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Covid-19下でのJoy耐(土曜日) [Joy耐2021]



前回記事を再び修正・・・っていうか、追記の必要があることに気がつきましたよ。

まあとにかくこれまでの大会と色々なことが変わっていて・・・


え〜とですね。金曜日夜は、我が妻にお仕置きを受けるようなことはなかったです。

あんなことされたりとかこんなことされたりとか。(聞いてない。)

ツインリンクもてぎに車両を置いて帰ってきた後もiMacの前に座らないといけなかったんです。今年は。

1つめが、「体調確認フォーム」回答作業。

これは、金曜日が2回目の作業でした。

その1週間ほど前にも1回目のフォーム入力を求められます。


2つめが、「予選前のブリーフィング映像を見ること」

何とかウイルス(Covid-19って言って)のせいで、Joy耐も色々と変わらないといけない状況になりましたが、これはそんなに悪くない変化だったな。と思いました。

いつもは遠くの方で話している人のことを見ていたことが、目の前でわかりやすく映像で解説してくれます。

予選前ブリーフィング映像を見ながら思っていましたよ。

「女性の参加者の中には、この解説員さんの仕草・・・この辺りにハアハアしてるかも。繰り返し見ちゃうかも。この映像。」


アレですよ。アレ。

せっかく映像を作るんだったら、「いつものおじさん」じゃなくて、もてぎエンジェルの皆さんが解説してくれる形でも構わないかも。っていうか、コチラレーシングの皆さんがブリーフィング講師を務めるとか。

(え?コチラレーシングって喋っちゃいけないの?声なし?)

あるいは、旗の説明のあたりは、ポスト員の皆さんにやってもらうとかね。旗の振り方講習から。シングルイエローとダブルイエローの旗の振り方は、途中秋葉原系を入れないとダメとか。(嘘です。)


この辺りの「義務作業をチーム員全員が実施しました。」の確認フォーム送信がね。

今年、結構二重作業になったのではないかと。


我々は、各員連絡を取り合って実行状況確認の上で、オーナーがまとめて代表者として送信してくれていましたが、アクセス時間が早かったメンバーは、「自分だけ確認結果を発信しちゃっていいのか?このフォーム入力できてしまうぞ?」と混乱したようです。


そんな感じで金曜日夜から完全にJOY耐モードに入る必要があります。Covid-19影響下では。


で、土曜日朝は、朝7時から公式車検開始。なので、6時半にはピットに集まっておいた方がいいです。

何しろ、「車検の前に受付を済ませないといけない。」状況です。我々の場合。

ピット内荷物整理とサインボードエリアへのスクリーンオーニングの設置をしているうちにあっという間に7時。

ドライバー全員で参加受付。昨日の綺麗なお姉さん二人に言い放つ。


「昨日は出直しを言われましたが・・・ふっふっふ。全員揃いましたよ。俺たちは全員免許証が金色さあああ〜!!!

「はい。大きな声を出さないでください。一人で来ていただいても結構です。隣の机でお弁当代の清算をしてください。」

「あ、はい。」

そうなのだ。今回は土日共お弁当の配送をお願いしたのだ。この辺りは、また別の機会に書きましょう。


受け取ったトランスポンダーを運転席ドア下方にテープ止めして、エンジンがかからない状態であることを確認。(完全にガソリンを抜いた上で計量)

全員で車検場への登り勾配をEP82を押して歩く。

「なんかこの車両・・・軽くなってない?押すのが楽。」

「ああ、グランドスラムエスプリさんでまた4輪アライメントテスターをかけてもらったんだ。だいぶ厳しくセッティング出ししてくれたよ。」


車検場では・・・何も指摘事項がなかった。何も。

いつもは・・・いくつか指摘事項・・・というか、質問というか、教育的指導があるのだ。でも、何もないなんて7回出場して初めてだ。


車検場から戻ってきたところで、青年が一人ピットにやってきた。

え〜と・・・何?何か必殺技を繰り出すの?受け身取らないとダメ?

