2018年も20日目突入。

皆さん、餅、喉に詰まらせないで、無事に毎日、お仕事頑張ってますか?(え?それより今は、インフルエンザに注意?いかんな。子供は風の子だよ。)


すごく嫌なことが多かった2017年は過ぎ去ったので・・・今年、何をやるかを書いておきましょう。

1)筑波TC-2が年間3戦になったので、いくつかの大会に参加する。

2)JOY耐は・・・2017年フォーマットが踏襲されることになったので、参加するかどうか、全員でよく話し合います。多分、申込日直前まで、グルグル迷うと思います。


さて、2017年から引っ張ってしまった「スターレットのエンジンから、どうやってもオイルが漏れる。」問題解決編です。今回こそ。


オイルパンを新品に交換したのにもかかわらず、練習走行後にポツポツエンジンオイルが垂れてしまうEP82スターレット。

なんだかもう・・・どうしたらいいのかわからない。


外車整備係がエンジンルームに潜り込んで、諦めずになんだか調査している。

「もう、考えられるのは、クランクシャフトオイルシールですよ。でも、そうそうダメになるもんじゃないんだよなあ・・・オイルパンの左右どちらかの端から漏れてるようなら、決定なんだけど。」

「ふ〜ん。」

「でもなあ・・・クランクシャフトオイルシールが原因なら、こんなポツポツじゃ済まないんですよ。エンジンをすぐに止めたくなる量が噴き出すはずなんですよね。変だよなあ・・・」

「ふ〜ん。」


あ、いや、ごめん。

ほんとにもう・・・「ふ〜ん。」しか言えない状況なのだ。

ドラムブレーキが分解できなくなった時も相当困ったけど、あれはまだ、「最終手段は、リヤアクスル丸ごと交換だ。」っていつも思いながら作業をしていた。

でも、この「エンジンオイルが漏れてしまう。」問題は、明らかに「自分たちがオイルパンをいじったら、余計症状が悪化した。」という初めての状況。

しかも、何回作業しなおしても解決できない。なんかもう・・・どうしたらいいんだか・・・


「あれ?このオイル漏れ・・・なんか、上の方から垂れてきているみたい???」

「へ?」



下から覗くと・・・確かにオルタネータがピカピカしてる。

「う〜ん・・・でもねえ・・・このオルタネータって、フォークリフト修理係のお父さんがオーバーホールしてくれた時から、なんだかテカってるんだよね。いつも。」

「いや・・・おかしいでしょう?電装系がオイルまみれって。」



わかりにくい写真だけど、オイルパンの上端より上にあるオルタネータ(シルバーの塊)がテカテカ光ってる。



「これ、ひょっとして、オイルレベルゲージのガスケットがダメなんじゃないですか?オルタネータの近くに差し込んであるでしょう?」

「うん。そうだよ。確かこのエンジンを載せる時って・・・」


よ〜く思い出してみる。

エンジンクレーンに釣った時に・・・「なんだかやたらオイルレベルゲージのあたりが、ばっちいエンジンだな。」って思ったんだよね。

ただ、歴代の4E-FEエンジン(今のエンジンで5基目)って、みんなオイルレベルゲージ周辺は、汚れているのだ。漏れたオイルにゴミが付着してしまって、すごく汚くなってる。



(これは3基目のエンジン)


レベルゲージユニット全体をズボッて引き抜いて・・・「なんか、根元のゴムが、ペタペタに薄くなってるな。でも、今回は、交換パーツ買ってないから、このままでいいや。」って戻した覚えが・・・うん。ある。あるよ。



(今回のエンジン)


後日、オーナー夫妻がオイルレベルゲージガイドOリング(品番96711-19010)を買ってきてくれただけじゃなくて、交換作業までしてくれた。




オイルレベルゲージって、単純にエンジンブロックに刺さっているだけなんだけど、エンジンを車体に搭載した状態だと、交換がものすごく厄介なのだ。それもあって、あんまり触りたくなかったんだよね。

固定金具が周辺機器の固定機能を兼ねていて、工具がなかなか入れられないんだよ。よく2人でやったねえ。


筑波サーキットで練習走行をしてみると・・・

見事、オイル漏れが収まっていた。もう、走行後にポツポツオイルが垂れていることがなくなった。

やったよ。解決だ!


車両に潜り込んで、一通りのチェックを終えた外車整備係が一言。

「これって、ひょっとして初めっから、オイルレベルゲージの不具合だったんじゃ・・・」

ジィィィィィっと私を見つめる3人・・・


え?何?

いやん、そんなにみんなで見つめないで!恥ずいぃ〜!!!