予選は走りきれなかった。 [JOY耐2022]
はい業務連絡。(誰に?)
6月26日の本庄軽One耐久シリーズN-Nクラス第二戦の出場は見送りとなりました。
理由は2つあって・・・・
1つめ
ミラで(というよりもダイハツ車で?)5時間耐久を2本完走した後は、必ずリヤホイールハブを両輪とも交換する必要があります。
目視点検では、全くその予兆がないまま、練習走行中に喪失しました。タイヤ。
タイヤが取れて、行方不明・・・・クローズドサーキットなのに。
なんとか探し出して回収したタイヤを見ると・・・ハブボルト欠損ではなかったです。
ハブボルトは4本とも無事・・・というか、ちゃんとナットも締め付けられているのにタイヤが完全に車体から外れるって一体・・・
これ、写真を撮影できなかったのですが、よくよく観察すると、ハブベアリングが破損すると、ハブの構造物丸ごとが車体から外れてしまうようになっているんです。ダイハツ車。
正直びっくり。
出走前点検では、全く気がつかなかったので、対策は、定期的に交換するしかないようです。
理由2つめ
この事態を受けて、TTC1400大ベテランドライバー様の判断は・・・
「車検対応仕様のロールゲージを装着しよう。」
なにしろ、私たちは、最初の大会出走の時にお空に向かってしまった人たちなので・・・
そこに「タイヤがときどき取れちゃう構造の車」であるとなると・・・まあ・・・妥当かな。と。
ということで、ひょっとしたら夏の第三戦には現れることができるかもしれません。たぶん。
はい。業務連絡終わり。
本題は、今年のJoy耐予選日の話です。今回。(毎回の事ながら、前置きが長い)
今年は、2021年と違って、金曜日に無駄なチャレンジはしませんでした。
すなわち、ピットに車両を降ろしただけで退却。
同一ピットの皆さんには、「キーがついているので、邪魔なようなら動かしてしまってください。」と伝えて後にしました。
あ、装備品チェックだけはしたんだった。車検場の脇で。
ただ、今年は自分自身の書類しか持っていかなかった。ちょっとこの辺りは失敗だったかも。
結局、土曜日に他のメンバーは、並ぶことになってしまったので。
ちなみに2021年から、Joy耐の装備品チェックは、「自分が保有しているヘルメット等の各装備品のFIA登録NO.を記入する自己申告方式」となっていますが、ごまかせると思わない方がいいです。くれぐれも。
私の場合、記入したFIA登録メンバーを確認中に所有しているヘルメットの銘柄とモデル名まで当てられてしまいましたから。係員さん達に。
(全員の頭の中に刷り込まれているということです。ソックスとか、アンダーウエアのNO.までものすごい点数があるだろうに・・・)
土曜日は、やはり今年も朝の練習走行は無かったです。
まずは、朝の車検を受けたのですが、困ったことに「何もご指摘事項なし」
あ、いや、それが普通なんだけどね。ええ・・・「車検に合格するように整備してくるのが当たり前」・・・
ただ、合格印をもらった時に思ったのは、「今年の大会も、決勝中に何かあるな。車検時に指摘事項がない年は、だいたい面倒なことが発生する。」
予想通りに・・・なったんです。今年も。
ただ、今年はその前に「予選を走り切ることができない。」トラブルが発生。
予選1回目(Aドライバー)は、雨が降ったり止んだりという難しい路面状況の中、無事に20分の走行が終了。
45分のインターバルを挟んで、予選2回目(Bドライバー)の走行が始まったのですが・・・最終コーナーを力無く立ち上がってきたと思ったら・・・ピットレーン出口で車両を止めました。我々のEP82。
係員さん達に手伝ってもらって、なんとかピットに押し戻したあと、車両を確認すると・・・
「ギヤが入らない。」
「シフト操作はできるけど、そもそもその操作がミッション本体に伝わっていない」症状。
予選はこれでおしまい。予選3回目には、出走できず、なんとか明日に向けて修理しないと・・・
