え〜と・・・今回は、溝が付いてない側のコネクティングロッドボルトだけ、新品交換しよう。

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万が一、今回組んだエンジンがブローした時には、チェックポイントね。っていうか、唯一の「3」番ピストンが無くなったってことだけど、これからどうする?え、どうする?GOする?(それはタクシーアプリのCM)


え〜と、あれだ。アレ。

現実逃避しよう。

エンジンブロックとか、全部塗装が剥げちゃったオイルパン。みすぼらしいから色を塗ろう。塗り絵だ塗り絵。ピストンのことは、忘れよう。


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ワコーズのALCを使ってエンジン部品を洗浄開始 [3機目のN1仕様エンジン]

Joy耐2024の規則は、早速変更となりましたね。スタート時の搭載燃料量に規制がかかりました。

まあ、これで「安全燃料タンクがないから、出場しても上位入賞はないや。」なんて諦めてしまった皆さんも発奮!みたいな。

係員の皆さんは、本当に大変だと思います。今年は、決勝の朝まで、いろいろ追加変更が出てくるんじゃないかしら。


って、レギュレーション云々じゃなくて、今、ゴールデンウイーク。ええ、春になりましたよ。春が来ましたよ。昨年は、ゴールデンウイーク明けが大会だったので、準備期間が短くて大変・・・・ええ、そんなことを言ってました。(遠い目)


結局、今年もあんまり状況は変わらないかな・・・と。

よかった。7月開催で。(暑さとの戦いになるんだけど。)

まだバラバラ。エンジンバラバラ。間に合うのか?7月の大会に。って感じになってきました。

で、今回は、分解したエンジンを洗浄するお話です。


ええ、今回はですねえ・・・秘密兵器を2つ使いますよ。時間短縮のために。

秘密兵器その1

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ワコーズのALC(アルミクリーン)にご登場願いました。



あの頃〜俺たちは〜若かった〜・・・(夕日を見て。みんな。)


今は買えるんだぜ。洗浄溶剤界のポルシェを。フッ。

これを使って、時間短縮さ。

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正確に容量を測定できる計量用バケツに・・・今回は、2割入れる。原液。

昨年の2基目のN1エンジンの時は、1割入れて・・・外が真っ暗になってしまって、ALCの取説には「つけおき洗いはしないでください。」って書いてあったのに強制的につけ置き洗いになってしまったんだよ。


で、その反省を踏まえて、秘密兵器その2投入!

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超音波洗浄機「Moonmi」を工業用洗剤の中に突っ込む。

これ、本来は、家庭のシンクに突っ込んで、野菜を洗うためのものです。まあ、防水になっているんだろうから、薬剤の中に突っ込んでもいけるんだろう。

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こんな感じで、桶の中に洗浄したい部品とALCを注ぎ込んで、Moonmiを電源ON!

そうすると「ジ〜」と洗浄液が震えます。


超音波・・・ということなので、逆にこのユニットと部品が接触しているとよくないことが起きそうなので、常に距離をとっておくことが注意点です。


超音波洗浄・・・・・効果は?って言われると・・・なんていうか・・・・「超音波のおかげで、汚れが取れるわけじゃなくて、超音波によって、水の分子が震えることによって、発熱する効果なのでは?」と頭の中に?????????(ひつこい)が渦巻く時間を過ごします。(え?書いちゃダメなの?このあたり)

それぐらい、洗浄液がホットになります。火傷するほどじゃないけど。


洗浄前のヘッドカバー裏がこんな感じ。ま、原液2割に増量した効果と超音波洗浄機による時間短縮効果があったんじゃないかと・・・

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で、洗浄後がこんな感じ。明るいうちに洗浄作業が終わりましたよ。今年は。

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とにかく大事なのは、大量の水を使って、ALCを洗い流すことです。

この写真は、少し歯ブラシを使って、擦りながら水洗いをした後の写真です。オイル(というかスラッジ)で、真っ黒だったエンジン部品もこんな感じで綺麗になります。

ただ、「つけ置き洗いはしないでください。」と注意書きされているのは事実で・・・やらないでください。つけ置き洗い。

2基目のN1エンジンの時は、強制的に一晩つけ置き洗いになってしまったのですが、アルミ部品が粉を吹いてしまうものがありました。(全部が全部じゃないんですけどね。)

なので、今回の3基目では、アルミ部品は洗浄から除外しました。


例外は、ピストン関係。

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洗浄してよかった。という効果がありました。わかりますかね?ピストンピン脇の縦傷。