「Blog見て、自分たちも耐久レースやってみようと思いました!よろしくお願いします!」


あ、ああ・・・ありがとう。

こんな感じの挨拶、筑波サーキットでも時々あるんだけどね。その時にどう思うかっていうと・・・素直に嬉しい。

と、同時に・・・

「ごめん。人生踏み外させちゃって。」

(え?ダメなの?そういうこと書いちゃ。)


ちょっと・・・ここで、このBlogの定義を思い出そうか。ちょうど250万PVを超えたところだし。

このBlogは・・・・

1.大学生の頃に筑波サーキットのファミリー走行で出会った二人が、だ〜いぶ時間が経って、家庭を持つようになってから再び競技車両を手に入れて、体験したことを記録しておくBlog。

2.車両のオーナーは、地方銀行員。Blogの作者は、電気の世界でネクタイ締めて働いている人。脚本家のたまちいが降りてこない限り、Blogが更新されることはなく、大体その頻度は月に1回。月に2回とか更新しちゃうと(今回とか)どうしたの?と周りから心配される。

3.二人とも車両整備経験がないのにもかかわらず、エンジンをオーバーホールしたり、競技車両そのものをはじめから全部作っちゃたりしていることを記録している。よって、大体やっている作業が失敗続きで、「同じ失敗をみんながしないように記録しておこう。」という精神でBlogの更新が続いている。

4.この第二次活動が始まった頃(2007年秋)は、単に筑波サーキットでの練習走行が目的だったはずなんだけど、翌年に出場したエビス12時間耐久の場で女の子に言われた言葉から、ツインリンクもてぎで大きな大会が開催されていることを知る。いつの間にか「全くノーマルのエンジンとミッションで何回Joy耐を完走できるか?」に目的が変質していて、その活動を記録しているBlog。


とまあ・・・こんな感じで、「ダメな大人のお話」がいっぱい詰まったBlogってことなんですよ。

画面の前のみんな。胸に手を当てて目を瞑って。

こう唱えるの。

「こういう大人には、ならないようにしよう。」


はい。予選の話に戻るよ。2021年Joy耐の。


予選フォーマットはこれまでと変わっていて、とにかくギュッと時間が短縮されてた。

いつもだとABドライバー以外の時間は、比較的長く、グループ分けも維持されていたんだけど、今年は、ABドライバー以外は、「出場全車両が同じ時間帯(30分間)に予選」となっていた。

「まあ、チェック走行扱い・・・なんだろうけど、全車が予選モードで走られちゃうとなあ・・・大丈夫かな?」と思いながらコースイン。


何か・・・おかしい。この車。

右足がザラザラする。

フロアから連続で振動が出てる。

そんなこと・・・これまでなかったぞ。なんだ?この振動。

あまり本気で走る気にならなくて・・・そのまま予選終了。

決勝結果は・・・いつもの通りだった。2019年は雨の予選だったから夢を見ることができたけど、今年はドライの予選。現実に引き戻された。

予選結果62位(73台出走。スタートはペナルティ車両の繰り下げがあり、61位の位置から。)

クラス2としては、10位(出走12台)


