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筑波サーキットでリハビリ [筑波サーキット]

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[サーキット場] ブログ村キーワード今年も、もうすぐ終わりですが、結局今年のN1車両のドライブは・・・3度できました。なんとかね。
その3回目の走行のために筑波サーキットに行ったんですけどね。
そこで、黄色いEG6のタイヤ交換を一生懸命行っている女性を発見!
どうやら走行が終わったらしい。

古い車両なのにリヤシートが外されて、フルバケット&4点シートベルト化されているだけでなく、
内装を外したリヤのサイドポケット部に丁寧に小型スピーカーが取り付けられてる。
えらく手がかかってる車両だなあ・・・・これ、このまま車検を通るんですか?
「はい。改造車検を通してある車両を探して、購入しました。」
ふ〜ん・・・・今日、初めて筑波のフルコースを走ったとのこと。(ファミリー走行枠)
その割に、フロントタイヤがすごくきれいに使われていることを見ながら、話を聞くと・・・
やっぱりこの車両が、初めてではないんだそうです。
前に乗っていた車は、インプレッサ。とのこと。
・・・・インプレッサ?あの青い「スバルインプレッサ ゴーゴーゴー!」の?
「あ、そうじゃなくて、ハッチバックの。GRBってやつ。
は?ハッチバックって、最新鋭のインプレッサじゃない。
なんでまた、今、目の前にあるのは、ボロい(失礼!)シビック?

「あんな速い車を手に入れて、初めて”車を運転するのって、楽しいな〜”って思ったんです。でも、日光とか、エビスをあんな高性能車で走っていると・・・ブレーキパッドやタイヤもどんどん減っちゃって、お金がないから、こっちに換えました。」

ああ・・そう・・君もやられちゃったんだね。その魔力に。
ようこそ、モータースポーツの世界へ。
もう、君が「新しい車」「いい車」に乗る日は来ないよ。どんなに小さくても。
そんなお金があったら、パーツや服装にお金をかけたくなる。

さて、私も先日サンタさんからもらった最新鋭のレーシングウエアに身を包んで、再びコースに出よう。
ちょっとね・・・・前回はあまりに遅すぎた。そんなに時間をあけずにリハビリを続けないと。
すごくショックを受けた私を見かねてか、オーナーが足回りの仕様を7月の走行の時の状態に戻してくれた。
スプリング交換は、一人でやるのは面倒だったろうに。ありがとう。

コースイン。今日の走行は、とにかく台数が多い。後ろのEP82に突っつかれる。
「別にあなたを前に出すのは構わないけどさ。コースインと同時に踏んで大丈夫?せめてコントロールタワーぐらいまでは、隊列を組んだ方がいいと思うよ。」
冷え切ったSタイヤ。1周、2周、3周・・・・まだグリップしない。
歳をとった・・・そう思う。
第一次活動の頃なんて、コースイン時にタイヤがグリップする事なんて、感じ取ろうとも思っていなかった。
さっきのEP82のように最初っから、バンバン踏んでた。こんな風に温度変化に対してのタイヤの感触を感じ取るようになるとはね。

4周め。もういいか?全開走行開始!
ダンロップ下を抜けて、左ターン。リヤが右にスライドを初めて・・・・ブレイク!
まいったね。スピンしなくて良かった。まだ完全には接地してないんだ。
それでも、前回と違って、踏んでいける。こっちのスプリングを固めた仕様の方が自信が持てる。
本当はこの仕様のまま、わずかに車高を落とせたらベストなんだろうけど・・・・
TRDの車高調整キットでは、これ以上落とせないところまで落としてしまってる。残念。

2ヘヤピン進入でのブレーキングも全然大丈夫。
オーナーが言ったとおり、走行前にすべてのブレーキフルードを交換したのは大正解だった。
やっぱりエアを咬んでいたんだ。「エア抜き」作業では、取り切ることができてなかった。

1分10秒台で走行を重ねる。
前回より1秒速く走っているのに、短いストレート区間でも、すべての計器をチェックする余裕がある。
やっぱり4速でアクセルオフにすると・・・・必ずリヤから「ボンッ」って音が出る。
それと、1コーナー脱出時にアクセルを触った瞬間にエンジンがついてこない。
これは・・・・タンク残量が少なくなってきているためか?さっきまでこの症状はなかった。
水温計は・・・・全開走行を開始したら、逆にどんどん針が下がり始めてしまった。
本気で踏んで、風をちゃんと当てると、冷却能力が過大って事なのか?

バックストレートで、赤いEP82がハザードを出してゆっくり走行してる・・・・
左脇をすり抜けると・・・予想通りついてきた!
これで、自分がどのポイントで遅いのかがわかる。

最終コーナー・・・1コーナーは、上手くまとめられるようになってる。
1ヘヤピンは・・・・やっぱりダメなんだ。一気に詰められた。
ブレーキリリースタイミングとステアリング操作にまだ難がある。
わざわざ初期アンダーステアが出る操作を自らが行ってる。

ダンロップ下は・・・前回は、アクセル完全OFFで進入していた。
今回は、ハーフスロットルまで戻して進入・・・たぶん、この仕上がりなら、本当は全開でいけるはずだ。
まだ、その勇気が持てない。

30分の走行のベストタイムは、1分09秒7。
まだ、オーナーよりわずかに遅い。まあ、それでもいいだろう。特にトレーニングをしているわけでもないのにここまで戻せれば十分だ。
今、この車両の力を引き出せるのは、我々ではない。

フォークリフト修理屋さんの彼に交代。(もうすぐ彼は、二児の父親だ)
私の走行後のリヤタイヤを見て・・・・交換作業開始。あ、ひょっとして怒ってる?ボロタイヤで走って。
「まだまだだな。この程度で”交換”とかって言ってるようじゃ。この、溝が無くなってきたところがいいんだよ。スリックタイヤって感じで。下地が出るまで走れるよ。
もったいないじゃん。
(よい子の皆さんは、絶対にまねしないでね。非常に危険です。
「いや、ホントにバーストが怖いんで。ここまでショルダーがボロボロだと。」

さっきは、思ったほど内圧を高めることができなかった。空気圧をより高めにセットアップして送り出す。

彼は速い。
一番最初にこの筑波サーキットを走る姿を見たときから、そう思っていた。
まだ、我々よりも遅いタイムだったけど、彼はきっと速くなる。もったいないことをしたな・・・
本当は、グラベルじゃなくて、ターマックで走るべきドライバーだった。もっと速くこの世界に来ていれば・・・

彼がセッション最終周に叩き出したタイムは、1分08秒8。

冬の筑波サーキットでのこのタイムが、現代のEP82レースにおいて、どれだけの位置になるのかはわからない。
でも、我々の車両は速い。それは間違いないって思える。

具体的な準備を始めよう。
年が明けたら日光サーキットでの耐久イベントだ。


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コメント 2

銀

今回も良かったっす!
来年からの更新も楽しみにしています。

日光の耐久、がんばって(ネタ作って)下さいね〜
良いお正月をお過ごし下さい。
by (2009-12-31 14:24) 

MF308

はい。ありがとうございます。
ちょっと天候が荒れ模様のようですし、事故に気をつけてお正月を迎えましょう。
2010年もよろしくお願いします。

by MF308 (2009-12-31 18:01) 

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