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こっちの写真の方が、わかりやすいかも。

4つのピストン全てが、「片側の同じ場所に深い縦傷」がついているんです。洗浄しているときは、全く気が付かなかった。

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まあ、プロの人たちが見たらのけぞっちゃう写真なのかもしれないけど。

「ピストンとコンロッド分離しないで洗浄液に漬けちゃってるよ!」


いや・・・ピストンピンって・・・多分、ものすごい要なんだろうな・・・と・・・エンジン整備書を見ていて。

なんか、ものすごく細かい指示が出てるんですよ。ピストンピンの項目。

「素人は、触るな。」信号が頭の中で点滅。(ここまでバラしておきながら、今さら?)


なので、分離せずに洗浄です。

気をつけたのは、「とにかくピストン1つの部品全体を常に保持しておく。クランクの接合部部品をバラバラに組み合わせない。」事にとにかく注意して作業を進めました。


水洗い後、今年は、エアツールを使って、水気を吹き飛ばしたのち、とにかく全部の部品にCRC2-26を吹き掛けまくりです。大量に買っておいて。

昨年の反省は、エアツールを持っていなかったことから、布でとんどん拭いたパーツを防錆袋に入れたんですよね。

防錆袋の注意書きには、「水気を除去していないと効果を発揮しません。」と書いてあったのに。


今回は、CRC2-26の効果か、金属表面が「なんか・・・うっすら黄色いような・・・うん。気のせい気のせい。」なんて言い聞かせずに作業が進められます。


で、洗浄したヘッドユニットにバルブを突っ込んで、念の為、「漏れ」チェック。

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水・・・ではなくて、灯油を注いであります。

ピストンの状態から、「ダメだろうなあ・・・」とは、思っていたのですが、案の定、ダラダラ漏れました。灯油。

エンジン加工屋さんに持っていて、バルブを密着してもらえるように加工をお願いします。


あ、そうそう。今回も一つだけ「つけおき洗い」をした部品があったんでした。

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それは、「オイルパン」です。

これ、奥側が2基目のN1エンジンの時につけおき洗いをしたオイルパンです。

で、手前が今回のつけ置き洗いをしたものです。どちらも1晩だったのですが・・・

原液10%と20%の違いか?って思うのですが、今回は、外側塗装が全部剥がれました。

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内側が・・・原液濃度の違い・・・だけじゃないな。と・・・

昨年洗浄した上側のオイルパンは、そのまま放置していたので、少し錆が出てきているところもあるのですが、今回洗浄のものは、もう、すでにオイルパン内部がだいぶ錆・・・

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というか、そこの部分が塗料剥がれの残り・・・いや、触ってみるとプニプニ・・・スラ・・・ッジ?


なんか・・・この白Gi車両は、相当長く屋外に放置されていたんだとはコケが生えているボディ状況から塑像はできていましたが・・・

エンジンも恐らくオイルがほとんど入っていない状態で長期放置されていたんじゃないかと。

だから、ピストンにも深い傷がついている・・・なんか・・・相当状態悪い・・・のか?このエンジン・・・いや、気のせい気のせい。いつも通り。さっ、エンジン組むぞ。


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日本初開催の公道電動自動車レースは、想像していたよりもずっと面白かった。 [雑談]


3月中旬に開催された筑波TTC1400第一戦は、集まった車両が総勢5台。

「だいぶ少なくなっちゃったなあ・・・」とは、思いながらも手伝ってきました。TTC1400の彼と大ベテランドライバー様を。

それぞれ、予選順位(4位&2位)で、決勝もゴールしたのですが、最後までトップが入れ替わるレースで面白かったです。Vitzレース車両との混走というところが、決勝周回中にアクセントを与えるんです。このレース。昨年夏の時もそうだったけど。15週という短い周回の間にEP82にラップされちゃうんですよね。Vitz。まあ、ラジアルタイヤ装着車ということですし。ナンバー付きなので、だいぶ重量があるらしいです。


で、どうも数年ぶりに大ベテランドライバー様が出場を決意したのが、「奥様の目の前でかっこいいところを見せたい。」という事だったらしいことがバレたので、5月の第二戦も出場決定です。多分、本庄N-N軽自動車耐久レースとJoy耐のスケジュールを確認しながらの一年になると思います。


