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夏の終わりの本庄軽One耐久N-Nクラスはやっぱり謎大会だった。 [本庄軽One耐久N-Nクラス]


久々に大学時代の友人達と平日の夜に集まった。

一人は卒業以来で、もう一人は・・・まあ、10年にいっぺんぐらい会ってたかな。

ものすごく久しぶりに集まることになったのは、その卒業以来に会うことになった友人が大腸がんになったことだった。

胃がんで亡くなった母親を生前に夫婦で熱海の連れて行ったことがあったけど・・・

「なんで熱海?」

と思ったら、母親の友人が住んでたから。


話している様子を見ていて、「数年おきに会っていたんだろう・・・」と思っていたら、「20年ぶり」と言われてものすごく驚いたことを覚えている。

なんていうか・・・20年も会っていない人の自宅に乗り込んじゃうって・・・女の人って一体???

と思っていたけど、まあ、自分も似たような感じだった。普通に話ができたよ。癌になってしまった友達に会っても。


ステージ3の大腸がんでも手術を受ければ、普通に飲み食いができて、生活ができていることにホッとした。

ただ、医療費の関係は、ガン特約が作動して何も問題はなかったそうだけど、その後の治療薬の副作用と仕事の両立を図るのが難しくて、会社は辞めたんだって。


生活が大変じゃ・・・って思ったけど、どうも話の様子だと(すごく元気にずっと話していた。)会社員生活の間中、ものすごくきっちり稼いでいたらしくて・・・どうやらここから先の心配はしなくていいみたい。

まあ、なんていうか・・・生活と引き換え・・・というか、命と引き換えに仕事に熱中しちゃいがちだ。男は。

大学を卒業する時に「またこいつらとは、たびたび会うんだろう。」って思いながら別れたけど、(その数年前の成人式の夜には、”中学の卒業生達とは、これで一生会わないな。”と思ってた。)こんな風に・・・大病を患ったことをきっかけに再び集まるとは・・・それは想像していなかったんだよ。本当に。


な〜んてことをボケっと考えてた。本庄サーキットのスタートライン脇の木陰で。

暑くて。

昨年と違って、軽One耐久シリーズN-Nクラス第3戦は、9月に入ってからの開催だったんだけど・・・気温は、34℃。

直射日光を避けてないと、大会スタート前にへばっちゃう・・・・って・・・・目の前を・・・軽自動車を押している若者がいる。一人で。


あれ・・・みんな、軽自動車って、軽いと思っている?

TTC1400大ベテランドライバー様によると我々のN1仕様EP82より重いんだそうです。(N1規定では、750kg以上)

で、その重い軽自動車を一人で押してるよ。ドライバーさんは、一生懸命車に乗り込んでハンドル握っちゃってるけど。

本庄サーキットのストレートラインって、奥のコーナーに向かって上り坂なんだよね・・・無理だから。この暑い中、一人で軽自動車押すの。


仕方なく手伝う。直射日光を浴びて。

「ねえ?何かの罰ゲーム?一人でグリッドまで車両を押すなんて。」

「ハっ!いや!!あの!!!ありがとうございます。いつもは6人で来るんですけど、今日は3人しか集まらなくて・・・」

お疲れ様だよ。

この本庄サーキット軽One耐久シリーズN-Nクラスは、「耐久レースの入り口」の大会だけど・・・最低でも4名編成でないと5時間を走り続けるのは難しいです。ドライバー交代義務は、最低10回。

なので、10人集めれば、一人一回走れる・・・って、ドライバー交代要員二人に、シートベルト装着補助が二人必要なので、本当に4人集まってないと、疲れて変なトラブル起こすんだってばさ。5時間の間に。


予選は・・・何位だったっけ?忘れた。

今回の大会は、正直あまり余裕がなくて・・・確か、予選そのものも終盤、クラッシュした大学生チームがいて、赤旗中断になったんだった。

この本庄サーキットは、筑波サーキットの半分の長さ。


呼吸を整えている暇がないまま、次のコーナーに飛び込まないといけない。今日のこの日差しの中では、どうなっちゃうんだろう・・・


決勝スタート台数は、23台。第一戦の時よりも更に台数が増えている。

無事に車体を傷つけずに帰りたい・・・


案の定、5時間の大会は、たびたびSC出動となって・・・

大人のクラス(ノーマルカー)は、11台全車が完走となったけど、大学生のクラス(改造車)は、13台出走中、チェッカーフラッグを受けることができたのは・・・7台・・・か?

まあ、操作ミスでクラッシュする車両も多かったのですが、後半は車両のトラブルで止まってしまうことが多かったようです。

なんていうか・・・こう・・・一緒に走っている大人達は、「無理に改造せずにノーマルカーのままで走った方が、完走できる確率が高いんじゃない?」って思うのですが、この辺りがアレですよ。アレ。

「セピア色のおもひで」って感じになるんですよ。きっと。

私達の頃は、スキーとかスノボだったんですけどね。なんか、今時の若者が羨ましいです。「学校のみんなと車のレースに出よう!」ってイベントがある時代なんですよ。今は。

一緒のコースを走っている大人達は、ちょっと大変なんだけど。

「こっちを見ろ・・・こっちを見ろ・・・こっちを見ろ!!!」って何度も叫んでいました。コーナー出口で。今回も。


旋回を終了して、加速が始まっている段階で、やっと自分の隣に車両が並んでいることに気がつくみたいです。目の前の路面を一生懸命見てしまって、周りを見る余裕は全くないんですね。


なので、この大会は、「タイヤのグリップを100%使ってしまうブレーキング」をしていると衝突の危険があります。常に「相手は多分、こちらに気がついてない。左右に避けられるブレーキングフォースで進入しないと。」と思いながら、コーナーに飛び込まないといけないです。


そんなぬるいコーナリングをしていると、大人達の車両は全く抜けないんですけどね。

「前の車両群に詰まったから、追いつけたけど・・このドライバーを抜くのは無理だ。全く隙がない。」

そう感じた車両は・・・案の定、大会が終了すると表彰台に上がっていました。


私達の結果は・・・総合13位、クラス9位。

「全く車体に傷をつけずに5時間完走したよ。」とは言うんだけど・・・全員の顔に???マーク。


「なんで???なんでこんな結果?今日、たくさん抜いたよ。」

「今日は、そんなに後ろの車に先行してもらわなかった。」

「今回は、ガス欠の心配もなく、最後まで走ったんだよ。アクセルを緩めることなく。」

みんなが口を揃えて、そう言うんだけど・・・まあ、ほぼ決勝BestLap順の総合順位になっているというか・・・なんか・・・やっぱり謎大会です。本庄軽One耐久N-Nクラス。


車両の性能は、ほぼ均一なのに5時間経ってみるとものすごい周回数の差。本当に面白い。

11月の最終戦もきっと出走します。


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