土曜日は、午前中で終了です。Covid-19下のJoy耐は。

その後、すぐに決勝前ブリーフィング。


これは、当初の予定から変わったようで、当初は「予選の時と同じように決勝前ブリーフィングも各員映像を見て、その結果を連絡」となっていました。

でも、雨が降らないことが確定したせいか・・・予定変更。コース上に全員集まって決勝前ブリーフィングとなりました。

これまでと違っていたのは、「マイクを握っている人の方を全員が見るのではなくて、大きなグランドビションを見ながらブリーフィングを聞く」という形。

この形式の方が楽です。

みんな、曇っていたおかげで、ベタっと路面に座ってそれぞれ画面を見ていました。コース長と幅をだ〜いぶ使いながらね。


その後、ピットに戻って決勝前整備。

オイル類を全部交換しながら、みんなで気が付いたことを話したんだけど・・・

「変な振動が出ている。」と言ったのは私だけだった。

みんなは「筑波とツインリンクもてぎの路面の差じゃない?」

そう・・・なのかなあ・・・自分だけ変だって思うことの方が変なのかも。


油脂類とブレーキ周りの交換作業だけだから、すぐに終わり。おやつの時間には解散する。


「なんかさあ・・・土曜日に何も問題が起きないって・・・変だよね。車検員さんからも何も指摘がないし。」

「大会当日に何も起きないことが当たり前だから。今までがおかしかったんだって。毎回毎回、決勝走れないかもってトラブルが土曜日に・・・全く。」

「う〜ん・・・そうかなあ・・・俺たちが何も問題なくJoy耐を過ごせるなんて・・・変だよ。やっぱり。」

「決勝で何か大きなトラブルが出ちゃったりね。あはは〜」


うん。そうだった。

Joy耐でノントラブルになるわけがなかったんだ。

この時点では、「トラブルにならないことを不安がる自分がおかしい?」と思い込ませようとしていたんだ・・・


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Covid-19下でのJoy耐(金曜日) [Joy耐2021]



前回記事で少し修正しないといけないことがあります。

Joy耐2021制式結果ですが、私は前回「完走63台中の62位」と記載しました。

これ、正確には、「チェッカーフラッグを受けた台数が63台」という意味です。


今年のJoy耐は、73台が出走しました。

正直、よく集まったなあ・・・と思います。エントリー受付期間を延長したことによる事務方のご苦労は大変だっただろうな・・・と。


何しろ我々が初出場した(あの)2011年よりも、とにかく台数は集まったわけですから。


完走扱いは、67台でした。(完走率91.8%)

この完走扱いとチェッカーフラッグを受けた台数の差について説明をしておいた方がいいですね。せっかくですから。


Joy耐の特別規則書には、「順位の認定」が定義されています。(今年の場合、第57条)

残酷なことが書いてあります。

「走行周回数が、優勝車両の走行周回数の70%未満(端数切捨て)の車両は、”順位の認定を”受けられない。」

今年の最多周回数は、154周でした。

トップクラスは、近年稀に見る接戦だったようで・・・154周の車両が5台も。


154周の70%は、107.8周(端数切捨て規定により、107周が有効)

実際、63位の車両は、107周カウントでした。


では、「チェッカーフラッグを受けなかったけど、完走扱いとなった車両は、どれぐらいの周回数だったのか?」というと・・・


64位の扱いとなった車両は、148周です。(しかもクラス2のEP82)

148周・・・相当上位のはず。

もし、チェッカーフラッグを受けていたとすると、総合23位から28位。クラス2では、5位ぐらいだったということになります。


Joy耐の残り30分は、コース脇に止まってしまったり、あるいはスピンする車両が続発する時間帯なのですが、恐らくこれらの「走行周回数が多かったのにも関わらず、チェッカーフラッグを受けられなかった車両」は、「ガス欠」だったのだろうと思います。


「耐久レースはチェッカーフラッグを受けないと何も残らない。」


参考までに「全出走台数のうち、チェッカーフラッグを受けた率」は、86.3%になります。

勢力分布は、私達が参加したクラス2は、12台でした。これは、FIT1.5ccクラスの15台に次いで、2番手となります。

形式別では・・・EP82はやはり2番手(13台)です。トップは、先代のFit(GK5)が、16台集まっています。

この10年で大きく変わったのは・・・・VTECエンジン勢が本当に少なくなりました。

代わりに台頭してきたのが、Fitと後輪駆動車両群。


あの時は、「1500cc以下の車両がトップ10に食い込むなんて無理だ。VTECエンジン勢のための大会だ。」と思っていましたから。


きっと「大会における車両1台あたりの燃料消費量」は、10年前に比べると格段に減っていると思うんですよね。その視点で、大会主催者がガソリンスタンドの集計を取っているかわかりませんが。


さて、2021年大会結果の解説で、ここまでだいぶ文字数が増えてしまいましたが・・・このあまりいい成績とならなかった2021年大会を自分たちがどう過ごしたか?

をこれから何回かに分けて記事にしましょう。


まずは、大会初日(金曜日)の話です。

休止前(2019年)と色々なことが大きく変わりました。Covid-19の影響下では。

何しろスケジュールが大きく変わった・・・とうとう土曜日朝の練習走行が無くなりました。

金曜日は、例年通り「練習走行の日」となっているのですが・・・

私達は、いつも通りメンバーが集まれない。

今年は金曜日走行が「大会出走費用にそのまま組み込まれている。」ので、ある種お得だったのですが・・・

(2019年までは、練習走行に出走する前に必ず走行券を購入していた。)


我々にとっては、金曜日は「車両をピットに置くだけの日」です。

午後にのんびりやってきて、まあ、試しにコントロールタワー1Fの受付所に行ってみましたよ。

ひょっとしたら、今までと違って、「メンバー全員揃ってなくても受付可能」になっているかと思って。


結果は・・・即座に却下ですよ。ええ。

綺麗なお姉さん二人が、ものすごく困ってる。何?