さて、今回のお話は、3月30日(土曜日)に東京ビッグサイト周辺で開催された日本初の公道世界選手権レース「Formula E 東京E-Prix 」を観戦してきました。このBlogは、いつも長い記事ですが、今回も・・・相当長くなるかも。


Formula Eが開催開始となった頃は、日本でもTV放送があったんですよね。

で、その頃、録画してまで観てました。我が妻が。

その時の印象は・・・「途中で車両を乗り換えなければいけない(電池切れになってしまう。)レースって一体なんだ?」って感じで・・・私は、録画再生の途中でいつも寝てしまっていたような・・・いつの間にかTV放送も無くなっていました。


まあ、「我が妻が見ていた競技」ということで、今回の「日本で初開催されるフォーミュラーEの先行チケット販売」の情報を知った時にその場で申し込みをしておいたんです。

「この競技・・・チケット売れるのかなあ・・・まあ、第3希望まで入れられるみたいだから、それぞれ別の観客席で申し込みをしておこう。」ぐらいの感じで。


後日、抽選結果が発表となった時に驚いたのは、「3つの席のうち、2つは×」だったこと。

「え?満席ってこと???そんなに観たいか?音のしないレースなんて。


なんか・・・後日の一般販売チケットの時は、もっと大変なことになったらしくて・・・販売開始後、数分で蒸発したらしいです。


これは、ビッグサイト周辺は、相当混むことになるんじゃないかと・・・なので、ワザと遅く着くように移動しました。現地に。

「まあ、予選走行中にコースに近づければいいや。」ぐらいの気持ちで。


とても3月末と思えないような快晴の中(6月中旬並みの気温だったそうです。)、駅に到着すると・・・っていうか、ホームの人々の様子が・・・

「とても車のレースを見にきている人たちとは思えない。」


だって・・・みんな、「普通の格好」

F1の白子駅周辺とか、あの街の人たちはとても想像できない光景が広がっているんです。東京ビッグサイト周辺に。

誰も「車関係のロゴが入った服なんて着ていない。」


「この人たちは・・・・フォーミュラーEを観にきた人たちじゃないんだな。東京ビッグサイトって、今日、何か別のイベントをやってるんだっけ?」

そう思いながら、集団についていく・・・って、みんな、ホントにビッグサイトを目指しているね。この様子。


「ねえ、普段の展示会の時と、どっちが人が多いの?」

「え、全然・・・展示会の方が人数多いよ。何倍も。もっとグワ〜ってビッグサイトに向かって人の波ができているもん。これ、フォーミュラーEの人たちじゃないんじゃない?格好も普通だし。でもなあ・・・」

「何?」

「いや、この駅から東京ビッグサイトに向かっている人たちがさ。女性だけのグループとか、家族連れとかばっかり・・・なんか、普通に”街に買い物に来ました。”って感じ。普段のこの道って、”背広のおっさん達が、カバンか紙袋を持って下向いてビッグサイトに向かう。”って感じなんだよね。みんな同じような色の背広を着て。これ・・・男の人たちは、ポツポツ一人で歩いているし・・・なんの集まりだろう?」


いつものビッグサイトと違うと思うのは、なんだかヘリが・・・ヘリがたくさん。久々に「ヘリコプターがうるさい」って思う場所にきたよ。

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人の流れに合わせてビッグサイトに入っていくと・・・そのまま展示場内・・・っていうか、建物の中を通過。

途中、ものすごく厳重な荷物&身体検査があることで、「あ、本当にこれ、フォーミュラーEの会場に入ったんだ。」と認識しました。


ここまで、何も案内がないんです。道案内が。ものすごく不安。

で、そのまま人の流れに合わせて歩いていくと・・・ええ・・・普段、私が展示用品の出し入れをしているあの会場裏の駐車場スペースですよ。あそこを敷地全部突っ切って歩くのは、初体験でした。車でも相当時間がかかるのに。


ただ、「普段の東京ビッグサイトと違う」と思わされたのが、周辺の様子が・・・道路沿い?なのか、ものすごく頑丈な金網が見える・・・と、今まで聞いたことがないような音が・・・なんて形容したらいいのかわからない音が響き始めた!電気的な音。予選が始まったんだ!!


これ?なんの音だ?電動車両だから無音じゃないのか?