外車修理係が確認したところ、「シフトリンケージが外れてしまっている。ミッションから。」
久々のシフトリンケージエラー・・・・確か、最初に自分達でエンジンオーバーホールをした頃にその症状に振り回されたような・・・
あの時は、新品ケーブルを買ってきて、AE86レースの彼が、一人で修理してくれちゃったんだよ。真っ暗な保管ガレージの中で作業して。
今年はどうしたもんだか・・・まずは、保管ガレージにあるGiからケーブルを取り外さないと・・・
TTC1400の彼が、ボソッと一言。
「多分、TTC1400大ベテランドライバー様が、今日は保管ガレージにいるよ。予備品持ってるんじゃない?」
電話をかけてみると・・・本当だった。いたよ。保管ガレージに。交換パーツも持ってるって。
すごいな。メンバー全員の行動を逐一把握しているとは・・・本当は、明日Joy耐の手伝いに来てもらうはずだったのに。
そんなやりとりをしている間に外車整備係は、さらに調査を進めてくれて・・・
「これ・・・多分、復旧できます。取り付け部のパーツが外れただけで、何も紛失しているものがないから。一旦全部取り外しましょう。」
いや・・・でも、決勝走行中に再発したらまずいよ。
「あ、そうじゃなくて、そもそもの作業が間違ってました。これ、ケーブルを止めるピンのところに円盤を差し込まないといけないんですけど、円盤を入れる順番が間違ってる。みんなで通勤スターレットを確認してみましょう。」
みんなでゾロゾロ通勤スターレットところに集まって、撮影した結果がこれ。
これ、シフトケーブルが、クリップで止められているところなのですが、シフトケーブルの先端とクリップの間に円盤が挟まっています。
で、今回、予選でトラブった我々の車両の方は、「円盤の上にシフトケーブルが載っていて、そこにクリップが挟まれていた。」状態。
部品の取り付け順を間違ってた。
走行中にシフトケーブルのブレケット部(丸い樹脂パーツ)が、ズレてしまってシフトチェンジができなくなってしまっていました。
まあ、この整備って・・・確か、2019年大会の1週間前にエンジンブローさせてしまった時に、4時間かからずに元のエンジンに積み替え直した時の作業だったから・・・慌ててた。確かに。
ここまで確認したところで・・・疲れてしまった。ものすごく。
12時半から、コース上で全員参加の決勝前ブリーフィングを受けて・・・まあ、まずはお昼ご飯を食べよう。
Covid-19下のJoy耐で最も大きく変わったのは、「食事」
今年は、とうとうキッチンカーも来てくれなくなりました。
我々も昨年から、各員がそれぞれ別個に昼食を買いに行く形でなく、大会事務局に事前に申請しておくと準備をしておいてくれるお弁当に頼るようになっていました。
昨年は、土日共だったのですが・・・なんかみんな、「少し量が足りない。」ってなっていたらしい。
代わりに今年は、土曜日はグランツーリスモカフェで全員で食事をすることにして、日曜日は、より高級版のお弁当を頼むようにしました。
2019年までと違い、ガランとしたグランツーリスモカフェは、「カレー祭り」だった。
みんなで黙々と、とにかくカレーを食べる。腹一杯。
食べている間中、考えていたのは・・・「なんでよりによって、今日、トラブルになるんだ?3年普通に走ってこれたんだぞ。筑波サーキットでの練習中に発生してくれたら、予選を走れないなんてことにならなかったのに・・・」
ケーブルを復旧した後、14時には解散。
外車修理係が一言。
「まあ・・・いつもの通りのJoy耐土曜日になりましたね。」
あ、う、うん・・・その通り。何も問題なく土曜日を終えることができたことがない。我々。平常運転ってことで。
結局、シフトケーブルは、交換作業をしないまま、7時間耐久レースを完走することになります。ただし、決勝中ぜんっぜん予想していなかった場所が、破損することなるんですけどね。