「一人で来られても全然構わないのですが、ドライバー全員分の運転免許証とライセンスは、お持ちいただかないと・・・」


やっぱりね。薔薇の花束が必要だったか。二人分。(ダメです。)


もう一つ指摘を受けたのが、「印鑑」

今年は、TTC1400大ベテランドライバー様が手伝いにやってきてくれることになったんだけど、手続き書類が到着した後、(大会1週間前に到着。エントリー受付延長の影響が出ました。)全メンバーが揃うことができなかったのだ。

我々は、今年、土曜日の段階でも全メンバーが揃うことはなくて・・・(何しろオーナーも土曜日が仕事で、今回はドライバーを辞退。)

日曜日にコントロールタワー3階に印鑑を持って上がってもらいました。


去年、このなんとかウイルス(Covid-19って言って)騒ぎの時に「印鑑廃止」って遠くで言っていたような・・・

多分あれは大手町周辺の心の叫びだったんだな。きっと。


綺麗なお姉さん二人に問う。

「今日、受付関係で、私ができそうなことは何かありますか?」

「車検はできます。全員が揃っていなくても可能です。」


早速、EP82に大量に積み込まれた荷物をピットに下ろして・・・


我が妻を歩いて車検場に向かわせた後、私がEP82を走らせていくと・・・・

なんか・・・車検場から係員さんが・・・ゾロゾロ・・・全員?多分全員出てきて、私の方を見てる。

入り口前に立っている我が妻が、仁王立ち。

「ダメだよ。この看板に”ガソリンを抜いて、押してくること”って書いてある。」

あ〜ん・・・でも、燃料切れ表示が点灯するぐらい減らしてきたんだよなあ・・・筑波サーキットで。


係員さんの一人がやってきた。

「遠くから自走してきちゃってさあ・・・フォローのしようがないだろ?燃料抜いてからもう一度来なさい。」

「え〜と・・・押してこられないので、事前車検を受けさせてもらうとか?」

「ダメ。事前車検なし。Uターンしなさい。」

「何か他にできることないですか?」

「装備品受付はできるよ。車は関係ない。書類全部揃っているかい?」


書類がね。

Covid-19下のJoy耐は、書類書きに追われたのだ。

大部分は、オーナーが書いてくれたんだけど、それでもその内容チェックと自分の追記で3時間以上かかった。

大会前に仕上げておいてよかった。ピットじゃ書ききれなかったよ。

今までは、全員が揃って装備品チェックの机の上に店を広げて係員さんにみてもらっていたんだけど・・・

その作業の代わりが「書類」

ものすごい項目数を埋めなければいけなくて、さすがにこれはドライバー全員が、大会1週間前に集まって確認しあったのだ。


装備品チェックのテントで無事に審査終了。

「ドライバー各員に必ずこのシールをヘルメットに貼ってから、明日の予選に出走させてください。」

重要な小さなシールを渡される。


私達は、ちゃんとシールを貼って出走したけど・・・翌日、なんだか放送で繰り返しこのシールの注意がされることになります。

「別に見てないからいいだろう。トランスポンダーで、どうせデータを見てるんだろ?」と思ったかね。

厳しいよ。Joy耐係員の皆さんは。しっかりヘルメットシールとドライバーの顔を覚えられています。


ガソリンを抜いてもう一度車検場に・・・諦めた。

Joy耐決勝中のガソリン補給は、軽いクラス2車両は、ドライバーと補助員1名でなんとか処置できます。

でも、ピットから車検場までは・・・上り坂なのだ。決勝時補給ルートと逆に。

我が妻にEP82を押させてあの上り坂を・・・・無理。

後でお仕置きされちゃう。

あんなこととかこんなこととか。いやん。(?)




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