コースは全く確認できなくて・・・「ドンッ!」

何?ものすごく周囲を震わせるような音が響く。何かが落ちて地面に叩きつけられるような・・・と、その時、フォーミュラーカーの車体が走り抜けていくのが見えた。人の波の間から。


競技車両が走ってる!このドンって音は、公道だから何か段差を超えているんだ!ものすごく怖い音。こんなの車体が壊れちゃうんじゃないか?


やっと手元のチケットに印刷された「番号」が書いてあるスタンド群が見えてきて・・・入り口で再びチケット見せて、指定席に着くことができた。ここまで、駅のホームから、30分です。全く道案内がないまま、整然とここまでやってこられたというのは・・・日本人の集団だったからでは?

これ、外国の観戦客が増えたら、こんなにスムーズに移動できないと思います。日本人ですら、途中、不安になる状態なんですから。


仮設スタンドの観戦席には、すでに人がいっぱい・・・といっても、予選だからか、空きスペースがあった。

おかげで、私達は、その空きスペースを使って自分の座席にたどり着けたけど・・・狭っ!席、狭い!!ものすっごく。


埼玉スタジアム2002はものすごく広いんだな・・・と・・・っていうか、先日、リーグワンを観に行った秩父宮ラグビー場も狭いと思ったけど、あそこはそれでも座っている人の前を移動できた。

でも、この仮設スタンド、人が座っちゃったら、前を通り抜けなんてできないよ。


予選を観戦している間に喉が渇いたけど・・・出ることができない・・・っていうか、自動販売機、周辺になかった。あの、ビックサイト裏にいつもある自動販売機だけだ。飲料水売ってるの。ここから相当遠い・・・


周りの人たちも同じなのか・・・この暑い陽気の中、誰も飲み物なんて口にしてない。っていうか、荷物を座席の下に入れちゃったら、取り出せないんだ。


予選は、他で体験したことがない方法で進んでいて・・・我が妻がすでに混乱。

まあ、とにかく全出走車両が2つに別れて、それぞれのグループの上位だけが次の予選に進出できる段階になったみたい。


「ねえ?どのチームを応援すればいいの?」

「え・・・いや・・・どんなチームが出てるのか知らないし・・・」

「日本のチームはないの?」

「日産が出てる。でも、ルノーがやっていたのを色を塗り替えただけじゃないかなあ・・・いや、植民地支配が終わったところだから、日本人のクルーもいるかもね。」

「ふ〜ん。日本人ドライバーは?」

「いない。でも、日本のレースで活躍した人や、F1で活躍した人がたくさん出てるよ。去年の角田選手の同僚が今年は、このフォーミュラーEを走ってる。」


なんて話をしていたら、予選は、最後の2台に絞られていた。その日産とマセラティの一騎打ちだ。へえ・・・日産のフォーミュラーEって、一番後ろの方を走っているんじゃなかったっけ?

なんか、頑張ってるんだなあ・・・日本開催だと力が入るのかな?実態はルノーだろ?


この公道レースは、普段のサーキットで見る競技と色々と違っていて・・・大きな液晶スクリーンでサーキット全体の様子がわかるようになっているんです。そのスクリーンがたくさん設置されているのにも驚きだけど、何よりこの快晴の中で、ちゃんと映像を確認することができるっているのが・・・これ、映像機器メーカは、絶対大会スポンサーになった方がいいですよ。ものすごい技術力を表現している場です。この公道レース。


場内アナウンサーさんの声は、最初に第一声を聞いた瞬間に「あ、ピエールさんだ。やっぱりね。」って感じだった。

そのピエール北川さんのわかりやすい解説で、ポールポジションを決める最後の予選が始まった!


ダートトライアルのようなスタートの仕方です。

先行車があって、ダートラの場合は、先行車が走り切るまでコースインしないけど、この公道レースでは、数秒後には、もう一台の車両が走り始める。


ピエールさんがわかりやすく解説してくれて、設置されたスクリーン上に「先行者とのタイム差がセクターごとに途中で掲示」されるようになっているんだって。


日産、すごく調子がいいんだな・・・マセラティよりも先行している・・・でも、このマセラティのドライバー・・・

目の前を走っていく時に思ったけど、ものすごくブレーキングが鋭いよ。相当上手なんじゃないかな。


案の定、途中で逆転された。ああ・・・


スタンドのみんなもがっかりしているのがわかる。日本だからね。やっぱり自然と日本のメーカ(といってもいいんだと思う。今も日産は。)を応援したくなるんだな。


と思ったら、ゴール直前で逆転した!トップだ!ポールポジション確定だ!!

