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ビルシュタインダンパーをオーバーホールしました。 [EP82日常整備]

ヤクルト1000・・・やっと増産体制が整うみたいですねえ・・・

うちの会社も・・・大変大変。長蛇の列。え〜と、隣に並んだ若い娘さんは・・・最近入った派遣の女の子。何か・・何か話さないと・・・なんだかこの子は、人見知りなのか、あまりみんなと話さないんだよね。

「みんな・・・すごいね。ヤクルト買うのに廊下の向こうの方まで並んでる。」

「みんなヤク中。」

「は?」

「みんなヤクルト中毒!」

「あ、ああ。大きな声で言い直してくれたのね。ちょっと声が大きいかなあ・・・エレベータホールの皆さんが、こっち見てる。」

「ヤクが切れるとみんな手が震える。」

「やめよう!もう黙ろう!ねっ!!エレベータの中の人がみんなこっち見てる!今、ちょうど扉が開いたところ!」

「あっ!ヤクルトのおばさん(おねいさん)!この子、この子に1000を1ダース!」

「いや、あの・・・一人5本までしか・・・スイマセン・・・」

「わかった!わかったから!!今すぐ5本。さ、ほら、これを持って事務所に戻って!これで1週間来なくて済むでしょ?」


ふいい〜・・・危なかったぜ。変な噂がビル全体に蔓延するところだった・・・

おばちゃん(おねいさん)も、融通を利かせないと・・・彼女、ここに来てたら、商売の邪魔をすることになったかもよ。」

「あ、いえ。全然。買ってくだされば。それよりも後ろ・・・」

ん?


振り向くと・・・みんながこっちを・・・なに?両手を前に握りしめて。

若い娘にだけサービスするわけ?みんなに買って分けて!その台車全部。前に言ってたじゃない。いつか、このカゴの中身全部買うって。」


ふう・・・いかんな。おばちゃんとおっさんたちが・・・濁った目でこっちを見ないで。夢は、夢のままが美しいんだよ。はい。ヤクルト1000。1本ちょうだい。


はい。本題。あ、その前に業務連絡。今回も(誰に?)

11月6日に開催される本庄軽One耐久N-Nクラス最終戦にエントリーすることになります。

TTC1400大ベテランドライバー様のリヤサス周り対策部品組み込み完了。

どうやらこれで、「走行中にタイヤが取れてしまう。」心配はなくなるんだそうです。ABS組み込みのリヤホーシング一式に交換することで。

現仕様をメンバー全員がチェック走行できる・・・か、わかりませんが、とにかく11月6日の本番突入です。


さて本題。(毎回すまんね。前置きが長くて。)


AE86の彼からは、「レース用部品はなあ・・・中古は信用しない方がいいぞ。なんでも一回バラしてから使うようにしないと・・・この車高調、リヤはまだ大丈夫みたいだけど、フロントは終わってるから、走らせるなよ。」とは言われていたんだけど・・・まあ、試しに走らせてみようよ。


オーナーと外車整備係と共に筑波サーキットに集結。

オーナーが走ってみると・・・すぐにピットに戻ってきた。

「ステアリングホイール回しても、車が反応しない。」

ん?

次の走行で、外車整備係にチェンジだ。

「90°どころじゃないですよ。もっと回して、やっと車体が反応し始める。ダンロップの先を気をつけないとダメです。危ない。」


危ないって・・・そりゃ、確かにAE86の彼も「走らせるな。」って言ってたけどさ。そんなに変わるか?ショックアブソーバー交換しただけで。


・・・本当だった。

驚いた。フロントが全く反応しない。ヘアピンで、180°近くまでステアリングホールを回して、やっと旋回を始める。

それどころか、ダンロップの先の右ターンは・・・ダメダメ。どんどん右に出ていく!コースはみ出ちゃう!!

なんだこれ?ショックアブソーバー変えただけど、こんなに車体の動きが変わるのか?


TTC1400大ベテランドライバー様に話をすると・・・

「TRDショックを使うのが基本だよ。何?わざわざ中古品に金払ったの?中古品なんて何が起きるかわからないからダメだよ。必要な物があったら言いなさい。大体持ってるんだから。こっちは。」

あ、はい。


TRDダンパーで走るのは、1回でいいや。コクピット川越さんから戻ってきたビルシュタインダンパーのオーバーホール品を取り付けよう。


まあ、短いスパンでの同じ作業だからね。すぐに全部交換が終わる・・・と思っていたんだけど・・・

リヤショックアブソーバー取り付け部

う〜ん???

これ、リヤダンパー取り付け部なんだけど・・・なんでかナットがこれ以上ネジ込めない。なんだこれ?

いいよ。ジャッキ下ろしてみようよ。


ジャッキを下ろしたら・・・オーナーと外車整備係がものすごく慌ててた。

「作業間違えた!ネジ一個入れ忘れた。」

ん???


あ、無理。写真掲載できないです。すんごく恐ろしい様子になってて。さっきのナット周りが。

慌ててもう一度ジャッキアップして・・・

TRDとビルシュタイン.jpeg


「このTRDの黄色いダンパーの先についているナット。これを移植しないと車重でフルストロークしちゃうんだ。」


ナットを移植したら・・・安心。ちゃんと今度はジャッキダウンできたよ。


TRDの中古品はさ。フロント側が抜けた品だってことがわかったよ。身をもって。

「ショックアブソーバーが機能しなくなると車体はどんな動きをするか。」を学べたけどさ。

ビルシュタインダンパーのオーバーホールは・・・わかるかなあ・・・オーバーホール前との違い。


不安に思いながら、コースインすると・・・簡単簡単。ものすごく明快。

各コーナーの進入が楽になった。格段に。特に2ヘアピンで動きが全然違う。

今までは、ブレーキングしながら右ターンをしてしまうと、フロント側がギッコギッコって上下に振動してしまっていたんだ。そのために必ず直線でブレーキングを終了してから、ターンするようにしていたんだけど・・・

このオーバーホール品は大丈夫。ブレーキを踏んだまま、右に舵を切っていって、フロントが振動しない。

オーバーホールしてよかった。これまでの症状をあれこれ手書きで、コクピット川越さんに伝えておいたのもよかったのかも。


AE86の彼がコースイン。

戻ってくると・・・渋い顔。

「これ、リヤが硬すぎない?吹っ飛ぶような動きをするぞ。」

う〜ん・・・そうかなあ・・・


オーナーと私、外車整備係は、この車両に慣れてしまっているから・・・フォークリフト修理係に乗ってもらう。

外から様子を見ていると・・・確かに1コーナーで右リヤから白煙を上げてる。

どんどんタイムを上げていったら・・・1コーナーでブレーキを踏んだ途端、右リヤから白煙を上げてハーフスピン!


あり?


確かにパーキングブレーキがかからないんだけどね。右リヤだけ。

う〜ん・・・まあ、走行できないわけじゃないからなあ・・・まあ、新テーマってことで。


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