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スマートフォンのラップタイマー精度をどのように向上させるか? [ラップタイマーと車載カメラ]




2023年本庄軽One耐久N-Nクラス第三戦には、秘密兵器を持ち込んでいました。私。

「アイス」です。

「溶けないアイス」ってやつです。埼玉県桶川市の「をかの」さんの葛で作られたアイスを持ち込みました。

通信販売も行っているのですが、まあ、夏のせいか・・・2週間前に予約を入れようとしたら、間に合わなかった。開催日に。


なので、大会直前に直接店舗で購入して、自宅で冷やしておいてから出発しましたよ。朝4時に。

正直、お昼にはグズグズになってしまって「ホットな葛」を食べる事態になるのではないかと懸念していたのですが・・


我が妻が、「人数分の葛アイスが入るギリギリの大きさのアイスボックス」を用意してくれて、そこに保冷剤を目一杯突っ込んでくれていました。

正直、家を出る時にそのボックスを持たされて・・・「重〜い。余計な荷物だよ。これ。んも〜」と思いながら車に乗り込んだんですけどね。


すごいですよ。各員が走行終わった直後に1本づつ渡していったのですが、午後1時の段階でもひんやりしてましたから。

さすがに午後2時ぐらいになるとスティックからアイス本体が抜けてしまって、食べにくくなったんですけどね。

あの暑い中、持ち込んで大正解でした。「をかのの葛きゃんでぃ」これ、発明だと思いますよ。熱中症対策アイテムとして。これからも暑い日の大会には持ち込むことになると思います。


さて本題。

これからしばらくの間は、「スマートフォンのラップタイマーと車載カメラ」の話です。

まず今回は、スマートフォンのラップタイマーについて。


だいぶ前に「NISMOのスマートフォンラップタイマーアプリ」を使っていることを記事にしました。

その後、外車整備係からRaceChronoというソフトウエアを紹介されて、有料版を常時使うようになっていたんですけどね。

結局、NISMOアプリで起きていた現象は、RaceChronoでも発生。

「周回ラップが全部データ収集されるわけではない。時々データが欠落してしまう。2周分とか合算表示とか。」


諦めていたんですよね。結局、公式計時システムではないので、そんなものかと。


そのうち、Joy耐規則書の予告に従って、MYLAPSも導入するようになったので、正直、「走行後の振り返りは、MYLAPSデータだけを見よう。」となっていました。


が、どうしても気になる。

RaceChronoのいいところは、その画面表示の見やすさだけではなくて、「本日の最速ラップに対して、どれだけ遅れているか?」を走行中にリアルタイムで表示してくれることなんです。


我々のEP82は、色々なメンバーがドライブするので、コースインした後、「この最速ラップって、どうやって出したんだ?」と気にしながら周回を続けることになります。

各コーナーやストレートで、速度やタイムのデルタが表示されるので、非常にわかりやすいんです。自分の速いところ遅いところが。RaceChronoだと。


なんとかRaceChronoの計測ラップ脱落を防ぐ方法はないか・・・

古いiPhone(初代SE)の画面をいじり回していると・・・


GPS受信機リスト


RaceChronoの設定項目の中に「GPS受信機を追加」という項目がある。

う〜ん????


予想なんだけど、このGPS受信機ってやつを追加すると、この古いiPhoneの再利用ができるってことかね。押し入れに眠っているコレ。

でもなあ・・・このiPhoneに使っていたSIMカードは、今のiPhone13miniに差し込んじゃったから、通信はできないんだよ。本当に成立するのかなあ・・・


どうも色々調べると、スマートフォンに標準搭載されているGPS受信機を使用してのラップタイマー計測は、「計測タイミング」がゆっくりしているらしい。


そのためにこのような「外付けGPS機器」が販売されているんだって。ふ〜む・・・

まあ・・・「この古いiPhoneを押し入れに入れておくのはモッタイナイから再利用しよう。」

・・・言い聞かせろ。オレ。多分、有効な再利用法になる。たぶん・・・


RaceChronoの画面上に表示されるGPS受信機で、入手が容易だったのは、Qstarzというシステムだった。

なんたって、あのCUSCOが取り扱ってくれているのだ。彼らがラインナップするぐらいなら、そんなに変な不具合もないんだろう。


早速購入。

Qstarz GT



購入前に不安だったのは、「使用前にパソコンでのセッティングを要求されたらどうしよう・・・Windowsなんてゴミマシンを触るハメになるのは勘弁してほしい。」


そんな心配は杞憂だった。

箱の中に入っていた、このBL-1000GTという赤いGPSユニットを充電後、走行前に屋外で電源ON。

GPS衛星の補足を確認した後、グローブボックスに突っ込んでおけば、計測を開始してくれた。


データの確認は、付属のソフトウエア・・・QRacingってのを使って・・・

QRacing

う、うん。

インストールはした。したよ。

で、一回立ち上げてみて・・・閉じた。


RaceChronoで行こう。(コメントしません。これ以上)

まずは、iPhoneSEの「設定」項目の中にあるBluetoothを「オン」にしておく。

iPhoneSE設定画面


この後、RaceChronoの設定画面で、「GPS受信機を追加」という項目で、Qstarz BL-818GT/BL-1000GT/LT-8000GT選ぶだけ。


あ、BL-1000GT以外の名称が記載されていますが、それらの機種を私は探しませんでした。



真剣勝負の大会中に他の参加者にジャミング・・・いや、まあ・・・戦術的に正解かもしれないけど・・・ダメだろ。それ。


正直、これだけで本当に押し入れで眠っていたiPhoneSEが「走行中のラップタイマー表示器」として再利用できるのか・・・すごく不安。

だって、SIMカード取り外しちゃっているから、「携帯電話」として機能していないんだよ。我が妻が大事に使ってくれていたおかげで、まだバッテリーは生きているけど。


Joy耐7時間耐久2023での結果は・・・

MYLAPSとBL-1000GTの比較


私の走行担当時データです。

大会公式計時となったMYLAPSに対し、データの脱落なく周回データを計測することができるようになりました。

基準となるMYLAPSのデータに対して、差異はどれぐらいなのかというと・・・・

MYLAPSとQstarzのデータ比較


各周回ごとにQstarz側は、プラスマイナスがあるのですが、平均値と中央値はものの見事に一致です。

(MYLAPSの計測結果に対し、早く計測してしまう周があっても、数周でプラス側に振れているという意味)

ちなみに今年の大会は、燃費対策として途中で遅い走行に切り替えたので、標準偏差(ばらつき)がMYLAPSで6.05秒、Qstarzで6.55秒もあったということになります。


JOY耐のいいところは、長い時間を走行する中で、「タイムを追求するだけじゃなくて、今年は、ばらつきをできるだけ少なくするように走ってみよう。」とか、ドライブする各員が考える時間・・・目標設定ができることなんですよね。

この辺りが、息つく暇がなく周回を続けなければいけない本庄軽自動車耐久等との違いだと思います。


で、「なんで金をかけて、古いiPhoneにラップタイマー機能なんて持たせているの?MYLAPSをすでに自己所有しているのに。」というところに入っていきます。次回から。


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