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目の前にその白と赤の車体が現れた瞬間、不意に風景が歪んだ。全く意図してなかった。

ドライバーの頑張りが・・・結局、工場で車両を開発してくれる人達の苦闘もガレージで車両の整備を頑張ってくれる人達の努力も、その成果を表現できるのは、ドライバー次第なんです。


車両に乗り込んでしまったら、ドライバーは、たった一人でたくさんの人たちの期待を背負わなきゃいけない。

走行中、誰も助けてくれない。


「ガイジンドライバー」なのに「ここは日本。チームの本拠地だ。」という気迫が、この最後の最後の逆転を生んだと思いました。


直後に我が妻が、「日産が一位だって!すごいね!」と振り向いたけど・・・思わず下を向いてた。見られたかな。泣いてるの。


「なんか、鼻がでるね。今日は。花粉症になっちゃったのかも。お昼ご飯、食べに行こう。」


さっさと立ち上がって、仮設スタンドを降りたんだけど・・・判断を誤ったかも。


「お昼ご飯を食べられる場所」を目指して来た道を引き返したんだけど・・・ものすごい人の波。

途中で、公道を渡るための橋になっていて・・・そこで人の流れが絞られてしまうんです。ベビーカーを押してきている人たちは大変。

係員さん達がつきっきりでベビーカーを一台一台持ち上げてる。


整然と人の波に合わせてず〜と歩いて戻ってきて・・・結局、食事の席に着いたのは、「いつものビッグサイト構内のレストラン」

なぜに休日まで同じ場所で昼食・・・っていうか、頼むメニューも同じとは一体・・・


この東京ビックサイトでの昼食は・・・少し前までは、「とてもこんなに高いの食べられないよ。お昼ご飯に。」なんて思ってた。

今は、街の定食代がどんどん値上がりしてしまって・・・東京ビッグサイトでのお昼ご飯が「普通の価格」に感じる。


それにしても・・・まあ、レストランの席は満席だけど、これ、ビッグサイトとしては、この人数で会場を開けてしまっているのは・・・赤字じゃないか?普段の展示会より下手をすると1桁入場者数が少ないのでは?


とにかくガラガラなんですよ。ゾッとするほど。仮設スタンドは、どこも人でいっぱいの様子だけど。


多分・・・初開催ということで、「赤字にならないギリギリ」の人数を入れるように仮設スタンドを建設したのかもしれません。

席が狭いのも「わざと座席で飲食させない。マナーがなっていない客のために掃除の手間(コスト)をかけなければいけなくなるから。」事を狙ったのかも。

実際、指定席周辺は、大会が終わった後もゴミが散らかっていることはなかったですし、そもそもスタンド周辺のゴミ箱も、ものすごく少なかったですから。


来年以降は、「ビッグサイト本体は、何かの展示会を行なっていて、その周辺でFormula-Eが開催されている。」という形がいいのかも。

車関係じゃない展示会ね。それこそ東京都が取り組んでいるエネルギーとか、災害対策とか、上下水道展とか、観光関係とか(以下略)


念の為、スタンドまでに1箇所しかない自動販売機コーナーに並んで、ペットボトルを購入してから指定席に戻る。

案の定、座席に座った途端にペットボトルを転がす人がいて・・・取ることなんてできない。狭くて。

周辺の人たちで協力して回収。蓋を開けていなくてよかった。と・・・親子連れがやってきた。

お父さんも後に続く子供達もニコニコだ。空いている席を跨いで行って・・・とお母さん・・・お母さんの顔が・・・怖い。すでに不機嫌モード。


ヤバいぞ。ヤバいって!お父さん、独身の頃を思い出せ!!そこは手を差し伸べるところだ!!!独身の頃、手を繋いで嬉しかっただろ?舐めちゃったりして(は?)


奥様は・・・般若の顔で座席をズンズン跨いで行った・・・フオオ・・・大会終了後、彼の運命はいかに。


お父さんの運命を案じていると、黒い車両の隊列がコースを逆走していった。

失格ですね。

サーキットを逆走するとは・・・無知というか、恐れを知らない連中だな。

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真ん中の車が、トヨタのセンチェリーということは・・・会長専用車両じゃないし・・・都知事ではないな。

と思っていたら、案の定だった。自民党の人が来ていた。なんでしたっけ?あれ・・・アレですよ。最近では、「増税なんとか」とか呼ばれている人でしたっけ?名前も覚えていない。


どうも、「日本初の世界選手権公道レース開催」が、全部、都知事の成果になることが我慢できなかったらしい。乗り込んできたんだね。


当然、今日から開催のF1鈴鹿や、秋のRALLY JapanやWECにも挨拶に来られるんでしょうね。世界選手権なんだから。っていうか、秋には誰か違う人に交代しているか。


起立をして君が代を聞いた後、「着席してください。」のアナウンスがなくて、みんなが戸惑っていたところ、「自民党の人」が挨拶を始めて、みんなが「ああ・・・」って感じでさっさと座り始めた。


小池都知事の挨拶の後、レーススタート!

てっきり、普通のレースのように「フォーメーションラップ」があるのだと思ったら、もう、ライトダウンで全力周回が始まった。


コース幅がものすごく狭くて・・・「仕掛けたら、車両を壊してしまうだろう」と思いながら見ていたんだけど、なんだか不思議な光景が。


自分たちが座っている脇のコーナーで、わざわざ外側を走る車両が・・・なんで?

ライン外しちゃったら、そこを突かれるだろう。

観察していると、やっぱり順位を落としてしまう車両もいれば、うまく復帰してそのまま走り続ける車両もいる。

F1とかもそうだけど、決勝スピードはだいぶ低くなっていて、音もだいぶ静か・・・電気システムの駆動音はだいぶ静かだけど、とにかくタイヤの音が・・・ものすごい。電動車両のレースが、こんなにうるさいと思わなかった。


やはり「普通のレース」ではないんです。

「とにかく前を抜け!」という走り方をしていると、バッテリーがなくなってしまうのだそうです。大きなモニターには、時々、「各車両のバッテリー残量」が表示されるようになっている。

トップはずっと日産が守っているけど・・・これは相当難しいぞ・・・と思っていたら、何か急に・・・後ろの車両に譲った!マセラティがトップになったけど・・・なんでそんなに丁寧に譲ったんだ?これ、レースだぞ。


マセラティは、バッと2位の日産との差を広げてしまって・・・あのコーナー外側を旋回すると、「出力が増大される制限時間」を得られるらしいけど、それを使っても日産は逆転することができなかった。


これは、このまま終わりか・・・と思ったら、さすが電動車両の世界選手権。

そんなに簡単にはチェッカーが振られなかった。周回数が増えた。最後の最後に。


途中、クラッシュがあって、セーフティーカー先導の時間があったのですが、その周回数分、ちゃんと決勝周回数が伸びるようになっているんです。これは大変。ドライバーは競争しながら、増えてしまった周回数をクリアするようにバッテリー残量を調整しないといけない。


それでもマセラティー日産の順で最終周に入っていって・・・

スタンドのみんなが諦めかけた時にそれは起きたんです。チェッカー目前のストレート。

日産がマセラティを抜いた!1位だ!


その瞬間、スタンドのみんなが一斉に中腰になったんです。全員立ち上がりかけて・・・「ああ〜・・・」という声と共にチェッカー。


残念。結局、マセラティに再逆転されて、そのまま1位マセラティ、2位日産の順位でした。


でも、本当に面白い決勝レースでした。想像していたのと全然違った。音もルールの難しさも。(ちょっと現場で理解されにくいかもルールは。)

あの場所にいた全員に日産は、その名を売ったと思います。本当に強烈な印象を残したと思います。

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お昼時の反省で、今度はゆっくり選手インタビューを見た後にスタンドを立ち上がると・・・

ガラガラだったビックサイトの建物の意味がわかりました。

ちゃんと正式表彰式が、天候に関わらず実施できるように展示会場の中で盛大に開催されていました。

周りのキッチンカーから食事を買って、食べながら見学できるようになっていて。

どうせ駅も混雑しているだろうからと全部見た後、なおも地下のレストラン街に入って時間調整をした後、帰宅しました。


さっさと寝ようと・・・我が妻がTVをつけてる。

「さ、座って。フジTVで大会の様子を中継したんだって。録画しておいた。」

「え、さっき現場で観てきた・・・」

「ルール。わからなかったの。TVだったら解説してくれるでしょ?」

「あ、はい・・・」


正座です。気を抜くと寝ちゃう。背筋伸ばしてないと。


画面を通して見るFormula-Eは・・・(コースサイドでも、大きな液晶画面に頼ったんだけど。)なんだかやっぱり静かだった。あんな駆動音とか、タイヤの音とか、やっぱりわからなくなるんだな。


我が妻が自然と口にしていたのは、「しゃべりは、コースの人の方が全然面白かったね。これだとレースの状況が全然わからない。」


さすがですよ!ピエール北川さん!!彼のスケジュールを押さえた東京都は偉いです!!!絶対に東京都のお役人の中にモータースポーツマニアがいます!多分、今日の鈴鹿に行ってるかも。


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いよいよエンジンの分解作業を開始 [3機目のN1仕様エンジン]


Joy耐2024の日程、やっと確定しましたねえ・・・(今年は、7月6・7日開催)

恐らく、各地のサーキットのイベント開催状況を確認しながら、日程を変更していったのだと思います。(大きな大会なので、マーシャルの皆さんを集めるのが大変)


で、いつも通り、特別規則書を読み始めたのですが・・・ちょっと今年は・・・大変大変。

我々は、今年で10回目のJoy耐になるのですが、初めて「レギュレーション大改訂」を体験することになります。驚いた。ものすごく。その改訂内容に。


正直、想像を超えていました。

昨年の特別規則書の段階で、「クラス分けを変更する可能性あり」と明記されていたのですが、私の予想は、「せいぜいクラス分けの整理とハイブリッドカーの排気量拡大」だろうと思っていました。

「プリウスの排気量・・・ではなくて、Honda車のハイブリッドカーの排気量」に合わせるためのレギュレーション変更。

と予想していたのですが・・・


まさか、ガソリン搭載量と補給量に手を突っ込んでくるとは思わなかった。


まあ、今年の大会が終わった後は、参加者全員が、「土曜日と日曜日の朝が、とっても楽になった。」と言うことになる大会になると思います。

それぐらい大きなレギュレーション変更です。


一言で表すと、「大きな安全燃料タンクを装備していない時点で、勝負権はない。」大会になったということです。


まあ、5万円のスターレットにそもそも「搭載してしまったら5年に一度更新しなければならなくなる」安全燃料タンクを搭載しようなんて思ったことはないですから。

我々からすれば、いつも通り「遠い世界の話」です。


お金持ちの皆さんは、この10年強の間にみなさんS耐の方に行かれたので、今回のレギュレーション変更に伴って、わざわざ安全燃料タンクを装備するチームはそんなに出ないだろうと・・・どうだろう?


ま、頭切り替えて、本題に行きますよ。

「自分でN1エンジンを製作してJoy耐に出場する。」お話は、やっとこさ「元のエンジンを分解する。」作業に入ります。


タイミングベルトカバー.jpeg

いつもだと、さっさと上から順番にバラしてしまうのですが・・・

タイミングベルトカバーを外した状態.jpeg

このエンジンは、完全なラインオフ状態ではなくて、一度、Giボディから下ろした時にタイミングベルトや、オイルポンプを新品交換しています。

で、黒歴史車に載せたところ、機関車トーマスを筑波サーキットで演じてしまったという・・・

2基めのN1仕様エンジンが、「全くスターターが回らなかった。」ことから、みんなに言われたのは、「クランクっていうのは、手で回るから。工具を使って、思いっきり力を入れなきゃいけないって、全然おかしいからね。」


ということで、バラしてしまう前に動画を撮っておきます。どんな感じの動きなのか。


ラチェットレンチは使ってしまっているのですが、確かに力をかけずに回せます。

2基目の時は、こんな感じに片手で動かせなくて、「なんでだろう・・・う〜ん・・・気のせい気のせい」って思うことにして、搭載しちゃったんだよね。


さて、動きは記録したので、「バラすための各部品の位置関係」を把握しておこう。

まず、2本のシザーズギアの位置合わせの様子

DOHC.jpeg

この時の2本のカムシャフトの位置関係

DOHCヘッド.jpeg

カムシャフトを外してしまう前にバルブクリアランスの現状把握

バルブクリアランス測定.jpeg

これ、隙間ゲージを差し込んでいる写真なのですが、だいぶ苦悩しました。自分の測定の仕方がおかしいんじゃないかと思って。

何度も測定し直すことになった。

排気側が、大幅に外れている(数字が大きくなっている。)のは、これまで分解してきた4E-FEエンジン全てに共通しています。

ただ、このエンジン、その大幅に外れている数値が、各バルブごとにバラバラ。


吸気側は、基本数値から外れていない・・・のが、これまでのエンジンでした。

が、このエンジンの場合、吸気側も許容値の範囲内・・・なんだけど、バルブごとにバラバラ。

この辺りが、機関車トーマスになった原因・・・なのかなあ・・・


外す前のカムシャフトを見ていて気になったのは・・・

シザーズギア.jpeg

この組み付けられたギア、2枚が綺麗に揃った状態でカムシャフトを構成しているんですよね。

が、長期放置されていたカムシャフトを眺めると(恐らく、一番最初にブローしたエンジンのカムシャフト)

カムシャフォトjpeg

これ、2枚のギアがズレちゃってる。多分、長期放置の間に乱暴に扱われたからだと思うけど。

この状態になっちゃってると、恐らく、完全にシャフトからギアを取り外さないと元に戻せないんだと思います。

今回、外した後、取り扱いに気をつけないと。(今まで気にしてこなかった。)


カムシャフト位置が、「タイミングベルトを取り付ける時の基本位置」の時のクランクシャフトの位置関係がこの写真

オイルストレーナー.jpeg

ヘッドボルトにKTCのヘッドボルトレンチを差し込んで、ブロックとヘッドを分離・・・・

ヘッドボルト外し.jpeg


やっちまった!

ヘッドボルトの差し込み穴、舐めちゃった!全くボルトが緩まない・・・って・・・・まあ・・・なんだかなんだ10年以上車の整備をしていると・・・少々、工具を乱暴に扱うようになります。

こんなこともあるかと、銅バーの太いやつを新品で購入してありました。


この銅バーをKTCのヘッドボルトレンチに当てて、金槌でとにかく叩き込む!!

ヘッドブロック分離.jpeg


よし!無事にヘッド側を分離成功!

ヘッドガスケット.jpeg

ノーマルのヘッドガスケットが、見える状態になりました。

クランクシャフトの位置を動かさずに分離したので、真ん中2つのピストンが奥に入っている状態です。

シールパッキンブラック付着.jpeg

エンジンブロックを逆さにして気になったのが、これ。

シールパッキンブラックを厚く塗りすぎて、クランクベアリングキャップにまで付着しちゃってた。

今のGR86が出荷開始された時にアメリカで話題になったんだけど、あちらの国では、「GR86でサーキットを走ると、次々にエンジンが壊れる。」って問題が発生したそうです。

どうも、オイルパン取り付け時のシールパッキン使用量が多すぎて、オイルストレーナーを詰まらせたのではないか・・・って、訴訟の国で、その後の情報が出てないので、真偽は不明ですけどね。

ま、私達も今後は気をつけます。


コンロッドボルトを外していくと、1箇所だけ「スラストワッシャー」という部品が入っている場所があります。

その位置関係を記録(溝の方向と上下関係を記録しておきたい。)

スラストワッシャー.jpeg

クランクを無事に取り外した状態。ピストンが見えてきました。

クランク取り出し.jpeg

外したコンロッドベアリングをよく見ると番号が入っています。(この写真では2)

入っていた位置も含めて、写真に残しておきます。

コンロッドベアリング.jpeg


この数字の2って、軍手とかで拭いちゃうと消えちゃうんですよ。取り扱いに気をつけないと。


カムシャフトを外したヘッドはこんな感じ。

DOHCヘッド.jpeg

各バルブのシムがすでにズレているところがありますね。

いっせ〜のせっ!

シリンダーヘッド.jpeg

各バルブのシムを収納しているパーツ類がバラバラ落ちてきました。

4気筒それぞれの燃焼室は・・・なんか・・・すごく湿っているところがあったりと・・・バラバラ。

バルブシステムオイルシール装着状態.jpeg

この後、バルブシステムオイルシールを特殊工具で外していくと、バルブ単体を取り出せるようになります。

エンジンバルブ.jpeg

取り出した吸排気バルブは、それぞれ寸法が違うのですが・・・まあ・・・汚れ具合は想定の範囲内・・・少なくとも最初に自分たちで作った1基目のベースエンジンよりはマシ・・・だけど、当たり面の状態が各バルブでだいぶ違う・・・あんまりいい状態じゃなかったみたい。

ゼラスト防錆チャック袋.jpeg


最後に各ベアリングキャップの組み合わせを保持した状態で、防錆袋に収納します。

この辺りは、2基目のエンジンを組んだ時の反省なんですよね。

何が起きていたか・・・は、洗浄の話をするときに。


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